2019年の大河ドラマは、宮藤官九郎オリジナル脚本の「いだてん~東京オリムピック噺」です。
「いだてん」は、1912年のオリンピック初参加から、1964年の「オリンピック」開催までの激動の52年間を、歴史に翻弄されたスポーツマンたちの姿を通して描く「東京&オリンピック」の物語。
2020年の東京オリンピックを目前に控えた2019年の大河ドラマにふさわしい題材ですね。
ここでは、「いだてん~東京オリムピック噺」のキャストやゲスト、相関図やあらすじについてまとめていきます。
「いだてん」の基本情報
放送開始日 | 2019年1月(全47回) |
放送時間 | 毎週日曜日20:00~20:45 |
放送局(制作著作) | NHK(NHK) |
原作 | なし |
脚本 | 宮藤官九郎 |
音楽 | 大友良英 |
制作統括 | 訓覇 圭、屋敷陽太郎、清水拓哉 |
プロデューサー | 岡本伸三、吉岡和彦 |
演出 | 井上 剛、西村武五郎、一木正恵、大根仁 |
「いだてん」のあらすじとユーザーの期待の声
「いだてん」のあらすじ
“スポーツ維新”「ストックホルム大会」篇 1909(明治42)年~
1909年、東京高等師範学校の校長・嘉納治五郎の元に、“オリンピック”の招待状が届き、初の“予選会”が開かれる。短距離走では三島弥彦が、マラソンでは金栗四三が優勝、嘉納団長とともに“世界” に挑むことに。
金栗は熊本の“田舎っ子”で高等師範の学生、一方の三島は“子爵家”の超エリート。好対照な2人が繰り広げる友情物語。
1912年「ストックホルム大会」。三島は外国人選手の体格にどぎもを抜かれ、予選敗退。金栗は26キロ地点で日射病により失神の大惨敗。 三島は「短距離では欧米人に一生勝てない」と宣言。競技を諦め銀行マンとして金融界のトップになっていく。一方の金栗は一睡もせず失敗の原因を考え、日誌に書き込む。「四年後を見てくれ」。
帰国した金栗は春野スヤと結婚。温かくもユーモラスな夫婦関係に支えられ、再び壮絶な練習に挑む。だが、悲劇が襲う。第1次大戦で「ベルリン大会」の中止が決まる。絶頂期で夢を奪われた金栗を、嘉納が救う。「夢は後進に託せばいい」。金栗は学校の先生になり、箱根駅伝を創設。多くの弟子を育て、“スポーツ” は日本全国に広がっていく。
“オリンピックの光と影”「ベルリン大会」篇 1930(昭和5)年~
1930年、スポーツ大国へと成長した日本は、嘉納を中心に“東京オリンピック”招致運動を始める。田畑政治が嘉納と行動を共にする。だが、ローマと競合、イタリア首相・ムッソリーニに直談判するも状況は厳しい。さらにIOC会長を日本へ招待するが、2・26 事件が発生。東京には戒厳令がしかれ、招致は最大の危機を迎える。
1936年「ベルリン大会」。開会式前日のIOC総会で、東京はからくも勝利。選手団長の田畑は感動に涙した。ヒトラーによる壮大な大会が幕を開け、「前畑頑張れ!」の実況に日本中が熱狂。だが翌年、日中戦争が勃発。軍国化する日本に対し、各国からボイコット運動が起こる。嘉納はカイロ総会で力説。「アジアの平和の実現は、日本の最高の決意である」。執念のスピーチに東京開催が再度承認される。だが、帰路についた嘉納は船中で病死。程なく“東京オリンピック” 返上が発表される。
“復興、平和への願い”「東京大会」篇 ~1964(昭和39)年
1959年、田畑らの活躍で、ついに「東京オリンピック」の開催が決定する。だが、それは国を挙げての狂想曲の始まりであった。東 龍太郎都知事の号令で“東京大改造”が始まった。慢性化する渋滞。進まない住居立ち退き。東京砂漠と言われた水不足。選手村の場所すら決まらない。相次ぐ危機が、組織委員会事務総長の田畑を襲う。委員会が置かれた“赤坂離宮”のドタバタ劇は終わらない。果たして、ドラマの行方は?
志ん生の人生
1959年5月、東京。
いつもどおり、タクシーで寄席に向かう古今亭志ん生は大渋滞に巻き込まれていた。東京でオリンピックが開催される見通しとなり、どこもかしこも工事だらけ。
「猫も杓子しゃくしもオリンピックで浮かれていやがる…」
オリンピックにまったく興味がない志ん生は、いたく不機嫌だった。ある日、志ん生のもとに、不思議な青年・五りんが、恋人・知恵とともに、弟子入り志願にやってくる。五りんと話をするうちに、脳裏をある出来事がよぎる。その夜の高座で、突然、噺はなしはじめた落語が「東京オリムピック噺」。
志ん生は自らの人生を紐解ひもといていく――。
ときは、1909年。若かりし日の志ん生・美濃部 孝蔵は、遊び仲間の人力車夫・清さんが、ひとりの紳士を乗せてフランス大使館へ向かうところに出くわす。この人物こそ、金栗四三の恩師であり、のちに“日本スポーツの父”と呼ばれる嘉納治五郎だった。
1912年、ストックホルム。嘉納の奮闘によって、金栗四三がマラソンで、三島弥彦が陸上短距離で、日本初のオリンピック出場を果たす。だが、2人とも大惨敗。金栗は悔しさを胸に、後進の育成に情熱を注ぎ、日本スポーツ発展の礎になっていく。
そのころ、孝蔵は「飲む、打つ、買う」の三道楽にすべてを使い果たす放蕩ほうとうぶり。落語のほうもさっぱり芽が出ず、改名を重ねること17回。借金取りから逃れるため引っ越しも十数回繰り返すどん底の生活を送っていた。生真面目な金栗とでたらめな孝蔵。関東大震災、二・二六事件、東京大空襲…激しく移りゆく東京の街角で、2人の人生が交差していく。
時は流れて、1964年。“昭和の大名人”となった志ん生の「オリムピック噺」は一段と熱を帯びていた。
舞台袖から、その様子をじっと見守る弟子の五りん。「オリンピック」を縁に、重なり合っていく志ん生と金栗と五りんの人生…。10月10日。田畑政治らの活躍によって開かれた「東京オリンピック」開会式で、ドラマはクライマックスを迎える。
「いだてん」に対する期待の声
陸王は2019年の大河ドラマ「いだてん」に続くんですよヽ(^。^)ノ 役所さんも出るし、小原課長ことピエール瀧さんが今度は足袋職人となってマラソン足袋を作るんですよ!!!(≧▽≦)
— 歩くピンクの豚 (@Walking_PinkPig) 2017年12月30日
役所さんの出演、ピエール瀧さんの足袋屋さんと、陸王を彷彿とさせる「いだてん」です。
第一回 #箱根駅伝 を開催させたのは誰かご存知ですか?
日本初のオリンピック選手・金栗四三さんです。
2019大河ドラマ『いだてん』主役でもあり、1年後にはグッと注目度も上がっているでしょう。
金栗さんの魅力的な生涯をマトメたのが以下の記事です。
よろしければ^^https://t.co/q0B8QEp3Jj— 武将ジャパン (@bushoojapan) 2018年1月1日
箱根駅伝を開催させたのも、「いだてん」主人公の金栗四三さんなんですね。そのあたりも描かれるでしょうか。
五りんくんのビジュアル想像してドキドキしたりワクワクしたり。神木五りんくんってワードだけで最強に可愛くないですか? お名前は ” 五輪 ” とかけているのかな。#いだてん pic.twitter.com/1nhUX4X9Lh
— のんちゃん (@kamikilittledj) 2018年1月2日
神木隆之介さんの「五りん」という名前は、「五輪」にかけているって思っちゃいますね。神木さんファンの期待のツイートがとても多かったです。
そういえば、ビートたけしが志ん生をどう演じるのか楽しみだなあ。#落語ディーパー #落語 #古今亭志ん生 #ビートたけし #いだてん #東京オリムピック噺 #大河ドラマ #ETV #NHK
— itmofnw (@itmofnw) 2018年1月2日
ビートたけしさんの志ん生や、ナレーションがどんなふうになるのか、非常に楽しみですね。
いだてん
あまちゃん軍団なんだから。
のんちゃん、
でねえかなああ#あまちゃん— のりてん。 (@Suicarion) 2018年1月6日
宮藤官九郎さん、大友良英さんは「あまちゃん」で一緒に仕事をされていますね。ぜひのんさんにも出演してほしいところです。のんさん出演を希望するツイートも多かったですね。
2019年の大河ドラマが面白そう。
ピエール瀧が足袋屋の役ですってよ。
陸王では真逆の立場だったのに笑
クドカン脚本にハズレなし。絶対観る。#いだてん— (っ ´-` c)マー (@BLUE1207MOON) 2018年1月7日
クドカンこと宮藤官九郎さんの脚本はいつも面白いですものね。脚本に期待をする方も多いですね。
新年そうそうすぎるけどわたし来年の大河も楽しみにしてるよクドカンのいだてんとか…アベサダがでてるんじゃもん クドカン節炸裂の予感しかない
— 佐和 (@Sawa_bun) 2018年1月7日
新年早々、まだ「西郷どん」も始まったばかりですが、「いだてん」に期待をする方多いです。
「いだてん」の主人公の1人である金栗四三は熊本生まれらしい。
次は熊本が舞台のひとつになるのか?いや、東京か箱根?#いだてん— mika (@sanada1218ellie) 2018年1月9日
金栗四三の生まれ故郷・熊本は舞台になるのでしょうか。ぜひ、舞台となってほしいですね。
2018年は坂元裕二×阿部サダヲに始まり
2019年はクドカン×阿部サダヲのリレーよ。
いだてんのキャスト、ヤバすぎ。
これでもかっていうオールキャスト!
まだまだ死ねない!https://t.co/zioYmrTgxc— のぶを (@restart_sr) 2018年1月10日
すでに発表されているキャストだけでも、かなり豪華な顔ぶれです。今後発表されるキャストも楽しみです。
そのあたりは範囲広くていいと思います。とにかく「武将」「政治家」「志士」ばかりで、もっとやり方あるんじゃない?と思っています。なので『いだてん』はいい方向転換だし、今後もその流れでもいいのでは?というところでの文化系大河の提案でした。
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) 2018年1月11日
どうしても武将や志士が多くなる大河ドラマ。時には、「いだてん」のようにスポーツ「文化」を扱うドラマがあるとまた新鮮ですよね。
「いだてん」の登場人物・キャスト
☆金栗四三(かなくり・しそう)・・・中村勘九郎

