ドラマ『それぞれの断崖』の最新話含むネタバレ感想一覧はこちらの記事にまとめています。
2019年夏のフジテレビ系オトナの土ドラ枠は、遠藤憲一さん主演のドラマ『それぞれの断崖』が2019年8月3日スタートです。
「被害者の父」と「加害者の母」。心の断崖を抱える二人の愛の行方に、目が離せない
こちらの記事ではドラマ『それぞれの断崖』の初回(第1話)ネタバレや感想やあらすじと次回の第2話のあらすじと期待の声や展開予想等を紹介していきます!
最新話の初回(第1話)までの内容を動画で見たいという場合は、FOD(ここは動画配信サイトの内容による)を利用すると視聴できますのでチェックしてみてください。
次にドラマ『それぞれの断崖』の初回(第1話)ネタバレや感想やあらすじを紹介していきます!
※ドラマ『それぞれの断崖』もまだ視聴していないのに間違ってドラマ『それぞれの断崖』の初回(第1話)ネタバレや感想や考察記事を見てしまった方、感想は気になるけどネタバレや考察自体が苦手な方はお戻りくださるようにお願いします。
Contents
ドラマ「それぞれの断崖」初回(第1話)あらすじや感想とネタバレ
ここではドラマ「それぞれの断崖」初回(第1話)あらすじや感想とネタバレについて紹介します。
ドラマ「それぞれの断崖」初回(第1話)あらすじ
「何が原因なんだ…」
物は飛び散り荒れ放題のリビングの惨状を前に、志方恭一郎(遠藤憲一)は、妻・雪子(田中美佐子)に呆然と問いかけた――。コンピュータ会社の企画開発部長である志方の中学2年生の息子・恭介(渡邉蒼)が不登校になったのは、ほんの1ヵ月前のことだった。それまでは素直でおとなしかった恭介が、別人のようにキレて暴力をふるうようになったのだ。志方夫妻も、長女の真弓(仁村紗和)、次女の真紀(永瀬莉子)も、訳が分からず途方に暮れるばかりだった。
「息子さんも悩んでいるんですよ」得意先の葵電気の担当者・丹野(梨本謙次郎)の言葉は、苦しむ志方の心を少し楽にしてくれた。丹野が社内の反対を押し切って調整に尽力してくれたおかげで、葵電気とは大きな契約が成立したばかりだった。自身も子供の家庭内暴力に悩んだ経験がある丹野は、志方のよき相談相手でもあった。自分の弱みを見せることで子供を理解できるかもしれない、という丹野の言葉で、志方は恭介と本音で向き合う決意をする。
志方は会社からの帰宅途中、恭介が別の少年ともみ合う場面に出会う。八巻満(清水大登)と名乗るその少年は、礼儀正しく挨拶して立ち去った。シングルマザー八巻はつみ(田中美里)の一人息子である満は恭介の親友だという。怪訝に思いながらも志方は、「恭介、鯛焼き食わないか?」と声をかける。
恭介と車で海へ向かった志方は、海岸で鯛焼きを頬張りながら、自分の過去の恥部を語る。自分のことは話そうとしない恭介だったが、素直に志方の言葉に耳を傾け、「…生きていくのは辛いね…」とつぶやく。久しぶりに息子と心が通い合ったような気がしてほっとする志方だった。翌日、志方を衝撃が襲う。会社の上層部が、強引に葵電気との契約を破棄したのだ。猛然と上司に抗議する志方だったが、もはや決定事項であり覆せないところまで話は進んでいた。丹野を裏切ってしまった…志方は謝罪に向かうが、窮地に立つ丹野はそれを受け入れる余裕もない状態だった。
落ち込む志方はその夜、深酒したあげく部下に連れられていかがわしいデートクラブに行く。そのことが、後に自分自身を追いつめることになるとは夢にも思わず…。
酩酊して帰宅した志方に、雪子(田中美佐子)が思いつめた顔で告げる。「恭介がまだ帰らないのよ」一気に酔いが覚める志方だったが、まだ事態を深刻にとらえてはいなかった。まもなく警察から、信じがたい知らせがもたらされる。
「え…恭介が…?」
志方の、悪夢の日々の始まりであった――。
初回(第1話)の感想やネタバレ
初回(第1話)のネタバレや感想の詳細を紹介します。
第1話の感想
第1話のネタバレ
珍しいね。 まだ 帰んない?
