【大恋愛】最終回(第10話)(9話)ネタバレ感想やあらすじの紹介【12月14日・7日/僕を忘れる君と 戸田恵梨香主演ドラマ】

2018年10月期の金曜22時枠ドラマは、戸田恵梨香さん主演の『大恋愛~僕を忘れる君と』です。

若年性アルツハイマーに侵された主人公とそばにいると決めた売れない小説家の美しくも儚いラブストーリーです。完全オリジナルのドラマで脚本は大石静さんです。

こちらの記事では『大恋愛~僕を忘れる君と』の第9話と次回の最終回(第10話)のネタバレや感想とあらすじを紹介していきます!

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2018.10.12

「大恋愛~僕を忘れる君と」第9話あらすじや感想とネタバレ

 

第9話あらすじ

努力の甲斐もあり、ついに尚(戸田恵梨香)が妊娠!
真司(ムロツヨシ)に早く伝えたいと嬉しさいっぱいで自宅に帰宅するが、水野(木南晴夏)が来ていて、ドアの外から声を掛けることができない。
尚は、病気の自分と水野を比べ、真司の仕事を支えられないことに落ち込むが、「自分にしかできないことがある」と妊娠を報告する。
妊娠を喜んだ夫婦は、尚がお腹の子を気遣えるように「尚は妊娠中」という紙を家中に貼ってまわる。
一方、薫(草刈民代)と侑市(松岡昌宏)の関係にも進展が・・・。

物語は新たなステージへ進んでいく。

 

第9話の感想やネタバレ

 

第9話の感想

 

尚ちゃんが家を出て行ってしまいました…。しかもスマホも置いて行ってしまいました…。

 

記憶が全て失った後、水野さんに真司と恵一くんを託そうと話す尚ちゃん。でも真司は尚ちゃんじゃなきゃダメだと言います。

 

恵一くんが行方不明になり、原因が自分だと忘れている尚ちゃん。真司は怒鳴ってしまいますが、すぐに優しく宥めます。

 

妊娠を報告し、真司は大喜びです!

 

無事出産!いつまで母親でいれるだろうと不安の尚ちゃんを、真司は頑張ろうと言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第9話のネタバレ

2014年12月、尚は妊娠した。尚は真司に早く伝えようと帰宅するが、真司の担当・水野が仕事の打ち合わせに来ていたのですぐには言い出せなかった。
その夜に尚は小説の手伝いは出来ないが、自分にしかできないことがあると妊娠を報告した。真司はとても喜んだ。次の日、起きると尚は妊娠を忘れており、2人は家中に妊娠中とメモを貼った。

その頃、薫と侑市はバーに来る。真司と尚の妊娠を伝えた薫に、人生はわからないものだと侑市は言う。そして尚と出会ってフラれた後に医者としても男としても学んだと続けた。薫と飲むことも楽しいと知ったと伝え、侑市は家に誘った。
翌朝、侑市の母・千賀子が家を訪れる。すると女性ものの靴を見つけ、談笑が聞こえてくる寝室に聞き耳を立てる。すると扉が開き、相手が薫と知って千賀子は驚く。謝罪する薫に、恥知らずだと思わないのかと問う千賀子。薫は重々承知だと、だが恥知らずでも本気だと伝える。薫は忘れるから身を引くように説得する。それに対して侑市も本気だと言い、薫に「僕と結婚してください」とプロポーズした。そして思い描くような良い息子になれないが許してほしいと千賀子に言う侑市だった。
後日、フォトウェディングを行う侑市と薫。そこに真司と尚も立ち合い、一緒に写真を撮った。