金栗四三
熊本の山奥で育った超自然児にして“韋駄天(いだてん)”。オリンピックの言葉も知らずにマラソンの予選会で世界記録を樹立。「ストックホルム大会」に参加するも、日射病で失神し“国辱”を味わう。だが、翌日には発奮、走り出す。4年後の再起を誓い練習に励むが第1次大戦で「ベルリン大会」が中止となる悲運。“夢を後進に託す”べく学校の先生になり、箱根駅伝を創り、多くの弟子を育てる。また、いち早く女性の可能性に注目、女子教育にも情熱を注いだ。だが、迎えた「東京オリンピック」が、第2次大戦で幻となり、戦争で弟子の命まで失われてしまう……。度重なる悲運にもめげず、寡黙に笑顔で生涯を走り続けた、太陽のような男。
中村勘九郎
1981年生まれ、東京都出身。十八代目中村勘三郎の長男。1986年1月歌舞伎座にて初お目見え。1987年1月歌舞伎座『門出二人桃太郎』の兄の桃太郎で二代目中村勘太郎を名乗り初舞台を踏む。2012年2月新橋演舞場『土蜘』僧智籌実は土蜘の精、『春興鏡獅子』の小姓弥生後に獅子の精などで六代目中村勘九郎を襲名。歌舞伎にとどまらず、舞台『おくりびと』『真田十勇士』、大河ドラマ「新選組!」、映画『禅』など幅広く精力的な活動を続けている。2012年松尾芸能賞新人賞。2013年読売演劇大賞最優秀男優賞、2015年森光子の奨励賞などを受賞。
☆田畑政治(たばた・まさじ)・・・阿部サダヲ

田畑政治
“水泳のために生まれた男”、といっても本人は病弱で泳がない。地元の浜名湾でコーチとして日本水泳の礎を築いた。政治記者をしながら、「ロス・ベルリンの両大会」に参加。“日の丸”に涙する日系人の観客を見て、“平和の祭典”としてのオリンピックに魅了される。以来「東京オリンピック」の実現に執念を燃やすも、戦争により幻となる。だが、情熱は失わない。敗戦の食糧難の中、マッカーサーと直談判、いち早くスポーツ界の国際復帰に成功し、復興を願う人々の支えとなった。目的に向かい猪のように突進する熱情家で、ついには1964年の「東京オリンピック」を実現する。
阿部サダヲ
1970年生まれ、千葉県出身。92年より「大人計画」に参加。舞台、ドラマ、映画と幅広く活躍。パンクコントバンド「グループ魂」ではボーカルの“破壊”としても活動。第56回NHK紅白歌合戦に出場を果たす。2007年『舞妓Haaaan!!!』で映画初主演し、第31回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。出演作にドラマ「心がポキッとね」(CX)、「小林一三」(NHK)、「下剋上受験」(TBS)、映画『謝罪の王様』、『寄生獣』(声の出演)、『ジヌよさらば~かむろば村へ~』、『殿、利息でござる!』など。
☆春野スヤ(はるの・すや)・・・綾瀬はるか

春野スヤ
金栗四三の妻。熊本の医者の娘で、村一番のハイカラなお嬢様。幼なじみの金栗に淡い思いを抱いていた。生来の柔らかさと太陽のような明るさで、悩む金栗の心を癒やす。波乱万丈の結婚生活をくぐりぬけ、オリンピックへまい進する夫を支え続けた。
綾瀬はるか
1985年3月24日生れ。広島県出身。2000年、第25回ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞。翌2001年、日テレ系『金田一少年の事件簿』で女優デビュー。2007年の『ホタルノヒカリ』で初の連続ドラマ単独主演を果たす。2013年『八重の桜』で大河ドラマに初出演し、初主演を務めた。ドラマ・映画を中心にドキュメンタリーでも活躍。第64回、第66回紅白歌合戦で司会も務める。出演作は『鹿男あをによし』、『ROOKIES』、『JIN-仁-』シリーズ、『義母と娘のブルース』など。
☆金栗実次(かなくり・さねつぐ)・・・中村獅童

金栗実次
金栗四三の兄。病弱な父親に代わり、子供のころから金栗家を支えてきた大黒柱。四三に大きな期待を寄せ、家計が苦しかったにも関わらず、東京に進学させる。四三にとって兄であり父親のような存在。頑固で厳しいが、思い込みが激しい一面もあり暴走することも。
中村獅童
1972年9月14日生れ。東京都出身。1981年8歳で、二代目中村獅童として初舞台を踏む。長く下積みを続けた後、2002年公開の映画『ピンポン』で準主役を射止め、日本アカデミー賞、ゴールデン・アロー賞、ブルーリボン賞、日本映画批評家大賞、毎日映画コンクールの各新人賞5冠を受賞する。以後、多数の映画やドラマ、また歌舞伎でも活躍する。出演作は『新選組!』、『八重の桜』、『木更津キャッツアイ』、映画『いま、会いにゆきます』、『デスノート 』シリーズなど多数。
☆池部幾江(いけべ・いくえ)・・・大竹しのぶ

池部幾江
金栗家とは遠縁の親戚で、隣村いちばんの名家の妻。夫を早く亡くし女手一つで家業を切り盛りしている。金栗のストックホルムオリンピック参加のための金策に一役買い、のちに金栗を養子に迎える。オリンピックをめざす日々を物心両面で支えた大恩人。
大竹しのぶ
1957年7月17日生れ。東京都出身。1973年、ドラマ「ボクは女学生」で主演のフォーリーブス・北公次の相手役として芸能界デビュー。以来、女優としての仕事が途絶えたことがない活躍ぶりである。1993年、篠山紀信撮影のヘアヌード写真集「闇の光」を発売。1975年度、第18回ブルーリボン賞新人賞、第49回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞受賞を皮切りに、受章歴多数。2011年、紫綬褒章を受章した。出演作は『北の国から’95 秘密』、『ごめん、愛してる』、映画では『夜逃げ屋本舗』、『鉄道員』など多数。
☆野口源三郎(のぐち・げんざぶろう)・・・永山絢斗