(バイブレーターの音)
(志方)珍しいな。
(バイブレーターの音)
(バイブレーターの音)
ただいま…。
(真紀)だから 早くって
メールしたのに。
何 やってんだ! お前は。
恭介!
(叫び声)
おい。 真弓。 真紀。
上 行ってろ。
(真紀)嫌! お母さん
ケガしてるんだよ!
(雪子)いいから。 早く お父さんの言うとおりに しなさい。
早く 行け!
(真弓)真紀。
早く 行きなさい!
早く!
あなた!?
(恭介)邪魔すんなよ!
恭介! 恭介!
いいかげんにしろ! お前。
大丈夫か?
ほら。 しっかりしろ。
はい。
サンキュー。
何が 原因なんだよ?
どうなってんだ? あいつ。
(真弓)不登校になって
そろそろ 1カ月よ。
カウンセラーに 相談してみたら?
普段は 素直で いい子じゃない。
(真弓)お母さんは
恭介に 甘いんだから。
あんな ひどい暴力 初めてでしょ。ったく。
(真弓)また こんな騒ぎ
起こされたら たまんないわ。
(真紀)ねえ? お姉ちゃん。
そんな言い方 しなくても。
(真紀)恭介 ホントは
暴れたりする子じゃない。
だから 言ってんのよ。
専門家に 相談したらって。
いいかげんにしろ 二人とも。
二人とも あした 早いんでしょ?
もう いいから。 ほら。 寝なさい。
(ドアの開く音)
ご連絡いただいて
飛んでまいりました。
(丹野)ご足労 おかけして
申し訳ありません。
いえ。
で あのう。 結果は?
(丹野)契約 成立です。
(2人)ありがとうございます!
丹野部長の ご尽力の おかげです。(丹野)いやいや。
志方さんの 誠意と 熱意の
勝利ですよ。
(原)これが 契約書です。
ご確認 お願いいたします。
(深瀬)はい。 部長。
うん。
はい。 確かに。
(丹野)はい。
(深瀬)はい。
丹野さん。
(丹野)はい。
ちょっと いいっすか?
今日 この後 時間ありますか?
(丹野)ええ。
ちょっと このことで
ご相談があって。
自分の弱みですか?
(丹野)ええ。 今 思えば
私が 子供に
厳し過ぎたのかも しれません。
(丹野)息子の暴力が
ひどくなったとき
私は 自分の弱みを
さらけ出したんです。
でも それ以来 息子は
私の話を 熱心に
聞いてくれるようになりましてね。
(丹野)あのころから 息子は
変わったような気がします。
なるほどね。
志方さんの息子さんも たぶん
悩んでるんだと 思うんですよ。
うん…。
(丹野)もう少し
息子さんのことを
よく 知ってあげる必要が
あるかもしれませんね。
そういう意味じゃ 私は
父親失格なのかも しれません。
いやいや。 うちの坊主も
そうでしたが
一過性のもんですよ。
そんなに 深刻になる必要
ないんじゃないですか?
はあ。
(丹野)ただ 逃げずに
正面から
ぶつかってあげてください。
大変でしょうけど。
はい。
丹野さん。 強いな。
恭介。
恭介。 何やってんだ? お前。
(満)恭介。 待てよ。
(満)すいません。
僕が 恭介君を誘いました。
ずっと 家に 引きこもってるって
聞いて 心配で。
君は?
(満)八巻 満です。
(満)恭介君とは 1年生のときから同じクラスで。
あのう。 恭介君のこと
怒らないでくれますか?
僕が 無理やり
連れ出したんです。
分かったよ。
ありがとうございます。
じゃあ 僕は これで。
失礼します。
恭介。 またな。
たい焼き 買ってきたんだよ。
食おう。
ほれ。
(はつみ)満。
もう 何に使うの?
