【いだてん】第27話と28話ネタバレ感想:兄実次の死!/田畑政治も認めた金栗四三【東京オリムピック噺 大河ドラマ 中村勘九郎・阿部サダヲW主演】

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『いだてん~東京オリムピック噺』の最新話含むネタバレ感想一覧はこちらの記事にまとめています。

【いだてん】最終回ネタバレ感想!初回(第1話)から随時更新【東京オリムピック噺大河ドラマ 中村勘九郎・阿部サダヲW主演】

2019.01.03

2019年の大河ドラマは、宮藤官九郎オリジナル脚本の『いだてん~東京オリムピック噺』です。

「いだてん」は、1912年のオリンピック初参加から、1964年の「オリンピック」開催までの激動の52年間を、歴史に翻弄されたスポーツマンたちの姿を通して描く「東京&オリンピック」の物語。

2020年の東京オリンピックを目前に控えた2019年の大河ドラマにふさわしい題材ですね。

こちらの記事ではドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』の第27話と次回の第28話のネタバレや感想とあらすじを紹介していきます!

最新話の初回(第1話)までの内容を動画で見たいという場合は、U-NEXTを利用すると視聴できますのでチェックしてみてください。

【いだてん】動画を見逃し配信視聴!PandoraとDailymotionも【東京オリムピック噺 中村勘九郎・阿部サダヲ主演大河ドラマ】

2019.01.05

次に『いだてん~東京オリムピック噺』の第27話と次回の第28話のネタバレや感想とあらすじを紹介していきます!

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2019.01.05

「いだてん~東京オリムピック噺」第27話あらすじや感想とネタバレ

 

ここでは『いだてん~東京オリムピック噺』第27話あらすじや感想とネタバレについて紹介します。

 

第27話あらすじ

アムステルダム五輪での水泳選手団の活躍を受け、田畑政治(阿部サダヲ)は次回ロサンゼルス大会での必勝プランを練る。同じころ、現役を引退した金栗四三(中村勘九郎)のもとに兄・実次(中村獅童)が上京し熊本に戻るよう告げるが、後進の育成の夢を抱える四三は葛藤する。水泳大国を目指す田畑の悲願だった神宮プールが完成し、そのこけら落としとなった大会で田畑は天才少女・前畑秀子(上白石萌歌)と運命の出会いを果たす。

 

第27話の感想やネタバレ

『いだてん~東京オリムピック噺』第27話の感想とネタバレについて紹介します。

 

第27話の感想

 

四三の幼少期を演じた子役の子でしたね!

 

 

さすがに、こんな人いないでしょう(笑)

 

孝蔵一家のコントが面白い!大家さんのツッコミもナイスです!

 

 

 

 

やさぐれないと、やってられませんね!!

 

実次さん、お疲れ様でした!幾江の言葉に泣かされました!

 

 

 

 

全てにおいて、元祖はやはりすごいですね!

 

 

 

実次さんが逝きました…。幾江の言葉は印象的でしたね。四三も心を決めたようで、ひとまず一区切りですね。政治は相変わらずのそそっかしさと行動力です。四三と政治が話すシーンは、見ていて嬉しかったです。まさに、替り目でした!

 

第27話のネタバレ

孝蔵、また破門

昭和2年、孝蔵は万朝の口利きで、柳家東三楼と名前を変えたが、師匠の着物などを質に入れる素行の悪さであっという間に破門になった。そんな中、長男が生まれてしまい、出産費用もない孝蔵。しかし、祝い事だと言って、助産師にたい焼きを差し出す。食べようとしたところ、孝蔵の一家皆のお腹が鳴り、助産師は食べられなかった。

政治の余命は?

アムステルダムオリンピックの成績に大満足の治五郎。岸は政治の功績を讃えていた。その頃、政治はローズに来ていた。以前、マリーが「西に吉兆あり」と言った結果、アムステルダムで水泳はメダルを獲れたため、マリーの占いが当たると信じていた。それはつまり、自分は30歳で死ぬということだった。政治は時間がないと焦り、生き急ぐあまり、タバコを2本同時に吸っていた。

実次、上京

東京に実次が正昭を連れてやってきた。用事のついでに寄ったという実次。東京は実に17年ぶりだった。震災で無くなった十二階を惜しみながらも、5年でよくここまで復興したと感心する。実次は四三にそろそろ帰って来ないかと言う。

政治、勝つために

一方、政治は次のオリンピックへの対策を講じていた。政治は監督・コーチの早期決定、世界基準の競技用プール建設、打倒アメリカを掲げた。そして、自ら水泳の監督になった。政治は競技用プールの建設のため、岸に直談判に行き、自分の功績を認めさせお金を出させた。岸は競技用のプールをどう使うのかと聞くと、世界最強のアメリカを招き、前哨戦をしようと提案する。政治の狙いは、この日本でアメリカを徹底的に叩き、精神的に追い詰めると言った。

実次の死

ある日、四三に電報で実次の危篤を知り、熊本へ戻るが、間に合わなかった。実次は東京から戻った時、治五郎に会い、四三がお世話になりましたと言ったから、いつでも熊本に呼び戻せると言っていたようだ。四三はそれを嘘をだと思った。昔、父がついた嘘のように。しばらくして、幾江もやって来た。実次に向かい、いなくなると張り合いがないと死を悲しんだ。そして息子を無くす悲しみを知っている幾江はシエを気遣った。四三には今まで四三のために頭を下げ続けてきた兄の傍におれと言った。四三はこれまで実次が自分のためにしてきたことを思い返し「とつけむにゃぁ」と言った。