2015年1月、真司の新聞連載が始まる。同年8月、ついに尚は出産した。感謝する真司に、尚はいつまで母親でいられるかはわからないと不安を話す。また可哀想な子にならないようにと願う尚に、真司はそうはならないと即答した。子供の名前は恵むに数字の一と書いて、“恵一(けいいち)”と名付けられた。
2016年2月、子育てに奮闘する尚。水野は真司に、新聞の連載をさらに半年延長する話が来ていることを伝える。しかし真司は子供が産まれて完結にすると決めていた。水野はそれでめでたしでは読者も納得しないと、記憶を失っていく妻との残酷な物語を書くように説得する水野。その話を聞いていた尚は、帰宅しようとする水野を呼び止める。尚は水野に、病気が進行しないと真司の小説は中途半端なままなのかを問う。水野は小説家の妻の覚悟はあるのだろうと、真司の前では言わないようにと言う。尚は水野のように何もできないし、生きているだけで負担をかけていると言い放つ。水野は生きているだけで尚は真司の源であり、大切なやる気の素だと伝えて立ち去った。

ある日、尚と薫は週刊誌に追いかけられる。小説で病気について書かれるのが嫌ではないのかと尋ねる記者。尚は真司の源であり、書かれることが使命だと言って追い返す。家に戻った尚と薫は、真司に週刊誌のことを話す。立派な対応だと真司は褒めるが、尚は水野が言ったことであり自分自身の言葉ではないと言った。水野の言葉は忘れずに刻まれている尚は、全部忘れた時は真司と恵一を水野に託すつもりだと告げる。またこれは遺言だと思ってほしいと続けた。すると気持ちはわかったけど、尚じゃないとダメなんだと真司は優しく伝えた。

3年後の2018年に新聞連載を妻との幸せな時間が小説を書くより大事になったと締め、本として出版された。水野は尻切れトンボのまま完結したと思うが、人気作となった。真司は尚がまだ家が分かるうちに家を購入する。 2019年、真司、尚、恵一は公園に来た。真司は尚と一緒の時は、あまり遠くに行って遊べないと教える。後日、真司が仕事中に公園に行きたがる恵一。真司は尚と恵一に紐を持たせることにする。公園に着いた2人はベンチに座る。尚はぼんやりと景色を眺めていると、恵一は紐を放して蝶々を追いかけて行ってしまう。 尚は帰宅するが、恵一がいない。尚は認識しておらず、真司は慌てて飛び出す。元引っ越し屋仲間の木村と小川、侑市と薫たちも探し回ることに。結局見つからずに夜となり、家に警察が来た。尚は恵一がいないことはわかっているが、尚自身が関わっていることに気付いていないと説明する真司たち。真司と尚は家で待機し、木村たちは再度探しに行く。夜中に尚も恵一を探すと暴れ出し、怒鳴る真司。尚は怯えて泣き出し、真司は優しくここにいようと言った。 朝になり、小川が草陰で眠る恵一を見つけた。無事に帰ってきた恵一は、尚に勝手にいなくなってごめんと言った。尚は抱きしめながら疑問に思ったが、真司の表情などから悟った。

真司と恵一が眠りにつく。尚は恵一の頬を撫で、真司の頬にキスをした。そして尚は指輪やスマホを置いて行き、部屋を去った。“しんじさま ありがとうございました。”とメモを残して…。

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2018.10.12

「大恋愛~僕を忘れる君と」最終回(第10話)あらすじや感想とネタバレ

 

最終回(第10話)あらすじ

家族に何も告げず、手紙と携帯電話を残し姿を消した尚(戸田恵梨香)。真司(ムロツヨシ)は警察に相談するが、事件性が確認できないため動けないと言われてしまう。薫(草刈民代)と侑市(松岡昌宏)も駆けつけ、病院にも尚の行方を確認するが情報はなく…。
真司は、自分が怒鳴ったから尚が混乱してしまったのではないかと自分を責める。
それから8ヶ月。
未だ見つからない尚の消息を案じ、テレビの行方不明者捜索番組で、薫が情報提供を呼びかけることに…。
“10年間の愛の物語”がついに完結!
ラストに起こる温かな奇跡をお見逃しなく!!

 

最終回(第10話)の反応と期待の声

 

ついに次回は最終回です!