あっ。 待ってよ。
そこまで 一緒に行こっ。
化粧 濃過ぎじゃね。
(はつみ)仕方ないでしょ。
商売 商売。
みっともねえ。
あんたの学費
稼がなきゃなんないもん。
満は 頭がいいんだから
大学でも 大学院でも
行きたいとこ 行ってほしいんだ。
そのために 母さん
働いてるんだから。
うぜえ!
カレー 作ってあるから
あっためて 食べんのよ。
うん。 うまい。 ここの たい焼き
冷めても うまいんだぞ。
食え。
ゆうべ どうした?
何があった?
そっか。
まあ いいや。
父さんな 昔 万引して
捕まったことがある。
どうしても
欲しい本が あってさ。
だけど 父さん
親が 早く亡くなってさ
おじさんの世話に
なってたから
遠慮して
どうしても 言えなくてな。
恭介ぐらいのとき
色々 あったよ。
初恋の人に 振られて
やけになったり
高校受験の 第一志望 落っこって
すげえ ショック 受けちゃったりさ。
そんなときさ 一人で
よく ここ来てさ
バカヤローって
怒鳴ってたもんだよ。
すると すっきりすんだよ。
ハハッ。
(恭介)何で 急に そんな話?
うん。 今日さ
おっきな契約が まとまってさ
その契約先の部長さんと
色々 話してな。
たまには 息子に
自分の 情けないとこ
さらけ出してみるかと 思ってさ。
自慢じゃないけど
さらけ出すとこだったら
山ほど あるからな 俺。
(恭介)僕も…。
うん?
何だよ?
さらけ出しちゃえよ もう。
まあ いいよ。 その気になったら
話せばいいしさ。
(恭介)父さん。
何だ?
生きてくのは つらいね。
うん。
それでも 生きてかなきゃな。
バカヤロー!
お前も やってみろ。
いいよ。 やってみろよ。 ほら。
たい焼き 置いて ほら。
(恭介)バカヤロー。
ハハハ。 ちっちぇえな 声。
もっと でっかい声でだよ。
バカヤロー!
そうだ。 よし。 もう1回 やろう。
一緒に。 せーの。
バカヤロー!
バカヤロー!
(シャッター音)
どうした?
(恭介)手帳 なくした。
手帳? かばん中は?
もう 見た。
どんなやつ?
(恭介)黒いやつ。
黒いやつ?
もう いいや。
(深瀬)部長!
無茶は やめてください。
無茶は 会社の方だろ。
専務は?
(秘書)お待ちください。 ただ今。
いいや。
(深瀬)部長! ごめん!
専務!
(戸田)ノックもせずに 何だ?
契約破棄ってのは
どういうことですか?
葵電気への納品 年内は無理だと
製造部の方から連絡が入りました。
(戸田)米国の ゴップル社への
納品を 優先する。
そんな話 聞いておりません。
(深瀬)今回の契約は
葵電気の 丹野部長が
社内の反対を 押し切って
発注してくれたものでして。
丹野部長を 裏切ることは
できません。
(戸田)仕事は 情でするな。
いや。 しかし…。
志方部長。
君は 高卒の たたき上げでは
わが社で 初めて
部長になった やり手だ。
確かに 仕事は できる。 だが
いかんせん 情に流されやすい。
ですが 専務。
(戸田)非情になれ。
君を見込んで 推した
私の期待を 裏切るな。
分かりました。
葵電気と 善後策…。
必要ない。
はい?
(戸田)話は ついてる。
葵電気の専務も 了承済みだ。
(深瀬)部長!
担当者は蚊帳の外ってことですか。
それ いくら何でも…。
(戸田)ああ この件は おしまいだ。
しかし 専務。
出ていけ。 命令だ。
丹野さん!
