ハゲタカ(2018)原作・NHKドラマ・映画ネタバレ感想やあらすじの紹介【綾野剛テレビ朝日ドラマ】

2018年7月期のテレビ朝日、木曜ドラマ枠は、綾野剛さん主演のドラマ『ハゲタカ』です。

テレビ朝日の連続ドラマ初主演となる綾野剛さんが、累計230万部を突破した大ヒット小説「ハゲタカ」のダークヒーローに扮し、企業の再生に挑む、痛快エンターテインメントです!

本作品は2007年にNHKでドラマ化され、全6話で放送されました。また、2009年には映画化され大きな反響を呼びました。

本記事では、「ハゲタカ(2018)」の原作、NHKドラマ、映画のネタバレ感想やあらすじを紹介します。

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原作「ハゲタカ」のネタバレ感想やあらすじ

 

原作「ハゲタカ」のあらすじ

鷲津政彦は、ニューヨークでハゲタカファンドの世界に身を投じ、ゴールデン・イーグル(イヌワシ)と異名をとる凄腕ファンドマネージャーとなった。彼は、外資ホライズン・キャピタルの代表取締役として1997年に日本へ帰国した。当時、三葉銀行はバルクセール(不良債権の一括売却)を予定しており、三葉銀行資産流動対策室長・芝野健夫と鷲津政彦とは取引の当事者同士として出会う。

バルクセール終了後、芝野は、ターンアラウンドマネージャー(企業再生家)として鷲津の元で働くよう誘われるが、鷲津の人柄に相容れないものを感じて断る。芝野はまた、三葉銀行の体質に疑問を持ったため、退職し、栃木県のスーパーマーケットのターンアラウンドマネージャーに転じる。

一方、鷲津は不良債権処理だけでは飽き足らず、本格的な企業買収に乗り出す。芝野の元上司であった三葉銀行専務の飯島亮介と裏の繋がりをつけた鷲津は、東京相愛銀行、太陽製菓などの買収に成功した。しかしながら、政府系地域再生ファンドを隠れ蓑として、日光の全面的な再開発計画を立てたものの、日本政府の干渉によって断念することになった。

以上の経緯の後で、鷲津が芝野と飯島に接近した本当の理由は、ビジネスに関するものではなく個人的なものであったことが明かされる。

 

原作「ハゲタカ」の感想

 

 

 

 

 

 

原作「ハゲタカ」のネタバレ

主人公・鷲津政彦はジャズピアニストを目指し、アメリカへ渡る。そして、ハゲタカファンドの大物アルバート・クラリスに見出され、その業界へ誘われていたが夢を捨てきれないでいた。しかし、花井淳平の死の知らせにより、誘いを受ける決意をする。ニューヨークでハゲタカファンドの世界に身を投じ、ゴールデン・イーグル(イヌワシ)と異名をとる凄腕ファンドマネージャーとなった。1997年、外資ホライズン・キャピタルの代表取締役として日本へ帰国する。

鷲津は元CIAエージェントのサム・キャンベルから三葉銀行のめぼしい案件についての情報を得る。太陽製菓とえびす屋が挙がっていた。鷲津はさらに、サムから花井の自殺についての情報を入手する。そこへリンがあらわれ、山野証券の自主廃業したと聞く。そして山野証券の廃業の影響で北海道開発銀行が破綻する。

その頃、バルクセール(不良債権の一括売却)を予定していた三葉銀行は、資産流動対策室長・芝野健夫を取引に向かわせ、そこに取引相手としていたのが鷲津とバイス・プレジデントのアラン・ウォード、米投資銀行ゴールドバーグ・コールズのファイナンシャル・アドバイザーのリン・ハットフォードだった。

ちなみに、アラン・ウォードはゲームオタク。仕事は凄腕だが、家に帰ると時間を忘れるほどゲームに没頭する。そしてリン・ハットフィードが鷲津の恋人だった。

リンのアドバイスにより三葉のチェリー・ピッキング方式の入札が開始され、説明会が行われる。集まった関係者は10億円の保証金を積めと言われ驚く。この時点で13社が残る。一発入札方式の結果、ホライズン・キャピタル社が落札した。しかし、この落札に関してホライズン・キャピタルへの内通者がいたと知る芝野。

その後、鷲津は芝野をターンアラウンドマネージャー(企業再生家)として働かないかと誘うが、芝野はこれを断った。芝野は鷲津の人柄に相容れないものを感じていたのだった。

