2019年の大河ドラマは、宮藤官九郎オリジナル脚本の「いだてん~東京オリムピック噺」です。
「いだてん」は、1912年のオリンピック初参加から、1964年の「オリンピック」開催までの激動の52年間を、歴史に翻弄されたスポーツマンたちの姿を通して描く「東京&オリンピック」の物語。
2020年の東京オリンピックを目前に控えた2019年の大河ドラマにふさわしい題材ですね。
こちらの記事ではドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』の初回(第1話)と次回の第2話のネタバレや感想とあらすじを紹介していきます!
Contents
「いだてん~東京オリムピック噺」初回(第1話)あらすじや感想とネタバレ
「いだてん~東京オリムピック噺」初回(第1話)あらすじ
1959年、五輪招致目前の東京。大渋滞の日本橋を通りかかった落語家の古今亭志ん生(ビートたけし)は寄席に向かっていた。その日、高座で志ん生が語り出したのは、50年前の日本のオリンピック初参加にまつわる噺(はなし)。1909年、柔道の創始者、嘉納治五郎(役所広司)はストックホルム大会を目指して悪戦苦闘していた。スポーツという言葉すら知られていない時代。初めての派遣選手をどう選ぶか。日本オリンピック史の1ページ目を飾る物語。
初回(第1話)の感想やネタバレ
第1話の感想
いだてん第1話
平沢@星野源さんの流暢スピーチからの麗しい岩ちん@桃李くん💗✨
そして岩ちんの「とうきょおぅ(東京)」聞けた🎵
田畑@サダヲさんの満足お顔✨
これからも楽しみですo(^-^o)(o^-^)o
(サングラス岩ちんはいつ⁉️)#いだてん #阿部サダヲ #松坂桃李 pic.twitter.com/LOMpBpf6yH— ささみず (@sasaMi524Ta823) 2019年1月6日
始まりがいきなりこの描写なのは、さすがです!!
『 #いだてん 』。時空を往き来する宮藤官九郎脚本をテンポよく運ぶ井上剛演出。心配していたのは語り部・古今亭志ん生=ビートたけしの滑舌。だが若き日の志ん生=森山未來が、たけしの「ちんたらした」喋りに毒舌を吐き、クドカンは語り部を早々に切り換えた。なんという禁断の技!たけしも寛容だ。 pic.twitter.com/KSiKkTsAkT
— 清水 節 (@Tshmz) 2019年1月6日
語り部の早々の交代やその流れは面白かったですね!
ぉおー
峯田さんだー#いだてん pic.twitter.com/LWNc6iwzrL— sora (@sora75669331) 2019年1月7日
大隈先生キターーーーーーーーー🙇♂️
結構似てる。#いだてん 録画視聴中_φ(・_・#いだてん東京オリムピック噺 pic.twitter.com/6EHHvIESM1— とーる⊿🍑💘🐈⛩ (@toruyayo) 2019年1月7日
#いだてん
花ちゃんの動きも顔も声もいちいち可愛くて😆
クドカンワールド全開で、オープニングも面白かった
でも花ちゃんが脇役だといつ出てくるのか気になって集中できなかった…ちゃんと見直そう
一年間だから、気長に見ないとねー#杉咲花 pic.twitter.com/koGxqT5p4h— 🌸👑ai👑🌸 (@airiiiii0214_s) 2019年1月7日
それぞれの個性が光っていましたね!
シュールに、そして無駄に熱い天狗倶楽部、最高‼️ pic.twitter.com/oEs0NcQg16
— つよしゃんぷぅ (@pskoumei) 2019年1月7日
この時代に本当にいたチャラいやつという語りに笑いました!あと、天狗倶楽部の振り付けにも(笑)
「フレー、フレー!」って、「奮えー、奮えー!」って事だったの?#いだてん pic.twitter.com/2CAMRTnWGx
— ロビタ (@robita00) 2019年1月7日
目からウロコのシーンでした!!
三島弥彦の肖像画が一番笑ったな。
実在の人物でこの画力がヤバいなw#いだてん#天狗倶楽部 pic.twitter.com/IaY14qS3wW
— 祐輔★ツートンピー (@yusukextc) 2019年1月7日
WANDAの3人揃った!笑 #いだてん #神木くん pic.twitter.com/cYnUUAlE3O
— kyum (@KyumCom) 2019年1月6日
お髭凛々しい豊❤大森兵蔵始動❣️
#いだてん#竹野内豊 pic.twitter.com/81chb46nWl— あや (@y1971yt) 2019年1月6日
いだてんはいます!!
可児さんかわいい…(推せる)
古舘さんが演じるキャラ好きです#いだてん pic.twitter.com/TH7xekFdlc— [ ケチャップ ] (@ketchup_pic) 2019年1月6日
そっと治五郎を支える奥さんのような存在ですね!
大河史上でも、こんな劇的な展開しょって登場したのは初めてではないかと。
あと、初登場で台詞がないのもね。#いだてん pic.twitter.com/axSTSNVS2x
— ミカヅキ (@Goodmoanin_ll) 2019年1月6日
歌舞伎じゃん!!!ってなりました(笑)そしてセリフなし(笑)
星野源でてるじゃないか!
近代史なんてパターンもあるんですね。高度経済成長期、日本にスポーツという概念が無かった時代の躍進。
2020年のオリンピックどんな位置付けになるのか。#いだてん #星野源 pic.twitter.com/2RLO7HQXQ5— CAN@ゲートウェイ (@Yohei_Kanzawa) 2019年1月7日
あとは、どこの体育館にもあるであろう肋木。
これが設置されるようになった背景と、正しい使い方を始めて知った。
羽田で行われたマラソン予選で、金栗四三がゴール時に頭から血を流していると思ったら、帽子の着色料が雨で落ちただけだったというオチにも笑った。#いだてん pic.twitter.com/HZIPZgEorQ— エンタメ変態野郎 (@entamedaisuki) 2019年1月7日
昨夜は外出してたんで、今やっと録画しといた NHKの新しい大河ドラマ『 #いだてん 』を観たけど…面白いっすね~❗️なんてゆ~かスポーツへの愛情に満ちてる❤️自分は最近はマラソンくらいしかやんないけど、大会前夜やレース後のランナーって皆こんな感じでバカ騒ぎしてるもんね~🎵理屈じゃね~っす❤️ pic.twitter.com/NKvvvs3EB3
— 抹茶コアラ (@yarennoka201101) 2019年1月7日
ネットでは賛否両論あるようですが、個人的には好きでした!スポーツものはそこまで興味は無かったのですが、見てみると、ドラマの作り方やキャスト陣がいいですね!これからにも期待です!