このたびは 弊社の不手際で
大変な ご迷惑を お掛けし
申し訳ありません。
(原)志方部長。 よくも 平気で
顔を出せたもんですね。
丹野部長が 今 社内で
どんな苦境に 立たされてるか。
謝って 済むことじゃないことも
よく 分かっております。
ですが 直接 おわびをしたくて
伺いました。
申し訳ありません。
志方さん。
おっしゃるとおりです。
謝っていただいても
どうにも なりません。
あなたを 信じてました。
残念です。
人間が 人情 忘れたら
おしまいだろ。
(深瀬)はい。
ホントに丹野さんに申し訳ねえや。
(深瀬)部長。 今日は
ぱーっと いきましょう。
いこう。
(深瀬)気持ちの晴れるところへ
お連れしますよ。
丹野さんとこ 行くんだよ。
(深瀬)部長。 部長。
(女性)愛輪倶楽部へ ようこそ。
全員 現役女子大生で
ございます。
お好みの女性を
お選びくださいませ。
(女性)お客さま。
(女性)行きましょう。
(真紀)ねえ? お父さん。 遅い。
(真弓)何 やってたの?
何回も 電話した。
お酒臭い。
すまん すまん。
ずいぶん 遅くまで 起きてんだな。何か あったのか?
恭介が
まだ 帰ってきてないのよ。
12時か。
いつごろ 出てったんだ?
うーん。 夕方ぐらいまでは
いたと 思うんだけど。
携帯にも出ないし
行きそうな場所 捜したけど
どこにも いないの。
これから
警察に 電話しようと思って。
警察って。 んな 騒いだら
恭介 嫌がんだろ。
だって。
もうちょっと 待ってみよう。
大丈夫だよ。 なっ。
ほい ほい。 行こう。
おお!? ごめん ごめん ごめん。
やっぱり 私 警察 行ってくる。
私も 行く。
(真紀)私も。
ちょっと待て。 俺が行く。
お前ら 家で 待ってろ。
◇
恭介!
よかった。
恭介? 今 どこにいるのよ?
みんな 心配してんだから。
えっ?
どうした?
恭介じゃない。
もしもし?
警察?
はい…。
(角田)志方 恭介君の
ご両親ですか?
はい。
家が近所なんで 駆け付けました。
恭介か どうか
確認させてください。
(角田)さっき 電話で 署の方でと
伝えたはずです。
お願いします。
(角田)しかし…。
お願いします!
(角田)ご確認 お願いします。
(角田)息子さんで
間違い ありませんか?
嫌。 嫌よ。 嫌。
恭介! ああ!? 起きて!
(角田)落ち着いて。 お母さん。
恭介!
(角田)お母さん!
帰ろう! 起きて。
恭介 起きて!
(角田)落ち着いて。 お母さん!
帰ろう…。
(角田)死因は 胸部 および
腹部刺傷による
失血死と 思われます。
警察としては
殺人 および 死体遺棄事件として
捜査を 始めております。
恭介は 殺されたんですか?
(角田)ご遺体は
司法解剖いたしますので
しばらく おかえしできませんが。
誰が 殺したんですか?
(角田)それは まだ。
一刻も早く 犯人を挙げるために
幾つか お伺いしたいことが
ありまして。
死亡推定時刻は
昨夜 9時から 11時ですが
恭介君は なぜ そんな時間に
神社に 行ったんでしょうか?
私は まだ 帰宅してなくて。
(角田)お父さんは
その時間 どちらに?
同僚と 飲んでました。
(熊沢)最近の 恭介君に
何か 変わったことは?
と… 特には。
(角田)恭介君。 ずっと 学校に
行ってなかったようですね。
いつごろからですか?
中2に入って すぐです。
(角田)で 2日前 お宅で
騒ぎがあったようですが
これは 恭介君の
家庭内暴力ですか?
普段は あんなことする子じゃ
ないんです。
(角田)お父さんは いかがですか?
仕事が 忙しくて
家のことも 子供たちのことも
家内に 任せっきりで。
(角田)不登校の原因は?
