【Heaven?/ご苦楽レストラン】ネタバレ感想!最終回まで初回(第1話)から随時更新【石原さとみ主演ドラマ】

2019年TBS系列7月期火曜ドラマは、石原さとみさん主演の『Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)』です。

原作は漫画「Heaven? ご苦楽レストラン」で、作家は人気ドラマ「おたんこナース」の作家としても有名な佐々木倫子さん。

「ロワン・ディシー<この世の果て>」という名のフレンチレストランを舞台に、石原さとみさんが演じる風変わりなオーナー・黒須仮名子と個性的な従業員たちとの間で繰り広げられる、“至極のフレンチレストランコメディー”になっています。

こちらの記事ではドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)』のネタバレ感想とあらすじを第1話から最終回まで更新していきます!

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2019.07.09

Contents

原作「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」のネタバレ感想やあらすじ

 

原作「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」のあらすじ

 

原作漫画の「Heaven? ご苦楽レストラン」は、『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて1999年40号から2003年29号まで断続的に全45話が連載されていました。単行本は全6巻(小学館ビッグコミックス)、小学館文庫版は全4巻で、完結しています。

ここでは、原作漫画のネタバレと感想あらすじを紹介します。

フレンチレストランで働いている伊賀観は、ある日ふとした事件がきっかけで黒須仮名子と出会う。黒須は新たにフレンチレストランを開業するために従業員を探しており、伊賀は黒須の語る理想のレストラン像に惹かれて黒須の店で働くことを決める。翌日、集合時間の24時に店を訪れる伊賀だが、地図に書いてあったその場所は見渡す限りの墓地。牡丹畑の遥か向こうに辛うじて建物を見つけると、そこには伊賀と同じく黒須にスカウトされた6人の従業員がいた。最悪の立地、4日後に控えたオープン、フレンチの経験のないサービス陣、黒須の存在など幾多もの課題を抱えながらも「ロワン ディシー」はオープンする。

 

原作「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」の感想

 

 

 

 

 

 

個性的な登場人物と佐々木倫子ワールドがツボるようです。何度も読み返したくなる漫画です!

 

原作「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」のネタバレ

1巻ネタバレ

主人公・伊賀観(いがかん)はとあるフレンチレストランでウエイターをしていた。
真面目に働いていた伊賀だが、笑顔をつくることが出来ないうえに融通も利かず態度もぶっきらぼうで、お客お怒らせ、上司にも注意されていた。
しかしある時、お客に媚をうらない伊賀の姿を見た黒須仮名子(くろすかなこ)が自分の店「ロワンディシー」にスカウト。黒須は、「レストランで一番大事なことは、お役様との距離感。あなたはいいサービスマンになる」と声をかけたのだ。自分は接客業に向いていないと自信を失っていた伊賀はこの言葉に心を動かされ、3年間勤めた店を辞めて黒須のお店で働くことを決意する。

黒須に言われた地図の場所に行くと、そこは墓地。騙されたと思った伊賀が引き返そうかと迷っていると、遠くに光を見つける。それは立派な洋館「ロワンディシー」で、伊賀と同じく黒須にスカウトされたレストランのスタッフが総出で出迎えてくれた。ロワンディシーは墓地の中のやすらぎ会館の隣に以前飲食店が入っていた場所で、じつは怪しくなかったことはあとからわかることになる。伊賀は迷った末にロワンディシーで働くことを決めた。

その後、ロワンディシーのオープンが4日後だと聞かされたスタッフ達は大慌てに。まだ何も準備ができておらず、オーナーの黒須以外は徹夜で作業を始める。

《ロワンディシーのスタッフ》

伊賀観:笑顔が出来ず真面目なシェフドラン【上級ウエイター】
川合太一:前職は美容師見習いのコミドラン【ウエイターアシスタント】
堤計太郎:元牛丼屋の店長でフレンチの経験はない【店長】
小澤幸應:以前は三ツ星レストランで働いていたが、働く店がすべて潰れていくという不運な天才シェフ。弱気になると味が薄くなってしまう
山縣重臣:資格マニアで前職は銀行員の【ソムリエ】

伊賀は黒須から、オープンまでにフレンチの基本をスタッフに教えるよう命令される。伊賀以外はフレンチ経験ゼロで、それはとんでもない無茶ぶり。前のお店では1年目は掃除、2年目はオーダー通し、料理を運べるようになったのが3年目・・・。伊賀はそれをたった数日で教えなければならず、必死で教えたのだった。

オープン前日、トイレが付いていなくて保健所許可が下りないことがわかるが、やすらぎ会館のトイレを使うことで許可が下り、着席と思い準備していたが、立食で招待客へのDMも想定より多い500通出していたことが判明し、皿やグラスが足りず、やすらぎ会館から借りるなどトラブルが続出。

そしてむかえたオープン当日の朝、エアコンが壊れていることが判明。あわてて大きな氷を置いて窓をあけるが風なし。なんとか準備が整うが、お客様がひとりも来ない。すると、DMに電話番号記載し忘れたこと、オープン日、4月30日をまちがえて4月31日と記載したことがわかる。しかも、すべてはオーナーのミスだった…。

こんな状態だったがロワンディシーは、なんとかオープンにこぎつけた。

***

ランチで満足したことがないからランチはしない!と言い張る黒須だったが、オープンしたものの、お客様が入らない日々が続き、自分のせいと悩むシェフの料理もどんどん薄味に・・・

そこで、伊賀は「ミッドナイトランチ」を提案。夜のコースで料理とワインのセットで価格をリーズナブルに設定し味を知ってもらい、また来店してもらおうという計画だった。黒須のOKも出た「ミッドナイトランチ」は大成功する。自身を失い料理の塩加減が減っていたシェフも、復活を遂げる。

***

同じ日に、三組の「山田様」から予約が入る。予約の電話をうけたのは、ウエイター見習いの川合太一。お客様の威圧感に心が折れてしまい、三組とも電話番号を聞けていなかった。
スタッフは本当に三組の山田様がくるのか?と疑問に思ったが、念のため三席分準備。当日予約通りお役様が来店し、ほっとしたのもつかの間、帰りにトラブルが発生してしまう。お客様の大切にしている息子の形見の傘を、別のお客様に渡してしまったのだ。

山田様三組、他にも二組電話番号が分からないお客様がおり、その五組の誰かと傘を間違えていることまでわかるが、それ以上どうしようもない。
皆でどのお客様か推理をしていた時に、傘が違うと自ら持ってきてくださり一件落着した。
ちなみに、ロワンディシーでは、番号札で傘を管理しており渡し間違えることがないはずだった。
その日渡し間違えがおきたのは、たくさんの傘につまずいて転んだ人物がいたから。オーナー黒須が元凶だった・・・

***

次にスタッフが困ったことは、誕生日のサービスについて。

予約の時点で誕生日と言われたため、デザートに一工夫することになったのだが、それを見ていた他のお客様が、『自分たちも誕生日』と言い出したのだ。

誕生日のお祝いムードの中、悲しそうに座ってるひとりの女性。その女性もその日誕生日で、彼が誕生日に連れてきてくれると言ってくれていたが、やすらぎ会館の地下【納骨堂】にいると聞き、スタッフは悲しい気持ちになる。暗い女性の為に、誕生日プレートと歌(下手な)を歌ってあげていると、慌ててお店に入ってくる男性の姿が。
実はやすらぎ会館の地下で水道工事をしていたのだった。
やすらぎ会館の地下と聞き、彼が亡くなっていると勘違いしたスタッフ一同は、誕生日のお祝いをすることにすっかり疲れてしまった。

そんな中、オーナーの黒須だけは誕生日ビジネスはお金になる!とテンションが高い・・・。

 

2巻ネタバレ

ロワンディシーで働きだして数カ月、伊賀はオーナーの黒須にこき使われていた。ある日、人気店のコロッケ屋の列に並びながら、オーナーに似ている母親のことを思い出した。

伊賀は母親が原因で大学受験を失敗していた。
大学受験当日、伊賀についてきた母親の目的はディズニーランドだった。母親はディズニーランドへ先に出発したが、ディズニーランドのチケットを受験票を間違えて持っていってしまった。そして、渋滞や自転車との接触事故に巻き込まれ3分前に大学へ到着したものの、結局試験には間に合わなかった。母親は自分の失態を棚に上げ、「土下座すれば受験できたはず」と逆ギレ。
遅刻によって受験を諦めた伊賀は、フランス料理店へ就職することになった・・・。

この時、コロッケは伊賀の直前で売り切れ買えず。激怒した黒須に「土下座すれば買えたはず!!」と責められた伊賀は、身勝手な母親と黒須がとても似ていると思い、実はオーナーは自分の親戚か?と見当違いの妄想にとらわれたのだった。

***

ある真夏の暑い日、黒須はまかないの料理の献立に文句をつけ、シェフの小澤と喧嘩になってしまう。結果、1週間まかない料理を黒須が作ることに。はじめこそまともに作っていたのだが、3日目からの材料は自宅の冷蔵庫にあった残り物を使いはじめる。そして最終日。まかないを食べた後、体調を崩すスタッフたち。西京漬けの魚を刺身として食べ、その後、気が付き焼いたものの期限切れだったのだ。スタッフはてっきり食中毒と思っていたが、診断は夏バテだった。

そしてシェフは目が覚め、賄いはまたすぐスタッフが作ることになった・・・。

***

ロワンディシーにはさまざまなお客様が来店する。
赤ワインが冷えすぎていて怒るお客がいたり、50年前の大女優が食事をしていることに気が付いたお客が、隠し撮り専門の知り合いパパラッチを呼んだりとスタッフは大慌て。スタッフは知恵を絞り写真を撮らせないように奮闘するが、最後は大女優の演技で撃退する。

お店で食事をしたことがあり美味しかったからと、接待でロワンディシーを予約したお客様。
このお店は接待には不向き。案の定、上司に怒られている部下。それを見たスタッフはこの接待を成功するよう、おもてなしに奮闘する。
スタッフの失敗、上司の悪態などあったものの、部下の一生懸命さを理解した先方は企画を提出するように言って帰っていき、この接待はなんとか成功に終わった。

***

ある日、オーナー黒須の元に借金取りがやってきて、スタッフはお店がつぶれるのではと不安に。黒須が書いたメモに、【+7、クビ】と書いてあるのを見て、自分たちにも相談するよう黒須に話す。しかし、黒須は「どんな死に方が好き?」と聞いてくるので皆は恐怖を感じる。

そんな中、レストランに1本の電話がかかってくる。金子ローンの根元さんが、逃げないようにオーナーを見ておくように言ってくる。保険もかけているから逃げられないと。黒須が自殺すると思ったスタッフは皆で止めに入るが、黒須はいつもと変わらない。

実は黒須はミステリー作家として活動しており、金子ローンは河音公論(かわねこうろん)、保険というのは間に合わなかったときの為の他の原稿
そして+7は【ナワ】で縄のトリックを考えていたのだった・・・。

***

伊賀の両親がロワンディシーにやってきた。母親が「お世話になりました」とお菓子を持って。
母の独断で、実家へ連れ返そうとする勝手な姿を見て、他のスタッフはオーナーに似ている!と思う。