おりんの心の叫び

孝蔵は無職で、ゴロゴロしていた。おりんは商いでもしろと言い、孝蔵は納豆売を始めるが、性に合わない。代わりに納豆を売りに出る時、おりんはポツリと「高座に上がってほしい」と言った。

政治の生命線

震災の復興祭を進めていた東京市長・永田は他に何か催しはないかと考えていた。そんな時、秘書が東京でオリンピックを開催してはどうかと言う。オリンピックのことは分からない永田は治五郎に相談することになる。そんな中、政治は前畑秀子に出会う。16歳の秀子は平泳ぎの日本記録保持者だった。政治は宮崎康二も見つけ、日米対抗戦のメンバーが決まった。政治は次にスポンサー探しをする。ラジオに出演し、日米対抗戦の宣伝をした。その時、忙しい毎日で忘れていたが、政治は既に32歳になっていた。マリーに占いが当たらなかったと文句を言いに行き、もう一度手を見せた政治。政治の生命線はマジックで長く延ばしてあった。日米対抗戦の結果を占ってもらうと、アメリカが勝つと言ったので、逆だと読み、喜んだ。そして緒方に女を紹介してほしいと頼む。

四三の旅立ち

その頃、四三は熊本に帰る決意をして治五郎に伝えたが、治五郎から東京にオリンピックを呼ぶと言われる。それでも、四三は帰ると言い切った。治五郎の話で、実次は本当に治五郎に会っていたと知る。そこへ政治がやって来る。治五郎が席を外し、四三と二人になった政治。政治は四三にオリンピックの一番の思い出を聞く。四三は今までのオリンピックを思い出しながら、紅茶とお菓子が美味しかったと答えた。おかしな答えにがっかりしたが、何にせよ、元祖とは素晴らしいと四三を認めた。四三は「さようなら」と言い出ていった。

 

『いだてん~東京オリムピック噺』の最新話含むネタバレ感想一覧はこちらの記事にまとめています。

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2019.01.03

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2019.01.05

「いだてん~東京オリムピック噺」第28話あらすじや感想とネタバレ

 

ここでは『いだてん~東京オリムピック噺』第28話あらすじや期待の声・展開予想やネタバレについて紹介します。

 

第28話あらすじ

ロサンゼルスオリンピックが迫るなか、関東大震災からの復興に手ごたえを持つ東京市長・永田秀次郎(イッセー尾形)は、東京にオリンピックを招致する構想をぶち上げる。田畑政治(阿部サダヲ)がロスの前哨戦と位置づける日米対抗水上競技大会が開幕すると、日本水泳陣はアメリカチームに圧勝。本大会に向けて勢いに乗る田畑たちだったが、その矢先に満州事変が発生する。混迷する政局。田畑はスクープを狙って高橋是清(萩原健一)を訪ねるが──。

 

第28話の反応と期待の声

 

 

 

 

 

第28話の展開予想

 

次回は五・一五事件ですね。政治はどう乗り切るのか???それでも予告では、かなり落ち込んでいましたね…。ともあれ、日米対抗戦は日本が圧勝するようで、少しでも元気をだしてほしいものです。また、オリンピックは流れてしまうのでしょうか…。

 

第28話の感想

 

あれだけ大声で怒鳴られて、まだこの態度…。動じない人ですね。

 

 

近代史だけに、身近に感じることが多いですね!

 

 

是清さんが愛らしく感じてしまいます!あぁ、二二六は見たくないですね…。

 

 

政治は見合い相手の写真を見たのに、気づいてないですね。

 

 

 

 

教える方も、教えられる方も暑苦しいほどの熱気ですね!

 

 

 

 

 

犬養毅の言葉を記事にしていたら、もしかすると結果は違ったかもと、政治は思ったかもしれませんね。けど、「こんなときだからこそ」と、オリンピックへ情熱を燃やすのはさすがです!暗殺シーンはなんというか…息を呑みました!!あと、相変わらずな治五郎先生が見られて良かったです!

 

第28話のネタバレ

    一つ 監督・コーチの早期決定!

  一つ 世界標準の競技用プール建設!

      一つ 打倒アメリカ!

  「必ず勝つ」と書いて「必勝」
   これを合言葉に

  次のロスでは メダルを ガバガバ
   取ってやろうじゃんね!

  名付けて
   メダルガバガバ大作戦だ!

  
  (五りん)<早速 行動に移したまーちゃん。
   まず考え出したのは…>

   日米対抗戦をやります。

      ロサンゼルスオリンピック直前に
       世界の覇者

   アメリカのベストチームを招いて
    前哨戦をやるんです。

     この日本で
     アメリカを徹底的にたたきのめし

       自信喪失に陥れてやるんですよ
        シシシ…。

  (五りん)昭和6年8月7日。

  まーちゃん念願の
   日米対抗 水上競技大会が

  幕を開けます。

     さあ こちらに ご注目!

   1万3,000人収容できる
   神宮プールのスタンドは超満員!

     どうだ カクさん! なっ?
     みんな うれしそうな顔してるだろ。

   <大歓声の中 日米のベストチームが
   しのぎを削ります>

         (歓声)

       おお…。
  (松澤)痛い痛い…。

  すごいな!
      (女性たち)キャ!

    
  おい 勝っちゃん 頑張れ!