 

私も喪服かと思ってしまいましたが…。

 

「好きだよ真司」と言う尚ちゃん。その映像を真司がビデオカメラで見ています。

 

設定的にちょっと難しいかもですが、幸せな終わり方を望みます(泣)

 

最終回(第10話)の展開予想

ついに次回が最終回です。尚ちゃんはスマホと手紙を置いて家を出て行きました。居場所がわからないでしょうし、すぐには見つからない可能性が高いです。
また真司がビデオカメラを見ていると、「真司大好き」と言う尚ちゃんの映像がありました。きっとこうなることを見越して撮影をしていたのでしょうか…。辛すぎます。
もしや尚ちゃんは、前に決めた3つの質問を答えられなくなっている確率も高いと考えられます。それが答えられなくなったら、真司と別れると決めていましたし。
私としては、予告で映った薫さんと侑市さんです。一瞬喪服のように見えたのですが、侑市さんのネクタイが明るいので違いますかね。(明るい雰囲気でのお別れの場合はありえるようですが)
ただ薫さんの向かい側に少しだけ白っぽい衣装?が見えるので、結婚式だったり…?
とにかく明るい最終回を望みすぎかもですが、忘れてしまったので、「もう一度、第一章から」のタイトルのように、もう一度結婚式から2人の大恋愛を始めていくみたいなハッピーエンドを願います。次回最終回、10年の恋の結末!絶対見逃せません!!

 

最終回(第10話)の感想やネタバレ

 

最終回(第10話)の感想

 