親戚の葬式と嘘をついて、両親(ほぼ母親)の観光に付き合う伊賀。黒須は嘘に気が付き、伊賀に会いに行く。そして、伊賀の母親と黒須は言い争いになる。お互いに伊賀がいないと不便だと言い、一歩も譲らない。母親は実家へ帰らせたい、黒須は店を辞めさせたくない。2人とも言い返さない伊賀を便利屋さんと思っているようす。

そのヒートアップした言い争いを止めることが出来たのは、伊賀の父親だった。ずっと一緒に観光していたが、母親がつよすぎて父親の存在が消えている。そんなおとなしい父親だが、母親をかわす方法は「先延ばし」すればいいのだと分かっていた。そして、伊賀は地元に戻らなくてすみ、父親は母親を連れて帰っていった。

***

ロワンディシーにはいろいろなお客様が来店する。騒がしいお客もいれば、気を使いすぎるお客も。
ある日、来店したのは気を使いすぎる老夫婦。
道に迷ったが連絡が出来ず、1時間遅れたことに気を使い、一番高いコースを注文したものの、量が多すぎて料理を楽しめていない。
苦手な香菜も、伊賀に聞かれ美味しいと答え、満席で忙しそうにしているのを見て料理はゆっくりで良いと声をかけ伊賀に忘れられ30分も料理が来なくても文句を言わない。
伊賀がメイン料理、鳩と鴨を間違えるなどのアクシデントもあり、お客様皆が気を使い出しレストランの雰囲気はどんより・・・
その雰囲気を壊してくれたのは、お客に紛れて食事をしていた黒須だった。

その後は老夫婦も気を使いすぎるのは良くないと思い、お腹がいっぱいなので料理をキャンセルすると言えたのだった。

***

伊賀は、元美容師である川合くんの指導に行き詰っていた。ワインのコルクは開けられない、お皿は割る、オーナーが怒っても気にしていない。黒須は川合が出来ないのは伊賀の指導がなっていないからだと、怒りの矛先は伊賀へ。

そんな時、ロワンディシーで働きたいという峰がやってくる。峰は川合が出来ないことをスマートにこなしていた。伊賀は黒須から、峰が川合、どちらかをクビにするように言われるが、川合をクビにすることが出来なかった。

それは恐いお客さん、クレームの対応は空気の読めない川合にしかできないことだったから。川合は、文句を言われても持ち前の天然でお客の機嫌をなおすことができるので、ロワンディシーに必要な人間だったのだ。

 

3巻ネタバレ

伊賀はお客様の要望に応え、割りばし、ビール、ジュース、煎茶を配膳する。年配のお客様の要望で箸を渡したものの、他の若いカップルや他の人たちも箸を希望。飲み物は食事に合わないのではないかと迷いつつも出していた。

他にも車の移動を頼まれ断らずに引き受けてしまい、スタッフは持ち場以外の仕事をフォローしなければいけなくなりお店は混乱。
そして戻ってきた伊賀が見たロワンディシーは、皆が箸で食事を食べており、いったい何のお店なんだ・・・とショックを受ける光景になっていた。

要望にすべて答えてしまっていたらお店のスタイルがなくなってしまうことに気がついた伊賀やスタッフ一同。そんな時メニューにないジュースのオーダーが入る。「ない」と断らなければいけない状況だったが、なかなか言えない伊賀。
そんな時役にたつのが川合だった。「果物ないですー」と、一言いうだけで、そっか!と引き下がるお客様を見て、伊賀はそんな感じでいいのかと、気が抜けるのだった。

黒須はレストランに必要なサービスとスタイルの必要性に気が付いていた。だから、行き詰った時に言うオーナーの一言が適確。しかしその後、ずっこけるような事も言い、やっぱりオーナーだ・・・となるのだ。

***

山縣は元銀行員の資格マニア。銀行員時代は資格を取ることで上司に嫌われながらも20年間頑張り、定年退職。

その後も気になる資格を取っていたが、実務経験が必要な資格があり、ソムリエもそのひとつだった。ソムリエの資格は実務経験5年間が必須なのだ。
誰になんと言われようが、退職後の暇つぶしと言われようが、5年間はロワンディシーを辞める気はない山縣。

レストランの中でも癒し的な存在の山縣は、仕事ぶりは優秀で、趣味の資格取得に没頭して楽しんでいるのだった・・・

***

毎月一軒ずつ紹介されるレストラン評。黒須が、アルファベット順にきているので次はこのお店だ!といいきり、覆面記者がいなかったかを皆で考えることに。そしてメモをしているお客様がいたことを思い出したスタッフは、ミスをしていなかったか話し合う。

忙しかったその日、皆はさまざまなミスをしていた。記者の後ろに黒須が座っており、ワインをこぼしたときにすぐに拭きにいかなかったことを思い出した伊賀。記者から見たら、わがままでめんどくさいお客様をないがしろにしていると見えただろう。

ロワンディシーがオープンして半年、これまでか・・・と思った一同だったが、発売された雑誌には違うお店が紹介されていた。ホッと力が抜け、いつものロワンディシーに戻ったが、その女の人は皆の予想通り覆面記者だった。覆面記者は一度の来店では記事を書かず、何度か来店することもあるのだ、、、、

その後も黒須は懲りずに客席で食事していた・・・

***

3組のお客様が来店しているロワンディシー。その日、吹雪で停電してしまう。タクシーもすぐ来るはずがなく、暖房も入らないため凍えるように寒い。そこで皆で知恵を絞り寒さ対策やどうやって帰るかなどを話しあった。

そんなとき、北海道から帰ってきたばかりの黒須が役に立つ。靴の裏に滑り止めをつけていたため、一度は一人で大通りにでてそのまま家に帰ろうとするが、長靴を借り、焼き芋をすべて買い取ると約束し車ごとお店へ。他のお客様とも遭遇し、灯油を運ぶなどして無事に大雪の夜を超すことができた。

***

伊賀が初めてレストランに来た時、墓地で道に迷った。その時カエルが現れて、レストランまでの道を教えてくれた。

ある日、カラスに襲われそうになっているカエルを見つけ助けてあげた伊賀。その後、レストランには不思議な現象が起こる。

団体の予約が入っているロワンディシー。主役の方は到着したが、他の方は全員道に迷っている。送ったお店の地図に不備があったのは確かだったが、墓地のどこで迷っているのか分からないため探しにいくこともできない。その後全員がカエルに道案内されたとお店に着くことができた。

伊賀が助けたカエルの恩返しか!?と盛り上がるスタッフ一同。

実際はお店の隣にある池が、カエルの繁殖場所になっていただけだった・・・

***

墓地でお花見をしていて、ロワンディシーはお弁当を配達していた。伊賀がお弁当を持っていくと、お酒や食事を勧められる。伊賀は断っていたが、黒須からは臨機応変に対応するようにと注意を受ける。

そしてお酒をもらったあとは、話しかけられ仕事に戻れない。無理やりその場を立ち去ろうとして場の雰囲気を悪くするなど、どうもうまくいかない伊賀。
酔っぱらったお客の相手をすることも出来ず、他のスタッフが助けてくれる。

そして、ある男の人と出会った伊賀は、その性格はずっと治らないし一生苦労すると言われる。その男性は若くして亡くなった伊賀の祖父だった。
祖父も融通が利かなかったことを知り、治したいけど治らない性格のことで葛藤していた伊賀は、治らないと知り安堵したのだった。

***

堤が前職を辞めた理由は、毎日まかないで並の牛丼を食べ、牛丼が人生の定量に達したため転職を決意したのだった。久しぶりに前の職場に顔を出すと、スタッフは素晴らしい働きぶりをしており、堤は刺激を受ける。
ロワンディシーに戻った堤は、二日酔いのオーナーの黒須や、だらだらしているスタッフの姿をみて、このままではダメだと思い、厳しかった昔の自分を思い出す。

ロワンディシーの「店長」として、スタッフから猛反対を受けながらも経費の管理も厳しくした。そして黒須に、店のコンセプトやターゲットなどしっかり決めて何を優先するのかを問う。

元の職場に戻ってこないかという誘いも受け、迷っている堤は、黒須がしっかり方向性を決めてくれたらこのレストランで働けると考えるが・・・
黒須のいう事は毎回違い、ターゲットも熟年サラリーマンと言っていたのに、次の瞬間若年サラリーマンと言ったりする。

一度は辞めようと決意した堤だったが、フランス料理の定量がくるまではここで働こうと心に決めたのだった。

ちなみに、まかないにフランス料理はでないので定量に達することはない・・・

 

4巻ネタバレ

「ロワンディシー」でおこなわれることになった結婚式。人前式を希望する新郎新婦はロワンディシーで式を挙げることに。
指輪交換の時に新婦の指輪がないことに気が付いた伊賀やスタッフは、なんとか時間を稼ごうとあの手この手と使う。そしてオーナー黒須が出たとき、参列者の皆は「貴子に似ている」と口々に話はじめる。

新郎は以前、貴子という人物と付き合っており、貴子は3か月前から行方不明になっていたのだ。新婦の父親はこの結婚には反対。理由は新郎が前の彼女の失踪に何か関わっていると感じているからだった。

新婦の指輪は黒須が持っていた。しかし、指輪をつけていることを忘れている。黒須の指に指輪があることに気が付いたスタッフ。そして指輪交換の時間、黒須は新婦の父親の話を聞いたうえで、わざと黒いウエディングドレスを着て新郎新婦の元へ指輪を運んだ。貴子に似ている黒須を見て、新郎は貴子と勘違いしボロがでる。

実は、貴子は崖から落ちて亡くなっていた。新郎はその場に居合わせたが、怖くなり警察にも届けにいかなかったとのこと。

結婚式・披露宴は中断し、新郎は警察へ行った。

***

開店から1年が経過したロワンディシーは、お客様が減っていた。来店したお客様もなんだか居心地が悪そうな様子。
伊賀やスタッフは何がいけないのか、どのサービスが良くなかったのかと頭を悩ませるが、理由がわからず、困り果ててしまう。

そんなときやすらぎ会館の管理人と話をすることがあり、レストランの欠点を知ることができる。

・食卓花に季節感がなくずっと同じ
・草の手入れや雑草を抜いておらず、蚊が大量発生し痒くて食事に集中できずどんよりしている
・真上からの照明は女性にとって綺麗に見えず、席がよくない
・オーナーの好みの音楽をかけているため、同じ曲が流れるとお客は長く居すぎたと勘違いして帰ってしまう

食事や空間を楽しむためのサービスがロワンディシーには欠けていたことがわかる。

***

シェフはオーナー黒須に秋の新作メニューを試食してもらう。いつもどおり即OK!と思っていたが、この日は違っていた。メニューを考えなおしても「意外性がない」「季節感がない」「これ以外にない!というシェフの実感」が見えてこないと、ダメ出しをくらってしまうのです。いつも温厚なシェフも何度も言われるダメ出しに爆発、そしてふたりは対立してしまう。

黒須はシェフがメニューを決めていいと言い、その日から4日間もレストランを休む。その間、料理を残すお客様がどんどん増え、シェフはどんどん自信をなくしていく。こんなとき黒須ならビシッと言ってくれるのに・・・とスタッフはどうしていいかわからなくなっていた。
やがてシェフはスランプに陥り、ロワンディシーを休み心の整理に向かう。