  (笛の音)
はいはい…
       静かにしよう。
はい 静かにね。

  勝っちゃん 集中してるよ。
静かにしよう。

  レディー…。

         (号砲)

  いけ! 勝っちゃん いけ!
   いけ 勝っちゃん!

        (ラジオのチャイム)
        早く 早く…。

     
  (ラジオ・河西)「こんにちは 司会の河西です」。
        (一同)お!

   「大成功を収めました日米対抗戦」。

   え 本日は
  水泳連盟の皆さんをお招きいたしまして

  3日間にわたる熱戦を
   振り返って頂きます。

   え まず 松澤監督に伺います。
         はい。

    水泳世界一のアメリカを相手に
    蓋を開ければ…。

  「40対23の大差で圧勝!」。
(一同)お!

        ヘヘヘ…。
      (河西)この結果は?

  はい 私は満足しておりません。

   「遠征には
   2割のハンディキャップがある。

   ロスのオリンピックでは 反対に
   日本が2割不利となるわけです」。

  (河西)「今しゃべったのは田畑さんです」。

    松澤も同じ意見です。
なっ?
                  …はい。

  はい。
更に細かく結果を見れば
   アメリカは 2日目から作戦を変えた。

    すなわち オリンピック種目に
    カリリやオルトンといった

   強い選手をナニして
   それ以外を捨てるという作戦です。

      もし これがオリンピックなら
       日本は負けです! なっ?

       更にですよ…。
           まーちゃん! あの…

          聞かれてるの 僕だから。
     あっ… あっそ。

  え 競技ごとに分析して頂けますか?

  助監督の野田さん。
  (野田)えっ? あっ はい。

      まず 100m自由形。

  大接戦を制したのは 米国のハウランド。

  2着は
   14歳の新鋭 宮崎康二。

  3着の高石は 100mでは
   初めて 日本人に負けを喫しました。

      練習不足でしょうな。

   高石は 春から商事会社に就職して
   忙しいんです。

  いずれにしろ
   ピークは とうに過ぎとります。

  いや 私は まだいけると見ています。

     「え 監督の松澤です」。

      ロサンゼルスまで1年ある。
       宮崎という ライバルを得た今

   気を引き締めれば挽回できます。

  (河西)え 同じことは
   平泳ぎの鶴田選手にも言えますか?

         (笛の音)
      1着 小池 2着 鶴田。

        (河西)200では 16歳の小池に
             勝ちを譲りました。

  鶴田は脚力が落ちてるんじゃないかな?

  僕は 小池が鶴田をよみがえらせるという
   言葉を使いたいです!

  レコードが全てだよ! 200mに関しては
   2分50秒を切れるかどうかです!

     熱っ! 熱い… 熱いよ。

  (松澤)
   「鶴田はね 世界記録保持者ですよ!」。

  そこに固執するのがよくないよ!
   カクさん!

  問題は 1年後の記録だよ。
極論を言えば
   50秒を切ったら何人でも連れてくさ。

    女子は どうでしょうか?
  そりゃあ前畑だろう。
前畑でしょうな!

    <女子の はつらつとした泳ぎも
    注目を集め

   日米対抗戦は
    興行的にも大成功を収めました>

         (歓声)
   マッチャン! ヘイ マッチャン!

   あっ… 何だい?

   (英語で)

   シェークハンド シェークハンド
    プリーズ。

        キッパス。
    キッパス フォト プリーズ。

 

   「ようっ!」
   (太鼓の音)

 

                   

 

 

 

 

  「ようっ!」
  (拍子木の音)

      ナニの ナニに 私を?

   (野口)体協の理事に貴様をだ。

    これ以上の名誉はなかろう。

      
      (治五郎)会長の岸君も
      君を推薦するそうだ。
どうかね?

    ちょっと考えさせて下さい。

  無論 返事は今でなくともいいんだよ。
       あ はいはい…。

       うん 嫌です。
考えました。
       嫌です。
絶対 嫌。

       お断りします。
嫌 嫌 嫌。
  いや 返事は今でなくともいいんだよ。

  水泳総監督として ロスに行くんです。

  それだって
   会社の上司に にらまれてんだ。

  体協理事なんて余計な看板 真っ平です。

     余計とは何だ 余計とは!
  まあまあ まあまあ…。

  はあ 田畑君 私は君のことが…。

  嫌いでしょ?
うん。
   俺も嫌いだね 理事。

     偉そうに ひげ生やして
     シルクハットかぶって

         開会式と閉会式だけ出て
          あと 理事って何すんの?

           ひげ生やして お金
           ちょっとだけ出して

        要するに あれだ… ご隠居だ。
        嫌だね ひげ生やして…。

          ひげは生やさんでいい!
  出ますね でかい声が。
ハハハ。

  ほら お茶が波打ってる。

        お前 このあと 何かあるか?
  なくても お断りします。

       あっても来い!
        この口を閉じて ついてこい!

   (永田)昭和15年はね
   我が国の紀元2600年にあたります。

  東京市にとって 非常に重要な年なんだ。

              
  こちらは 陸上総監督の山本忠興君。
       (治五郎)知ってます ハハハハ。

  (山本忠興)先日 IOC委員
   エドストロームと会談いたしまして

     可能性は ゼロではないとの
      お言葉を頂きました。

         おお…。
  ただし
   やはり ヨーロッパからの移動距離が…。

   あの お話し中すみません。
皆さん
    さっきから 何の話をされてるんです?

  いいです いいです…。
        こちらは?