野口源三郎
東京高等師範学校の後輩。日本初のオリンピック予選には金栗と共にマラソン競技に参加。後のアントワープオリンピックには主将として出場した。現役引退後には大日本体育協会の理事となり、“スポーツ”が日本全国へと広がる立役者となっていく。
永山絢斗
1989年3月7日生まれ。東京都板橋区出身。2007年、テレビドラマ「おじいさん先生」で俳優デビュー。2010年には映画「ソフトボーイ」で初主演し、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している。出演作は『トリック 新作スペシャル2』、『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』など。
☆美川秀信(みかわ・ひでのぶ)・・・勝地涼

美川秀信
東京高等師範学校の同級生。金栗とは幼なじみで、熊本の玉名中学の同級生。一緒に東京高等師範学校に合格して上京するが、教師になることが嫌になり、落ちこぼれていく。いつの時代も流行に乗っかるお調子者だが、愛きょうがあり、どこか憎めない。
勝地涼
1986年8月20日生れ。東京都出身。妻は女優の前田敦子。2000年、ドラマ『千晶、もう一度笑って』でデビュー。2005年、映画『亡国のイージス』で第29回日本アカデミー賞新人賞を受賞。2013年、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で、1回のみの出演にもかかわらず強烈なインパクトを残して話題に。ドラマ・映画を中心に、舞台・CMなどでも活躍する。出演作は『さとうきび畑の唄』、『篤姫』、『八重の桜』、『東京DOGS』、『BG~身辺警護人~』、『ヒモメン』など。
☆可児 徳(かに・いさお)・・・古舘寛治

可児 徳
東京高等師範学校助教授。嘉納治五郎の下で大日本体育協会の立ち上げに右往左往、オリンピック初参加の準備に奔走した。東京高等師範学校にあった「徒歩部」の部長として、金栗を指導し支える。真面目で努力家だが、どうにも報われない損をする性格。
古舘寛治
1968年3月23日生れ。大阪府出身。ニューヨークで演技を学び、青年団に入団。沖田修一、山内ケンジ監督作品の常連俳優で、個性的な役柄を演じることが多い。映画・ドラマ・CMなど幅広く活躍している。出演作は『リーガルハイ』、『逃げるは恥だが役に立つ』、『おんな城主 直虎』、『コウノドリ』など。
☆永井道明(ながい・どうめい)・・・杉本哲太

長井道明
東京高等師範教授。ヨーロッパから日本に体操を持ち込んだ日本スポーツ界のパイオニアの一人。東京高師では金栗たちの寄宿舎の舎監を務める。自らが普及させた体操器具「肋木(ろくぼく)」が代名詞。厳しくも愛を持って接する熱血漢だが、頑固で融通の利かない一面も。
杉本哲太
1965年7月21日生れ。神奈川県出身。1981年、横浜銀蝿ファミリーのロックバンド、紅麗威甦(グリース)でデビュー。同年、『茜さんのお弁当』に嶋大輔らとともに不良少年役でレギュラー出演。1984年、『白蛇抄』で日本アカデミー賞新人賞を受賞する。以後、ドラマ・映画に多数出演する傍ら、バラエティやナレーションでも活躍する。出演作は『サトラレ』、『嫌われ松子の一生』、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ、『絶対零度』シリーズ、『ハゲタカ(2018)』など。
☆三島弥彦(みしま・やひこ)・・・生田斗真

三島弥彦
金栗四三の盟友。父は元警視総監、兄は日本銀行総裁という子爵の名家に生まれる。東京帝国大学の学生というトップエリートでありながら、あらゆるスポーツに秀で「運動会の覇王」と呼ばれる。金栗とともに日本最初のオリンピック選手に選ばれる。
生田斗真
1984年10月7日生れ。北海道出身。1996年、ジャニーズJr.として活動開始。同年、NHK教育「天才てれびくん」にてれび戦士として出演、企画でウエンツ瑛士と「ストロベリーカフェ」というバンドを組み、CDデビューもした。1997年、NHK連続テレビ小説「あぐり」で子役としてデビュー。以後、数々のドラマや舞台に出演、2007年、フジテレビ「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」で知名度を上げる。第54回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞受賞を皮切りに、受賞歴多数。ドラマ・映画・舞台で活躍する。
☆シマ・・・杉咲花

シマ
三島家につかえる女中。三島弥彦のよき理解者。オリンピックに挑む金栗と三島の姿を間近に見て、“スポーツ”の魅力に引き込まれる。だがオリンピックへの女子の出場には大きな壁がそびえたち…。金栗のもとで右往左往しつつ、日本における女性スポーツの先駆けとなっていく。
杉咲花
1997年10月2日生れ。東京都出身。子役出身。旧芸名は梶浦花。中学生の時、女優を志望し研音のオーディション受け、2011年に研音に所属。「ドン★キホーテ」で改名後ドラマ初出演。味の素Cook DoのCMで“大食いの美少女”として注目を集める。2013年、TBS系ドラマ「夜行観覧車」で家庭内暴力に荒れる娘役を好演、以後、ドラマや映画に多数出演。2014年には、、日経トレンディ主催の「2015年の顔」に選出される。出演作は『とと姉ちゃん』、『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』など。
☆大森兵蔵(おおもり・ひょうぞう)・・・竹野内豊

大森兵蔵
アメリカに留学し、日本にバレーボールとバスケットボールを持ち込んだパイオニア。欧米のスポーツ事情に精通しているが、アメリカ仕込みの物腰が“キザな男”に映ってしまう。ストックホルムオリンピック日本選手団の監督としてスウェーデンへ向かう。
竹野内豊
1971年1月2日生まれ。東京都出身。1994年、ドラマ『ボクの就職』にて俳優デビュー。翌年、ドラマ『星の金貨』で第33回ゴールデンアロー賞放送新人賞を受賞。1997年『ビーチボーイズ』で反町隆史とともに主演を務め、その人気を決定的なものにする。代表作は『WITH LOVE』、『氷の世界』、『真夏のメリークリスマス』、『できちゃった結婚』など。また、映画『冷静と情熱のあいだ』ではケリー・チャンと共演し主演を務める。その他ヒット作に多数出演。
☆大森安仁子(おおもり・あにこ)・・・シャーロット・ケイト・フォックス

大森安仁子
大森兵蔵の妻。本名はアニー・バロウズ・シェプリー。アメリカ人の令嬢で画家。ハウスキーパーだった兵蔵と大恋愛の末に国際結婚し、来日する。ストックホルムに同行し、金栗と三島にテーブルマナーや英語などを指導する。強気な発言が誤解され、騒動のもとに。
シャーロット・ケイト・フォックス
1985年8月14日生れ。アメリカ出身。米国俳優協会会員。2014年、NHK連続テレビ小説『マッサン』で外国人として初めて同シリーズのヒロインを演じた。同作で、東京ドラマアウォード特別賞を受賞。2015年「マッサン」劇中歌の「ゴンドラの唄」でCDデビューを果たす。2015年「名探偵キャサリン」で民放ドラマ初主演。2016年、ドラマ『OUR HOUSE』で芦田愛菜とのW主演で、民放連続ドラマ初主演を、2016年、映画『高台家の人々』で邦画への初出演を果たしている。ドラマを中心に、映画・舞台などで活躍。
☆黒坂辛作(くろさか・しんさく)・・・三宅弘城

黒坂辛作
「足袋のハリマヤ」店主。東京・大塚の足袋屋の店主。金栗が偶然この店の足袋を履いて長距離走で優勝したことをきっかけに、マラソン用の足袋開発に二人三脚で取り組むことになる。頑固一徹な職人気質だが、金栗の年齢の離れた“盟友”となる。
三宅弘城
1968年1月14日生まれ、神奈川県出身。石鹸名義でバンド「グループ魂」のドラムを担当。1988年に劇団健康のオーディションに合格し、劇団ナイロン100℃の旗揚げに参加、所属している。出演作は『医師たちの恋愛事情』、『あさが来た』、『世界一難しい恋』、『今からあなたを脅迫します』など。
☆嘉納治五郎(かのう・じごろう)・・・役所広司