分かりません。
分からないんです。
(角田)恭介君の 衣服 所持品は
しばらく お預かりいたします。
近いうち 恭介君の部屋を
調べさせていただきますので
また そのとき
お話を 伺わせていただくことに
なると 思いますが…。
(真弓)やめてよ お母さん。
こんなときに。
作ってあげたいの 恭介に。
恭介が好きだった
ビーフシチュー。
恭介 母さんの ビーフシチューに
目がなかった。
(恭介)《手帳 なくした》
《手帳? どんなやつ?》
(恭介)《黒いやつ》
「5月3日。 早朝の 川沿いの
サイクリングコース」
「犬の散歩。 ジョギング」
(恭介)「ラジオ体操。
サラリーマン。 学生」
「世の中は 動いている」
恭介の 撮影記録か。
(恭介)「2月24日。
昼の公園。 砂場の子供」
「ベンチの おじいさん。
みんな 生きている」
(恭介)「意味のない 勉強。
責任逃れの 教師」
「裏切りと 嘘だらけの
友人関係」
「誰も 信用できない」
「アノ人だけを のぞいて」
(恭介)「アノ人と
この海に 来てみたい」
アノ人?
八巻君。
ちょっと いいかな?
(満)はい。
そこにさ 友達も 先生も
誰も 信じられないって
書いてあんだけどさ
何があったんだろ?
(満)中2になって すぐ
ちょっと 色々。
頼む。 何でもいいからさ
教えてくんないかな?
(満)恭介君が書いた ラブレターを見つけたやつがいて。
ラブレター?
(満)面白がって クラス
みんなの前で 読み上げたんです。
(満)みんなに からかわれて
恭介君 ものすごく
傷ついてました。
そのラブレターの 相手は?
(満)知りません。
ここにさ 「アノ人」って
書いてあるんだけどさ
アノ人っていうのは
誰なんだろ?
(満)さあ?
この写真が
挟まってたんだけどさ
この人が アノ人で ラブレターの
相手なんじゃないかな?
分かりません。
どんな ラブレターだったの?
それは ちょっと。
私 父親失格でね。
仕事 仕事で 恭介のことは
何にも 分かってなかった。
いまさらだけど 恭介が
何 考えてたのか
どうしても 知りたくてさ。
だから
どんなことでも いいから
知ってること
教えてくんないかな?
(満)確か 「あなたが 好きです。
いつも 思ってます」みたいな。
あっ。 あと
「チケット ありがとう」
「一緒に 写真展に行けるなんて
夢みたいだ」って。
写真展?
あいつ 写真のことになると
夢中だったから。
よっぽど
うれしかったみたいで。
すいませんでした。
えっ?
僕 みんなが からかうの
止められなくて。
恭介君の お通夜 行きますから。
うん。
ありがとね。
《カメラマン? 何だよ》
《カメラマンって これか?》
(恭介)《そう》
《お前 そんなんで
食っていけるほど
世の中 甘くねえんだぞ。 お前》
《今 勉強して
いい大学 入れ。 なっ?》
(恭介)《父さん》
《生きてくのは つらいね》
何で あんなこと 言ったんだ?
恭介。
父さん…。
父さん 分かんないことだらけだ。
お前のこと。
ごめんな。
(鈴の音)
色々 ありがとな。
助かったよ。
ホントに 何から何まで
お世話になりました。
(深瀬)また 何か ありましたら
いつでも お手伝いに
飛んでまいりますので。
会社の方には 初七日が
済んだら 顔出す。
(深瀬)了解しました。
じゃあ 私は これで。
(一同)来たぞ!
志方さん。 志方さん。
(記者)息子さんが 殺された夜
愛輪倶楽部という デートクラブにいらしたそうですね?
(深瀬)やめろ。
ちょっと… どいてください。
(記者)息子さんには 問題行動が
見られたそうですが?