芝野はさらに三葉銀行の体制にも疑問を持っていた。そんな中、前に大学時代の旧友瀬戸山克宏とあった時、瀬戸山は地元の栃木でスーパー「えびす屋」を経営しているが、バブル時代に手を広げたつけで自社の経営が危なくなっていて、芝野に、自分の会社の再生を手伝って欲しいと言われたことを思いだす。そして芝野は三葉銀行を辞めて栃木のスーパーマーケットのターンアラウンドマネージャーとなる。

一方、鷲津は不良債権処理を終え、ついに本格的な企業買収に乗り出す。まず目を付けたのが芝野の元上司であった三葉銀行専務の飯島亮介。飯島と裏の繋がりを持った鷲津は東京相愛銀行、太陽製菓などの買収に成功した。政府系地域再生ファンドを隠れ蓑として、日光の全面的な再開発計画を立てたものの、日本政府の干渉によって断念することになった。

以上の経緯の後で、鷲津が芝野と飯島に接近した本当の理由は、ビジネスに関するものではなく個人的なものであったことが明かされる。

最後に芝野は鷲津という人物を坂口安吾の「続堕落論」を引用しこう言っている。

「鷲津政彦という人間は、安吾が言う堕落者そのものだ。「続堕落論」には次のような一節がある。

【堕落者は常にそこからハミだして、ただ一人荒野を歩いていくのである。悪徳はつまらぬものであるけれども、孤独という通路は神に通じる道であり、善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや、とはこの道だ。】

悪い奴が一番強く、時として正しい。嫌な時代になったものだ。」と。

 

NHKドラマ「ハゲタカ」のネタバレ感想やあらすじ

 

NHKドラマ「ハゲタカ」のあらすじ

鷲津(大森南朋)は、バブル経済崩壊後、ある事件をきっかけに「三葉銀行」を退職。渡米したのち、投資ファンド「ホライズン・インベストメント・ワークス」日本代表に就任し、帰国。ファンドマネージャーとして次々と日本企業を買収する「ハゲタカ」という異名を持つようになった。そして三葉銀行の資産流動対策室の室長であり、鷲津の元上司であった芝野(柴田恭兵)と再会することになる。銀行がかかえるバルクセール(保有債権のまとめ売り)を売る側、バルクセールを買う側という様に…。その後、まるで運命に導かれるように、2人は何度もぶつかることとなる。

 

NHKドラマ「ハゲタカ」の感想

 

 

 

 

 

 

 

 

NHKドラマ「ハゲタカ」のネタバレ

主人公・鷲津政彦はアメリカの投資ファンド「ホライズン・インベストメント・ワークス」で頭角を現し、日本支社の代表にまで登りつめ、1998年に帰国する。ファンドマネージャーとして次々と日本企業を買収する鷲津は、世間から「ハゲタカ」と呼ばれるようになる。

鷲津は手始めに、自身が元々働いていた三葉銀行の不良債権を買い叩いた。それに驚いたのは、三葉銀行の資産流動対策室室長の芝野健夫だった。芝野は鷲津の元上司で、思いがけない再会となった。

また、「ハゲタカ」を取材しようと東洋テレビ報道局経済部記者・三島由香は鷲津の元を訪ねるが、鷲津は取材を拒否する。三島由香の父は、鷲津が三葉銀行に勤めていた時に担当していた三島製作所の社長だったが、貸し渋りに遭い自殺していた。

鷲津は老舗旅館「西乃屋」の債権を高値で売り、それがきっかけで西乃屋の経営者・西野昭吾は自殺してしまう。そのことにショックを受けた息子・西野治は失踪する。

2000年、鷲津は玩具メーカー「サンデートイズ」の買収に乗り出す。サンデートイズの社長・大河内瑞恵とその一族は、会社を私物化していた。鷲津はサンデートイズの不良債権を入手し、瑞恵に会社の売却を迫る。しかし、メインバンク側である芝野はなんとか会社を再建しようと必死だった。

そんな中、鷲津は芝野に呼び出され、そこには瑞恵の息子・伸彰が同席していて、3人で話すことになる。鷲津は芝野にサンデートイズからの再建提案書を見せられるが、見向きもせず、伸彰にゴールデンパラシュートと呼ばれる札束攻勢を仕掛ける。瑞恵を社長の座から引きずり降ろせば、社長の座はもちろん、3億円を渡すというものだった。