最終回(第10話)のネタバレ

(真司)う~ん
(恵一)何か聞こえる?
今日も お母さん 来なかったね
うん 今日は もう帰ろうか
ホントに宇宙人に
さらわれたの? お母さん
う~ん
まだ アンジェリカ星に
いると思うんだよな
アンジェリカ星って どこ?
どこ どこ?
あそこだよ
ど~こ ど~こ?
泣くなよ~
あっ 泣いてないか
泣いたらパワーが
なくなっちゃうんでしょ?
そうだよ
頭いいな 恵一は
うん
よし いくぞ
うん!
うう~っ
うう~っ
アンジェリカ!
アンジェリカ!
<この半年>
<妻の消息は何一つ 入らなかった>
<母を恋しがる 恵一の気持ちを>
<何とか
かわしながら過ごす 一日一日は>
<あまりに長く 重く>
<僕をさいなんだ>
(携帯着信)
もしもし?
えっ 見つかった?
うん?
お父さん おなかすいた
お母さんは?
いない
いないわけないだろう
ああ…
恵一
これ食べて 待ってて
お父さん ちょっと出かけるから
すぐ戻ってくるから
お母さんは?
お母さん 大丈夫だから
今 呼んでくるから
なっ これ食べて待ってて
(薫)分かった
すぐ そっちに向かうわ
ちょっと 侑市さんに代わるわね
(侑市)もしもし?
こういう場合は 病院や施設に
保護されている可能性高いので
今から問い合わせしてみます
≪行方不明者の届け出は
受け付けますが
どれくらいの規模で捜索するかは
こちらで検討します
妻はアルツハイマー病なんですよ
お気持ちは分かるんですが
警察の方針で決まってますので
分かりました
何かあったら連絡ください
病院には そういう連絡は
入ってないそうです
こういうことって よくあるの?
うん
認知症の患者が家を出て
帰れなくなることは よくあるけど
尚さんの場合は 帰らないつもりで出てったんだろうね
身を寄せる当ても
あるとは思えないんですけど
あの子は
子供の頃から
責任感の強い子で…
子供置いていくなんて
あり得ない
すぐ帰ってくるわよ
俺が いつになく
尚ちゃんを怒鳴ったので
混乱したのかもしれません
ご自分を責めないでください
(水野)井原先生
タクシーまいりました
ありがとうございます
水野さんも来てくれましたし
お義母さん どうぞ
クリニックに戻ってください
みんな お仕事行くの?
そうだよ
お母さんも お仕事行ったのかな?
そうかもしれないね
恵君のママは
元々 お医者さんだから
でも すぐ戻ってくるよ
いつ?
いつかな…
ねえ 恵君 お見送りしてくれる?
うん
タタタタタタタタタ…
(山森)井原君 おめでとう
学部長
厚労省から連絡があった
サティタミンが正式に
承認されることに決まったよ
本当ですか?
ついに やったな
おめでとう!
ノーベル賞もんだぞ ハハハッ
外アルツハイマー病患者に
希望の光です
外初期のアルツハイマー病患者の
認知機能を回復させる新薬
外サティタミンが
厚生労働省より承認されました
外この新薬は堂明大学
井原侑市准教授が開発したもので
外アルツハイマー病の
原因物質の一つとされる
外アミロイドβを除去し
外認知機能の回復ができると
見込まれています
<幸せと不幸は>
<あざなえる縄のごとく>
<絡まって訪れる>
<この薬の承認が
もう何年か早ければ>
<そう思うと>
<彼の成功を
手放しで喜べない自分がいた>
(井原)和解するなら
今がチャンスだと思うんだけどな
今 それどころじゃないんだよ
うちは
薫さんも
お嬢さんが行方知れずじゃ
苦しいかもしれないけど
僕とママだって
いつまで生きてるか分からないぞ
うん…
このままでいいとは
言えないだろ?
謝るのは嫌だよ
悪いことしたわけじゃ
ないんだから
侑市は ママに似てるね
えっ?
意地張るなよ ママみたいに
その言われ方は
受け入れがたいな
いつにする?
そんなの簡単に決められないよ
薫さん 侑市の言うことなら聞くよ
いつにする?
「恵君 おねしょしたやろ?」
「してへんがな」
「したわな
布団びしょ濡れやったで」
「してへんて」
「パジャマも
びしょびしょやったで」
「し ま し た」
まだダメか~
ブルルーッ
(井原)よく来てくれました
こんなときに
何とか言いなさいよ
大変なときに来てくれたんだよ
二人とも
(千賀子)大変なときに
わざわざ どうも
ホントに
長いこと
ご無沙汰してしまいまして
申し訳ございませんでした
で 結婚式は どうするの?
侑市は 井原家の長男ですし
私は ウエディングドレスの