フランス料理の秋の食材は山にあると考えたシェフは、無になって食材と向きあうことにした。
木の実や果実、自然薯、野生の茸などを見つけ、その場で料理をしているとどんどん料理のイメージが湧いてくるシェフ。
やはり料理は料理人のものだ!と自信を取り戻していく。

その頃、黒須は作家の仕事の取材で、川でイワナを釣っていた。山の中なのでスタッフからの電話は繋がらない。
ロワンディシーでは黒須とシェフがいない中、できるメニューでなんとか1日を終えることができた。しかし、それは予約が入っていなかったから。
次の日は団体の予約が入っているため、シェフがいなくてはどうにもならない。

その頃、帰る予定だったシェフは、山で遭難。秋で食材は豊富にあるから命は繋ぐことができると料理を作りだしていた。
その時、音がして大きな動物がきた・・・・と焦るシェフ。そこに現れたのは、なんとオーナーの黒須。そして自分でとった肉や魚を見せ、ディナーを作るようシェフに言う。シェフが山で自分でとったのは木の実や自然薯、オーナーは肉と魚。

山で肉を獲れる人間、またレストランでも山でも気にせず同じクオリティーのものを要求する黒須のバイタリティに自分は勝てないとシェフは実感したのだった。

2人は無事に山から降り、揃ってロワンディシーに戻った。

***

お客様が牡蠣が食べれないのに牡蠣をオーダーし、伊賀がシェフに謝りにいって怒られる

95年のワインを注文をとり、お店には96年しかなくお客様に謝りに行き伊賀が怒られる

どんなときにも伊賀は怒らずに対応しています。

ランチに32名の団体の予約が入りロワンディシーは大忙し。
そんな中、ワインが足りなかったり、子供がいることを伊賀に伝え忘れていたり、ワインを落として割ってしまったり・・・とわざとではなくミスを連発するスタッフ。

伊賀は怒りもせず淡々と仕事をこなしていくが、いつもより【無】になっているためスタッフは伊賀が怒っていると思いショックを受ける。伊賀は大ピンチの状況でスタッフに気をつかうことができず、ただサービスに集中していたのです。

レストランの営業も無事に終わり伊賀は最後まで怒ることはなかったが、手伝いに駆り出されたオーナー黒須がカンカンに怒っていたのだった。

***

カニを食べたいから明日の定休日はみんなで北海道へ行く!と無理やり飛行機を手配したオーナー黒須。
夕方に着き、カニを食べると言うものの予約していないため、どこも満席。そして宿もとっていないため宿泊場所もあいていない。

じつは、その日は雪まつり。

未完成の雪像作りを夜通し手伝うことになったスタッフ、そしてカニを食べたい黒須。
最終的にはイメージと違う毛蟹を食べることができたが、帰りのチケットをとっていなかったことに早朝気がつき青ざめる。

スタッフ一同は、今日はお店は休業だと思うが、オーナーは帰ってすぐに働くよう言う。全員分のチケットがとれるはずもなく、シェフと伊賀が第一弾として先にもどることに。

計画性のないオーナーに最初から最後まで振り回される一同なのでした。

 

5巻ネタバレ

シェフの元に1人料理5万円のコースの団体の予約が入る。念願だった高い食材を自由に使えることになったシェフだが、高くても2万円のコースしか最近作っていなかったシェフは5万円コース内容が思い浮かばない。原価率30%までOKなのだが、頑張っても20%の内容にしかならず悩む。

そんな時にオーナー黒須が、「シェフの才能を5万円で買ったということ、お金でなく自由に今まで作りたくても作れなかったものを作ればいい。
高級食材を贅沢に使い、端は余っても良いじゃないか!」と言うのです。それが5万円の自由だと気が付いたシェフは、無事にコースメニューを決め当日を迎える。

けれどシェフは悩んでいた。お客様の顔が見えない自由は、シェフにとって料理に納得がいくものではなかったから。
お客様は苦手な食材のみレストランに伝え、あとはすべてお任せだった。シェフは再度苦手な食材のリストをチェックしていると、10年前のあるお客様のことを思い出した。
なんとこのお客様は一度シェフのレストランで食事をしたことがある方だったのだ。そしてシェフも【きゅうりが嫌いなお客様】を思い出し、その時の内容からヒントを得てお客様の納得のいくコースを提供することができた。

このお客様は洋服メーカーの社長で、部下を連れ30周年記念の会をロワンディシーで開いたのです。
会社の進む道を迷っていた社長は、昔頑張っていたころに食べたシェフの料理のことを思い出しロワンディシーを予約。
そしてロワンディシーの素晴らしいシェフの料理を食べ、悩んでいた【パリコレ撤退】を決心したのです。

直前に料理を変えたこともあり、原価率が70%になってしまい店長に注意され焦るシェフですが、明日からのコースに使うから大丈夫!と返答していると、厨房から良いにおいが。

黒須が高級食材を焼いて食べていたのです。素晴らしい助言をした黒須の狙いは余った高級食材だった・・・

***

お客としてロワンディシーに来店、お店の状況を確認する中聖人。
お店の欠点として、食前酒の遅さや看板の暗さ、そしてお店の雰囲気を壊す常連客(オーナーです)などをチェックし、閉店後面談を始めた。

経営コンサルトなど必要ないというオーナー黒須と、なぜか嬉しそうにしている従業員を見て、少し不思議な気持ちになる中聖人。
経営コンサルタントとは嫌われる仕事なので、従業員の態度が今までと違うのです。

利益を出すための提案をしても、黒須が上手く言いくるめてられてしまう。中でも一番大きな問題は従業員の人数。ホールの人数を4人から2人に減らすべきだと断言するが、オーナーは絶対に減らさないと言い切る。
中聖人のいう事は正しいとスタッフ一同分かっているが、黒須は従業員を守ろうと必死になっている。
説得を試みようとする中聖人ですが、ずぶずぶと【オーナー黒須】の世界へ呑み込まれ、自分が間違っていて黒須が正しいのではないか?という気持になってしまい・・・
逃げるようにロワンディシーを後にした。

1カ月後、ロワンディシーの売り上げはUPしていた。
経営者がダメな為、従業員が頑張るレストランがまれにあるのだ。そんなレストランにはダメな経営者が必要なんだということを、中聖人は理解するのだった。

***

香宮様はとても綺麗な女性で、毎月ロワンディシーへ来店している。
見た目だけでなく華もあり香宮様が来たらレストランが明るくなる、そして知識も豊富でどんな話題も対応できスタッフは皆、香宮様のファン。良く食べ良く飲み、シェフの心も掴んでいた。

伊賀はふと、このフレンチレストランは非常時には必要がないもの、生産性がないものだと話すと、それを聞いていたオーナー黒須は必要がないものこそが文化であり芸術だ!と言い切ります。

ロワンディシーの休日、スタッフは男4人で美術館へ行くことに。公園で待ち合わせをしているとお客様にばったり会うことがありちょっと気まずい雰囲気。

そんな時、香宮さんと同じ着信の音楽が近くでなるのですが、持ち主はボロボロの洋服でゴミをあさっている女性。その女性はやはり香宮さんで、じつは彼女は漫画家でした。締め切りが近く編集者ともめている。伊賀は見て見ぬふりをしていたが、遅れてきた川合が香宮さんに気が付きロワンディシーのスタッフ3人が見ていたこともバレてしまう。

編集者と話をした伊賀は、月に2,3日の大切な休日に、香宮さんがロワンディシーに来店していることを知る。普段は持ち帰りのお弁当、けれど眠くなるから食べれない、いくら洋服を購入しても着れるのは2,3日。そんな大切な日、ロワンディシーをやすらぎの場として利用してくれていることに気が付いたが伊賀。そんな時間を提供するこの仕事に誇りを持つことが出来た。

見られたくないであろう姿を見られ、香宮さんはもう来店してくれないと思っていた一同。
しかし、変わらずロワンディシーでの食事を楽しんでくれるのだった。

仕事中の香宮さんは【オーナーと似ている】ことに気が付きがっかりしたことは、スタッフだけの秘密です。

***

オーナー黒須は、ロワンディシーは大人の店、子供は絶対に騒ぐからいれないと考えていた。

しかし黒須不在のある日、伊賀は4名のお客さまの中に子供がいることに気が付かず受け入れてしまう。子供がいることにに気づいた黒須は案の定怒り出した。ここで子どもが騒ぎだせばお店から出て行ってもらえると考えた黒須は、子供の近くに座り色々な手を使う。

その4人組は、子役の女の子、母親、業界の人達だった。そのことを知ったオーナーは、子役の悪口を言ったり、デザートを見せびらかしながら食べたり、大きな声で歌ったりとやりたい放題。女の子が「誕生日はハムスターが欲しい」と言っているのを聞き、川合が職場に連れてきていたハムスターを女の子の前に出す黒須。すると、ハムスターは逃げまどい店内は大変な状況に。今まで大人しかった女の子も、このハムスターがいいと騒ぎだす。そしてオーナーも客も皆お店から出ることになってしまった。オーナーの企み通り子供を追い出すことはできたが、その子の行儀はとてもよく、デザートまで食べた後だった。

実はその女の子は、オーナーが追い出される姿をみてわざと騒いでいたのだった。空気を読んで、子供の自分が悪者になることを選んだのです。
その子が決まっていたCMでは、黒須がレストランでやっていた姿を参考にしたような演技を披露していた・・・。

黒須が何もしなければ、その女の子は大人しく場の雰囲気を察知し騒ぐことはなかった。黒須は何をしても騒がない子供に対抗意識を燃やしていただけ。
子供の方が大人で、黒須の方が子供のように騒がしい迷惑なお客だった。

***

ソムリエ試験を受けるためには5年間の実務経験が必要。
資格をとりたい山縣は受験したいが実務経験が足りないためまだ受験できない。しかし、伊賀と堤は5年の実務経験をクリアしている為受験可能。
ソムリエの金バッチがあると、お店のお客様もワインをさらに開けると考えた他のスタッフはふたりにソムリエ試験を受けることをすすめる。

伊賀は大学受験のミスから試験という名のものが大の苦手だった。今回は母親の邪魔が入らないから大丈夫!と山縣に背中を押され受験することに。
山縣は試験前の講習会も参加したほうが良いというが、東京は締め切りがすぎており、唯一受付可能だった沖縄で講習を受ける為、2日間お店を閉めてロワンディシースタッフ全員で沖縄に行くことになった。

伊賀と堤は講習会を受け、そこでお寿司屋さんの店主と出会う。
東京で息子と共にお店を切り盛りし、息子にソムリエ試験を受けるように言ったところ、40歳すぎてこんなもの覚えられない!そして板前にはなりたくなかったと言われた店主はその言葉に腹を立て、70歳でソムリエ試験に挑戦することを決めたという。

堤以外の2人は一時試験の筆記に合格、堤はもう勉強しなくていいので、とても嬉しそう。
二次試験の課題は【シャトー・ラトゥール82の抜栓とデカンタージュ】だった。
二次試験の審査員が家庭のトラブルで帰宅するところに遭遇したオーナー黒須は、高級ワインを飲めると思い審査員に紛れ込む。