第1話のネタバレ
その日、古今亭志ん生は寄席に向かうタクシーの中で、足袋で走る人を見て、高座で落語「富久」をやっていた。「富久」は、火事が起きて浅草から芝を走り回る、たいこ持ちの噺だった。その高座を暖かく見守るのは志ん生の妹・美津子。
1964年のオリンピックを日本に誘致しようと、平沢和重がIOCにてプレゼンする。小学校の教科書に「五輪の旗」という物語が載っていると紹介し、見事東京オリムピックが決まる。
志ん生は高座の枕でオリムピックの話に触れる。そして日本人が初めてオリムピックに出た話になった。時は50年ほど前の明治時代のこと。
日本スポーツの父・嘉納治五郎は、フランス大使館に呼ばれ、清の引く人力車で向かう。その道端でだらしなく横たわる若者こそ、若かりし頃の志ん生・美濃部孝蔵だった。
大使館についた治五郎は、駐日フランス大使・ジェラールより、日本のオリンピックへの参加を打診される。見せられたモノクロ写真には見たこともない競技をする人が写っていた。同じ条件・ルールの元、世界中の人が技を競うオリンピックの素晴らしさに気づいた治五郎。そしてジェラールが口にしたPAIX(ペ)=平和という言葉とライトマン=適任者という言葉を大変気に入った。
早速、自身が校長を務める東京高等師範学校に戻る治五郎。帰りも清の人力車で帰り、その速さに驚き、オリムピックに出てみないかと笑顔で言った。
師範学校で、オリムピック参加への意思を助教授・可児徳に伝える。次のオリンピックがストックホルムだったため、スウェーデンから帰国したばかりの、西洋の体育事情に精通している教授・永井道明に相談するが、永井はオリンピックへの参加に否定的だった。永井は1908年(明治41年)のロンドンオリンピックを見ており、ドランドの悲劇が起きたマラソンの過酷さと外国人と日本人の体格の差から、勝てないと踏んでいたのだ。また、永井はスウェーデン体操を推奨しており、肋木にぶら下がることで、日本人の平均身長が伸びると断言。まずはオリムピックよりも、日本人の体作りを優先さすべきだと言う。
諦めきれない治五郎は文部省に掛け合う。しかし、文部省はお金を出さないと小笠原文部大臣には取り合ってもらえない。母体となる団体を日本体育会にと考えていた治五郎だが、会長の加納久宣は日本人では勝てないとこれを拒否。治五郎は勝ち負けではないと食い下がるが、加納はスポーツを真っ向から否定した。
さらに団体を立ち上げるにあたり、お金も必要だったため、銀行に務める三島弥太郎の家を訪ねる。そこには大隈重信もおり、治五郎はオリンピックの意義を説く。そこで三島弥太郎に会うが、実は治五郎はすでに600円を借りており、まだ返していなかった。さらに、弥太郎にスポーツは嫌いだと融資を断られた。
その時、弥太郎の弟・弥彦がグローブをつけて、庭に飛び込んでくる。弥彦は天狗倶楽部(TNG)というスポーツ集団に所属していた。天狗倶楽部の面々は治五郎が柔道の第一人者であると知っており、馴れ馴れしい態度を取る。天狗倶楽部には慶応、早稲田など名門のエリートたちが名を連ねていたが、ノリはチャラかった。天狗倶楽部は挨拶代わりに倶楽部の応援をやってみせた。大隈重信は天狗倶楽部の面々に治五郎がオリンピックへの参加を考えていると伝え、短距離で負け無しの弥彦はオリンピックに興味を持っていた。
改めて、弥太郎から融資を断られた治五郎はフランス大使館へ出向き、オリンピック参加を断るつもりだった。しかし、そこで大きなスタジアムの設計書と、日の丸が書かれた絵に心を揺さぶられ、一転、参加を表明した。こうして治五郎は日本人初のIOC委員となる。
昭和35年、志ん生の元に、弟子入りを希望する若者が訪ねてくる。志ん生は「師匠は亡くなった」と門前払いをしようとするが、以前に高座で絡んだ客だと知り、「弟子取ってないんだ」と言い換えた。しかし、若者は亡き父が亡き母に送ったはがきに「志ん生の富久は絶品」と書かれた言葉を頼りに来たのだと説明する。志ん生ははがきを見つめていた。
治五郎は勝手に日本体育協会を立ち上げた。すると、永井と日本体育会の加納が乗り込んできて、抗議する。だが、治五郎は永井も加納も理事だと一方的に言った。そこへ治五郎に呼ばれた弥彦がやって来る。治五郎は100メートルを12秒で走ると言う弥彦に、世界記録は10秒ちょっとだと言い、挑戦してみないかと問う。すると弥彦はやる気満々の様子。加納は勝てないと割って入るが、治五郎はオリンピックは勝ち負けでなく、相互理解の元に成り立つ祭典だと言う。加納は世界レベルの選手などいなと言うが、治五郎はどこかに「韋駄天」はいると言い切った。すると、加納が名前が紛らわしいと言う。治五郎は「大」の字を足し、「大日本体育協会」とした。治五郎が初代会長となり、その会議室は治五郎の校長室となった。
そこに天狗倶楽部の面々が集い、酒を飲みながら、有望な選手の話で盛り上がる。そこで、治五郎は予選会を開こうと言った。弥彦は予選のような小さなことを言わず、東京のオリンピックを目指そうと言う。
こうして、ストックホルムオリンピックに向け、出場選手選考のための大運動会の開催を大々的に報じた。