デザイナーなんです
息子の嫁が
私のドレスを着ないなんて
格好がつきませんのよ
もう4年前に
写真は撮ってるからいいよ
まあ そんなの認めません!
えっ?
(井原)ママ どこ行くの?
ほら
だから無理だって言ったんだよ
帰ろう
ああ…
あなたのドレスです
これを作って
あなた方が
頭を下げに来るのを待ってたの
ホントに
ホントに長かったわ
(井原)サイズ よく分かったね
(千賀子)私は プロ中のプロですよ
ひと目見たら
大体のサイズは分かるんです
ありがとうございます
喜んで着させていただきます
ただ 娘の行方が分かるまで
もう少し
お待ちいただけないでしょうか
あまり置いておくと
ドレスも腐っちゃいますから
テレビの家出人捜索でも
何でもやって
早く見つけてくださいね
はい
<恵一は
尚のいたほうに寝返りをうつと>
<必ず腕を伸ばして 母親を求めた>
<それを見るのが苦しくて>
<僕は息子が眠りに落ちると>
<いつも書斎に逃げていった>
<尚がいなくなって 4カ月>
<どれだけ捜しても いまだ
何の手がかりも見つからない>
<僕が尚を思うように>
<尚は
僕を恋しく思わないのだろうか>
<寂しくはないんだろうか>
<寂しかったら帰ってこいよ>
<帰ってきてくれよ>
<心の中で がむしゃらに叫んで>
<息絶えそうな自分がいた>
すいません
落ちましたよ
どうも
いえ
(松尾)こんにちは
こんにちは
僕 この辺に定期落としたんだけど
知りませんか?
さあ…すみません
いえ
バイバーイ
ああ~ 大丈夫ですね
ちょっと貸してください
はい
よいしょ
はい どうぞ
うん
おいしいですか?
君と食べると
何でも おいしいよ
何もかもを
忘れてしまってるとはいえ
やけに幸せそうなんですよね
尚ちゃんも
どこかで幸せに暮らしてるなら
もう捜さないほうがいいのかな
なんて
一瞬 思っちゃったりして
(木村)やっと気づいたんだな
えっ?
お前にも 息子にも
これ以上 衰えていく自分を
見せたくないって
カミさんの気持ちだよ
生き生きとした
明るい姿だけ残しておきたかった
だから姿を消そうって
思ったんだろ
そうですけど
脳みそは
弱ってるかもしんないけど
カミさんのほうが
お前より ずっと
中長期的な
ものの見方をしてねえか
何が何でも
捜しだしたいってのは
お前の自己満足だろうがよ
そうですね
それは分かってるんですけど
寂しいんですよ
恵一といると…
寂しいんですよ
だって 何もかも捨てて
きてくれて
子供産んでくれた
大事な大事な女に
もう会えないなんて
納得できないんですよ
嫌ですよ!
「仕方ねえべさ」
(木村)「普通の人には
そんな出会いはねえんだから」
「分かってねえかもしんねえけど」
「おめえは
超絶ラッキーボーイなんだべさ」
「何だい」
「満足しろってか」
「んだ」
(木村)はあ…
(山ちゃん)
いらっしゃいませ~ 2名様で
あっ おかえりなさいませ
すいません うたた寝なんて
あっ いえ
あっ 恵君
もう おやすみになってますので
私は これで
いつも ホントに すいません
いえ とんでもありません
先生
私…
ずっと このまま
先生の おそばにいても
よろしいでしょうか
いつも感謝してます
どういう意味?
そういう意味です
ずっと 黙ってようと
思ってたんですけど
つい 言ってしまいました
水野さん
それは応えられないよ
ごめんなさい
はい
そうですよね
突然 変なこと言ってしまって
すみません
あっ 小説いぶきの連載のほう
締め切り あさってですので
よろしくお願いします
はい 分かってます
では
水野さん
これからも よろしくお願いします
もちろんです
外行方不明者 大捜索
外テレビの前の皆さんの
情報だけが頼りです
外よろしくお願いいたします
外では 次の依頼人に
ご登場いただきましょう
(小川)きた
きた
外娘は 若年性アルツハイマー病を患っております
外半年ほど前 家を出たきり
外行方が分からなくなりました
外名前は 間宮尚
外身長は 164センチ やせ型です
外間宮尚さんに似た人を
見かけたという方は
外こちらの番号まで
ご連絡ください
外間宮尚さんは
外若年性アルツハイマー病を
患っておられます
アンジェリカ
アンジェリカ アンジェリカ
回しててください
テッテテーレ 回しててください
(携帯着信)
もしもし?
えっ 見つかった?
尚ちゃんは無事なんですね?
どこにいるんですか?