      あ 見習いです。
続けて下さい。
  見習いとは何です? 水連の田畑。

     水泳総監督の田畑です。
     おや! それは それは。

    水陸のトップがそろってんだ。
     これは 話 早いね。

       えっ 何が 何が?
        東京で オリンピックをやる。

         はあ?
  東京で オリンピックをやるんだよ。

         市長は そういうお考えだ。

     思い返せばね… 大正12年9月1日

     関東大震災… あれから 7年ですよ。

        火事だよ!
       火事だ! 誰か…。

     
    神宮外苑を
    避難所として 市民に提供しましょう。

    ハハハハ…。

  まあ すっかり元どおりというわけには
   いきませんが

  昨年の復興祭で 一区切りつきました。
   うん。

  長々とお借りしていた神宮外苑競技場を

  ようやく お返しすることができます。

  いやいや… あれは
   国民のためのスタジアムですから。

  国民のためのスタジアムで 国民のための
   オリンピックをやって下さい 先生。

  立ち直った日本をね 私はね…
   世界に見せたいんだ。

       日本を世界に見せる?

     そこだよ そこ 永田さん。

  世界中の人が この東京にやって来て

  人種も思想も超えて
   スポーツで技を競い合うんだ!

         彼らはね 日本のね
          文化 精神に触れてね

      それをね ヘヘヘ… 持ち帰るんだ。

    (治五郎)まさに平和の祭典。

  どうかね? 東京オリンピック構想!

       へっ? ええ…。
         (笑い声)

      (山本)いかがでしょう? 岸会長。

    (岸)呼ぶのは結構だが…
     数々の困難が横たわっておる。

    金 通訳 宿泊施設 交通機関
     どれもこれも足りない!

  大体 ついこの間まで
   補助金を出し渋ってた役人の

         
  手のひら返しの戯言に踊らされて…。

         戯言から始まるんだよ
          こういったものは!

  初めて参加したストックホルムは
   どうだった?

  私の戯言から始まったんだよ。

  たった2人の選手を連れて
   右も左も分からず参加してから20年。

  これは体協創設以来の私の悲願でもあり

  日本国民に希望を与える 大仕事なんだよ。

        (拍手と歓声)

  焦ることはないぞ! 世界記録を
   出したんだ。
堂々と走ってこい!

              やろうよ 岸君!

  やってみます?

           やってくれるんだな!
            ありがとう 岸君!

           ほら…。

        さあ 山本君 まず何をする?
  はい!

  このヨーロッパから 日本に 選手団が
   シベリア鉄道に乗って やって来るんだ。

  それには何が必要だ? まず。

   
   (孝蔵)<ところが 出ばなをくじく
    不吉な事件が勃発します。

   日本が所有する南満州鉄道の線路が
   爆破されました。

       満州事変です>

 

  (五りん)
  満州事変って 当時
  どうだったんですか?

  
  (志ん生)そりゃあ お前
   国民は関東軍万歳だろう。

  売られたケンカだ。
中国やっつけて
   満州まで占領しようってな。

  えっ でも 関東軍の自作自演だったって
   学校で習いましたよ。

  ここにも書いてあるし。
         そりゃあ 戦後の話だろう。

   当時はな 日本に都合の悪い記事は
   新聞 書けなかったんだ。

       号外 来ました!
        来た来た…。

       破れる 破れる!

  局長 局長! 現地の記者は

  このまま戦争に発展すると
   言ってますよ。

  (緒方)おい 待て待て待て。

  (細田)政府は
   10時半から緊急閣議を開くそうです。

         10時半?
  (緒方)
   じゃあ 吉田と豊川 応援に行ってこい。

    はい。
(緒方)一旦 解散。
        (一同)はい。

  出来たぞ!
   オリンピックの応援歌募集の広告だ。

       ほら! ハハハハ。
         局長!

  これまでどおり
   軍縮路線を貫くんですよね!?

       当然だろうが!
       (緒方)落ち着け。

  ただでさえ
   新聞は軍部に目をつけられとるんだ。

   戦争を避け 平和的解決を望む。

   君たちは情報収集に努めてくれ。
        (一同)はい。

  局長 ロサンゼルスオリンピックの
   応援歌募集です。

   ねえ ねえねえ… どなたか
   オリンピックの応援歌の審査員を。

  (細田)こんな時に不謹慎だぞ。
    わっ… 何すんだよ おい。

     (河野)田畑 今夜つきあえ。

           ああ。

  関東軍の仕業!? 何? 中国じゃないのか?

  田畑 お前 政治部の記者になって何年だ?

         パリ アムス ロスで8年か。

  オリンピックで数えるな。
               ハハハ…。

  いいか? 中国との紛争が長引けば
   日本は国際社会で孤立する。

  オリンピックどころの騒ぎじゃ
   なくなるぞ。

    どうした? 河野。
何か あったのか?

  実はな… 記者を辞めようと思う。

            何?

             新聞なんて無力だ。

         いくら 得意になって
         政府を批判したところで

   庶民の暮らしは ちっとも楽にならない。

  だったら 代議士になって

  村の用水路 一つ直した方が
   よっぽど世のためになる。

                 代議士?
             ああ。

          政治やんのか? お前が?
       ああ。
田畑…。

  (マリー)選挙に勝てるかどうか
   占ってあげようかね。

  ちょ… ちょっと おばさん 黙ってて。

  田畑 新聞はもう駄目だ。

  言論の自由は いずれ軍に奪われる。

  俺は政治で日本を変える。

  お前は どうする?
   本気で記者を続ける気はあるのか?