嘉納治五郎
金栗の進学した東京高等師範学校の校長。講道館柔道の創始者でもあり、“日本スポーツの父”と呼ばれる。アジア初のIOC委員として、日本のオリンピック初出場のために奮闘し、選手団団長として参加。人並外れた情熱と、ひょうひょうとしたユーモアを併せ持つ大人物。
役所広司
1956年1月1日生れ。長崎県出身。公務員を務めた後、仲代達矢主宰の「無名塾」に入塾。無名塾の舞台公演に出演したのち、1980年、NHK連続テレビ小説「なっちゃんの写真館」でテレビデビュー。主に時代劇で評価を得ており、大河ドラマ「徳川家康」の織田信長役で注目を集める。テレビ朝日「三匹が斬る」などが代表作。伊丹重蔵監督作品の「タンポポ」などに出演。1996年公開の主演映画『Shall we ダンス?』が大ヒットとなる。同年の主演男優賞を総ざらいした。受賞歴多数。世界進出も果たし、名実ともに日本を代表する俳優の一人となる。
☆武田千代三郎(たけだ・ちよさぶろう)・・・永島敏行

武田千代三郎
内務省の官僚として、秋田・山口・青森の各県知事などを歴任。大日本体育協会の副会長として、夢見がちな嘉納治五郎に対抗し、岸 清一らとともに財政の立て直しに貢献する。「駅伝」の名づけ親でもある。
永島敏行
1956年10月21日生れ。千葉県出身。1977年、映画『ドカベン』で俳優デビュー。2作目『サード』で主役を務め、国内の新人賞を多数獲得。1980年前後は主演格として活躍、以降は、身軽なフットワークと安定した演技力で映画・ドラマ・舞台にて主に脇役として活動。農業コンサルタントの顔も持つ。
☆二階堂トクヨ(にかいどう・とくよ)・・・寺島しのぶ

二階堂トクヨ
イギリス留学を経て日本に女子体育を普及させた第一人者。舌ぽう鋭く勝ち気だが、女性らしい優雅さをあわせもつ。ダンスを授業に取り入れるなど革新的な取り組みを進め、恩師である永井道明と対立する。1922年(大正11年)、二階堂体操塾(現・日本女子体育大学)を創立。人見絹枝をはじめ、多くのオリンピック選手を輩出した。
寺島しのぶ
1972年12月28日生まれ、東京都出身。父は歌舞伎役者の七代目尾上菊五郎、母は女優の富司純子。大学在学中より舞台、テレビドラマを中心に活躍している。2003年公開の『赤目四十八瀧心中未遂』で第27回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を、『ヴァイブレータ』では東京国際映画祭女優賞を受賞。また、2010年には、ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した。出演作は『最強のオンナ』、『バイプレイヤーズ』、映画では『人間失格』、『ヘルタースケルター』など。
☆岸 清一(きし・せいいち)・・・岩松了

岸清一
学生時代は漕艇そうてい選手として活躍。ストックホルムオリンピック後の財政難にあえぐ大日本体育協会の立て直しに奔走し、嘉納治五郎の後を継いで第2代会長となる。自信家で厳格な性格だが涙もろい。
岩松了
1952年3月26日生まれ、長崎県出身。劇作家、演出家、俳優、映画監督とマルチに活躍している。1980年代後半から劇作家、演出家花開き、1989年、『蒲団と達磨』で岸田国士戯曲賞、1993年紀伊國屋演劇賞、1998年『テレビ・デイズ』で読売文学賞を受賞。1990年代からはテレビドラマや映画の脚本家・監督としても活動し、脇役としての出演も多数。2009年から兵庫県立ピッコロ劇団の代表を務め、2018年、兵庫県文化賞を受賞。出演作は『天地人』、『 花子とアン』、『ナポレオンの村』、『刑事ゆがみ』など。
☆古今亭志ん生(ここんてい・しんしょう)・・・ビートたけし

古今亭志ん生
本名、美濃部 孝蔵。貧乏でいいかげん、バクチや酒をこよなく愛す、落語の世界を地で行く生活を続けたあげく、「座ってるだけですでにおもしろい」という境地に達したと言われている。借金から逃げるために17回の改名と引っ越しを繰り返したなど、“真実”なのか“噺(はなし)”なのか境目がわからない伝説に包まれた「落語の神様」。
ビートたけし
1947年1月18日生れ。東京都出身。1980年代初頭の漫才ブームの中、ツービートとして人気を博す。「俺たちひょうきん族」などに出演、番組が大ヒットする。1990年代より司会業や映画監督業中心に活動。1990年の日本映画監督協会新人奨励賞を皮切りに、監督または俳優として多数の賞を受賞している。バラエティを中心に、ドラマ・CMでも活躍する。代表監督作品は『バトル・ロワイアル』、『アウトレイジ』など。
☆美濃部孝蔵(みのべ・こうぞう)・・・森山未來

美濃部孝蔵
若き日の志ん生。生っ粋の江戸っ子で10歳のころより酒とバクチを覚え、小学校を退学になった“悪童”。家を勘当され、その日暮らしで稼いだ金は「飲む、打つ、買う」の三道楽にすべて使い果たす。だが運命的な出会いにより落語家を目指すことに。
森山未來
1984年8月20日生れ。兵庫県出身。幼いころからダンスを始める。1999年、舞台「BOYS TIME」で本格デビュー。2001年、単発ドラマ「TEAM 2」でドラマ初出演。2003年、「WATER BOYS」のメインキャストとして、知名度と人気が高まる。2003年度38回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞受賞を皮切りに、受賞歴多数。ドラマ・舞台・映画などで活躍。出演作は映画『世界の中心で、愛をさけぶ』、『20世紀少年』など多数。
☆五りん(ごりん)・・・神木隆之介

五りん
志ん生の弟子。弟子入りを断られたはずが、いつの間にか志ん生の自宅に住み込み、前座名“五りん”と名付けられる。しかし、どうも落語にはまったく興味を持たず、志ん生に対しての口の利き方も雑で、師匠と思っているのかも怪しいありさま。
神木隆之介
1993年5月19日生れ。埼玉県出身。1995年、CMでデビュー。1999年、ドラマ「グッド・ニュース」でドラマデビュー。2004年、映画『お父さんのバックドロップ』では、プロレスラーの父親と距離を置く息子役を演じた。2005年、映画『妖怪大戦争』で主演、日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞。2006年、『探偵学園Q』でドラマ初主演。2008年、倉本聰脚本のドラマ『風のガーデン』でサヴァン症候群を持つ白鳥岳役を演じた。以後、俳優・声優として活躍する。
☆小梅(こうめ)・・・橋本愛

小梅
浅草の遊女。明治時代の東京名所“浅草十二階”を根城に客を引く遊女。押しが強く、きっぷのいい姉御肌で、孝蔵とともに浅草を破天荒に生き抜いていく。熊本から上京したばかりの金栗にもさっそく声をかける。
橋本愛
1996年1月12日生れ。熊本県出身。2008年、ニューカム「HUAHUAオーディション」のグランプリを受賞し、芸能界デビュー。2009年、女性ファッション雑誌『Seventeen』のミス・セブンティーンの最年少グランプリ受賞、「Give and Go」映画初出演初主演。その後、多数の主演を務め、2013年、ヒロインを務めた映画「桐島、部活やめるってよ」などの演技で第86回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞した。出演作は『 あまちゃん』、『西郷どん』、映画では『ツナグ』、『俺はまだ本気出してないだけ』、『寄生獣』など。
☆清さん(せいさん)・・・峯田和伸

清さん
浅草の人力車夫。孝蔵とは腐れ縁で、兄貴分として何かと面倒を見る。脚力自慢が高じて、日本初のオリンピック予選に潜り込み、金栗四三と知り合う。東京中を走り回って、金栗と孝蔵を結びつけるキーパーソン。
峯田和伸
1977年12月10日生まれ。山形県出身。バンド、銀杏BOYZのメンバー。1999年に青春パンクバンド、GOING STEADYのボーカル・ギター担当のミネタカズノブとしてCDデビュー。音楽活動の傍ら、俳優業もこなし、映画『アイデン&ティティ』に主人公の中島役で主演を務める。2016年にはNHK BSプレミアムのプレミアムドラマ『奇跡の人』で連続ドラマ初主演を果たす。2018年の『高嶺の花』でも注目を浴びた。また著書も出版するなど、幅広く活躍中。
☆知恵(ちえ)・・・川栄李奈