<尚のためにも
もう捜さないほうがいいのだと>
<一度は思った僕だったのに>
<情報がもたらされれば>
<そこを
訪ねないではいられなかった>
<尚は あそこにいる>
<そう確信した>
(鼻歌)
あの…
(電話のベル)
(杉山)あっ はい
はいは~い ちょっと待ってね
(杉山)よいしょ
尚ちゃん
(尚)あっ…
先生に ご用ですか?
えっ…
(戸が開く)
(朝倉)間宮さんですね?
私は この診療所の医師で
朝倉といいます
朝倉郁夫先生
情報をくださって
ありがとうございます
(朝倉)どうぞ
8カ月ほど前
奥さんは突然 ここに現れたんです
うちの前で ずっと
煙突のほうを見て立っているんで
心配になって声をかけました
受け答えは曖昧で
途切れ途切れだったんですが
少しずつ 話してくれました
自分は アルツハイマー病で
夫や子供に これ以上 衰えていく
自分の姿を見せるのがつらくて
それで家を出たと
なんでですかね
ここから見える煙突の風景が
大好きだって言ってました
(朝倉)しばらくして 奥さんは
5000万円の通帳を差し出し
この お金で
自分が死ぬまで
ここに置いてほしいと言いました
自分が誰だか分からなくなる前に
死に場所を
決めたかったのかもしれませんね
私のように年を重ねると
あの病気は とても身近なものです
彼女の気持ちが
よく分かる気がしました
(朝倉)はじめの頃は
診療所の雑用を
手伝ってもらっていたんですが
だんだん それも
できなくなってきたので
今は 看護師を増やして
彼女の身の回りの世話も
してもらってます
あっ そうそう
これ 奥さんが ここに来たときに
持っていた荷物です
自分が
何も分からなくなったあと
もし 家族が捜し当ててきたら
渡してほしいと
言われていました
どうぞ ご覧になってください
ありがとうございます
ここにあったのか…
(電源を入れる)
外写ってるかな これ
外え~と
外一番最初に来た
バスに乗りました
外あっ あの すいません
降ります!
外止めてください すいません!
(映像が終わる)
(映像を選ぶ)
外短編小説集
外読んだよ
外ちょっと
時間かかっちゃったけど
外面白かった
(映像を選ぶ)
外最近
外何だか
外真司のことを思い出せる時間が
外短くなってきた気がします
外今日の西の空
(映像を選ぶ)
外フフ…
外カメラの使い方が
分からなくなっちゃって
外付き添いの人に
撮ってもらってます
外でも…
外真司が
これを見るときには もう
外私は 真司のこと
外分からなくなっちゃってる
んだろうな
外真司
外好きだよ
外私
外私ね
外真司に…
外会いたいな
外(尚の苦しそうな声)
外杉山さん 杉山さん!
外(杉山)はいはい はい お待たせ
(真司の嗚咽)
間宮さん
はい…
尚さんと
話してみたらどうですか?
いいんでしょうか…
この時間は
いつも浜辺にいますよ
はじめまして
ちょっと いいですか?
寒くないですか?
アップルパイ
持ってきたんですけど
一緒に食べませんか?
開けます
フォークと お皿ないんで
手で どうぞ
いただきます
ああ
これ 取りましょう
はい これで口を拭いてください
はい
きれいな海ですね
ここなら
いい小説が書けそうです
小説家?
はい
これ 僕の小説なんです
本 読めない
じゃあ…
僕が読んでもいいですか?
「彼女はあの頃から
いつも急いでいた」
「まるで何かに追われるように」
「いつもいつも走っていた」
「人は誰しも
残りの持ち時間に追われている」
「そして死に向かって走っている」
「だからと言って」
「そのことを
普段は意識しないものだ」
「でも彼女は違った」
「生まれた時から」
「残り少ない持ち時間を
知っているかのごとく」
「全力で走っていた」
《えっ…》
《何ですか?》
《それ…》
《これ 俺の黒酢はちみつですけど》
《盗んだと思いました?》
《思ってません》
「女医だと聞いていたが」
「人を見下す
高慢ちきな女に見えた」
《「空に向かって突っ立っている
煙突みたいに」》
《「図太く まっすぐに」》
《「この男が好きだと
アンジェリカは思った」》
《いいと思いません?》
《私 ここ暗記してるんです》
《「突っ立っている煙突みたいに」
って すごくないですか?》
《脳みそ腐りますよ
そんなもん暗記してたら》
《腐りそうになる感じが
いいんじゃないですか》
《私みたいな普通の人間には
こういうピカレスクで》
《エロティックな刺激が