2人は同じグループで試験を受けることになり、すし屋の店主は緊張からこぼしてしまう。
まるで本物の審査員のように黒須に文句を言われ、すし屋の店主はさらに緊張するが、サービスマンとしての精神を思い出しいつものペースを取り戻す。
そして、無事に合格。店主の倅も来年受けると決断した。残念ながら伊賀は不合格。

山縣は堤に、【ソムリエ協会に会費を支払って入会していれば3年でソムリエ試験を受けれる】ことを聞かされショックを受けるのだった・・・。

 

6巻ネタバレ

ある日オーナー黒須は、編集部の人と食事がある為ロワンディシーを明日休むと宣言。オーナーがこないという幸せに、解放感に浸るスタッフ一同。
予約が3組しか入っていなかったが、シェフはかなり気合をいれたメニューを考る。秋の食材【牡蠣】【カニ】【エゾジカ】立派なものが入り、牡蠣の好きな常連客の予約が当日入るなど順調なすべりだしとなる。

ケーキのろうそくを買い忘れた川合にも、今から買いに行っていいと言える心の余裕。川合もまたフランス料理店宛の領収書の落とし物を拾い、お店まで届けることができる心の余裕。(川合は黒須が居ても居なくても変わらなそうだが)

散らかった黒須の部屋に、今日の料理が映える黄色いお皿があることを思い出した伊賀は、スタッフと共にゴミの山(?)から探し出す。他にも緑、花模様のお皿やグラスなど、なぜいままで出していなかったんだといいたくなるような素敵なお皿が沢山あり、テーブルコーディネートもいつもより丁寧に行う。
お客様にも好評でスタッフ一同大喜び。

この日は大雨だったが、川合が落とし物を届けたレストランにオペラ帰りのお客様が殺到し、ロワンディシーを紹介してくれたことで、急にお客様が増え満席に。仕入れていたカニも牡蠣もすべてなくなり、達成感と幸福を皆で噛みしめているところに、とても機嫌が悪い黒須が帰ってきた。
そして、カニ、牡蠣、エゾジカは!?と言う。

じつは黒須は、打ち合わせと食事会の日程を間違えていた。お腹がすいても、カニ、牡蠣を絶対食べようと他のお店には寄らずにロワンディシーへ一直線。しかし、渋滞にはまりレストランに着いた時にはカニも牡蠣も余りはない・・・
黒須は怒り狂うが、心に余裕のあるスタッフとシェフはあるもので御馳走を用意し、無事に黒須の胃袋を満足させることに成功したのだった。

***

お客様である海浦様は山縣の知り合いでライバル。
違う銀行に同期入社しライバル関係だった2人は、ワインが好きでソムリエの資格を目指しているという趣味も同じ。なので、山縣の選ぶワインに口を出す海浦様と、応戦する山縣の戦いが始まる。

海浦をぎゃふんと言わせようと、隠していたた自分たちと同じ年齢の赤ワインを持ってくる山縣。それは、10万以上はするような高級ワインで、お互いに開けれるはずもなく開ける気はないのだが、意地を張りすぎて開ける方向へ話は進んでしまう。
そんな2人を止めたのはオーナー黒須だった。自分が飲みたい黒須は、ワインは飲んでこそワインだ!といい無理やり開けようとする。

その姿をみた2人は大慌てで止めに入り、無事にワインを助け出すことに成功。海浦様他のワインを注文したのだった。

***

オーナーはおせち料理はどっちでも良いと言うが、店長は経営の立場からおせちのお弁当を作らなければボーナスはでないと断言する。その言葉を聞いたスタッフはおせちのお弁当えを作ることにし、1個25000円のおせち料理を50個作ることが決定。オーナーに小言を言われイライラしながらもシェフはおせちの内容を決めていく。

そして12月29日、次々荷物が届く中、足りないものや買い忘れたものが次々でて一同大慌て。31日の営業終了後、料理が痛まないよう暖房はつけず寒いレストランの中でお重に詰める作業を始めた。お節料理のおこぼれを食べる気満々な黒須も張り切って手伝いをはじめる。

なんとか無事におせちが出来上がり、時間内にお客様に渡すことができほっと一安心。そして1個余分に作っていたおせちを、シェフは黒須に渡した。

その時、大変なことが発覚。2段重ねのお重の2段とも同じ内容だった。

慌ててお客様に連絡、自宅までお届けし、ロワンディシーの大晦日は大騒ぎのまま終わる。
大晦日、年越し、初詣までも黒須が一緒に居る一同は、もう黒須と離れたいと思ったのだった・・・。

***

伊賀の父親がジンバブエに転勤になった。
「観がいないと不便だ!連れて行かないと!」と思った母親はロワンディシーへ乗り込む。今までは意地でも連れて帰るという勢いだったが、今回は作戦を練ってきた母親。父親の転勤を伝えると、「観は来なくていい」と言い、笑顔で去っていく。突き放せば伊賀のほうから連絡してくると予想したのだ。

案の定伊賀は母親のことが心配になり、仕事中もぼーっとすることが多くなってしまう。その態度にイライラしたオーナー黒須は、伊賀の母親と同じ作戦を実行する。
黒須は「心配なら行っていい」と声をかけた。こんな優しく休んでいいと言ったら、絶対に戻ってくると考えたのだ。
他のスタッフは大丈夫か?と不安そうだが、黒須だけは自信満々。

そしてそのタイミングで新しいスタッフがお店にきた。
自分はもう必要ないのかと思った伊賀は、黒須にジンバブエに行くといい休みを取り、長崎の実家へ向かう。

母親からも黒須からも縛られず自由にしていいと言われたら、どうしていいのか分からない伊賀。父親と電話し、猛獣使いは猛獣がいてこその猛獣使いだと言われた伊賀。
猛獣使いとは、小さい頃の伊賀の宿題【将来の夢の作文】に母親が勝手に書いた【夢】だった。
父親の言うことに80%は疑問を抱きつつも、黒須からかかってきた「すぐに帰ってくるように!!!」という電話に嬉しそうな表情をする。

伊賀は自分のことを必要としてくれているオーナーのいるレストランの居心地が良いのだった。

***

川合はその可愛らしい性格から女性に人気で、たくさんのプレゼントをもらっていた。しかし、お客様からのプレゼントを受け取っていいのか?は、問題となるところ。
スタッフはオーナー黒須に確認すると、自分で考えるようにと言われる。川合の考えはOK、けれど伊賀はダメだと返答。

伊賀はお客様に野球の試合に誘われたり、老夫婦からプレゼントを渡され断ったりと、断るのも辛い様子。
そんなときあるお客様が、気が向けば受け取ればいいのではないかと伊賀に言っているような言葉をいう。
その方は指揮者で有名な日比野毅だった。
『難しいことは考えなくていい』という日比野。
『川合は大丈夫だけど、伊賀はお客様とお友達にはなれない』という黒須。

伊賀は日比野様から頂いたチケットでクラシックコンサートを見に行った。来店時にお礼を言うと、またチケットを貰う。そしてその次の時も・・・・どんどん気が重くなっていく伊賀。
日比野様に会うのが辛くなっている伊賀を見て、黒須は忠告を聞かなかったからこうなったと言う。

川合は川合ファンが川合の取り合いでケンカしても上手く場を収めることができる。
だが、伊賀の場合お客様とスタッフとしての距離なら良いけれど、プライベートまでは距離が近すぎると感じ、その気まずい様子がお客様にも伝わる。
川合のように上手な立ち回りが伊賀にはできないのだ。
黒須にははじめから分かっていたのです。

日比野様からもらったコンサートチケット、いかなかった日から1カ月、日比野様は来店しなくなった。
悩む伊賀に対し黒須は、伊賀はそのままでいい、美しい距離感を保てるサービスマンは素晴らしいとなぐさめ、そして、初めてあったときと同じ言葉「あなたは良いサービスマンになる!」と言う。
あの頃から成長していないのか、と少し落ち込む伊賀だったが、「最初に行ったコンサートが楽しかったならいいじゃない!またプライベートでコンサートを見に行きましょう!」と言われ、伊賀のおごりで2人は日比野様のクラシックコンサートを見に行くことに。

黒須は伊賀のことをよく見ており、悩んだときはフォローするのでした。

***

出版社である鐘公論が倒産。人気作家であれば他の出版社から小説をだすことができるが黒須は・・・?
わたしにはレストランがある!と豪語するオーナー黒須とスタッフの元に、老舗の和菓子屋【招福堂】の関係者が挨拶に来た。ロワンディシーの場所に和風喫茶を出したいという。契約更新時に競合することになること、早めに撤退してもらえるのであれば良い物件を紹介することを約束して帰っていった。

競合したら絶対に負けるから移転も良いと考えるスタッフ、この場所でなければ嫌だという黒須。
伊賀や堤はこのロワンディシーで働くことを楽しく感じていた為、寂しい気持ちにもなっている。
そして黒須と伊賀以外のスタッフで紹介された物件を見に行くことに。そこは駅から3分、都会で設備も完璧な場所だった。それを見て、自分たちに使いこなせるのか・・・とう不安がよぎるスタッフ。

ちなみに、黒須がこの場所から転移したくない理由は自宅から近いから。自分も引っ越しをすればいいことに気が付き、移転OKを出すが、移転に向けて準備や掃除をしているうちに、これまでのことを思い出し寂しくなったスタッフは、この場所を離れたくなくなり、ここで和風喫茶をしよう!という方向へ話が進んでいく。しかし、黒須は飲めないお店など反対だと声をあげる。
そんな時、招福堂のスタッフがやってきて話し合いがはじまりまる。みんなで力を合わせてこの場所を守ろうと招福堂のスタッフを追い詰めていた時、事件が!
雷がロワンディシー直撃、火事になってしまう。ロワンディシーはその日をもって閉店することになった。

その後、ロワンディシーは伊賀の実家が開いていたので長崎へ移転し営業スタート。
黒須はロワンディシーのオーナーはやめて、作家として仕事を再開、小説取材の一環として長崎にあるロワンディシーによく顔を出すようになる。

長崎にお店を構えた2年後、伊賀の両親がジンバブエから戻ってくることが決まり、次は金沢に移転。

その後も移転を繰り返すこと40年、パリにあるレストランに伊賀はいた。そして、お客様として黒須が来店した。

おわり

1話冒頭に、老人がレストランの椅子に座っているシーンからはじまるのですが、それが現在の伊賀。
この物語は、伊賀が昔の楽しかったロワンディシー時代のことを思い出しているお話でした。

 

【Heaven?/ご苦楽レストラン】動画を無料で見逃し視聴!pandoraとdailymotionも【 石原さとみ主演ドラマ】

2019.07.09

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」あらすじや展開と期待の声

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」あらすじ

主人公・黒須仮名子は、フレンチレストラン「ロワン・ディシー」オーナー。独特のバイタリティーと魅力を兼ね備え、たまに核心を突くことを言うが、店を繁盛させる気など毛頭なく「心ゆくままにお酒と食事を楽しみたい」という己の欲求を叶えるためだけに店を開いた“超変わり者”。この店は、お客様のために存在するのではなく、「オーナーの、オーナーによる、オーナーのための店」なのである。

店で働く、伊賀観(いが かん)をはじめとする従業員たちも、オーナーに負けず劣らず個性あふれる面々。それぞれに大きな欠点を抱え、戦力的にはお世辞にも一流とは言えない彼らが、次第にメンバーの中で「その人ならでは」の役割を担うようになる。やがて“居場所”と“やりがい”を見つけた彼らは、いつしか「なくてはならない存在」としてチームに貢献し、仮名子と共に最高のアンサンブルを奏でるようになっていく。

仮名子に翻弄され、様々なトラブルに巻き込まれていく従業員たちが「頼りないオーナーだから、自分たちがしっかりしなくては」と一致団結して必死に問題を解決しようと奮闘する姿が描かれ、極上の笑いと共に、“人生を生きぬくヒント”も込められた至極のコメディーである。

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」に対する期待の声

ドラマ化が決定し、SNSには多数の声が寄せられています。

その一部をご紹介します!