治五郎は世界記録を塗り替えられるのはマラソンだと考えた。米国体育学士・大森兵蔵は治五郎に協力的だった。会場をどうするかと悩んだ結果、羽田にある運動場に決まる。治五郎は世界記録に迫るような選手がいない場合、辞退すると宣言した。
羽田を視察した治五郎は草だらけの土地に驚くが、大森兵蔵はなんとかなると言った。400メートルトラックを擁するスタジアムができると目を輝かせる。その資金について、弥彦が割って入り、自分が兄の弥太郎に直談判すると申し出た。
決起集会の日、治五郎は付き合いで飲んだ酒のせいで、持病の糖尿病を悪化させ、入院していた。
そして、羽田運動場にて予選会を開く。治五郎はなんとか参加できた。ここには清の姿もあった。マラソン選手の選考では、雨が振り、脱落者が相次ぐ中、金栗四三が世界記録を更新してゴールした。治五郎は彼こそ世界に通用する韋駄天だと興奮した。
ゴールした三四を抱きしめ、何か言う治五郎。雨の音で聞こえなかった。
古今亭志ん生は、この時、治五郎が言ったであろう言葉を用い、この落語に「不可能を可能(嘉納)にする」と落ちを付けた。
「いだてん~東京オリムピック噺」第2話あらすじや感想とネタバレ
第2話あらすじ
この日、テレビ寄席で志ん生が語るのは、日本初のオリンピック選手となった金栗四三(中村勘九郎)の知られざる熊本での少年時代。学校まで往復12キロを走る「いだてん通学」で虚弱体質を克服した四三。軍人に憧れ海軍兵学校を受けるも不合格に。身体を鍛えても無駄と落ち込む四三だが、幼なじみのスヤ(綾瀬はるか)に励まされ、嘉納治五郎(役所広司)が校長を務める東京高等師範学校への進学を決意する。運命の出会いが近づいていた。
第2話の反応と期待の声
いだてんは
いろんな人出てて楽しい(^-^)そして予告の綾瀬はるかさんが
かわいすぎる♡わたしもこんなかんじで
今ウキウキ(⑉•ᴗ•⑉)♪#いだてん pic.twitter.com/SeIqF5TQAz— みすず (@mistydonald) 2019年1月6日
三島弥彦さん、気になってwiki見に行ったら想像以上にフレディ入っててもう…
裸にヒゲ、次回も来るかなw #いだてん pic.twitter.com/NUu69MXTB0— 編人 (@amtamtamt) 2019年1月7日
昨日のいだてん☻☻
今日子さん、初っ端から登場してきてびっくりした😂💗
テレビで見る今日子さんも、お着物着てる今日子さんも、全てが久しぶりでとっても新鮮でした♡
ありがとう。。
内容も面白いし毎週楽しみです😊✨#いだてん #小泉今日子 さん#キョンキョン #トレンド入りおめでとう pic.twitter.com/Di1ugQpZV5— れな (@k_y_o_n_3) 2019年1月7日
#いだてん
今録画したの見たけど面白かったよー。
好きなクドカンのり。阿部サダヲはいいし、テンポの良いセリフ回し、なんか全編ワクワクする!私は好きだな。また次回も楽しみ。— 洗う!干す!畳む! (@M_mik7) 2019年1月7日
やっと見れた #いだてん
作・宮藤官九郎の文字に、親戚でもないのに何故かグッときて、金栗の登場シーンにワクワクするところまで、終始新しく始まる物語に胸踊る1時間でした。一年か〜。沢山の魅力的な人が出てきて、四方八方広がったって良いんだもんね。やっぱ大河ってすげー!
来週も楽しみ♪— あき (@akt_283) 2019年1月7日
第2話の展開予想
次回からいよいよ主役の生い立ちですね!熊本を舞台としているので、また独特な方言も見どころです!予告で出ていた綾瀬さんも美しかったですね!初回でセリフも無かった主役・金栗四三が一体どんな人生を送ってきたのか、濃い内容を期待します!
第2話の感想やネタバレ
第2話の感想
ちび四三がきゃわなお返事して、とろけました(///▽///)
この子役ちゃん、お芝居経験がないといふ。なんとすんばらすぃ✨✨✨他のお芝居も見てみたいから続けてね!#いだてん #ちび四三 #倫太郎くん pic.twitter.com/xnOQmK0rGx
— おすかる♡みかづき待機ちう♥ (@osukru_andore) 2019年1月13日
思わず笑ってしまいました!いい感じの子役さんですね!
台本渡さずに撮影って凄いなぁ。獅童さん怖いね。#いだてん pic.twitter.com/Gf0Jd8umQJ
— ブーチャ (@gori_423) 2019年1月13日
今の時代だと虐待だとか言われるんでしょうけど、愛のムチなんですよね。
#いだてん 見たよ〜〜!!!漱石先生が!!!!モブで出てきた!!!!!wwwこの間、スッスッハッハッって呼吸をすると走るのが楽になるよって教わってほんとに苦しくなくて感動したばっかりなんだけど、それを弱冠10歳で編み出して独学で長距離極めたのが今作の主人公四三くんだそうな。すごいーー! pic.twitter.com/8kIUdpxddJ
— はるきねる🌲🌲🌳🐰🌲🌙🌲 (@haruki_neru) 2019年1月13日
かなりの偉人がサラッと登場!