必要なんです》
《エロチックですかね》
《エロチックじゃない》
《「煙突みたいに図太く
まっすぐに」 って ねえ?》
「自分でも忘れかけていた」
「遠い昔の作品が」
「見知らぬ人の体の中で」
「こんな風に息づいていることに
驚きを感じた」
「僕はなぜか
彼女を直視することが出来ず」
「ずっと水漏れで
はがれかかった壁に向かって」
「立っていた」
《あっ きた》
《シンジっていうんだ》
「シンジと出ても気づかないのか」
「と半分安堵し」
「半分失望した」
「間宮真司のファンなんて」
「調子のいいこと言いやがって」
マミヤシンジ…
「俺が背を向けて歩き出すと」
「ねえと
彼女がまた声をかけてきた」
「何だよ
まだ言うことあるのかよ…」
「と思って振り返ると」
「何かを彼女が空に投げた」
「きれいな放物線を描いて
俺の手に落ちてきたのは」
「あの
黒酢はちみつドリンクだった」
もう やめますか?
読んでください
ああ… じゃあ
《ええ~っ》
《危ね…》
《間宮真司なの?》
《間宮真司なのね?》
《なんで黙ってたのよ!》
《オリーブって 細くて長くて
私みたいなの?》
《私 タイプなんだ》
《快速特急
ホントに降りられんの?》
《砂漠 歩けんの?》
《歩く》
「もうこのくらいかな
と思って顔を離すと」
「彼女は俺を見つめたまま」
「あっち行こ とベッドを指差した」
「もう一か月近く
シーツも枕カバーも替えていない」
「ベッドに行くのは躊躇されたが」
「他に行く所ももはやなかった」
素敵
私も そんな恋してみたいな~
そうですか
じゃあ
あの…
また会いに来てもいいですか?
小説の続きを
聞いてもらいたいんです
はい
待ってます
お母さんな アンジェリカ星から
戻ってきたんだけど
宇宙人のビームを浴びて
恵一のことと
お父さんのことも覚えてないんだ
へえ~だから お母さんに会っても
お母さんって呼んじゃダメだぞ
お母さん 困っちゃうから
初めて会ったふりをして
お話してあげるんだぞ
アンジェリカ星のことも内緒
どうして?
頼むよ これは大事な任務なんだ
分かった
できるな?
できる
よ~し
お母さんが元に戻ったら
こうやって
いっぱい抱っこしてもらおうな
うん!よ~し ブーブ行こう ブーブ…
こんにちは
こんにちは
今日は 息子も連れてきました
こんにちは
お名前を教えてあげて
間宮恵一です
マミヤケイイチ君…
はじめまして
恵一君は 何歳?
4歳!
恵君でいいよ
恵君
うん
迷ったんですけど 元気なうちに
妻に 息子と会わせてあげたいと
思ったんです
嘘をつくのは忍びないですが
僕が 夫で
この子は
あなたの息子だと言っても
妻を追い詰めるだけだと
思うんですよね
難しいですね
でも やはり ご夫婦です
あなたといると
居心地がいいみたいで
尚さん この前も
とっても機嫌がよかったんですよ
記憶が戻ることは もう…
期待できないと思います
でも…
僕と会って機嫌がいいなら
これからも できるかぎり
妻に会いに来ます
ご迷惑かもしれませんが
どうか このまま
妻を ここに置いてやって
もらえませんでしょうか
私のほうは構いませんよ
急に環境が変わるのは
病気のためにも
よくないでしょうからね
ありがとうございます
よろしくお願いします
「その かけがえのない女の
運命の相手は」
「俺ではなかったのだ」
「彼女は俺に
再び小説を書かせるために」
「神がつかわしてくれた
女神だったに違いない」
「彼女は病気を発見してくれた
主治医と一緒になって」
「静かに守られながら
過ごしていると」
「どこからともなく
聞こえてきたが」
「その後の彼女の消息は
何も知らない」
終わり?
はい
二人は結ばれなかったんですか?
この作品では
結ばれなかったんですけど
続きがあるんです
続きも読んでくれますか?
ええ 尚さんが
もし よければ
どこに向かってるんですか?
東京っていうとこです
トウキョウ…
はい 人が
いっぱいいるところです
それから おいしいものが
いっぱい ありますよ
へえ~
どうぞ
(ちはる)いらっしゃいませ(山ちゃん)いらっしゃいませ
ウーロン茶 二つ
(山ちゃん)ウーロン茶 二つ
入りました ちはるちゃん お願い
(ちはる)は~い
お待たせしました
こんにちは
この間 会ったわね
朝倉先生 お元気?
あの… どちら様ですか?
薫さん
僕の仲間達です
一緒に飲みたいなと思って
はじめまして
ここに座りませんか?