しかしその後、芝野は鷲津を出し抜き、伸彰をたきつけると、取締役会で瑞恵の解任を決定させた。さらにスポンサーには三葉銀行の系列ファンドがついた。

これを受けて、ホライズンもスポンサーに名乗りを上げ、鷲津は前社長の瑞恵を担ぎ出し、入札で決めることになった。鷲津は瑞恵から、三葉銀行の不祥事の資料を入手し、それを記者の三島にリークする。三島は裏を取るため、芝野に事実確認をしたが、芝野は否定した。この時、芝野は、三葉銀行役員・飯島亮介に握りつぶせと圧力をかけられていた。

こうして入札が始まった。しかし、不祥事をもみ消した罪悪感に苛まれた芝野は、自ら三島に事実を伝え、結果、スポンサーはホライズンに決まる。そして芝野は飯島に辞表を出し、三葉銀行を辞めた。

2004年、鷲津は総合電機メーカー「大空電機」を買収するため、大空電機の株を大量取得し筆頭株主となった。大空電機の再建を担っていたのは、企業再生家となっていた芝野だった。鷲津は筆頭株主の権利を使い、芝野に赤字部門の切り捨てを要求する。そこへ現れた大空電機の会長・大木昇三郎は鷲津を信用せず、意見は通らなかった。この時、大木は末期がんで余命3ヵ月と宣告を受けていた。

その後の株主総会で、人員削減を要求する鷲津に対し、芝野は3年で立て直すと言い、会場は沸いた。その中に、IT企業「ハイパー・クリエーション」の社長になった西野治の姿があった。

株主総会で敗北した鷲津は、大空電機を手に入れるため、TOB (株式公開買付け) を行う。それと同時に、大空電機の下請けである三島製作所を救おうと、米国本社の意に反して中国電機メーカー「テクスン」の社長と接触し、買収後の提携先を模索するのだった。

そんな中、大空電機とハイパー・クリエーションが業務提携を結ぶことになる。西野はメディアに出てはホライズンのネガティブキャンペーンを行っていた。ある時、鷲津と西野は同じ番組で直接対決する。しかし、番組の休憩中、アメリカ本社から連絡があり、勝手にテクスンと接触したためにホライズンを解雇されてしまう。

直接対決は西野に軍配が上がったが、その後ハイパークリエーションにインサイダー取引が発覚する。鷲津の前に西野が現れ、絶望し、拳銃自殺を図るが、それを止めようとした鷲津が撃たれる。

結局、大空電機を手中に収めたのはホライズンのアメリカ本社だった。ホライズンは再建の名の元に大規模な人員削減の依頼を芝野に出していた。芝野が頭を悩ませていた頃、ようやく鷲津が意識を取り戻し、リハビリに励んでいた。そこへ芝野が現れ、ホライズン米国本社が大空電機の創業部門であるレンズ事業部を軍事利用のために売却するつもりであること伝える。芝野は鷲津にレンズ事業部を守るために力を貸してほしいと頭を下げる。

鷲津は自ら鷲津ファンドを立ち上げ、レンズ事業部の従業員が自らの会社を買収するEBO(従業員企業買収)を進める。うまくレンズ事業部を独立させた鷲津は、新会社「あけぼの光学」を設立し、その社長に芝野を置いた。そしてあけぼの光学はテクスン社と業務提携を行ったのだった。記者会見で芝野は「鷲津ファンドとの出会いが全てを変えました。出会えて良かったと思っています。」と締めくくった。

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映画「ハゲタカ」のネタバレ感想やあらすじ

 

映画「ハゲタカ」のあらすじ

かつて、日本を買い叩き、一世を風靡した「ハゲタカ」こと鷲津政彦(大森南朋)。かれは芝野健夫(柴田恭兵)とともにあけぼの光学を立ち上げた後も、着々と企業買収を繰り返してはいたものの、一向に変わらない日本社会に嫌気がさし、最近は隠遁に近い生活を送っていた。一方、ターン・アラウンドマネージャーとしてあけぼの光学を立ち上げた芝野は、日本を代表する自動車企業アカマ自動車に役員として迎えられ、企業再生の道を模索していた。