      ああ もちろんだ!

  だったら…

  特ダネの一つも取ってきたらどうだ?

    
    (是清)それで私を訪ねてきたのかね?

  はい。
トップから下りていった方が
   間違いないと思いまして。

  アムスの時は
   ご援助ありがとうございました。

  はい。
   これ お土産 オランダの木ぐつです。

     …で 何か ないですかね? 特ダネ。

             痛い…。
  君という男は…。

           自分でも あきれます。

    正直に言います。
頭の中
    9割9分 水泳のことでいっぱいです。

        次の総理が誰になるかより

  高石と宮崎 どっちを
   リレーに出すかの方が重要ですもんね。

  君は政治部の記者には向いていない。
                   はい。

  ただ… 悪運は強いようだ。
              はい?

  満州問題を解決できず
  
   若槻内閣が総辞職して

  
  犬養さんが 次の総理に指名されたよ。

            えっ!?
  君にとっては重要ではないかもしれんが。

          はい… いや… はい。

      失礼いたします。
        (是清)はい。

                
            あっ 犬養 毅!

              …さん。

     (犬養 毅)夜分にすまん。

  (是清)
   ここでは何ですから こちらへどうぞ。

     おい… いいかい ねえちゃん。

    やっと つかんだ特ダネだ。

  アレが ナニに 大蔵大臣に ナニして

      アレが ナニしたんだ。

  いや… ちゃんと ナニにしてくれなくちゃ
   困るよ!

     なあ? アレが ナニに

                大蔵大臣を
                 ナニして
          アレが ナニしたんだよ。

  (孝蔵)<高橋是清は
   自身4度目の大蔵大臣を打診され

  これを承諾。

     犬養内閣が発足しました>

     ちゃんと書いてる…。

      これ 田畑の記事です 細田さん。
      田畑の記事です。

    <これが まーちゃんにとって
     初めてのスクープです>

          お 大したもんだ 田畑。
          金一封出るぞ。

  はい! 田畑 やりました! やりました!
        (一同)お!

      あれも大いにやれ。
               えっ?

  オリンピックの応援歌だよ。
        いいんですか?

   (緒方)ああ 大々的に宣伝してやる。
          ありがとうございます!

  ばんざい! あれ? ばんざ… あれ?

         何よ…。

     おい そして これは俺からの祝儀だ。

          えっ? えっ?
  女 紹介してくれって言ってたろ?

         あっ…。

     (緒方)酒井菊枝嬢だ。

  日本橋にある酒井商店という
   工業用品を扱ってる会社の社長令嬢だぞ。

         社長令嬢ね。

    それどころじゃないんですよね。
        (緒方)えっ?

     もうすぐ強化合宿なんで。

       あれ? 河野は?
      (緒方)おい 田畑…。

      河野… 河野? 河野?
   (緒方)おい 田畑… おい 田畑?

        お元気で。
      おっ 河野! 河野!

        ありがとうございました。
           河野君 期待してるよ。

  やった… やったぞ 河野!
   お前のおかげだ。

            頼んだぞ 田畑。
   ああ 新聞は俺に任せろ。

       フッ… 誰が任せるか。
       お前は スポーツでもやってろ。

       何!?

   スポーツが盛んなうちは 国は大丈夫だ。

   俺は政治をやる。
   お前は この国のスポーツを頼む。

    お… おう!

 

   <昭和7年3月
    ついに 関東軍が満州を占領し

      満州国独立を宣言。

  ところが
   満州国を承認しようとしない政府に

   軍部の不満は高まっていきます。

    時の内閣総理大臣 犬養 毅。

    困難な立場にありながらも
    自身も記者出身だったため

   気さくに取材に応じたそうです>

  こちらです。
     あっ ありがとうございます。

       失礼します。

  うん? 君… 是清さんの家で会ったな。

        は… はい! 朝日の田畑です。

          緒方竹虎が嘆いとったぞ。

    あいつは
     オリンピックに肩入れし過ぎとると。

        そうなんですよ。

  ロサンゼルス大会の応援歌を
   一般から募集しておりまして

  是非 式典に参加して頂けないかと。

  5月15日なんですが。

          ロサンゼルスか…。
  はい。

  あっ 失礼します。

         うん… 今 アメリカでは
          反日運動が盛んだからな。

           用心したまえ。
    はい。

  東京へ オリンピックを呼ぼう
   という動きもありますが。

  今の日本じゃ難しかろう。

  とにかく 満州問題を
   一日も早く 平和的に解決しなくては。

  そもそも 私は
   満州国建国を認めるつもりはないのだ。

    それ 書いてもいいですか?
  ああでもせんと

  関東軍は 世の中ひっくり返せんと
   考えたんだろうが

           愚かだ…。

   いかなる場合も 武力に訴えてはならん。

        人間同士 向き合って
         話せば分かり合えるんだよ。

        スポーツは… いいな。

     戦争は
     勝つ方も負ける方も つらく苦しい。

   だが スポーツは
   勝っても負けても すがすがしいものだ。

      いえ 勝たなくちゃ駄目です。

         うん?

         (笑い声)

  応援歌… 楽しみにしとるよ。

       ありがとうございます。

  犬養さんは スポーツ 何がお好きですか?

          わしは 何にもできん。
  えっ?

     「総理は
      満州建国を認めるつもりはない。

          一日も早く 平和的に」…。

   やめた! これは 俺のやることじゃない。

        こんな暗いニュースばかり
        読みたくないじゃんね?