(記者)志方さん。
今の お気持ちを 一言。
(一同)志方さん。
お答えください。 志方さん。
すまん。
(深瀬)申し訳ありません。
私が 勝手に お連れしました。
部長は ひどく酔っていて
何も知らずに。
(深瀬)誠に 申し訳ありません。
ひどいよ お父さん。
信じられない。
恭介が かわいそうだよ。
(真弓)真紀。 もう いいよ。
行こう。
どうぞ お帰りください。
(ドアの開閉音)
ハァ。
信じられない。 あなたが
そんなところに いたなんて。
あの夜 あなたが
早く 帰ってきてくれてたら
相談できたのに。
一緒に 捜しに行ってくれてたら
恭介は…。
恭介は こんなことに
ならなかったかも しれないのに。
(泣き声)
いってらっしゃい。
(刑事)八巻 満君ですね。
(満)はい。
(刑事)志方 恭介君の
事件のことで
警察で
話を 聞かせてもらいたいの。
でも 今 テスト中なんで。
(角田)大丈夫だ。
学校には 連絡してある。
こら!
(満)放せよ!
(角田)来い。
(満)触んなよ。
(角田)歩け! ほら。
(角田)ほら。
満? 満?
(角田)八巻 満君の
お母さんですか?
はい。
(角田)小金井東署の
角田と いいます。
お母さんも すぐに
来ていただけますか?
満が 何か したんでしょうか?
できるだけ 急いで
いらしてください。
(ノック)
(署員)失礼します。
(若菜)八巻はつみさんですね?
スナック レゾナンスの
ママから 伺っています。
私 弁護士の 若菜と
申します。
(若菜)まず 状況を ご説明します。落ち着いて 聞いてください。
満君は 今 別室で
事情聴取を 受けています。
志方 恭介君 殺害の
容疑です。
満が 殺害の容疑?
少年の人権は
守られておりますから。
連行される際 警察側に
不手際が あったようです。
厳重に 抗議してきます。
じゃあ 満君に
会ってきますんで。
先生!
きっと 何かの間違いです。
あのう。 先生。 どうか 満のこと
よろしく お願いします。
(角田)もう一度 確認するよ。
志方 恭介君と 最後に会ったのは
事件の前日なんだね?
(満)はい。
(角田)うん。
でも 君は 事件の日も
恭介君の携帯に 電話してるけど。
学校のことを 知らせるのに
ほとんど 毎日 かけていました。
(ノック)
(署員)失礼します。
(若菜)弁護士の 若菜です。 私が
八巻 満君の 付添人になります。
これからが 正式な 事情聴取と
いうことで よろしいですね?
(角田)君は…。
(若菜)満君。 遅くなって すまない。
僕は 弁護士で
君を守る側の 人間です。
困ったことが あったら
何でも言って いいんだよ。
ありがとうございます。
何か 無理やり
言わされたりしてない?
いいえ。
(若菜)乱暴なことは?
ありません。
(若菜)休憩は どう?
ちゃんと
取ってもらってるんだろうね?
(満)はい。
(若菜)そうか。
それなら よかった。
あのう。 満は?
先ほど 満君が
志方 恭介君を 殺害したと
自供しました。
満が 殺した?
満に 会わせてください。
会わせて。
(若菜)今日は 会えません。
しばらくは
付添人の私しか 会えないんです。
そんな…。
(若菜)今日のところは お母さんはお引き取りいただいて。
嫌です。 満に会えるまで
帰りません。
満に 会わせてください。
満! 満!
お母さんが騒ぐと
満君のために なりません。
満君は これからが大変なんです。
お母さんが しっかりしないと。
これからのことを
お話ししておきます。
あした マスコミ発表が あります。
ご自宅周辺が
大変な騒ぎに なりますから
早いうちに 別の場所に
移られた方がいい。
勤め先も
変えた方が いいですね。
今後 被害者の ご家族への対策も
ありますし。
連絡を しっかり
取り合って 頑張りましょう。
それにしても
不幸中の 幸いでした。
はっ?
満君は 13歳ですよね?
捕まった?
(角田)先ほど 八巻 満 13歳を
志方 恭介君 殺害容疑で
補導いたしました。
や… 八巻 満?