このシーン好き。
追いかけてくるスヤちゃんが転けてしまったら
引き返してスヤちゃんおぶって全力疾走。お父さんの臨終には結局間に合わなかったわけだけど、
いっぺんに四三という人物を好きになったよ。#いだてん pic.twitter.com/PA0MqQdOKP— きなり (@49Dnj) 2019年1月13日
なんせ四三は嘉納治五郎先生に
ダッコばしてもろうたけん四三 父ちゃんの分まで走れ
病弱だった我が人生を悔いて
四三に託す溢れる熱い想い。
父も健康な身体で走りたかった
そして四三に丈夫な身体を
どれだけ望んでいたか父の遺言が四三が走り出す
きっかけの一歩に繋がったのだ#いだてん pic.twitter.com/lC7OJEydhj— masweeet (@masudakaoridayo) 2019年1月13日
死に目に会えなかったのは、本当に残念でした。
志ん生が親父の自慢の赤銅に金メッキしたキセルを質入れしたのがバレて、槍でもって追いかけ回された話は自著の『びんぼう自慢』に出てくる事実のようだ。 #いだてん pic.twitter.com/MfwvSS2rPf
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) 2019年1月13日
ろくでもない!!(笑)
冷水浴(水垢離)シーンでの窓枠の使い方最高です
※銀魂近藤さんではありませんw#いだてん pic.twitter.com/HWNVUD0eFD
— れい (@mznmrik) 2019年1月13日
全裸だったり水被って風邪ひいたり身体検査落ちたりとなかなか笑えるシーンが多かったけど、ここの顔つきは平助を彷彿とさせられた #いだてん pic.twitter.com/2JGv6XnDMl
— Masa (@Japhistory_Life) 2019年1月13日
控えめに言って最強 #いだてん pic.twitter.com/ubd3eW6A0s
— Masa (@Japhistory_Life) 2019年1月13日
天真爛漫を絵に描いたようなスエさん…綾瀬はるかさんが登場してパァ~っと太陽のように明るく楽しい空気になりました。とても可愛らしくて元気で明るいスエさんを見ているだけで、こちらも癒されました☺#いだてん pic.twitter.com/cayIiOPBNs
— chamong-tea (@TeaChamong) 2019年1月13日
綾瀬はるかさんにピッタリの約ですね!
小梅ちゃんの舌なめずりぃ…
遊女役の橋本愛さんが最高なのでもっと見たい。#いだてん#橋本愛 pic.twitter.com/Go40AdZcOl
— [ ケチャップ ] (@ketchup_pic) 2019年1月13日
お辞儀だけで これだけ引き込まれる松尾さんのスゴさ‼#いだてん #松尾スズキ pic.twitter.com/GDPY3TFnW9
— masweeet (@masudakaoridayo) 2019年1月13日
#いだてん で医者の娘の #春野スヤ(#綾瀬はるか)は #金栗四三[かなくり しそう](#中村勘九郎)の事を好きなのだろうか?#スヤ の自転車を押しながら #四三 が山道を走るシーンがほのぼのとしていて楽しそう。
しかし昔の実在の人物で父親が43才の時の子供だから金栗四三と言う名前もいい加減だね! pic.twitter.com/x9cKVkemPi— noyamtom (@noyamtom) 2019年1月13日
昔は父親の歳や、何番目の子供かで名前を決めることが多かったようですね!
「いだてん」第2話。金栗四三とスヤの出会い、四三と嘉納治五郎との巡り合わせ、後の志ん生と橘家円喬の師弟の芽生え。始まる。繋がってゆく。この見せ方の巧さ。否応無しに高まる。私的には、噺家としてそこにいる松尾スズキの色気、場を支配し人を虜にする説得力に落ちました #いだてん #松尾スズキ pic.twitter.com/odlZm2VQou
— 桂 (@1111425) 2019年1月13日
そしてビックリしたのは呼吸法。
お産をヒントに『スースーハッハ』が生まれたのですね💕
私が父から習ったマラソンの時の呼吸とおなじ🌟
そして『気力、体力、努力』
今も玉名高校では卒業するまで絶対三回は42キロの小代山一周マラソンをしないといけない伝統に繋がっているモットー。#いだてん pic.twitter.com/EsyR0tHZmY— 樹木医みずほ (@mizuhoTreeDr) 2019年1月13日
四三の幼少期をまさに「いだてん」並みに飛ばした回ですね!スヤと、四三の幼少期の子役さんが良かったです!こうしてみると、海軍を落ちたのは、結果的に良かったということですね。それはそうと、夏目漱石の使い方が雑い(笑)
第2話のネタバレ
(拍手)
~(出囃子)
(小松・アクセントを迷いながら)志ん生…
志ん生? あれ? 志ん生?
(知恵)志ん生。
(志ん生)え~
まあ もうすぐ明治が終わるって頃に
羽田の競技場で開催された
国内初のオリンピック予選会。
(治五郎)いたぞ~!
可児君 永井君 韋駄天だ 見ろ!
彼こそが韋駄天だ!
~
見ろ 世界記録だぞ!
(弥彦)ところで 君 誰?
(四三)
ハァハァ… 金栗… 四三…。
<当時の世界記録を27分も縮め
見事 優勝を果たし
彗星のごとく現れた
日本初のオリンピック選手。
いよいよ 韋駄天
金栗四三のお話の始まりであります>
~
「よ~うっ!」
(太鼓の音)
~
~
~
~
~
~
「よ~うっ!」
(拍子木の音)
え~ 実は 金栗さんと この私
因縁浅からぬ間柄で
ございましてですね
なんとですね 生まれ年が
1年しか違わねえという…。
それだけですけどね。
(笑い声)
ごめん ごめん どいた。 通るよ。
<というわけで
明治の終わりまで時間を戻しまして
若い頃の私に バトンタッチしましょう>
はい どうも
美濃部孝蔵でございます。
(拍手と歓声)
「東京オリムピック噺」
始めさせて~頂きます。
(戸をこじあける音)
おい 官軍だ! 武器はないか!?
(孝蔵)<時は明治10年 熊本。
最後の内戦 西南戦争まで遡ります。
西郷隆盛率いる外摩軍 対 政府軍。
その最大の激戦地となったのが田原坂>
産まれるば~い!