知恵
五りんの彼女。志ん生宅への弟子入り志願にも付き添ってきた、五りんのガールフレンド。だが、ふたりの立場はいつでも知恵のほうが上で、五りんは頭があがらない。明るく物おじしない性格で、目上の人間にも遠慮はなく、志ん生をどぎまぎさせる。
川栄李奈
1995年2月12日生れ。神奈川県出身。2010年、AKB48第11期研究生オーディションに合格、「シアターの女神」公演で公演デビュー。2012年、シングル「真夏のSounds good!」で初の選抜メンバー入り。2014年、「SHARK」で初の単独ドラマ出演、「セーラーゾンビ」では、大島涼香、岡田奈々とともに連続ドラマ初主演を果たす。2015年、AKB48を卒業。2016年には、「とと姉ちゃん」に出演するなど、ドラマやバラエティで活躍。
☆橘家圓喬(たちばなや・えんきょう)・・・松尾スズキ

橘家圓喬
伝説の落語家。明治の東京で絶大な人気を誇った落語の名人。どん底にあえぐ孝蔵の才能をただひとり見抜き、最初の師匠となる。ふだんは物腰柔らかいが、芸のこととなると一転、妥協を許さず、先輩であろうと平気で毒舌を吐く。
松尾スズキ
1962年12月15日生れ。福岡県出身。劇団「大人計画」主宰。大学在学中、劇団エクボを創設。23歳で上京、サラリーマンをしていたが、イラストで生計を立てながら、1980年代後半劇団大人計画を設立する。『ファンキー! 宇宙は見える所までしかない』で第41回岸田國士戯曲賞受賞。以後、テレビや映画などへ役者として出演、2004年、『恋の門』で映画監督デビュー。ドラマ・映画で活躍する傍ら、漫画原作者としても活動している。出演作は『マンハッタンラブストーリー』、『あまちゃん』、映画では『突入せよ! あさま山荘事件』、『カイジ2 人生奪回ゲーム』、『シン・ゴジラ』など。
☆万朝(まんちょう)・・・柄本時生

万朝
三遊亭小円朝一座の一員としてドサ回りの旅に出た際、孝蔵と知り合う。小円朝に反抗的な態度をとる孝蔵にいつも冷や冷やさせられるが、孝蔵を陰ながら応援し続ける。一度は廃業するも落語への思いが捨てきれない。
柄本時生
1989年10月17日生まれ。東京都出身。父は柄本明。2003年、Jam Films S『すべり台』で俳優デビュー。『Q10』では父親の柄本明と親子役で共演。翌年の2011年、連続テレビ小説『おひさま』では母親の角替和枝とも親子役で共演している。2016年、「初恋芸人」で連続テレビドラマ初主演を果たす。
☆金栗信彦(かなくり・のぶひこ)・・・田口トモロヲ

金栗信彦
金栗四三しそうの父親。熊本・玉名の山村で代々、酒蔵を営んでいた。胃が弱く、床にふせがちだが、家族の前では気丈にふるまう。病弱な四三を丈夫にしようとある策を思いつき、熊本の街へ向かう。
田口トモロヲ
1957年11月30日生まれ。東京都出身。1982年『俗物図鑑』で映画デビュー。以降、三池崇史監督映画に頻繁に出演している。また塚本晋也監督のデビュー映画『鉄男』の主演など、カルト映画への出演もしている。また、2000年から2005年に放送されたNHK総合テレビ『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』の比較的穏やかな(独特の)口調のナレーションで人気を集めた。映画製作にも取り組み、幅広く活躍中。出演作は『銭ゲバ』、『バイプレイヤーズ 〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』、『この世界の片隅に』など。
☆金栗シエ(かなくり・しえ)・・・宮崎美子

金栗シエ
金栗四三の母親。熊本に生まれ育ち、みずから畑仕事に汗を流す、たくましく包容力のある女性。夫・信彦を早くに亡くすが、持ち前の明るさで大家族を切り盛りし、上京・進学に躊躇ちゅうちょする四三を温かく送り出す。
宮崎美子
1958年12月11日生まれ、熊本県出身。1979年10月、偶然朝日新聞で見つけた「篠山紀信が撮る!週刊朝日“キャンパスの春”」の表紙モデルに応募し、面接後に最終合格者の10名に選ばれる。翌年、「週刊朝日」1980年1月25日号の表紙を飾ることになる。篠山紀信からミノルタ(現:コニカミノルタ)のCMへの出演依頼があり、ミノルタ一眼レフカメラ「X-7」のテレビCMに出演した。その後、ポーラテレビ小説『元気です!』(1980年10月 – 1981年3月)で主演を務め、女優デビューを果たした。現在はクイズ番組でも活躍している。出演作は『八重の桜』、『正義のセ』、『警視庁・捜査一課長』など多数。
☆金栗スマ(かなくり・すま)・・・大方斐紗子

金栗スマ
酒蔵の6代目だった夫亡きあと、息子の信彦一家とともに金栗家を守っている。ひ弱だった四三がマラソン選手としてたくましく活躍することを誇りとし、ときに勇ましい歌で四三を鼓舞する。
大方斐紗子
1939年3月9日生まれ、福島県出身。福島県を舞台としたドラマなどでは方言指導としても活躍。出演作は『3年B組金八先生』シリーズ、『あまちゃん』、『ひよっこ』、『八重の桜』、『のだめカンタービレ』、『あなたの番です』など。
☆春野先生(はるのせんせい)・・・佐戸井けん太

春野先生
のちに金栗四三の妻となるスヤの父親。明治時代にはまだ珍しかった西洋医として、毎日、診療のために村中をまわり、熊本・玉名の人びとに慕われた。四三の父・信彦の最期も看取る。
佐戸井けん太
1957年5月14日生まれ、千葉県出身。1977年、夢の遊眠社に入団。『踊る大捜査線』での魚住二郎役が当たり役となり、数々の作品に出演。斉木しげるに似ているため、『特命係長 只野仁』では斉木の演じる役に偽者として変装する役を演じた。出演作は『軍師官兵衛』、『夢をかなえるゾウ(女の幸せ篇)』、『花咲舞が黙ってない 』第2シリーズ、『IQ246〜華麗なる事件簿〜』など多数。
☆池部重行(いけべ・しげゆき)・・・髙橋洋

池部重行
熊本・玉名の菊池川沿いにある、広大な田畑を所有する名家の跡取りで、実母である池部幾江と庄屋を営む。だが、身体からだが弱く、新婚であった妻・スヤの身をいつも案じていた。
髙橋洋
1972年9月5日生まれ、大阪府出身。1992年、早稲田大学在学中、東京オレンジに入団。1997年に蜷川幸雄のニナガワカンパニー・ダッシュ(現ニナガワ・スタジオ)に入団。『真情あふるる軽薄さ2001』にて、降板した萩原聖人の代わりに急遽主役を演じ、演劇界で注目されるようになる。2018年、6年半所属したオフィス北野を退社、5月からケイファクトリーに所属し、映像作品を中心に活躍中。出演作は『ガリレオΦ(エピソードゼロ)』、『逃げるは恥だが役に立つ』、『ブラックペアン』、『グッド・ドクター』など多数。
☆三島弥太郎(みしま・やたろう)・・・小澤征悦

三島弥太郎
三島弥彦の歳としの離れた長兄。国際経験豊かな銀行家で、のちの第8代日本銀行総裁であり、子爵を授かった貴族院議員でもあった。名家の当主として、スポーツに明け暮れる弥彦に手を焼く。
小澤征悦
1974年6月6日生まれ、アメリカサンフランシスコ出身。父は指揮者の小澤征爾、母は元モデルで女優の入江美樹。従兄にミュージシャンの小沢健二がいる。出演作は『義経』、『篤姫』、『ハンチョウ〜警視庁安積班〜』、『すべてがFになる』、『もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜』など。
☆三島和歌子(みしま・わかこ)・・・白石加代子

三島和歌子
薩摩出身の華族・三島家の大奥様で、弥太郎と弥彦の母。三島家をモデルにした小説『不如帰』では嫁を激しく叱責する「恐母」と誤解して描かれるが、実は、情け深く、涙もろく「女西郷」と呼ばれた。
白石加代子
1941年12月9日生まれ、東京都出身。1967年、区役所税務課を退職して、早稲田小劇場(現・SCOT)へ入団[4]。1970年、『劇的なるものをめぐってII』(演出:鈴木忠志)の主演で「狂気女優」と評判になり、以後、同劇団の看板女優となる。1989年、SCOTを退団して独立した。出演作は『義経』、『 ひよっこ』、映画『八つ墓村』など多数。
☆美濃部りん(みのべ・りん)/ おりん・・・池波志乃