そんな時、芝野は海外を中心としたインターネットでアカマ自動車の悪評が流されているのに気が付き、誰かがアカマを狙っている、と考え鷲津の元を訪れ助けを求める。しかし、鷲津はこれを無下に断った。

一方、中国政府系ファンド・CLICの意向を受けたブルー・ウォール・パートナーズの劉一華(玉山鉄二)はアカマ自動車のTOBに乗り出すことを宣言する。そこには中国政府が自国へと技術を取り込みたい思惑があったのだが、劉はそれを知る由もない。一方、鷲津は劉の記者会見を知り、MGS銀行頭取・飯島(中尾彬)とアカマ自動車社長・古谷(遠藤憲一)の要請にてホワイトナイトとしてアカマ買収に立ち向かうことを決意する。

 

映画「ハゲタカ」の感想

 

 

 

 

 

 

映画「ハゲタカ」のネタバレ

かつてファンドビジネスで成功をおさめ「ハゲタカ」の異名を持つ主人公・鷲津は閉鎖的な日本社会に嫌気がさし、海外で悠々自適な暮らしをしていた。

一方「あけぼの光学」の社長に就任した芝野は、アカマ自動車の執行役員としても迎えられていた。ある時、海外のインターネット上でアカマ自動車の悪評がはびこっていることに気付いた芝野。何者かの悪意を感じた芝野は、アカマ自動車を救ってほしいと鷲津の元を訪れる。しかし、鷲津は芝野の頼みを断る。

そんな時、中国政府系ファンドCLICの息のかかったブルー・ウォール・パートナーズの劉一華はアカマ自動車のTOB(株式公開買付)に乗り出すと宣言する。これを受けて鷲津は、NGS銀行頭取・飯島とアカマ自動車社長・古谷の要請もあり、芝野の頼みを聞くことにし、アカマ自動車のホワイト・ナイトとして日本へ帰国する。

劉一華はかつてホライズンアメリカ本社で鷲津と職を共にしていた残留日本人孤児の子孫だった。劉は日本を救いたいと語る。ブルー・ウォール・パートナーズは中国政府などの巨大なバックが付いている。中国はアカマ自動車の技術を取り込むための出資だが、その理由を知らない劉。その資本力は莫大で、買付に関しても多額の金を動かし、買収へ踏切り、さらにその内容はアカマ自動車にも友好的なもので、鷲津は一気に劣勢になる。鷲津は劉の資金の出所が中国政府系のファンドCLICであると突き止め、劉自身操り人形であると知る。

買収を急ぐ劉は巧妙な策に出る。目を付けたのは工場で働く派遣工の青年・守山。劉は守山を言葉巧みに操り、低賃金の労働を強いられている作業員の不満を会社へ向けさせる。そしてストライキを起こさせ、それを劉が鎮圧することで買収を有利に進める意図があった。そして劉の思惑通り、アカマ自動車社長・古谷は劉と手を組むことを余儀なくされ、鷲津を裏切る形となる。

古谷の裏切りもあり、窮地に陥った鷲津は、次なる手を考える。目を付けたのはアカマ自動車と関係がある証券会社のスタンリー・ブラザーズ。この証券会社はブルー・ウォール・パートナーズも狙っている会社だった。鷲津はスタンリー・ブラザーズの会長と交流があった西野に会うため、西乃屋旅館を訪れ、協力を依頼する。そしてスタンリー・ブラザーズを買収する動きを見せるため、TOBを宣言する。

「腐りきった米国を買い叩いてやる!」

という鷲津のセリフが響く。かつてアメリカからやって来た鷲津の決めゼリフは「腐りきった日本を買い叩いてやる!」だったが、その4年後、リーマンショックで弱体化している米国金融界に対しての「腐りきったアメリカを買い叩いてやる!」へと置き換えられている。

その後スタンリー・ブラザーズ社とブルー・ウォール・パートナーズ社の交渉の席が設けられ、その立会人として西野が同席した。そして交渉は上手く行き、まとまった。中国資本は負けじとスタンリー・ブラザーズの買収に多額の金をつぎ込むが、鷲津はタイミングを見計らい持っていた株を一気に売りさばく。株価は急落し、中国資本は大打撃を受けた。

こうして、余裕のなくなった中国資本はアカマ自動車から撤退し、見事買収を回避して見せたのだった。

しかし鷲津は芝野の言う「日本人の勤勉さ」「日本人の誠実さ」については納得していないようを浮かべた。

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