産まれるば~い!
<そこから程近い
玉名郡春富村の山深い集落に
代々 酒造業を営んできた
旧家 金栗家はありました>
(産声)
おっ 産まれたばい!
(歓声)
男の子ばい シエしゃん。
産まれた 産まれた!
あんたたち あっちに行っとかんねって
もう。
(金栗シエ)お父さん… お父さん…。
(赤ん坊の泣き声)
(シエ)お父さん 男ん子ばい。
<金栗家の家長 信彦は
体が弱く
六代続いた酒蔵を
潰してしまう。
反面 なぜか子宝には恵まれ
長男の実次を筆頭に
4男3女をもうけました>
お母さん 四三てばい。
(シエ)四三ね。
<その下から2番目が
韋駄天 四三君です。
父 信彦が 43歳の時に
生まれたので
四三と名付けられました。
遡ること1年前 東京・神田。
後の古今亭志ん生こと
美濃部孝蔵が
「おぎゃあ!」と生まれたのです>
(美濃部盛行)
よ~し 大いに親孝行して
蔵の一つも建ててくれよ~。
<願いを込めるのは勝手だが
親の期待が大きすぎると
子は グレちまうんですな>
ご覧のありさまで。
(笑い声)
(春野先生)うんうん… 飯は ちゃんと…。
(孝蔵)<赤ん坊の頃の四三は
異常なほど ひ弱な子で
夜泣きは満2歳まで続いたそうです>
(金栗スマ)
じいちゃんは 偉かったばい。
働きもんだったけんなあ。
あぁたが父ちゃんは 体ん 弱かけん
蔵ば 潰さした。
だけん あぁたが立て直さな。
そんためには
丈夫にならんと いかんばい!
(四三の泣き声)
(春野)心配せんでもよか 信彦さん。
胃弱は 重曹水ば飲んどきゃあ
ようなりますけん。
嘉納先生も 子どもの頃は
体の弱か子だったそうですもんなあ。
(金栗信彦)かのう…。
<明治24年 若き嘉納治五郎先生は
なんと 熊本にいらっしゃった>
じゃあ 撮りますけん 準備ば してはいよ。
まいります。
はい。
(写真を撮る音)
<第五高等中学
後の熊本大学の校長に就任します>
<治五郎先生を慕って 小泉八雲が…
後には かの夏目漱石も
教授として 五高にやって来ました>
え~ このように
相手の力を利用して勝つ。
それが柔道。
おはよう。
おはよう。
早せんか 四三。
熊本で 嘉納しぇんしぇーの柔道ば
見られるらしかばい!
(ソヨ)かのう先生?
(エツ)治五郎さんたい 偉か人ばい。
(又作)みそ汁ば お代わり。
<金栗家は7人きょうだい。
あ~ 全部 覚えなくて結構ですよ>
(金栗実次)ほら~ 四三 お代わりせんか。
うんにゃ。
(実次)食わんと 丈夫にゃ ならんぞ。
嘉納しぇんしぇーに だっこしてもろたら
丈夫な子に育つばい!
(実次)そぎゃんことは迷信たい。
ほら! はよ 学校行かんか。
(松雄)あっ ごちそうさん!
四三も 嘉納先生に だっこしてもろたら
丈夫になるとだろか。
(実次)母ちゃんまで 何ば言いよっとな。
ばってん こぎゃん体も こうまかし。
誰も行かれんたい。
みんな 畑仕事のあるし。
父ちゃんが 行くばい。
(シエ)はあ?
父さんは寝ときなっせ。
行くばい!
(実次)大丈夫な? 駅まで歩けるっとな?
な~ん 今日は陽気もよかけん。
四三… お父さんの重曹水。
嘉納しぇんしぇーに ちゃ~んと
だっこば してもらいなっせ。
うん。
あれは何かね?
<春富村から 五高のある熊本市までは
10里 40km>
何に見える? ああ…。
ぶと。
うん?
ぶと。
うん?
ぶと!
ぶと?
(水の音)
いい音~。
ハァ ハァ ハァ… よいしょ…。
ああ… あっ 四三…。
重曹水。
<四三にとっては初めての父との遠出。
不安と期待でいっぱいでした>
ハァ… 四三…。
重曹水。
はい。
あっ あっ あっ…。
ああ… ハァ… 重曹水。
<期待は すぐに なくなりました>
ああ… ハァ… ハァ。
田原坂たい。
あっちが熊本。 こん峠ば挟んで
外摩と官軍が戦うたつばい。
両軍合わせて…
3,000人が戦死したったい。
うちにも 官軍の来よったばってん。
官軍だ! お前ら 官軍の味方か!?
外摩の手先か!?
フッ 病人か…。
刀は?
ございまっせん。
ございまっせん!
ございまっせん!
ハァ… ハァ…。
父ちゃんな 体ん 悪かばってん
ご先祖さんの刀 命懸けで守ったとばい。
ハァ… ハァ…。
四三も いつかは
お国のために戦わにゃ いかんばい。
うんうん。
≪(汽笛)
四三… 重曹水。
すごかね。
(信彦)すんまっせん… すんまっせん…。
すんまっせん… すんまっせん…。
すんまっせん…。
んん… あっ…。
ハァ ハァ… ああ…。
ハァ ハァ ハァ… ああ…。
<そういや 夏目漱石の持病も
確か胃弱でしたねえ>
(口ひげの青年)
坊主。 治五郎さん 見たいか?
うん。
よし…。
~
もういいだろう。
そんなに面白いもんじゃねえ。
(治五郎)今日は これまで!
~
帰ろか。
(戸が開く音)
帰ったばい。
父ちゃん!
(シエ)遅かったけんが 心配しとった。
四三 どぎゃんだった?
(信彦)人の すごかったけんね。
四三 嘉納しぇんしぇーには会えたつか?
ハハハハハ!