  特ダネなんぞ 要らん! それより ほら
   あれ… あれ どこやった? あれ。

      あれあれ… あれ…。

    おい 起きろ お前… おい!

    あれだ あれ… あれあれ…。

  えっとね… あれ…。

  あっ よく分かったね。
これ これこれ…。

     オリンピック応援歌よ。

         どれ…。

     「朗らかに いざ立たん 我が選手」。

   これ… 君 どう? これ。

  「若き者 選ばれし者 水を蹴り 地に走る」。
   あっ いいね…。

       デンマーク体操 始め!

       (一同)はい!

   <一方 そのころ 東洋一といわれた
   神田YMCAのプールでは…>

    (松澤)大横田 腰 入ってない!
         
      (大横田 勉)はい!

  <まーちゃん率いる男子水泳の
   オリンピック選考合宿が始まります>

        やるぞ!
        (一同)はい!

  無論 これは オリンピックに
   勝たんがための合宿であるが

  技のみならず 精神的な統制のとれた
   チーム作り!
(一同)はい!

  (松澤)日本代表の名に恥じない行動!
         (一同)はい!

      英会話!
(一同)はい!
       マナー講座!
はい!

    社交ダンス!
(一同)はい!
     洋式便所の使い方。
はい!

     など 国際人としての…。
  もう結構だ!

    何が何でも金メダル いいな!
        (一同)はい!

         始め!
         (笛の音)

    <えっ ええ!? 素っ裸?

    そうなんです。
     地下のタンクプールでは

    ふんどしや水着で泳いでいた
    
     河童たちですが…>

    衛生面に難ありと
     待ったが かかったのです。

     え 従って ここから
      特に背泳ぎの選手は

    上半身中心の映像になります。
         (笑い声)

  いいぞ 清川。
いいぞ いいぞ 清川…。
            フォームを大事に!

   ラスト ラスト… おい ラスト!

  いいぞ 清川! よいしょ!

               よし 清川
               自己ベスト!

   まーちゃん タイムを気にすると
    フォームが乱れるから。

   ところでさ 高石 鶴田 どうした?

  え 勝っちゃんは
   仕事がない日だけの参加ということで。

   ツルさんは?
      え ツルさんは…。

   実は 鉄道会社に就職が決まったそうで。

  何!? ツルさんが就職!?

  (鶴田)金メダルなど 1つでたくさんじゃ。

    メダリストだからって
     いい気になっちょったら

    一生 飯が食えんくなるからな。

        そう言い残して
         満州に旅立っていきました。

       満州!?
     (松澤)南満州鉄道です。

  オリンピックは? ロスは どうなる?

   事実上の引退です。
実に惜しい。

   2大会連続で金メダルを取らせたかった。

  しょうがないじゃんね。
               まーちゃん…。

  あれも 来年 30だ。
小池がいれば十分。

  勝ちゃいいって考えには承服しかねます!
         何?

      若い選手は 放っといても伸びる。

      ピークを過ぎた選手を見捨てず
      勝利に導く。

    それが真の指導者です。
違いますか?

  違うね。
   情に流されんのが日本人の悪い癖だ。

  タイムが同じだったら 若い選手を出す。
   世代交代。

    鶴田 高石は過去の存在だよ。

       あの…。
                何だよ?

  その小池が伸び悩んでます。
                   何!?

  (野田)ツルさんがいなくなって
  張り合いがないんじゃないでしょうかね?

     何してんだよ。
呼び戻せよ 鶴田を。
      電報! 今すぐ電報だよ!

  (野田)あっ はい。
何て打ちますか?
            「鶴田」。

        「鶴田」…。
       「小池の練習台になってくれ!」。

           打て 早く。
    まーちゃん!
早く打てよ!

  うん… もうちょっとね こう
   優しい言い方なかったんですかね?

    <え 男子に遅れること5日
     女子の合宿が始まります>

         いいね! うん いいよ。

     位置について よい…。

         おっ?
         (笛の音)

    あ 何だ こっちは水着かよ。
         (笑い声)

       あっ いえいえ…。

         
   <自由形の松澤初穂 小島一枝らが
    技に磨きをかける中…>

    おい ご苦労… ご苦労さん。

            どう?

  前畑君は まだ
   スランプを脱してないのかね?

  (野田)女心は いろいろ複雑ですからね。

          どれ 俺に任せろ。
  (松澤)いや あの… まーちゃんは…

    まーちゃんは行かない方が…。
    前畑君! おい 前畑君! おい おい!

  そんなんじゃ金メダル取れないぞ。
えっ?

    (松澤)まーちゃん 駄目!
     ちょっと 待って 待って…。

  
  (秀子)母は言うんです。
勝てやんかったら
   おてんとさまに顔向けできやんって。

   父も言うんです。
    おまんのひとかき ひと蹴りに

   日本中 世界中が注目しとる。
    負けたら ええ笑いもんやって!

  あ あのね
   前畑君 君のご両親は誤解をしている。

  何なら 私が手紙を書こうか?

  オリンピックは戦争じゃない
   勝ち負けが全てじゃないと。

    勝ち負けが全てだよ。

   これは アメリカとの戦争だ。

       (高石)勝ちますとも。
       練習不足は 現地で挽回します。

         君を試合には出さん。

  しかし… 僕は キャプテンですよ?