美濃部りん(みのべ・りん)/ おりん
古今亭志ん生の妻。鳴かず飛ばずの志ん生の才能を信じ、必死で内職して“なめくじ長屋”住まいの極貧生活を支える。“おかみさん” として、奔放な夫とにぎやかな弟子たちをほほえましく見守る。
池波志乃
1955年3月12日生まれ、東京都出身。夫は中尾彬。父は10代目金原亭馬生、祖父は5代目古今亭志ん生、叔父は3代目古今亭志ん朝と言う落語家一家。高校中退し俳優座養成所入所、女優としての活動は1974年「沖田総司」から本格化した。『いだてん〜東京オリムピック噺〜』で、自らの祖母である美濃部りんの役を演じ、20年近く休業していた女優に復帰することになった。
☆今松(いままつ)・・・荒川良々

今松
古今亭志ん生の弟子。師匠思いで、不器用ではあるが愛される芸の持ち主。出世は遅いが、弟弟子の五りんの面倒をよく見る。飄々(ひょうひょう)としながらも愛嬌があり、一家のムードメーカー的な存在。
荒川良々
1974年1月18日生まれ、佐賀県出身。ぽっちゃりの体型・丸刈りという容姿で活躍する個性派俳優。出演作は多く、『タイガー&ドラゴン』、『菊次郎とさき』、『夜王〜YAOH〜』、『ライアーゲーム シーズン2』、『一休さん』、『先に生まれただけの僕』、『リーガルV』など、その役柄は幅広い。
☆吉岡信敬(よしおか・しんけい)・・・満島真之介

吉岡信敬
「天狗倶楽部」の名物男であり、三島弥彦とは熱い友情で結ばれている。全国各地で熱心に応援活動を繰り広げ、ついたあだ名は「ヤジ将軍」。日本最初の応援団長として東京の学生で知らぬ者はいなかった。
満島真之介
1989年5月30日生れ。沖縄県出身。2010年、舞台『恐るべき親たち』で俳優デビュー。2013年、『風俗行ったら人生変わったwww』で映画初主演を果たす。2016年には、TVアニメ『僕だけがいない街』の主人公役で声優に初挑戦するなど、幅広い分野で活躍している。
☆増野(ますの)・・・柄本佑

増野
日本橋の百貨店で働く。時代の流れに敏感で、女性の社会進出にも理解がある。女子スポーツの普及に没頭するシマとひょんなことから見合いし結婚。「結婚後も仕事を続けたい」というシマの意思を尊重し、温かく見守っていく。長女・りくを授かり、幸せな結婚生活を送っていた矢先、関東大震災で悲劇に襲われる。
柄本佑
1986年12月16日生まれ、東京都出身。両親は柄本明、角替和枝、妻は安藤サクラ。2003年、高校生で『美しい夏キリシマ』のオーディションに合格し、主役でデビューする。翌年、キネマ旬ベスト・テン新人男優賞、日本映画評論家大賞新人賞を受賞する。その後、早稲田大学芸術学校に進学し、短編の自主制作映画を手掛ける。弟の柄本時生と演劇ユニット『ET×2』を結成し、講演を行っている。出演作は、NHK連続テレビ小説『あさが来た』、大河ドラマ『風林火山』『いだてん』、映画『きみの鳥はうたえる』『素敵なダイナマイトスキャンダル』など多数。
☆村田大作(むらた・だいさく)・・・板尾創路

村田大作
浅草の開業医で、昔気質の頑固者。「女性はおしとやかに育ち、良家に嫁ぐことが幸せ」と信じている。娘・富江が、足をさらけ出して走り、世間の好奇の目にさらされることがどうしても許せず、四三の辞職や運動部の解散を求める署名運動を起こす。そんな大作に反発し、ある日、富江は教室に立てこもり……。
板尾創路
1963年7月18日生まれ。大阪府出身。お笑いコンビ130Rのボケ担当で、相方はほんこん。1991年より『ダウンタウンのごっつええ感じ』にレギュラー出演したのを機に、全国にその名を知られるようになる。以降、テレビドラマや映画、舞台など、俳優としても活動している。出演作はドラマ『東京DOGS』、『家族ゲーム』、『僕たちがやりました』などヒット作多数。
☆村田富江(むらた・とみえ)・・・黒島結菜

村田富江
四三とシマが教える名門校・東京府立第二高等女学校(通称・竹早)の生徒。当初は「人前で肌をさらすなんて!」と四三に反発するが、徐々にスポーツの楽しさに目覚め、テニスや陸上競技で頭角を現す。自分でデザインしたユニフォーム姿でも話題になり、一躍、運動界のアイドル的な存在になるが、そのことで厳格な父・大作を怒らせることに。
黒島結菜
1997年3月15日生まれ、沖縄県出身。2011年、ウィルコム沖縄のイメージガールコンテストで特別賞の「沖縄美少女図鑑賞」を受賞し、モデルとして同誌に出演。ソニー・ミュージックアーティスツの目に留まり、同事務所に所属して芸能界入りする。翌年には『テストの花道』に「マッシュ」のニックネームでレギュラー出演した。2014年の『マッサン』で朝ドラに初出演を果たす。2015年、大河ドラマ『花燃ゆ』にも出演した。その他出演作は『時をかける少女』、『アシガール』、映画『十二人の死にたい子どもたち』など。
☆梶原(かじわら)・・・北香那
梶原
四三の教え子。
北香那
1997年8月23日生まれ、東京都出身。高島礼子と矢田亜希子に憧れて、小学校6年生時から芸能活動を始め、2010年、ミュージカル『赤毛のアン ~アンからの手紙~』に赤毛のアン役で出演した。2012年にはCM NOWが主催する『第1回バーチャルCMオーディション』で榊原美紅とともにグランプリを受賞する。2013年、映画『震動』で耳の不自由な少女を演じ、注目を集める。以降、出演作は『バイプレイヤーズ 〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』、映画『ペンギン・ハイウェイ』(吹き替え)など。
☆溝口(みぞぐち)・・・松浦りょう
溝口
四三の教え子
松浦りょう
1995年8月25日生まれ、徳島県出身。モデルとして活躍中。出演作は映画『虎影』、『渇き。』、広告では資生堂の「シフォネット」など。
☆白石(しらいし)・・・百瀬さつき
白石
四三の教え子。
百瀬さつき
1991年5月11日生まれ、長野県出身。松竹芸能所属。2013年お笑いコンビ、ガール座を結成。相方は小野綾香。詳細は調査中です。
☆人見絹枝(ひとみ・きぬえ)・・・菅原小春

人見絹枝
岡山の女学校で始めたテニスで圧倒的な強さを誇り、四三たちと出会う。抜群の身体能力で陸上競技の世界記録を次々と塗り替えるも、女子離れした自身の容姿に強いコンプレックスを抱く。日本人女子で初めてアムステルダムオリンピックに出場し、800メートルで銀メダルを獲得。女子スポーツ界の先駆者として、生涯を走り続けたスーパースター。
菅原小春
1992年2月14日生まれ、千葉県出身。ダンサー、振り付け師として活躍。シンガーソングライターのタテジマヨーコは実姉。10代の時にDANCE ATTACKやSHONEN CHAMPLE等の様々なコンテストで優勝した。2010年、高校卒業後にロサンゼルスに渡り、本格的な活動を開始する。修業を積み、独自のダンススタイルを生み出した。2013年、ダンサーとしてNIKEとコラボレーションし、その後「NIKE ATHLETE」のキャンペーンにも登場した。
☆永田秀次郎(ながた・ひでじろう)・・・イッセー尾形

永田秀次郎
東京市長(現在の東京都知事)に就任して4か月後、関東大震災が発生。不眠不休で災害対応にあたり、その後も生涯を通じて復興事業に尽力したことから「復興市長」と呼ばれた。震災から7年後の1930年、復興した東京の姿を世界に伝えるために1940年東京オリンピックの招致を決意する。
イッセー尾形
1952年2月22日生まれ、福岡県出身。一人芝居のスタイルを確立した一人芝居の第一人者。 日本テレビ『お笑いスター誕生!!』で金賞を獲得して広く認知されるようになった。この直後の『意地悪ばあさん』(青島幸男主演)では早野金造巡査を演じ、認知度は一気に高まった。アメリカやヨーロッパといった海外でも巡業を行っている。また一人芝居(代表作は「アトムおじさん」など)の他にも桃井かおりや小松政夫との二人芝居、映画、ドラマ・CM・司会、小説の執筆、絵画など幅広く活動を行なっている。『独眼竜政宗』や『ナポレオンの村』などに出演し、映画『男はつらいよ』シリーズの常連。
☆中沢臨川(なかざわ・りんせん)・・・近藤公園