手袋 外しましょう
お待たせしました ウーロン茶です
こんにちは 尚ちゃん
乾杯しましょうか
いいじゃん そんなの
ああ そうですね
そうでした
恵君
尚ちゃんに 焼き鳥頼もうか
焼き鳥でいいですか?
焼き鳥 二人前
(山ちゃん)かしこまり~
みんな 黙ってないで
楽しくやろうぜ
沢田さんって
彼氏いるんですか?
(柚香)彼氏はいないですけど
子供はいます
あっ そうっすか
旦那はいないですよね?
ええ
年下って
いくつまで ありですか?
こいつ 見た目がチャラいですけどいいやつですから
子供 いくつですか?
中3です
ええ~
中3?
最初は好みじゃないほうが
のちのち ジワるっていいますよね
やっぱ そうですよね
ボク
恵一だよ 恵君
恵君
お母さんは?
遠くに 旅に行っているんです
なっ?
うん
寂しいね
寂しくないよ だって もうすぐ
お母さん 帰ってくるから
そうなんだ
子供に
あんな嘘つかせていいの?
折をみて
本当のことを言おうと思ってます
はい
あの方
どうして泣いてるんですか?
尚さんに会えて 嬉しいんです
すみません 涙もろいんです
そうなの
山ちゃん ここにも焼き鳥 三丁
かしこまり~
さあ 食おう
うん 飲みましょう 食べましょう
(木村)焼き鳥 遅いな 山ちゃん
何これ?
面白い これ
「その日 居酒屋は
いつもより混んでいた」
「店長に席をあけてもらって」
「僕は妻と2人並んで座った」
「アルツハイマー病に
進行したことを宣告された夜に」
「一体何を食べたらいいのかも
浮かばないまま」
「この店の扉を開けていたのだ」
「店内を忙しそうに走り回っていた店長と女の店員が」
「奥の方で何か話し始めた」
「僕らの席からは
2人の声は聞こえない」
「すると妻が
彼等の口の動きに合わせて」
「語り始めた」
「ごめんね
面倒な病気になっちゃって」
「僕は驚いて妻を見た」
「妻は構わず続けて語った」
「ぜんぜん ぜんぜん平気」
「迷惑かけると思うけど」
一生懸命生きるから
よろしくお願いします
真司
続き 聞かせて
「帰り道」
「やっぱり子供を産みたいと
妻がつぶやいた」
「わたし達が愛し合ったという
記録が欲しいと思ったようだ」
「人生は不思議だ」
「最悪の日に」
「最高の未来が
見えることもあるのだと」
「僕は知った」
やっぱり
真司は才能あるね
すごい
尚ちゃん…
<この日以来>
<尚は もう二度と>
<僕のことを
思い出すことはなかった>
<この瞬間は>
<神様が僕らにくれた>
<奇跡 だったのかもしれない>
<それから 一年後>
<尚は 肺炎で
あっけなく この世を去った>
おはよう
おはよう お父さん
また徹夜?
締め切り重なっちゃってさ
お父さんのもあるよ
おお ハムサンド作ってくれたの?
うん
ありがとうございます
後片づけ お父さんがやっとくよ
もう時間だろ
うん ごちそうさま
これ 持っていきな
(恵一)うん 行ってきま~す
恵一
忘れもん
これ 酸っぱいんだよな
(水野)「新刊の見本が
出来ましたので お送りします」
「水野」
尚ちゃんのことは これで終わり
もう書かないよ
これからは 作家として
新しい世界に挑戦するから
見ててね
《「空に向かって突っ立っている
煙突みたいに」》
《「図太く まっすぐに」》
《「この男が好きだと
アンジェリカは思った」》
《いいと思いません?》
《私 ここ暗記してるんです》
《「突っ立っている煙突みたいに」
って すごくないですか?》

 

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2018年10月の金曜ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』。若年性アルツハイマーと闘う主人公・戸田恵梨香さんのお相手は、本格ラブストーリー初出演のムロツヨシさんです!そして、そこに関わってくるのが、松岡昌宏さん。この三角関係に注目です!

ストーリーは涙無しには見られない予感がする、純愛ラブストーリーです。愛する人を忘れていく・・・そして、愛する人に忘れられる・・・そんな胸の痛くなる物語が幕を開けます。

この記事では、『大恋愛~僕を忘れる君と』を各話ごとに詳細にネタバレとあらすじや感想を更新していきますので、ぜひご覧ください!

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