そんために行ったったけんが。
なあ 四三?
嘉納先生に だっこば してもろたけん
もう大丈夫たい。
嘉納しぇんしぇーのお墨付きば
もろたなら 百人力たい!
早う 飯ば食わんか。
食べなっせ。
<父が うそをついた>
(シエ)お父さん 重曹水ば どげんしたと?
<しかし 家族の笑顔に囲まれ
何も言えない四三でした>
はよ 行かんか。 ほら 早う。
<四三は尋常小学校に入学しました>
四三! はよ 来んと 遅刻すっぞ!
にゃ~!
大丈夫か?
<体が小さく みんなに
ついていくことができません>
兄さん 待って。 兄さん 待って。
兄さん 待って!
≪四三~ はよ 来んか!
兄さん 待って…。
~
あら どぎゃんしたと?
四三 何ばしよっとか ぬしゃ。
学校 行かんか。
嫌ばい いかん。
うん? ほれっ。
ばあちゃん!
何なん? 何ば しとる? うん?
どげん… えっ? どないした?
四三!
学校行かんか! 学校 行け。
はあ? えっ えっ えっ?
ばあちゃんじゃ なかよ。
もう… ほれっ。
お前… この…。
~
(実次)やっ!
(戸を激しく開ける音)
何で… 何で四三…?
ちょっと! ちょっと… どぎゃんしたと!
(実次)学校部屋へ来い。
<それは 2畳ほどの部屋で
学校部屋と呼ばれました>
(実次)そぎゃん嫌だったら
ここで勉強ば せんか!
意気地なしの弱虫は学校行かんでよか!
嫌ばい 嫌ばい 嫌ばい。
(実次)うん? 何や?
嫌ばい…。
(実次)みんなと勉強したかなら
友達と遊びたかなら 走らんか。 うん?
走らんか。 ほれ。
走らんか。
勉強すっとか?
ここで勉強すっとか!?
それとも走っとか!? どっちや!
(泣き声)
産まれるば~い!
おい…。
(松雄)産まれるば~い!
産まれるば~い!
兄ちゃん 産まれるばい!
四三 産まれるばい!
ほれ… ほれほれ ほれ 四三! 早せえ。
≪う~! う~! う~!
はい 男は ここまで。
う~!
ひい~! ひい~! ああ~!
<ある時 四三は気が付きました。
それは
実次の嫁 キヨメのお産の時>
(女性たち)ひい ひい ふう~!
もう少し… あっ 見えてきましたよ~。
(女性たち)ひい ひい ふう~!
はい もう少しだけんね。
ひい ひい ふう~。 ひい ひい ふう~。
スッスッハ~ スッスッハ~。
<四三は 呼吸法に注目しました>
スッスッハ~ スッスッハ~
スッスッハ~ スッスッハ~。
~
スッスッ ハッハ~…。
<規則的に2回ずつ
スッス~ ハッハ~と息をすると…>
スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ。
スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ…。
苦しくなか。
<これは大発見です>
スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ…。
先 行っとくばい。
<明治34年 四三は
高等小学校へ進学。
往復3里 12kmを走る
人呼んで 韋駄天通学です>
待ってくれんな 四三!
四三は とつけむにゃあ男ばい。
どんなやつか みんな
見当もつきませんね こりゃ。
(志ん生)<え~ 金栗さんは韋駄天通学
そのころ シティーボーイの孝蔵君は
ってえと
尋常小学校を
とうの昔に中途退学。
飲む 打つ 買うの
社交デビューと…>
どけ どけ どけ! 孝蔵!
何をしとるがじゃい!
おお おお…。
どけ~!
どこ行きやがった…。
(志ん生)<金に困った孝蔵君は
親父が大事にしていたキセルを
質屋に ナニしちゃいまして>
孝蔵~!
(美濃部てう)逃げなっ 隠れなっ!
<よりによって
私の親父は お巡りをやってまして
私は 親父と お巡りに
いっぺんに追いかけられたわけです>
てめえなんざ 親でもなきゃ子でもねえ。
突っ殺してやる! や~!
「日本男子が走るのは
お巡りに追っかけられてる時と
親父に命 狙われてる時
それだけですよ」。
追われてねえのに走るのを
スポーツっていうんですか?
う~ん… だったら 私にゃ関係ねえ。
(拍手と笑い声)
どういう意味?
さあ? フフッ。
先生! 先生! 先生!
(春野スヤ)はい。
すいません 春富村の金栗です!
先生は!?
(スヤ)父は今 往診で…。
えっ?
春富? 春富から
走ってきなはったとですか?
はい。
≪(春野)いや~ 参った!
先生 先生!
雨たい 雨たい! お~ 金栗さんとこの。
親父が 血ば吐いたとです!
(信彦)四三… 四三…。
四三…。
(スヤ)金栗さ~ん!
金栗さ~ん!
よかったら 使って!
えっ?
金栗さ~ん!
ぎゃっ!
あっ… 大丈夫ね!?
父ちゃん こぎゃん時に悪かばってんが
四三は上の学校に行かせたか。
俺たちゃ 小学校しか出とらんばってん
四三は成績も よかし…。
学費ば きょうだいで出し合うけん!
四三には それだけの価値のあるけん。
あっ… ハァハァ… そりゃ そぎゃんたい。
何せ 四三は…。
スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ…。
(スヤ)すんまっせん すんまっせん…。
すんまっせん すんまっせん…。
(戸が開く音)
父ちゃん!
四三…。
四三 「体だけは丈夫でな」って
父ちゃん 言いなったばい。
「嘉納先生に
だっこば してもろたけん」って。
~
兄ちゃん… 俺は 本当は治五郎先生に…。
何も言うな!
父ちゃん!
何せ 四三は… 嘉納治五郎先生に
だっこば してもろたけん。
(信彦)生きろ… 四三…。
父ちゃんの分まで… 走れ…。
スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ…。
~
(孝蔵)
<明治38年 四三は中学に進みました>
スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ…。
<中学からは寄宿舎生活。
週に1度 5里 20kmの道のりを走って
実家に帰ります>
(砲声)
わわっ… わ~っ!