八巻って。
(角田)そうです。
恭介君と 同級生の。
(熊沢)事件当夜
恭介君と 神社に向かう
八巻 満らしき 少年が
目撃されており
凶器と思われる ナイフが
発見され
血痕が 恭介君のものと
分かったことなどから
けさ 任意同行し
本人の自供を 得て
補導に 至りました。
くそ。 あいつだったのか。
(角田)志方さん。
お気持ちは 分かりますが
犯人の名前は
口外しないでいただきたいんです。
(角田)マスコミにも
少年 Aと 発表します。
何で 犯罪者に 気を
使わなきゃいけないんですか?
(角田)少年犯罪は 扱いが
非常に 難しいものですから。
それに 八巻 満は
まだ 13歳でして。
それが 何だっていうんですか?
(角田)14歳に満たない者の 行為は犯罪にならないのです。
じゃあ 八巻 罪に問えないって
いうんですか?
じゃあ やつ どうなるんですか?
(熊沢)この後
事件を 児童相談所に 送致し
その後 家庭裁判所に送られて
審判を受けます。
(熊沢)その結果 最も 重い場合は
少年院送致と なります。
やつは 人殺しなんだ。
少年院は 当たり前じゃないか。
(角田)だとしても 少年院は
あくまで 教育の場ですので。
教育の場?
(角田)ええ。 そして
少年の更生が 明らかになれば
早ければ 12年で
社会復帰ということに。
たったの 12年!?
12年?
12年 たったら
犯人は 普通の生活に
戻れるってことですか?
それじゃ 被害者は
殺され損じゃないですか。
何で 犯罪者が
こんな 守られるんですか?
冗談じゃないぞ。
角田さん。 あいつはね
恭介 殺しておいて
悔やみまで 言ったんですよ。
通夜だって 平気な顔して 来て。
それでも 罪に問えないんですか?
12年 たったら
犯人の お母さんは
また 息子と 暮らせるのね。
私の恭介は…。
私の恭介は 二度と…。
二度と 戻らないのよ!
12年って。
冗談じゃないぞ ホントに。
何だ。 12年って。
(署員)どうぞ こちらへ。
八巻。 八巻。 おい!
八巻。 八巻!
(角田)志方さん!
何で 恭介 殺したんだ?
八巻!
(一同)志方さん! やめろ!
何で 殺した? お前。
(角田)やめろ! 志方さん!
何で 殺した?
何で 恭介 殺した? お前。 おい。
八巻!
何で 恭介 殺した? お前。
(角田)志方さん! やめろ!
何で 殺した? 恭介。
おい。 何 考えてんだ? お前。
(角田)やめるんだ! 志方さん!
いいか? お前。
絶対 許さねえ!
絶対 許さねえからな! お前。
(恭介)父さん。
生きてくのは つらいね。
それでも 生きてかなきゃな。
ドラマ『それぞれの断崖』の最新話含むネタバレ感想一覧はこちらの記事にまとめています。
ドラマ「それぞれの断崖」第2話あらすじや反応と期待の声と展開予想
ここではドラマ「それぞれの断崖」第2話ネタバレや感想の前にあらすじや反応と期待の声と展開予想を紹介します。
第2話あらすじ
あらすじ
第2話の反応と期待の声
第2話の展開予想
ドラマ「それぞれの断崖」の見逃し配信を無料視聴する方法
ドラマ『それぞれの断崖』初回(第1話)のネタバレや感想以外に動画を見逃し配信を無料視聴する方法は以下のリンク先で紹介しています。
ドラマ「それぞれの断崖」初回(第1話)ネタバレ感想と第2話の反応と期待の声と展開予想のまとめ
以上、ドラマ『それぞれの断崖』を初回(第1話)ネタバレ感想と次回第2話の反応と期待の声と展開予想を紹介しました。
初回(第1話)ネタバレ感想まとめとしては・・・・・。
この記事では、ドラマ『それぞれの断崖』を初回(第1話)ネタバレ感想まとめを紹介しましたが第2話以降も詳細にネタバレとあらすじや感想を更新していきますので、ぜひご覧ください!
次回のドラマ『それぞれの断崖』放送日は2018年9月21日予定となります。
次回のネタバレ感想考察は随時情報が出次第更新、そしてドラマ『それぞれの断崖』のネタバレ感想を追記していきます。