  だから ロスには連れてく。
   チームを束ねてもらわねばならん。

  だが… 今の君には メダルは取れん。

      日本が 一つでも多く
      メダルを取るためだ。

   (松澤初穂)あの コーチ 実は…。

    何よ。

   もう ご両親は いらっしゃらないんです。

   (野田)えっ えっ? どういうこと?

     お亡くなりになったんです
     去年 ご病気で。

  (一枝)お母さんは脳卒中
   お父さんは肝臓を悪うして 立て続けに。

  前畑君 なぜ それを先に言わん?

            苦労したんだね。

   それ以来 毎晩 母と父が枕元に…。

  えっ? お化けの話!?
   ここ お化けが出るの!?

    やっぱり 実家の豆腐屋
     継ぐべきやったんやろか?

   うちだけ 働きもせんで 水泳ばっかり…。

   ついでに 三食付いちゃって 英会話とか
    社交ダンスまで教えてもろて…。

  (ドアが開く音)
  みんな やっちょるかい?

       (一同)ツルさん!

  小池君が だらしなかで
   満州から連れ戻されたよ。
ハハハ…。

  (松澤)君の人生だぞ 前畑君。

  家族に申し訳ない
   帰りたいと言うなら… そうすればいい。

     でも それで…

     天国のご両親は喜ぶかね?

         前畑君?

  あっ あっ… はい はい。

     わっ 鶴田!

     ハハハハ…。
              (ドアの開閉音)

  お 勝っちゃん!
   今日から 合宿に加わることになったよ。

        俺は抜ける!
  (松澤)お… おい 待て 勝っちゃん!

     あっ… あの…。

      鶴田選手ですよね?

           君は…。

            前畑君かね?
          …はい!

          待ってって 勝っちゃん!
          ちょっと待ってって!

             もう我慢ならん!

    選手の気持ちが理解できひん総監督に
     僕はついていけません!

  こらえてくれ 勝っちゃん!
   何があったか知らんが こらえてくれ!

   いつから 田畑さんは
   あんなメダルの亡者になったんですか!

       勝っちゃん 声が大きい…。

  ピーク過ぎてんのは
   わいが一番分かっとるわ。

  今かて 宮崎と並んで泳いでるだけで

  緊張で 飯も喉を通らんほどや。

    おい 勝っちゃん 関西弁!

     関西の顔になってるぞ!

     合宿中は禁煙!

  そもそも 何やねん!
   田畑さんって何なの!?

  指導者でっか? ストップウォッチ片手に
   うろうろしくさって

  泳いどるとこ いっぺんも見たことない!

  ほんまは 泳げんのとちゃいます!?

          お… よげる!

      まーちゃんは クロールもできる!

       見たんですか!?
          見ては… いない!

     だ… だが… 見た人の話によると

   それはそれは美しい…
    さざ波のようなクロールだったそうだ。

  たとえ 泳げなくとも…
   それを補って余りある魅力がある!

  だから まーちゃんのためなら
   一肌脱いでやろうと思うんだよ。

         
  政治家だって 嘉納治五郎だって
   まーちゃんのこと 放っとけない!

  そう思わせる何かが…

    
   田畑政治にはある!

       お前たち全員
       オリンピックに連れてくぞ!
   (歓声)

     勝っちゃん おめでとう!
  ありがとう!

     何がおかしい! おい!

         何かって… 何なんですか!?

  それが… 分からないんだよ。

  教えてくれよ 勝っちゃん。

    カクさん ちょっと出てくる。

       ど… どちらに?

  首相官邸。
   犬養さんと面会の約束が取れたんでね。

  <そして ついに
   オリンピック応援歌が決定しました。

  4万8,000通の中から選ばれたのは

      東京の中学生
       齋藤 龍君の作品

       「走れ大地を」>

            いい! いいですよ。

   <そのお披露目の日
    昭和7年5月15日>

     「タカタカ タカタカタッ」
     うまい! うまいね。
さあ いこう!

 

      泳ぐよ!

 

  自己ベスト!
  (拍手と歓声)

        ほんま? ほんま?

              はい 結構です。

  至って健康…
   あと100年は生きられそうじゃわい。

               100年だって。
            ハハハハハ。

         (銃声)

     
  暴漢が闖入しました。
お逃げ下さい!

 

         やるぞ!
        (一同)はい!

    (三上 卓)首相の居所を言え!
             知るものか!

         (銃声)

 

     (空撃ちの音)

     (空撃ちの音)

  まあ 待て。
話せば… 分かる。

                いたぞ!
        こっちだ!

    待て!

 

  (犬養)靴ぐらい 脱いだらどうだ?

         話を聞こう。

    何か言い残すことはないか?

 

      「揚げよ 日の丸」

      そう!
        「緑の風に」

      笑顔 笑顔!

      問答無用! 撃て!
         (銃声)

    「君らの誉は 君らの栄えは」

  希望があるよ 希望が。
なあ? ほら!
       「我らが日本の」

       そうだ! そう…。
       「青年 日本の」

  応援歌の式典は中止だ。
             なぜ?

   クーデターらしい。
犬養首相が撃たれた。

            えっ?

     傷は… 深いか?

          (大野)いや… 浅いです。

   急所に 当たっておるか?

     (大野)いや… だから 話もできれば
      タバコも持てるではありませんか。

        それなら…!

          あっ… ああ…。

          それなら…

      今の… 若い者を…

           もう一度 呼んでこい。

  話して… 聞かせることがある。

  あっ… ああ… ああ!