中沢臨川
「天狗倶楽部」の頭脳派・工学博士。鉄道会社に勤めるツテを最大限に生かし、会社が所有する羽田の土地に、日本最初の本格的な陸上グラウンドを建設。日本最初のオリンピック予選会の実現に貢献した。
近藤公園
1978年10月11日生まれ。愛知県出身。1998年、大人計画に入団し、2000年には初舞台を踏み、2001年に『ウォーターボーイズ』の主要メンバーの1人に抜擢されてスクリーンデビュー。『隠し剣 鬼の爪』以降、山田洋次作品に6作品出演し、個性派俳優として活躍中。
☆押川春浪(おしかわ・しゅんろう)・・・武井壮

押川春浪
スポーツをこよなく愛し、「天狗倶楽部」を創設。各種競技に精通する一方、人気雑誌『冒険世界』などで主筆を務め、“日本SF小説の祖”と称される一面も。当時の若者への人気は漱石に並ぶほどだった。
武井壮
1973年5月6日生まれ、東京都出身。元陸上競技選手で、陸上競技・十種競技元日本チャンピオン。タレントとして活動し、「百獣の王」を目指している。中学では野球、高校ではボクシングに取り組んでいたが、大学時代に短距離走を始め、神戸学院大学3年時に十種競技へ転向する。2012年『うもれびと』に百獣の王を目指す男として出演し注目を集める。タレント活動のかたわら、陸上競技のマスターズ大会にも随時出場し、数々のメダルを獲得している。
☆本庄(ほんじょう)・・・山本美月

本庄
当時、まだ珍しかった女性記者。華やかな美貌とは裏腹に、どこか男っぽいところがある。黎明れいめい期だったスポーツに強い関心を持ち、オリンピックに出場する金栗四三や三島弥彦たちを熱心に取材する。
山本美月
1991年7月18日生まれ、福岡県出身。2009年、「東京スーパーモデルコンテスト」初代優勝者。2009年から2017年まで女性ファッション雑誌『CanCam』専属モデルをつとめた。2011年より女優活動を開始。出演作は『地獄先生ぬ〜べ〜』、『嘘の戦争』、『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』など。
☆大隈重信(おおくま・しげのぶ)・・・平泉成

大隈重信
内閣総理大臣などを歴任した大物政治家で、早稲田大学の創設者・初代総長。早稲田大学野球部の試合で日本最初といわれる始球式を務めるなどスポーツにも造詣が深い。
平泉成
1944年6月2日生まれ、愛知県出身。ホテル勤務時代の先輩の紹介で、市川雷蔵と知り合う。1964年、市川の紹介で大映京都第4期ニューフェイスに27人の1人として選ばれる。1966年『酔いどれ博士』にて「平泉征」の芸名で正式にデビューを果たす。また大映レコード所属の歌手としても活動し、3枚のシングルをリリースしている。1984年、所属事務所の移籍を機に芸名を「平泉成」に改める。以降、さまざまな人物像を演じるバイプレイヤーとして活躍している。出演作は映画では『その男、凶暴につき』、『新宿黒社会 チャイナマフィア戦争』、『男はつらいよ 拝啓車寅次郎様』、ドラマでは『必殺シリーズ』、『大奥〜華の乱〜』、『99.9 -刑事専門弁護士-』など多数。
☆内田公使(うちだこうし)・・・井上肇

内田公使
外交官。各国の公使を歴任したあと、1912年に駐スウェーデン公使として赴任。同年に開催されたストックホルム・オリンピックでは初参加で勝手がわからずに苦労する日本選手団をサポートした。
井上肇
1961年3月29日生まれ、東京都出身。出演作は『八重の桜』、『軍師官兵衛』、『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』、『絶対零度』、『クロコーチ』、『半沢直樹』など多数。
☆東 龍太郎(あずま・りゅうたろう)・・・松重豊

東 龍太郎
もともとはスポーツ医学の草分けである医師で、日本体育協会会長やIOC委員を務めていたところ、田畑政治の熱意に押し切られて東京都知事に。1964年東京オリンピックの開催が決まるや“東京大改造”と銘打って首都高速道路をはじめとするインフラ整備にまい進し、“オリンピック知事”と呼ばれた。やさしく几帳面で周囲の信頼も厚いゆえに、難問ばかりが降りかかる。
松重豊
1963年1月19日生まれ、福岡県出身。明治大学在学中に三谷幸喜が主宰していた東京サンシャインボーイズの作品に参加。大学卒業後の1986年、蜷川スタジオに入団。1989年に退団後はフリーで国内外の舞台『ハムレット』、テレビドラマ『デスノート』『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』『アンナチュラル』、映画『極道の妻たち 情炎』など多数出演。2012年『孤独のグルメ』で連続テレビドラマ初主演を果たし、当たり役として話題に。
☆岩田幸彰(いわた・ゆきあき)・・・松坂桃李

岩田幸彰
1956年、メルボルンオリンピックの団長であった田畑政治から懇願されて秘書になり、二人三脚のオリンピック人生が始まる。翌年、日本オリンピック委員会の役員に就任。持ち前の情熱と行動力でオリンピックの東京招致に貢献し、1964年の東京オリンピックを成功に導いた立役者である。頭脳明晰で、お洒落に背広を着こなし、いつもきれいな女性に囲まれている色男。愛称は“岩ちん”。
松坂桃李
1988年10月17日生まれ、神奈川県出身。2008年、「チャレンジFBモデル2008オーディション」にてグランプリを受賞し、雑誌『FINEBOYS』専属モデルで芸能活動を開始。同時にトップコートの養成所「Artist★Artist」へ第8期生として入校する。2009年に、『侍戦隊シンケンジャー』の志葉丈瑠 / シンケンレッド役で俳優デビューし、同作の劇場版にて映画初出演・初主演を果たす。その他出演作は『チーム・バチスタ』シリーズ、『視覚探偵 日暮旅人』、『ゆとりですがなにか』、『この世界の片隅に』、『パーフェクトワールド』など。
☆平沢和重(ひらさわ・かずしげ)・・・星野源

平沢和重
ニューヨーク領事などを歴任後、外務省を退官。NHK解説委員になり、26年間にわたってニュース解説を行う。かつて日本へ向かう氷川丸の船内で嘉納治五郎の最期を看取った人物として、1964年オリンピックの開催地を決めるミュンヘンIOC総会で最終スピーチの大役を任される。妥協を許さない仕事人間だが、わかりやすい語り口とシブい雰囲気で“お茶の間のマダムキラー”の一面も。
星野源
1981年1月28日生まれ、埼玉県出身。インストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」(2015年に解散)のリーダーとして、主にギターとマリンバを担当していたほか、エッセイストやコラムニストとしても活動。2003年の舞台『ニンゲン御破算』への参加をきっかけに大人計画事務所所属となる。2012年、くも膜下出血と診断されたため、活動を休止したが、2013年に復帰。歌手として多くの受賞歴を持つ。俳優としての出演作は『タイガー&ドラゴン』、『 ゲゲゲの女房』、『逃げるは恥だが役に立つ』など。
☆酒井菊枝(さかい・きくえ)・・・麻生久美子

酒井菊枝
江戸時代から続く日本橋の老舗「酒井商店」の長女。緒方の紹介で、無口でおしとやかな人柄を田畑に見初められ、結婚。新聞社では速記係を務め、早口でまくし立てる田畑の言葉やなぐり書きの文字を正確に聞き取り、解読する。結婚後も、夫・政治がオリンピックにかける情熱を誰よりも理解し、激動の人生を、よき妻として陰で支え続ける。
麻生久美子
1978年6月17日生まれ。千葉県出身。1995年、第6回『全国女子高生制服コレクション』でグランプリを受賞。同年『BAD GUY BEACH』で映画デビュー。1998年公開の『カンゾー先生』に出演し、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、新人俳優賞を始め、数々の映画賞を受賞し、女優としての地位を確立した。以降『時効警察』、『弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜』、『ナポレオンの村』などに出演。現在、映画やドラマ、舞台を中心に活躍中。
☆河野一郎(こうの・いちろう)・・・桐谷健太