あっ あっ あっ…。
(美川秀信)うん?
ああ… たまがったばい。
(美川)金栗君 対馬沖で
連合艦隊とバルチック艦隊が
渡り合うとるばい。
ばっ そぎゃんね!
(美川)そぎゃんたい。
(砲声)
(美川)どこに行くと?
頑張らせ~!
<当時の少年たちが皆 そうだったように
四三は 日本の勝利に酔いしれました。
私も行きましたね。
上野に凱旋門ってのが出来た頃ね>
(一同)ばんざ~い! ばんざ~い!
(鈴の音)
おう 飯ば食うばい。
混ぜ飯ばい。 はい フフフ…。
兄ちゃん!
あん?
俺は 海軍兵学校ば受けようて思うとる。
海軍てや…。
国費で行かるっけん
授業料は かからんけん。
(初太郎)四三おじ… 戦争に行くとね?
士官になる学校たい。
卒業したなら将校たい。
せっかく
中学まで行かせてもろたけん…。
それに… お国んために戦うとは
父ちゃんの悲願だけん。
あぁたは立派になったとは
体だけじゃなかごたるねえ。
学力は自信のあるけん。 そん前に
身体検査と
運動機能検査のあるばってん…。
大丈夫。 四三は韋駄天じゃけん。
のう? 実次。
あっ? あっ… ああ。
やってみろ。
うん!
頑張れ 四三。
頂きます!
(五条)みんなに
聞くばってんが この中で
しょっちゅう 風邪ば
ひくやつは おらんかね?
どがんや?
お~ 結構おるねえ。
じゃあな 今から
風邪の予防法ば教えてやる。
ええか? よう聞いとけよ。
あのな… 冷水浴たい。
(笑い声)
冷水浴。
朝 起きたら
とにかく 頭から 水ば かぶっとたい。
(笑い声)
(五条)よかや?
はい。
(五条)ええ?
しめた…。
(五条)「孟武伯 孝を問う。 子 曰く…」。
これで… 兵学校の身体検査は
もろたばい。
ひゃあ~! あっ あっ あっ!
ひゃあ~ あっ あっ あ~!
わ~っ おっ おっ おっ…。
<はて 何杯かぶれば よかとだろか?
四三は考えました。
五条先生は 何て言いなはったかな?>
とにかく…
そう とにかく かぶっとたい!
<抵抗力を養うのに
1杯2杯の水で足りるわけがない。
そう信じて 15杯か16杯
とにかく かぶり…>
(くしゃみ)
<風邪をひきました>
(志ん生)とつけむにゃあですな。
使い方 当たってますか?
(笑い声)
だんだん分かってきましたね。
(孝蔵)<それでも四三は冷水浴を続け…
海軍兵学校の試験に向けて
切磋琢磨の日々>
ひゃあ~!
前へ!
4足す 12x足す…。
(美川)エリート中のエリートだもんねえ
海軍は。
シナ ロシアと来て 次は どこと
戦争ば すっとだろうか 日本は。
何ば 読みよっとね?
漱石たい。
五高の先生ば しとった人。
ふ~ん。
文体の すばらしかよ~。 漱石は
女性へのまなざしが進歩的だもんねえ。
あっ 美川君 美川君。
うん?
ごめん 水ば かぶってくっけん。
あっ 明日 試験だもんね。
うん! 身体検査ばい。
それに通らんと
学術試験ば 受けられんけん。
1 2 3…。
よし 次…。
左! 上!
(スヤ)
「会いたかばってん 会われんたい」
「たった一目で よかばってん」
「あの山 一丁越すとしゃが」
(スヤ)金栗さん?
金栗さん 金栗さん!
金栗さん!
フフッ。
何ば しよっとですか?
こぎゃんとこで危なか。
あっ 春野です 春野スヤです。
石貫村の医者の娘です。
夜中 来よったでしょ? ちょうちんば
追いかけて渡そうてしたら
つっこけて…。
ああ…。
父から聞いたとですよ。
今度 海軍兵学校ば受けるて。
何の歌?
えっ?
歌いよったでしょう さっき。
太ぉか声で。
聞こえとったとね。 あら 恥ずかしか。
あれは「自転車節」。 知らんね?
「会いたかばってん 会われんたい」
「会いたかばってん 会われんたい」
そぎゃん そぎゃん。 金栗さん 上手!
「たった一目で」
落ちました。
えっ?
<四三は
目の検査で不合格となったのです>
すんまっせん。 うちは何も知らんで。
しょんなか。 韋駄天通学ば したっちゃ
水ば かぶったっちゃ
あん親父ん息子だけんね。
ばってん 将来 四三さんの奥様に
なんなはる方は
喜びなさるとじゃなかね?
軍人さんは 戦争になったら
お国のために戦わにゃいかん。
ばってん 戦争にならにゃ
手柄も立てられんで
出世は難しか。
どっちにしたっちゃ
奥様は報われんもんね。
そん制服…。
尚絅女学校です。
お嬢様学校たい。
うちは 姉ちゃんも兄ちゃんも
小学校しか出とらん。
み~んなの期待ば 背負うて
海軍ば 受けたばってん
身体検査で… 合わせる顔なかです。
丈夫なら それでよかたい!
…って 将来 四三さんの奥様に
なんなはる方なら言われますよ。
<変わった女だな…
四三は そう思いました。
なぜ この人は 時々
将来の嫁の気持ちを代弁するのだろう?>
丈夫な体ば お国のために使うか
自分のために使うか
決めるとは四三さんたい。
自由ったい!
(子どもたちのはしゃぐ声)
そぎゃんかね…。
そぎゃんたい!
丈夫でん 病弱でん…
俺の体は 俺のもんたい。
ひゃあっ。
あ~!