 

 

 

 

 

原作を読んだ方も、そうでない方もドラマに期待いっぱいのようです!

 

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【Heaven?/ご苦楽レストラン】動画を無料で見逃し視聴!pandoraとdailymotionも【 石原さとみ主演ドラマ】

2019.07.09

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」初回(第1話)あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」初回(第1話)あらすじ

フレンチレストランで働いていた伊賀観(福士蒼汰)は、真面目な性格で営業スマイルができないため、仲間からも客からもまったく評価されていなかった。
しかしそんな彼を高く評価する女性が現れる。その謎の女性は黒須仮名子(石原さとみ)。彼女は近々オープンするという自分のフレンチレストランに伊賀をスカウトする。
「スタッフに必要なのはオリジナリティー。あなたはいいサービスマンになるわ。きっと」
その言葉に心を打たれ、彼女の店で働くことを決意する伊賀。
だがそのレストランは駅からも繁華街からも住宅地からも遠く離れた墓地の中に佇む店で、しかも彼女が集めた従業員は、元・美容師見習いの無邪気なコミドラン・川合太一(志尊淳)、牛丼屋の店長を5年務めていた店長・堤計太郎(勝村政信)、人に言えない秘密を抱えている不運の天才シェフ・小澤幸應(段田安則)、資格取得が趣味の元・銀行員ソムリエ・山縣重臣(岸部一徳)と、小澤以外はフレンチ未経験の素人ばかり。
仮名子はなぜそんな彼らを集めたのか? はたして店は無事にオープンできるのか?
かつてない、“至極のフレンチレストランコメディー”の幕が開く!

 

初回(第1話)の感想やネタバレ

 

第1話の感想

 

『Heaven?』始まったと思ったら、舘さんのお茶シーン。原作ネタバレでこの謎の紳士の正体がわかります。

 

この演出、たしかに斬新!?

 

もはや、すごいとしか言えないレベルの黒須の言動。いい加減なのか、それとも・・・

 

 

ほんと伊賀くんって・・・まじめか!

 

ロワンディシーのトイレ、隣りの葬儀会館のを借りるって!?遺影がサンシャイン池崎さん!?

 

エアコンがやっと使えたと思ったら、ほこりがまき散らかされた!なんてこと!

 

第1話のネタバレ

フレンチレストランで働いていた伊賀観は、真面目な性格で営業スマイルができないため、仲間からも客からもまったく評価されていなかった。
しかしそんな彼を高く評価したのが、たまたま伊賀の務める店に来ていた黒須仮名子だった。彼女は近々オープンするという自分のフレンチレストランに伊賀をスカウト。「スタッフに必要なのはオリジナリティー。あなたはいいサービスマンになるわ。きっと」黒須の言葉に心を打たれた伊賀は、彼女の店で働くことを決意する。

黒須に渡されたメモを頼りにそのレストランを訪ねた伊賀はその場所に驚きを隠せない。駅からも繁華街からも住宅地からも遠く離れた墓地の中にあったからだ。しかも彼女が集めた従業員は、元・美容師見習いの無邪気なコミドラン・川合太一、牛丼屋の店長を5年務めていた店長・堤計太郎、人に言えない秘密を抱えている不運の天才シェフ・小澤幸應、資格取得が趣味の元・銀行員ソムリエ・山縣重臣と、小澤以外はフレンチ未経験の素人ばかり。聞けば、黒須はそれぞれにうまいことを言って自身の店の従業員にスカウトしていた。伊賀たちは、黒須のいい加減さにあきれながらも3日後だという開店に向けて準備を始めた。

料理の材料の調達で手こずったり、トイレが出来上がっていない状態で保健所の監査員がやってきて、となりの葬儀会館のトイレを借りることになったり、エアコンの故障に気づいたりとてんやわんやの中、なんとか前日に開店準備を終えるというタイミングで、黒須がオープニングパーティーに500人を招待してあると言い出す。伊賀らは開店をあきらめかけたが、葬儀会館から食器を借りて、ある材料で間に合わせてパーティーを開くことを決め、当日を迎える。しかし、招待客が一向に来ない。黒須が招待状に間違った日付を載せたこと、そして、招待状が届いたのがエイプリルフールだったことで、誰も来なかったのだった。その後、黒須からの連絡を受けた招待客が訪れ、パーティーは開催された。そのころ、エアコンの修理をたのまれた山縣がエアコンのブレーカーを見つける。稼働させると、5年間使われていなかったエアコンから大量の埃が吹き出し、客たちは真っ白になってしまう。それでも、「おいしかった」と笑顔で帰っていく客に、スタッフは喜び合う。笑顔が作れなかった伊賀にも笑みが浮かんでいた。

 

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【Heaven?/ご苦楽レストラン】初回(第1話)ネタバレ感想:ロワン・ディシーのオープニングパーティーに訪れたのは0人。黒須の日付間違い!ハプニングだらけのオープン【石原さとみ主演ドラマ】

2019.07.09

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第2話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第2話あらすじ

「ロワン・ディシー」の開店からおよそ一ケ月。お客といえば、近所の石材屋の鱸(田口浩正)くらいで、店内には閑古鳥が鳴いていた。
ある日、食事を楽しんだ仮名子(石原さとみ)は、シェフ・小澤(段田安則)をテーブルに呼び「最近の料理にはパンチが足りない」と指摘。実は、小澤は弱気になると味が薄くなる性格で、客が来ないのは自分の料理が美味しくないからだ、と思い悩んでいるのだった。そんな小澤の自信を取り戻そうと、仮名子は従業員たちにお店のチラシを配ることを命令!手書きのチラシを作って客を呼ぼうと団結する。ところが数日後、店は予想外の事態に陥ってしまう…。小澤シェフの秘密が明らかに!?仮名子は小澤シェフの自信と塩気を取り戻せるのか?

 

第2話の感想やネタバレ

 

第2話の感想

 

敵陣視察に訪れたロワンディシーの面々。そのお店のウェイター役が野間口徹さん。視察の目的は、自信と塩気を喪失中の小澤救済!

 

この伝言ゲームの輪にはいりたかった!

 

伊賀くんのヒーロー感ハンパなかった!

 

小澤さん、どんだけ気分上げ下げしてますの・・・(笑)

 

オーナー黒須、いいこと言った!小澤さんは黒須の言葉に救われたようです。

 

黒須は9割自己チュウですが、残りの1割良いこと言います。

 

第2話のネタバレ

ロワン・ディシーは開店からおよそ一ケ月になるが、お客といえば、近所の石材屋の鱸くらいで、店内には閑古鳥が鳴いていた。シェフ・小澤は自分の料理が美味しくないせいと思い悩み、じつは、弱気になると味が薄くなる性格の小澤は、料理の塩気がなくなる一方になっていた。そんな小澤の自信を取り戻そうと考えた策が深夜営業をひろめるチラシを配ることだった。その効果はあって、客は入ったものの、ロワン・ディシーに縁遠そうな人ばかり。しかも、よくじつの予約はゼロ。小澤の自信は全く取り戻せない。そこで、近所にできたライバル店に敵情視察と銘打って来店し、小澤の料理の方がおいしいと言って自信をとり戻す作戦を決行する。しかし、その店の料理はリーズナブルで美味しくさらに自信喪失してしまう。じつは、小澤は過去に勤めた8店すべてが潰れたという悲しい過去があり、それがジンクスになっていたのだ。それを知ったスタッフらは、なんとかロワン・ディシーの情勢を立て直して小澤の自信につなげたいと考えたのが「ミッドナイトランチ」だった。結果、店は繫盛するが、その理由は「味は絶品だが次々と店を潰してしまう伝説のシェフ・小澤」とネットに載ったためだった。小澤はショックを受け、またも自信喪失。そこへ、大会社の社長・オカノからひとり5万円の16名、シェフおまかせでという予約が入る。がぜんやる気を出した小澤は悩みぬいて考えたメニューをだす。予約の日、訪れたオカノは、若き日の小澤の料理をほめ、キュウリが苦手でのこしたという過去があった。そのことを思い出した小澤はキュウリ抜きで過去と同じメニューを提供。オカノの喜ばれたことで、完全復活した。

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【Heaven?/ご苦楽レストラン】第2話ネタバレ感想:小澤シェフの秘密は勤めた店が全部潰れた事!オカノ社長と黒須オーナーらのおかげで自信と塩気回復。【石原さとみ主演ドラマ】

2019.07.16

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第3話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第3話あらすじ

「ロワン・ディシー」では、店長の堤が頭を抱えていた。予約の電話を受けたコミドランの川合が致命的なミスを犯したのだった…。
その夜、店は予約で満席。フロアが大混乱する中、仮名子がアクシデントに見舞われ、伊賀はその対応に追われる。
すると山縣が堤と川合を手招きする。山縣が指さした先には、仮名子の席に座る女性の姿が…。押しの強いその女性は、伊賀をみると「観!!」と親しげに呼ぶ。その女性は観の母・勝代(財前直見)で、観を長崎に連れ戻そうと東京にやってきたのだった。
仮名子と勝代は、似た者同士でそれぞれの都合で観を自分のそばに置いておきたいと必死。「ロワン・ディシー」の”サービスの要”伊賀をめぐる仮名子と勝代の争奪戦が幕を開ける!!

 

第3話の感想やネタバレ

 

第3話の感想

 

川合くんの大失敗からのスタートです!

 

結構な量の水かぶってましたね。昔のコント感出てました!

 

山縣さんをオーナーと勘違いする伊賀母、そして、伊賀が大好きすぎる川合の抱きつきに笑った!