    くっそ…。

  あっ ああ ああ…。

       (大野)総理…。

   <午後11時26分
   犬養首相は 息を引き取りました>

    「我らが日本の 尊き日本の」

       
      「腕だ! 脚だ!」

  いかなる場合も 武力に訴えてはならん。

  人間同士 向き合って
   話せば分かり合えるんだよ。

  このままじゃ統制が厳しくなるな。
   もはや軍縮なんて現実的じゃないぞ。

    このままだと
    軍の広報になっちゃいますよ。

  (緒方)撃った将校は 一部じゃ英雄扱いだ。

  世直しだとか 政党政治の終わりだとか
   本気で騒いでる。

      犬養さんは 平和的に解決したいと
      おっしゃってました。

     今後 うちの編集方針は?

  残念だが これ以上 軍部に にらまれたら
   潰されかねない。

  (緒方)こんな時に オリンピックか…。

   何言ってんですか! こんな時だからこそ
   オリンピックですよ!

    (治五郎)こんな時だからこそ
     諸君は

  スポーツ大国へと成長した日本の姿を

   世界に見せなければいけない!

     国際社会で孤立しつつある
     日本を背負って

    懸命に戦ってくれ!

        (一同)はい!

     ロサンゼルスオリンピック
     水上競技 最初の戦い…。

   ロサンゼルスの雲一つない青空の下
   100m自由形 号砲一発

       一斉に飛び込む!

      日本 宮崎 リード。

  日本 宮崎 リード。
日本 強すぎる!

  宮崎 宮崎… ゴール! 金メダル!

  日本 強い 強すぎる!
   ワン ツー スリー フィニッシュ!

 

     おい すごいぞ みんな!
      早く! 早く早く!

          ありがとう!

        行ってくるぞ!

  次回 ロサンゼルス
   オリンピック大会の巻です。

   頑張れ! 行ってこい!
    うん 負けんな!

       一種目も失うな!
        (一同)はい!

             日本人 嫌われ者。

  有色人種は泳ぐことすら許されない。

  なにが ノンプレイングキャプテンや!

        出て 恥をかくのは本人だよ。

     <絶対に負けられない!>

   「話せば分かる」と
   常に話し合いを重んじた犬養 毅。

         
  犬養は若い頃 田原坂の戦いを取材した
   従軍記者でした。

  その後 大正デモクラシーを代表する
   政治家になります。

    日本に亡命してきた孫文ら

   近隣諸国の独立運動家を支援し

    アジアの団結を目指しました。

  長野県にある 犬養のかつての別荘には

     彼が生涯大切にしていた
     1本の木が残っています。

     政界を引退した犬養は

    アジアの木々を植えた ここで
    晩年を過ごしていましたが

   時代がそれを許さず
   再び 政治の表舞台へと戻ります。

   76歳で首相となった犬養は
  満州問題の平和的解決の道を探りますが

       凶弾に倒れます。

   犬養内閣が終わり 軍部の力が強まる中
    ロス五輪が開幕します。

『いだてん~東京オリムピック噺』の最新話含むネタバレ感想一覧はこちらの記事にまとめています。

【いだてん】最終回ネタバレ感想!初回(第1話)から随時更新【東京オリムピック噺大河ドラマ 中村勘九郎・阿部サダヲW主演】

2019.01.03

「いだてん~東京オリムピック噺」の見逃し配信を無料視聴する方法

 

『いだてん~東京オリムピック噺』第27話と第28話のネタバレや感想以外に動画を見逃し配信を無料視聴する方法は以下のリンク先で紹介しています。

【いだてん】動画を見逃し配信視聴!PandoraとDailymotionも【東京オリムピック噺 中村勘九郎・阿部サダヲ主演大河ドラマ】

2019.01.05

 

「いだてん~東京オリムピック噺」第27話と第28話のネタバレ感想やあらすじの紹介まとめ

 

2019年の大河ドラマは、33年ぶりに近現代史を扱う『いだてん~東京オリムピック噺』です。

オリンピック初参加から「オリンピック」開催までの激動の52年間を、描く「東京&オリンピック」の物語。

第27話では…実次な亡くなり、四三は熊本へ帰ると決めました!

第28話では…犬養毅が暗殺されました!その中でもロサンゼルスへ向け、出発です!

この記事では、『いだてん~東京オリムピック噺』を第25話と第26話のネタバレ感想まとめを紹介しましたが第26話以降も詳細にネタバレとあらすじや感想を更新していきますので、ぜひご覧ください!

次回の『いだてん~東京オリムピック噺』放送日は2019年7月28日予定となります。

この記事では、ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』を各話ごとに詳細にネタバレとあらすじや感想を更新していきますので、ぜひご覧ください!

【いだてん】最終回ネタバレ感想!初回(第1話)から随時更新【東京オリムピック噺大河ドラマ 中村勘九郎・阿部サダヲW主演】

2019.01.03

【いだてん】視聴率速報と一覧表に推移!初回(1話)最終回まで随時更新【東京オリムピック噺 大河ドラマ 中村勘九郎・阿部サダヲW主演】

2019.01.03

【いだてん】ロケ地の紹介【東京オリムピック噺大河ドラマ 中村勘九郎・阿部サダヲW主演】

2018.12.26

【いだてん】モデルの紹介 金栗四三、田畑政治 他【東京オリムピック噺大河ドラマ 中村勘九郎・阿部サダヲW主演】

2018.11.08

【いだてん】のキャストやゲスト、相関図とあらすじの紹介【東京オリムピック噺大河ドラマ 中村勘九郎・阿部サダヲW主演】

2018.10.31

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