ハハッ… ハハハ!
~
「ちりりん ちりりんと出て来るは」
「自転車乗りの時間借り」
はい!
「自転車乗りの時間借り」
「曲乗り上手と生意気に
両の手離した洒落男」
はい!
「両の手離した洒落男」
「あっち行っちゃ危ないよ」
あああ…。
「こっち行っちゃ危ないよ」
「危ないよと言ってる間に
そら ずっこけた」
「ゴールド眼鏡のハイカラは」
<もともと「自転車節」は
当時の流行歌「ハイカラ節」の替え歌で
東京のシティーボーイも
歌っておりました>
(若い衆)あの… すいません
そろそろ お勘定だけ。
すいませんが… そろそろ お勘定だけ…。
バカ野郎。 お前さんね
こんなさなかに水をさすっつうのはね
野暮な男がやることだよ。
ええ? 野暮だよ 野暮。
すいませんが お勘定だけ…!
だから 野暮だっつってんだよ。
あららら… 美人さんだねえ。
どうだい?
(小梅)くれんのかい?
あっ いた! いたいた いたいた…。
あれね 俺の女房。 ヘヘヘヘ。
金ふんだくってくっからよ。
よっ! 小梅。
何だい 孝ちゃん。 金なら ないよ。
いや… お前 何言ってんだ。
いやいや 違うんだよ。
ほら あれ見てみなよ ほら。
あそこに立ってる… ほら あの…。
フフッ 花の匂いを嗅ごうとしてる…
あっ 嗅いだ あの…。
嗅いだ アハハ。
粋な… 粋なお方。
あれはね… 吉原の大見世の若旦那だよ。
何!?
本当なんだよ。
はい?
お前さんが見初められたんだよ。
ナカで働かねえかって。
ちょっと…。
よかったじゃねえかよ ええ?
じゃあ あとは頼んだぜ。 頑張んなよ。
何だよ?
ごめん ごめん 悪いね。
えっ ちょっと…。
な… 何だよ?
「何だ」って そっちこそ何なんだよ!
おお…。
はい 通るよ。 はい 通るよ 通るよ…。
あああ…。
ヘヘッ すまねえな。 おお…。
はい どいた どいた…。
~
≪(橘家円喬)「おお… 何でえ
飛びかかってきやがって。
えっ どうしたい?」。
「違うんですよ。 私 実は
ナカの若えもんでございましてね ええ
ゆんべ あの男が うちの店で
50円近い遊びをしちゃって ええ
その勘定をこさえてもらえるってんで
ここに来たんですよ。 ええ うん。
何もね 早桶なんぞ こさえてもらいに
来たわけじゃないんですよ」。
「付き馬」か。
(志ん生)<「付き馬」ってのは
勘定の足りない客の家まで
くっついていって
金を取り立てる
若え衆のことです>
(円喬)「あっ そうか。
どうりで おかしいと思ったよ。
じゃあ おめえ
逃げられたんじゃねえか。
ナカの若えもんが そんなことで
どうすんだよ… ったく。
どうすんだよ こんなばかでっけえもの」。
(笑い声)
「じゃあ もういいよ。
職人の手間賃は まけてやるから」。
悪いな 悪いな。
「木口の代 10円だけ置いて
持ってけ」。
「冗談言っちゃいけませんよ。
こんなもの持って帰れるわけ
ないじゃないですか。
私 店帰って 何て言うんです?
『客どうした?』 『逃げられた。
代わりに早桶しょってきました』
そんなこと言えるわけ
ないじゃないですか! 縁起でもねえ」。
「何? 縁起でもねえだ?
てめえが ドジだから
こんなことになるんじゃねえか。
おい みんな
この野郎にな 早桶しょわせて」。
「ちょちょ… 待ってくれ。
痛い痛い 痛い痛い…。
こんなもの しょわせて
どうするんですか」。
「木口の代 10円だけ置いて 持ってけ!」。
~
(志ん生)<橘家円喬って言やあ
売れっ子の大看板です。
名人と うわさに聞いちゃいたが
圧巻でしたねえ>
「いやいや 10円も何も
わたしゃね 一銭も持ってませんよ」。
「何? 一銭もねえだ? おい やっこ
ナカまで馬に行ってこい」。
(拍手と笑い声)
~
よ~うっ!
(拍手)
よ~うっ!
(拍手)
(志ん生)<もう 客の心を
ぐいっと つかんじまって
私も すっかり とりこになって
この人だ… この人の弟子になら
なってもいいやってね>
こちとらも 付き馬から逃げて
いやいや 走ったあげく
生涯の師匠に出会えたんですから
たまには スポーツも悪くねえもんです。
(拍手と笑い声)
(美川)金栗君 僕はね 東京高等師範…。
金栗君 金栗君!
僕はね 東京高等師範学校を
受けることにしたよ。
教育者ね~。
嘉納… 治五郎先生…。
今日は これまで!
スヤさ~ん!
四三さん お達者で!
(可児)<韋駄天 熊本を出て 東京へ>
行ってきま~す!
諸君の中に
オリンピックに参加する者が
現れるかもしれない!
結構で~す。
蓮根の穴から世界は見えんばい!
<金栗君は 走らないの?>
越えてけ 越えてけ!
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「いだてん~東京オリムピック噺」初回(第1話)と第2話のネタバレ感想やあらすじの紹介まとめ
2019年の大河ドラマは、33年ぶりに近現代史を扱う「いだてん~東京オリムピック噺」です。
オリンピック初参加から「オリンピック」開催までの激動の52年間を、描く「東京&オリンピック」の物語。
第1話では…治五郎が初代IOC委員となり、大日本体育協会が発足し、金栗四三との出会いがありました!
第2話では…四三の父が亡くなり、スヤと出会い、東京高等師範学校の存在を知りましたね!
この記事では、ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』を各話ごとに詳細にネタバレとあらすじや感想を更新していきますので、ぜひご覧ください!