 

伊賀母の手土産は、黒須の大好物のコロッケ。喜び方がフォーゼ(笑)

 

伊賀父ここにきて登場!鶴見慎吾さん演じる父親の名は「静」です。特技は、存在を消すこと。

 

いつの間にか意気投合したふたり。そして、話題は伊賀の便利さについて。伊賀君かわいそうに(;^ω^)

伊賀母のパワフルさはすごかったですね!そして、あの黒須と同じ遺伝子の持ち主(?)で性格がそっくりという設定には、原作と同じとはいえ笑ってしまいました。特技が存在を消すことだという伊賀父のある意味すごい存在感もいい感じに面白かったです。川合のとちりっぷりには、少しばかりイライラしましたが、至る所に出てくる笑いの小ネタのおかげで最後まで楽しく見ることができました。こんなにいろんなドラマをネタとして仕込んでくるのもめずらしいかも!?さすがは”至極のフレンチレストランコメディー”です(笑)

 

第3話のネタバレ

ロワン・ディシーでは、手が空いていなかった店長・堤の代わりに予約の電話を受けたコミドランの川合が致命的なミスを犯し、スタッフたちは頭を抱えていた。川合は、同じ日時に同じ名前で同じ人数の予約を受けており、連絡先を聞き忘れたのだ。確かめようにも確かめられず、結局3組の準備をして待つことに。
大雨のその夜、店は予約で満席。同名、同時刻予約の3組のお客様もみえ、川合は一安心。フロアが大混乱する中、川合は雨漏りで天井が膨らんでいるのを見つける。そこを川合がモップの先で突いた途端、天井に穴があき、真下にいたオーナー黒須は雨水を被ってしまう。水浸しのフロアの掃除を手伝っていた黒須は足を滑らせ転倒。お客様の傘が立て掛けられていた棚も倒れる。帰りのお客様に傘を渡していた時、傘の渡し間違いが発覚。息子の形見だという傘で、なんとか探したいのだが、連絡先を聞き忘れたお客様がいたことでスタッフは困り果てる。

伊賀が片付けに追われている頃、フロアの黒須の席に座る女性がおり、山縣らはどうしよう!と慌てていた。押しの強いその女性は、伊賀をみると「観!!」と親しげに呼ぶ。その女性は観の母・勝代で、観を長崎に連れ戻そうと東京にやってきたのだった。オーナーに挨拶するという勝代。山縣は黒須に、勝代は法事のために上京したと嘘をつき、翌日観が休むことを伝える。だが、じつは観は勝代の観光に付き合っていただけ。たまたま横浜観光していた勝代と観がテレビに映り、それを黒須観たことで嘘がバレてしまう。山縣らから本当のことを聞いた黒須は、観を連れ帰られないよう、勝代に談判する。しかし、勝代も黙ってはいない。そこで伊賀の父・静が口を挟んだことで、じつはずっと一緒にいたことがわかる。静の特技は存在を消すことだ。

傘の件が終わらなければ観を帰すわけにはという黒須。勝代は黒須と共に傘を間違えて渡した客を見つけることに。怪しい呪術会を開いたり、皆で渡し間違えた時のことを思い出したりしていると、当事者が傘を持って来店したことで一件落着となる。

似た者同士の黒須と勝代は、またも、観がいると便利!という勝手な理由で観を自分のそばに置いておきたいと言い争いをはじめるが、静が「結論先延ばし」という技でふたりの争奪戦が幕を閉じた。

 

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【Heaven?/ご苦楽レストラン】第3話ネタバレ感想:伊賀父静の偉大さ!母とオーナー黒須の戦いを仲裁!川合の致命的なミスは予約で連絡先を聞かずに傘の渡し間違いが起きてしまったこと!【石原さとみ主演ドラマ】

2019.07.23

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第4話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第4話あらすじ

ある日「ロワン・ディシー」に強面の男二人(山内圭哉・小柳友)がやってくる。
彼らは仮名子に「期限はとっくに過ぎている」と詰め寄り、さすがの仮名子も押され気味…。「明日までに用意しろ」と無理やり約束させられることに。
その様子を見ていた堤は、仮名子が借金取りに追われているのでは?と想像。さらに、金策に困った仮名子が、従業員の誰かを解雇するのでは?と不安を募らせる…。
伊賀や川合は、仮名子がいったい何者なのか?と思い始める。
そこには山縣だけが知るある事実があるのだが…。

 

第4話の感想やネタバレ

 

第4話の感想

 

本日のキーマン、なぞの借金取りです。このセリフの真意はなんなんでしょう!?

 

オーナー黒須が自殺!!

 

ち、近い!(笑)

 

オーナーのために買った、オーナーの好物のコロッケを山縣さんにわけてあげる伊賀君。ほんと優しい。

 

借金取りの正体は、鐘公論という出版社の編集者でした。

 

そして、オーナーの正体はミステリー作家!

オーナーの正体がミステリー作家で、山縣さんは資格マニアなのにソムリエ資格をもっていない・・・。ロワン・ディシーは濃いキャラそろい踏みですね。原作では別々の話がうまく一本にまとまっていた第4話。正体がわかっていなかった今まででも十分に濃かったのに、オーナーも山縣もますますパワーアップです。そんな中でも、いつも通りのナイスガイ伊賀君と、いつの間にか絆を感じさせてくれるまでになったロワン・ディシーのスタッフの様子は、笑い中心のストーリーの中、ほのぼのとさせてくれました。なんだか、安心感のあるドラマです(笑)

 

第4話のネタバレ

ある日の「ロワン・ディシー」。高級ブランドの服や靴を買い込んでご満悦のオーナー黒須。スタッフはそれを見て、黒須はいったい何者なのかと話していた。そこに強面の男二人(山内圭哉・小柳友)がやってくる。彼らは黒須に「期限はとっくに過ぎている」と詰め寄り、「明日までに用意しろ」と無理やり約束させ去っていった。
その様子を見ていた堤は、黒須が借金取りに追われているのでは?と想像。さらに、金策に困った黒須が、従業員の誰かを解雇するのでは?と不安を募らせる。
その後も食事もせず部屋にこもっている黒須に、さらに不安になった伊賀らは、黒須がいないすきにオーナー室に侵入。ローン会社の広告の裏に残された「クビ」の文字となぞの暗号を見つける。それを見ながら誰を解雇しようとしているのかと話し合うがわかるわけもない。そこへ、強面の男からの電話が。彼らは「カネコローン」と名乗り、オーナーは留守だと伝えると、先日と同じように脅し文句を言い、「いざとなれば保険がありますがね」といって電話を切った。黒須が心配になった伊賀がオーナー室をのぞくと、首に縄をかけた黒須が転んでいた。紐を結び忘れたのだ。黒須の自殺を心配し、伊賀が泊まり込んで見張ることになる。

翌朝、黒須は眠っており、堤のすすめで伊賀は帰宅するが、その途中で思いつき黒須の好物のコロッケを買っていると、急ぎ足の山縣とぶつかる。じつは、山縣は資格マニアで、その日いくつもの資格試験を掛け持ちしていた。伊賀は試験時間ぎりぎりの山縣に頼まれて、バイクで試験会場へ送ることになる。

借金取りとの約束の日、いまだ様子のおかしい黒須のためにシェフはスペシャルメニューを作った。黒須に声をかけるが反応はなく、その後、鍵のかかったオーナー室からうめき声が聞こえてきた。ちょうどやって来た借金取りとともに部屋のドアをけ破るが、そこには誰もおらず。伊賀らがおどろいていると、後ろから黒須があらわれ、黒須が考えた密室トリックをやってみただけだと判明。じつは黒須は映画化作品を持つほどのミステリー作家だったのだ。「クビ」はトリックを考えたメモ、「カネコローン」は「鐘公論」という出版社の名前。そして、強面の男二人は借金取りではなく、編集者だった。

そこへ山縣が出勤。山縣は黒須が作家だと知っていた。伊賀に資格のことを内緒にしてと頼んだのは、銀行員時代から資格マニアだった山縣が司法書士に合格した時から上司に嫌われ、左遷されたからだった。しかし、一日に5個の資格試験を受けるのは日本記録タイ。どうしても記録に並びたかった山縣は、伊賀の助けを借りてやり遂げた。それを知った黒須もスタッフも山縣を応援。山縣は感動する。しかし、山縣がロワン・ディシーが潰れないように必死だったのが、ソムリエ資格受験の条件、実務経験3年のためとわかり一同はガッカリ。そして、ソムリエ資格を持っていないことにおどろく。

こうして、なんとか店の問題は収まったのだった。

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【Heaven?/ご苦楽レストラン】第4話ネタバレ感想:オーナーの正体はミステリー作家仮名須黒子!山縣はソムリエの資格を持ってない【石原さとみ主演ドラマ】

2019.07.30

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第5話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第5話あらすじ

「ロワン・ディシー」に謎の男(竹中直人)がやって来た。どうやら覆面記者らしく、従業員達の働きぶりを鋭い目線でチェックしている。
その覆面記者に認められるために店のレベルをあげようと、仮名子はサービスの要である伊賀に川合の教育を任せる。
ところが特訓の成果はなかなかあがらず…。
そんな中、「ロワン・ディシー」で働きたいと希望する青年・峰がやってきた。英代の紹介という峰はサービスの腕も確実で即戦力間違いなし。仮名子は、このまま川合を雇い続けるべきか、それとも峰を雇うべきか、その決断を伊賀に委ねる。
川合はリストラの危機を乗り越えられるのか!?伊賀の葛藤の結末は果たして!?

 

第5話の感想やネタバレ

 

第5話の感想

 

本日の主役は、令和の破壊王・川合です!

 

トナカイサンタのくだりに、不覚にもちょっと笑ってしまいました。

 

このふたりの対決だったのか・・・!?

 

仕事がめちゃできる入社希望者・峰のこの笑顔。

 

 

峰の笑顔も素敵でしたが川合の笑顔は一味ちがうかも!

川合回だった第5話。できるアルバイト希望者・峰の登場で、天然キャラで失敗ばかりの川合が首を切られそうになりひやひやしましたが、リストラを免れホッとしました。川合の教育係である伊賀ははじめのうちは川合が辞めることになってもしかたないと思っていたようでしたが、川合の憎めないところ、良いところを再発見したようです。覆面記者が竹中直人さんじゃなかったのには驚きましたが、結果、川合の接客をみた本物の覆面記者がほめる記事を掲載したことでロワン・ディシーは繫盛し、川合の居場所も固まりました。王道のめでたしでしたね。楽しかったです。

 

第5話のネタバレ

「ロワン・ディシー」で、川合は予約のお客様の名前を間違えたり、領収書を書き違えたり、カーテンを破いてしまったりと相変わらず失敗ばかりで、スタッフから令和の破壊王と呼ばれていた。接客の要であり教育係でもある伊賀は、そんな川合を毎回フォローする羽目に。

ある日のこと、雑誌を見たオーナー黒須がロワン・ディシーに覆面記者がくると言い出す。スタッフは半信半疑だったが、ある客の男(竹中直人)が従業員達の働きぶりを鋭い目線でチェックしていることに気づき、覆面記者だと疑う。その覆面記者に認められるために店のレベルをあげようと、黒須は伊賀に失敗ばかり川合の再教育を言い渡す。謎の男の正体は、英代からロワン・ディシーが給仕を募集していると聞いた、フレンチレストラン給仕のベテランだった。しかし、ロワン・ディシーのスタッフの仕事ぶりを見て、就職を辞退。接客のレベルが低すぎると言い帰っていった。

その言葉を聞き悔しい黒須は、川合が失敗するたびに伊賀にきつく当たる。しかし、その後も川合の特訓の成果はなかなかあがらない。川合はそれでも反省の色なし…。

そんな中、ロワン・ディシーで働きたいと希望する青年・峰がやってきた。英代の紹介という峰はサービスの腕も確実で即戦力間違いなし。黒須は、このまま川合を雇い続けるべきか、それとも峰を雇うべきか、その決断を伊賀に委ねる。なやむ伊賀だが、特訓の成果がでず、しかも自分の都合で遅刻した川合をリストラすることを決意。川合に伝えようとするが、鈍感な川合は全く気付かず、それどころか、苦し気な伊賀を励ましてきた。伊賀は、その言葉で川合の良さを感じ、黒須に川合はリストラしないと報告。川合の代わりに飛び入りで働き、素晴らしい働きぶりを見せた峰を選ぶと思っていた黒須は伊賀の意見を退けようとするが、伊賀はその会話からさらに川合を残すことへの決意を強め、川合はリストラを免れた。

その後、店にクレーマー客が来店。川合がその対応に当たり、その天然ぶりが功を奏し、無事ことなきを得る。それを見ていた本物の覆面記者がほめる記事を掲載し、ロワン・ディシーは繫盛することになった。

 

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【Heaven?/ご苦楽レストラン】第5話ネタバレ感想:伊賀は即戦力の新人・峰を断って、川合を残した!覆面記者は川合の接客をみて褒め記事掲載!【石原さとみ主演ドラマ】

2019.08.06

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第6話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第6話あらすじ

ある夜、「ロワン・ディシー」に堤の前職・牛丼屋の仲間がやって来た。かつては社長賞を貰うほどの敏腕店長として同僚からの信頼も厚かった堤は、昔の仲間に再会したことで急にやる気を出す。店を盛り上げようと考えた堤は、一世一代の大勝負に!!誕生日特典をはじめ、様々な提案をするのだが、オーナーの仮名子とは意見が対立してしまう。そんな中、店に待ちぼうけの女性客が。彼女は二人分の食事を一人で寂しげに食べ続けている…。本当のもてなしとは一体なんなのか?
果たして、店長の決断は?

 

第6話の感想やネタバレ

 

第6話の感想

 

堤店長の活躍に期待!

 

このセリフ、耳に残ります。(笑)

 

オーナー黒須と店員たちのやり取りとそのテンポが面白さのポイントです。

 

 

ゲスト出演の方が次々に!しっかり見てないと見逃がしちゃいます(笑)

 

さすがは川合くんです。どんな時も変わらぬ笑顔の対応で、すべてのクレーマーを撃退!しかも、問題なく!

 

第6話のネタバレ

ある夜、「ロワン・ディシー」に堤の前職・牛丼屋の仲間がやって来た。かつては社長賞を貰うほどの敏腕店長として同僚からの信頼も厚かった堤は、昔の仲間に再会したことで急にやる気を出す。店を盛り上げようと考えた堤は、誕生日特典をはじめ、様々な提案をするのだが、オーナー黒須とは意見が対立してしまう。牛丼屋の同僚から戻ってこないかと言われ悩む堤は、店の経営を一週間任せてもらうことを依頼し、それでだめなら店を辞めることを考える。黒須の了承を得る。

そんな中、店に待ちぼうけの女性客が。二人分の食事を一人で寂しげに食べ続ける女性客に事情を聴くと、彼氏に連絡してもつながらない、やすらぎ会館の地下にいると言われる。しかも、女性客は誕生日で彼氏と祝う予定だったことがわかる。その日、堤が提案した誕生日特典で祝う客が何組もいたこともあり、女性客のためにスタッフで誕生日を祝う。そこへ、彼氏が登場。実は、やすらぎ会館で水道工事をしていたのだった。

経営をまかされた堤は張り切ってお客様の望むことわすべてかなえ、満足してもらおうとする。しかし、ホスピタリティーを追求するあまり、箸で食べたり、食べ物を持ち込んだりと客はわがまま放題に。一週間後、堤は黒須から、今までの方が楽しそうに見えた、お客様の前に自分が楽しくなければダメと言われ、経営で大切なことは「何とかなる精神」適当にいくと宣言。ロワン・ディシーを続けることになった。

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【Heaven?/ご苦楽レストラン】第6話ネタバレ感想:店長堤が下した一世一代の決断の結果は「経営は何とかなる精神」【石原さとみ主演ドラマ】

2019.08.13

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第7話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第7話あらすじ

「ロワン・ディシー」開店から一年。店は常連客や新規のお客様で賑わっている。そんな中、店でハプニングが発生。仮名子の機転でこと無きを得るが、伊賀は、サービスマンの存在意義について悩み始める。
一方、シェフの小澤は伊賀とは対称的にテンション高め。なぜなら従業員たちが「火曜日の君」と呼ぶ美くしすぎる常連客・香宮(相武紗季)が来店する火曜だからだ。
仮名子は、特定のお客様だけをえこひいきするのは最高のサービスとは言えない。特別扱いはダメだ、と言うのだが…。ある夜、俳優の湯浅(丸山智己)が来店。山縣に不躾な態度を取る湯浅に、常連客・古瀬(加賀まりこ)が物申すのだが、この行動が湯浅を怒らせてしまう。しかも、古瀬をかつての大女優と思いこんだ湯浅は偵察をはじめ…。
すべてのお客様の笑顔のために。「ロワン・ディシー」従業員たちによる絶対に譲れない戦いが始まる。伊賀が葛藤の末にたどり着いたプロのサービスの仕事とはいったい…?

 

第7話の感想やネタバレ

 

第7話の感想

 

第7話のゲストの一人、相武紗季さんです。今回も豪華ゲストです!

 

落ち込んだシェフ小澤の新作メニューです。ちょっと気持ち悪いかも・・・

 

川合くん、じぇじぇじぇって!!

 

 

近い近い近い!でも川合くんだから仕方ないか。

 

「あそこにいる久世光代さんの爪の垢でも煎じて飲みなさい!」オーナーが叫び、スタッフの苦労は水の泡に・・・

 

第7話のネタバレ

「ロワン・ディシー」開店から一年。店は常連客や新規のお客様で賑わっている。そんな中、臨月の女性客が腹痛を訴え大騒動に。オーナー黒須の医者がいないかとの呼びかけに常連客の小枝が挙手。じつは小枝は耳鼻科医だった。その場はこと無きを得るが、何もできなかった伊賀は、サービスマンの存在意義について悩み始める。

一方、シェフの小澤は伊賀とは対称的にテンション高め。なぜなら従業員たちが「火曜日の君」と呼ぶ美しい常連客・香宮が来店する火曜だからだ。小澤は香宮が好きだと言っていた穴子のメニュー作りに精を出すが、黒須はなかなか良い感想を言わない。落ち込みながらも何種類もメニューを作り直していった。そんな小澤や他のスタッフに黒須は、特定のお客様だけをえこひいきするのは最高のサービスとは言えない。特別扱いはダメだと言う。

伊賀は意気消沈した小澤を休ませ、スタッフ皆で公園にランチに出かける。そこで伊賀は隣のテーブルで髪を振り乱して仕事する女性が香宮と気づく。香宮はそんな姿は見られたくないだろうと考え、皆に気づかれないようにするが、川合が香宮に気づきばれてしまう。店に帰り、ばれたとき香宮が悲しそうな顔をしていたことを話し合うスタッフ。伊賀はプロのサービスマンとして、お客様の悲しい顔は見たくない、すべてのお客様に誠実であろうと決意を新たにする。

ある夜、俳優の湯浅が来店。山縣に不躾な態度を取る湯浅に、常連客・古瀬が物申すのだが、この行動が湯浅を怒らせてしまう。しかも、古瀬をかつての大女優・久世光代と思いこんだ湯浅は隠し撮り専門の知り合いを呼び出し、偵察をはじめる。それに気づいた伊賀らは、古瀬が食事を楽しめるように、しかも古瀬が久世光代だと気づいたとわからないように隠し撮りを阻止した。しかし、黒須が古瀬が久世光代だと口を滑らしてしまう。古瀬は、自分は久世光代ではないと話し、がっかりした湯浅とカメラマンは帰っていく。最後まで食事を楽しんだ古瀬は、久世光代のポーズを決めて去っていった。そのポーズの時の台詞は「楽しい夜をありがとう」。スタッフは古瀬は本物の久世光代だと気づいた。

その時、いつも通りの美しい姿で香宮が来店。香宮はオカルト漫画家だとカミングアウトし、黒須から好きなものを提供すればいいと言われ気力がもどった小澤の穴子料理を堪能する。香宮がロワン・ディシーでの時間を楽しんでいる様子をみて、お客様の楽しい時間を共有できることに喜びを感じた伊賀は、接客業の素晴らしさを改めて知った。

 

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【Heaven?/ご苦楽レストラン】第7話ネタバレ感想:伊賀がたどり着いたサービスマンの喜びはお客様と楽しみを共有できること。香宮はオカルト漫画家だった。【石原さとみ主演ドラマ】

2019.08.20

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第8話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第8話あらすじ

ある夜「ロワン・ディシー」では、山縣が険しい表情で一人の客の来店を待っていた。山縣の゛宿命のライバル″だというその客・浦海(岸部一徳)を見て、伊賀や川合らは唖然。なんとその男は山縣にそっくりだったのだ…。
浦海の来店をきっかけに、山縣は伊賀を巻き込み、お互いのトラウマ克服のためあることに挑戦しようと決意する。そんな中、伊賀や山縣らは彦坂(平泉成)という老人と出会うが、なにやらいろいろと訳ありの様子で…。

 

第8話の感想やネタバレ

 

第8話の感想

 

山縣さんの宿命のライバル登場!うりふたつです!

 

 

あれ?伊賀と堤だけ沖縄にソムリエ試験の講習にやってきたはず・・・

 

 

でちゅって(笑)

 

ニセ試験官として登場したオーナー。この状況でVサインだせるとはさすがです!

山縣のライバル浦海の登場で、てっきり山縣さんが主役回と思いましたが、山縣に誘われてソムリエ試験を受けた伊賀のトラウマ克服回でした。毎回思いますが、原作の2~3話をうまくつなげています。伊賀と一緒にソムリエ試験を受けていたお寿司屋さん役の平泉成さんもいい味出してましたね。お寿司屋さんのエピソードで、ちょっといい話になった気がします。寿司屋の跡取り息子役に平泉さんのものまねをしている末吉さんが出ていたのもよかったです(笑)

 

第8話のネタバレ

ある夜「ロワン・ディシー」では、山縣が険しい表情で一人の客の来店を待っていた。その客の名は浦海。山縣が銀行員として働いていたころからの゛宿命のライバル″だという。やってきた浦海は山縣にうりふたつで伊賀らは唖然とする。
浦海は顔だけでなく資格取得の趣味も山縣とそっくりだった。ロワン・ディシーでソムリエとして働く山縣にソムリエ資格がないことがわかると、自分はその資格を持っていると自慢。悔しい山縣は、ソムリエ試験に一発合格すると浦海に宣言する。

まだ経験年数が足りず今年は試験を受けることができない山縣は、一発合格のためのデータ収集したいと、受験条件を満たしている堤と伊賀にソムリエ試験受験を勧める。大学受験を母親のせいで失敗し、試験にトラウマを持つ伊賀だったが、トラウマを克服するために受験を決意。沖縄で開催される試験対策集中講座を受けに行く。伊賀と堤、山縣だけのはずが、オーナー黒須と川合も同行していた・・・。

講座を受講する人の中に、ひときわ意欲的に取り組む老人・彦坂がいた。寿司屋店主だという彦坂と励ましあいながら勉強をかさねた伊賀は、無事二次試験に合格。堤は不合格だったが、勉強から解放されると喜んでいた。

そして最終試験の日。試験に出かけようとした伊賀のもとへ母親・勝代から電話がくる。店のそばにいるという勝代の言葉に青ざめるが、スタッフらの協力で無事試験を受けることができる。伊賀は自分でトラウマを克服しようと緊張から抜け出すが、彦坂はカチカチのまま試験が始まる。だが、手違いで試験官になりすましていた黒須のはちゃめちゃな言動のおかげで我に返った彦坂は、緊張から解放されることになった。

試験の結果、伊賀は不合格。しかし、試験を無事に受けられたことでトラウマを克服することができた。

ちなみに、跡取り息子とソムリエ試験をめぐってケンカしたことがきっっかけで受験した彦坂は合格。翌年には息子も受験することになったという。

 

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【Heaven?/ご苦楽レストラン】第8話ネタバレ感想:伊賀はソムリエ試験を受けることでトラウマ克服!試験は不合格。【石原さとみ主演ドラマ】

2019.08.27

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第9話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第9話あらすじ

ある日の「ロワン・ディシー」。オーナー・仮名子は、出版社「鐘公論」との打ち合わせで外出しており、開店前の店には緩やかな空気が流れる。伊賀は前から気になっていたチーズの選定に、店長・堤や山縣も各々の作業に取り掛かり、仮名子がいないことで全てが順調に進んでいた。そんな中、飲食店経営コンサルタントを名乗る男・中(白井晃)が「ロワン・ディシー」を訪れる。店の建て直しに協力すると言うのだが仮名子の反応は果たして…。

 

第9話の感想やネタバレ

 

第9話の感想

 

本日も超自由人なオーナーです。そんなオーナーが店に来ない一日が始まります。

 

オーナーが来ないとわかり、この表情。

 

オーナーがいないことで、これほどまでに幸せ感でるとは・・・

 

だいぶ追い詰められてるはずの状況でこの発言。さすがです!

 

オーナーにはカリスマ的な何かがあるのかも。

 

ここ笑った!

 

第9話のネタバレ

ある日の「ロワン・ディシー」。オーナー・黒須仮名子は、出版社「鐘公論」との打ち合わせで外出しており、一日不在。開店前の店には緩やかな空気が流れる。伊賀は前から気になっていたチーズの選定に、店長・堤や山縣も各々の作業に取り掛かりる。川合が花の用意を忘れたことがわかっても笑顔で許せる心の余裕。黒須がいないことで、全てが順調に進んでいた。

その頃、黒須は鐘公論の打ち合わせの日にちが違っていたことがわかり、期待していた食事もとれず呆然。ロワン・ディシーで食事しようと帰りを急ぐが、タクシー運転手が道に迷ったり、パンプスのかかとが折れてしまったりと不運な出来事が立て続きに起こり、不機嫌指数がMAXになる。何とか店にたどり着いた黒須だが、店は満員御礼。いつもの席にも客がおり、ますます不満を募らせる。

その時、常連客・小枝が幹にプロポーズ。幹は喜んで受け入れ、店は祝福ムードに包まれる。客の中に有名な指揮者・日比野がおり、二人のために演奏を始める。スタッフが幸せな気持ちを噛みしめていると、いつも以上に不機嫌な黒須があらわれる。精神の余裕があるスタッフはやさしい対応で黒須をもてなし、美味しい食事にありつけた黒須は徐々に機嫌を直す。

そんな中、飲食店経営コンサルタントを名乗る男・中がロワン・ディシーを訪れる。店の建て直しに協力すると言う中は、原因のほぼ100%は経営者にあると宣言。最低の立地を逆手に取る作戦や、高級食材を使うメニューをやめることなどを提案するが、黒須はすべて論破。人件費が最も問題だと言われても意見を曲げようとしない。それでも、お客様のために働くことの大切さを説く中に、自分が満足するのが一番大切だと言い切る。中は納得いかないまま帰っていった…。

中が帰った後、黒須はもし誰かを辞めさせるなら伊賀だと言い出した。伊賀は、その言葉にショックを受ける。スタッフも驚くが、その理由を聞いてさらに驚くことに。有能な伊賀なら他の店に売り込めば移籍金が取れるというのだ。山縣に移籍金は取れないとつっ込まれ、傷ついた伊賀に真実を伝えるよううながされるが気にしていないオーナー。そこへ、鐘公論から倒産したと連絡が入り、黒須の新作小説の行方が白紙になる。黒須はオーナー業に専念すると宣言。軽い地獄だとへこむスタッフらの前に伊賀の母親・勝代が現れ、父親・静がジンバブエに転勤になったと言いだす。スタッフは伊賀を連れていくつもりかとショックを受けるが・・・

 

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【Heaven?/ご苦楽レストラン】第9話ネタバレ感想:オーナーは経営コンサルタント・中に追い詰められるが打ち勝ち引退せず!【石原さとみ主演ドラマ】

2019.09.03

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第10話(最終回)あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」第10話(最終回)あらすじ

指揮者の日比野(井上順)と親しくなった伊賀は、日比野からコンサートに招待され仮名子と共に会場へと向かう。その後もたびたびコンサートに誘われることになり、客との距離感に戸惑った伊賀は、仮名子に苦言を呈される。
仮名子の一言で、自分が成長できていないことに気付いた伊賀は、家族の転勤先であるジンバブエに行くことを決意。
そんな中、謎の3人組が「ロワン・ディシー」にやって来る。
仮名子たちに持ち掛けてきたとんでもない話とは、いったい!?「ロワン・ディシー」の運命の歯車が狂い始める…。

 

最終話の感想やネタバレ

 

最終話の感想

 

小さい伊賀くんはかわいいけど、手紙の内容は、「ジンバブエに行って来ます」という驚きのもので・・・

 

伊賀父・静の言葉はわかるような、わからないような(笑)

 

最終回に、はじめて伊賀がオーナーを操っている場面をみられました!

 

 

ロワン・ディシーは雷に打たれて火事!こんな事ってあります?

 

 

ドラマ「Heaven?ご苦楽レストラン」最終回、最後まで楽しく拝見させていただきました。最後のさいごにわかるのですが、初回だけ登場した謎の紳士(舘ひろし)は、数十年後の伊賀だったんです!老舗和菓子店に乗っ取られそうになったロワン・ディシーが、すったもんだの挙げ句に雷に打たれて火事とか、そのままオーナーは姿を消してしまうとか、ジンバブエには行かずにロワン・ディシーの名前を継いだ伊賀はずっとサービスマンとして頑張り続けるとか、本当に原作通りの終わり方でした。緊張感のあるドラマが多い中、ほのぼの系の本作に癒されたユーザーの方も多いと思います。私もそのひとりです(笑)。またいつか、ロワン・ディシーの仲間たちに会えるといいなぁ・・・

 

最終話のネタバレ

母・勝代から父親がジンバブエに転勤になったと聞いた伊賀観。スタッフも伊賀も、勝代が観を連れ戻しに来たと思ったのだが、勝代は来なくていいと言って帰っていく。伊賀は、いつもと違う勝代の態度に不安を覚える。じつは、勝代は頼られなければ不安になる伊賀の性格を考えてその行動をとっていた。勝代の作戦に気づいたオーナー・黒須は伊賀を引き止めるために勝代と同じ作戦を決行。伊賀に両親について行くように言う。どうしたらいいか迷う伊賀。

ある日、川合が客からプレゼントをもらっていることが発覚。黒須は、プレゼントは川合はいいが伊賀はだめというルールを作る。その後、指揮者の日比野と親しくなった伊賀は、日比野からコンサートに招待されオーナーと共に会場へと向かう。その後もたびたびコンサートに誘われることになり、客との距離感に戸惑った伊賀は、黒須からサービスマンに大切なものは美しい距離感だと言われ、さらに悩むことに。

黒須の言葉で自分が成長できていないことに気付いた伊賀は、家族の転勤先であるジンバブエに行くことを決意。しかし、両親はすでにジンバブエでの生活を満喫しており、行き場所をなくした伊賀は悩み続けることになる。その頃、伊賀のいないロワン・ディシーはてんてこ舞い。見かねた黒須が峰を呼び寄せるが、手伝ってもらえたのは1日だけ。我慢の限界に達した黒須が伊賀に戻ってくるよう連絡。伊賀はロワン・ディシーで働き続けることになる。

そんな中、謎の3人組がロワン・ディシーにやって来る。3人は老舗和菓子屋の社長と不動産屋で、ロワン・ディシーの場所に和風喫茶を開くため、移転の話を持ちかけてきた。一度は断った黒須だが、自分も新店舗の近くに引越すことを思いつき、移転を承諾。伊賀の言葉で印鑑を押すのをやめようと思い直すものの、最後には店をやめると決める。店の外に出て、解散しようとしたその時、ロワン・ディシーに雷が落ち火事になる。それを見た黒須は、契約書を破り棄て、話は白紙になる。

火事の後、ロワン・ディシーの名前を引き継いだ伊賀は長崎の実家で店を再開。両親の帰国のあとは、場所を移しながらロワン・ディシーは続けられる。

それから、数十年。パリのとあるレストランで紳士のサービスマンが女性客に話しかけていた。その紳士は伊賀。そして、女性は黒須だった。黒須が伊賀の店に来店したのだ。このストーリーは、伊賀がロワン・ディシーで過ごした若き日のことを思い返したものだった。

 

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【Heaven?/ご苦楽レストラン】最終回(第10話)ネタバレ感想:舘ひろしの正体は未来の伊賀!長崎でロワンディシーを継いでいくことに!【石原さとみ主演ドラマ】

2019.09.10

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」の見逃し配信を無料視聴する方法

 

【Heaven?/ご苦楽レストラン】動画を無料で見逃し視聴!pandoraとdailymotionも【 石原さとみ主演ドラマ】

2019.07.09

 

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)」全話ネタバレ感想とあらすじ最終回まで更新まとめ

 

TBS系列火曜ドラマ22時は、人気の同名漫画が原作の『Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)』です!主演の変わり者オーナーを石原さとみさんが演じ、癖のある店員を福士蒼汰さんや志尊淳さん、勝村政信さんなどが熱演し、出演陣も豪華です!

「ロワン・ディシー<この世の果て>」という名のフレンチレストランを舞台に、風変わりなオーナーと個性的な従業員たちとの間で繰り広げられる日常がコメディタッチで描かれ、多くの人気ドラマを手掛けている担当プロデューサー瀬戸口克陽が、“レストランモノ”の常識を覆す、王道でありながら予測不能のコメディー”と称するドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)』が楽しみでなりません。

この記事では、『Heaven?~ご苦楽レストラン~(ヘブン)』を初回から最終回まで随時更新していきますので、ぜひご覧ください!

【Heaven?/ご苦楽レストラン】ネタバレ感想!最終回まで初回(第1話)から随時更新【石原さとみ主演ドラマ】

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【Heaven?/ご苦楽レストラン】視聴率速報や一覧と推移!初回(1話)から最終回まで随時更新【 石原さとみ主演ドラマ】

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