河野一郎
金栗四三を師と仰ぎ、早稲田大学では陸上長距離選手として鳴らし、箱根駅伝で総合優勝に導く。田畑とはスポーツを愛する良きライバルとして切磋琢磨するも、報道の無力を痛感、政界の道へ進む。1940年東京オリンピックには反対するが、スポーツへの情熱はやむことなく、1964年東京オリンピックでは副総理兼オリンピック担当大臣として開催に尽力する。
桐谷健太
1980年2月4日生まれ。大阪府出身。2002年、テレビドラマ『九龍で会いましょう』で俳優デビューを果たす。以降、『GROW 愚郎』の村上敦役で映画初主演し、2008年のテレビドラマ『ROOKIES』で知名度を高める。2016年、本人名義の初CD作品となるアルバム『香音-KANON-』をリリース。同年12月、au三太郎シリーズのCMソング『海の声』で『第58回日本レコード大賞』優秀作品賞を受賞。第67回NHK紅白歌合戦に初出場を果たした。
☆マリー・・・薬師丸ひろ子

マリー
日本橋のたもとにある、緒方の行きつけのバー「ローズ」の名物ママ。その不思議な魅力に、政治家や記者、文化人たちが集い、情報交換の場が生まれた。何かにつけて未来を占おうとするが、いつも結果は逆に出てしまう愛きょうも。田畑が人生の岐路に立つとき、なぜか相談に行ってしまうため、オリンピックの歴史を見届けることに。
薬師丸ひろ子
1964年6月9日生まれ、東京都出身。1978年のデビュー以来、角川映画の中心的存在として人気を博し、歌手としてもヒット曲を持つ。1980年に相米慎二の監督作品『翔んだカップル』で初主演を果たすと、翌1981年に再び相米監督作品に主演した『セーラー服と機関銃』が大ヒットし、デビュー曲も愛された。1984年『Wの悲劇』では、第27回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。その他出演作は『木更津キャッツアイ』、『1リットルの涙』、映画『『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなど多数。
☆緒方竹虎(おがた・たけとら)・・・リリー・フランキー

緒方竹虎
ひょうひょうとしながらも的確な判断力と信念を持つ政治記者。新人時代に「大正」の新元号をスクープしたことでも知られる。猪突ちょとつ猛進でスクープのとれない田畑をなぜか可愛かわいがり、水泳指導者と記者の“二足のわらじ”の良き理解者でもある。主筆・副社長を務め、言論の自由と軍部の圧力のはざまで苦悩する。のちに政治家に転身し、副総理などを務める。
リリー・フランキー
1963年11月4日生まれ、福岡県出身。本名、中川 雅也。イラストレーター、ライター、エッセイスト、小説家、絵本作家、アートディレクター、デザイナー、ミュージシャン、作詞家、作曲家、放送作家、演出家、ラジオナビゲーター、フォトグラファー、俳優などマルチに活躍するタレント。25歳の時に初めて連載を持つ。以来、ピーク時には約30もの連載を掛け持ちしていた。1991年に宍戸留美のラジオ番組の構成を担当した縁で、宍戸の楽曲制作に携わる。これが音楽関係の仕事の足掛かりとなった。1994年から1999年まで、雑誌「ぴあ」誌上で「あっぱれB級シネマ」を連載。2003年、福田和也、柳美里、坪内祐三との共同編集で、季刊の文芸誌『en-taxi』を創刊し、長編小説『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』を連載。出演作は『龍馬伝』、『セシルのもくろみ』、『なつぞら』など。
☆高橋是清(たかはし・これきよ)・・・萩原健一

高橋是清
内閣総理大臣のほか、7度にわたって大蔵大臣を歴任した大物政治家。金融恐慌のたびに大蔵大臣に任命され、次々と沈静化させたことから名財政家として歴史に名を残す。先見の明に優れ、アムステルダムオリンピックでは田畑の直じか談判を受け、資金の援助を決断する。軍部予算の縮小から恨みを買い、ニ・ニ六事件で暗殺される。
萩原健一
1950年7月26日生まれ、2019年3月26日死去。埼玉県出身。「ショーケン」の愛称で親しまれた俳優。高校生の時にスカウトされ、ザ・テンプターズのヴォーカリストとして、17歳だった1967年「忘れ得ぬ君」でデビュー。1970年に解散後は井上堯之、大野克夫、沢田研二、岸部一徳、大口広司らでPYG(ピッグ)を結成する。この頃から映画監督を志す。1972年、映画『約束』に、サード助監督として参加した。だが、主演俳優が降板したため、代役に抜擢される。高い評価を得て、俳優へと本格的に転身。出演作は『太陽にほえろ!』、『不惑のスクラム』、映画『JOKER 疫病神』など多数。
☆犬養 毅(いぬかい・つよし)・・・塩見三省

犬養 毅
文部大臣、外務大臣などを歴任し、第29代内閣総理大臣に就任。若いころに新聞記者として西南戦争に従軍した経験があり、田畑ら新聞記者とは気さくに情報交換した。満州国の承認に反対し、話し合いによる平和的解決を望んだことから陸軍青年将校の反感を買い、五・一五事件で暗殺される。銃を向けられてなお「話せばわかる」と語りかけたエピソードは有名。
塩見三省
1948年1月12日生まれ。京都府出身。演劇『幕末純情伝』『熱海殺人事件』や1980年代はテレビドラマ、1990年代から映画にも活動の場を拡げ、『12人の優しい日本人』『Love Letter (1995年の映画)|』に出演した。また、『アウトレイジ ビヨンド』での凄味のあるヤクザの若頭補佐役は高く評価され、『モリのアサガオ』の看守長に代表される人情味あふれる人格者まで演じ切る名俳優。
☆尾高(おだか)・・・じろう(シソンヌ)

尾高
当時珍しかったスポ一ツ記者として活躍。1928年アムステルダムオリンピックに同行し、人見絹枝の日本人女子初となる女子800メートル銀メダル、織田幹雄の三段跳び金メダル、鶴田義行の男子水泳200メートル平泳ぎ金メダルなどを伝える。田畑と河野の意見対立に振り回されるが、2人に引けをとらないほどのスポーツへの愛情の持ち主。
じろう(シソンヌ)
1978年7月14日生まれ、青森県出身。お笑いコンビ・シソンヌのボケ担当。2014年第7回キングオブコント王者。俳優業としては『今日から俺は』『西郷どん』『カンナさーん』『俺のスカートどこ行った?』などに出演。
☆杉村陽太郎(すぎむら・ようたろう)・・・加藤雅也

杉村陽太郎
文武両道のエリート外交官で、国際連盟事務次長を務めた。柔道6段の腕前で嘉納治五郎の“愛まな弟子”。日本の国際連盟脱退後は、嘉納と志をともにしIOC委員となる。イタリア大使などを歴任し、1940年東京オリンピック招致にあたっては、イタリア首相・ムッソリーニとの面会の算段をつけるなど大きく貢献した。
加藤雅也
1963年4月27日生まれ。奈良県出身。『メンズノンノ』創刊号のファッションモデルをつとめ、その他モデルとして活動した後、俳優の道へ進む。『マリリンに逢いたい』で主役を演じた後、渡米してハリウッド俳優も目指す。『アンフェア』や『金田一少年の事件簿』など、数々の作品に出演している。映画、ドラマ、舞台で活躍中。
☆副島道正(そえじま・みちまさ)・・・塚本晋也

副島道正
明治の有力政治家・副島種臣の三男として生まれる。ケンブリッジ大学を卒業後、宮内省(当時)に入省。親友だった岸 清一の遺志を継いで日本人4人目のIOC委員となる。国際感覚に優れ、1940年オリンピックの招致活動では重要な役割を担うも、最終的には、東京オリンピック返上のキーマンとなっていく。
塚本晋也
1960年1月1日生まれ、東京都出身。中学時代から自主映画を作り始め、今や世界に熱狂的なファンを持つ映画監督の一人。日本大学芸術学部に進学後、演劇に惹かれ唐十郎といった劇作家に影響され劇団を主宰した。出演作は『ゲゲゲの女房』、『坂の上の雲』、『 半分、青い。』、『dele』など。
☆永田秀次郎(ながた・ひでじろう)・・・イッセー尾形

永田秀次郎
東京市長(現在の東京都知事)に就任後、関東大震災が発生。不眠不休で災害対応にあたり、その後も生涯を通じて復興事業に尽力したことから「復興市長」と呼ばれた。震災から7年後の1930年、復興した東京の姿を世界に伝えるために1940年東京オリンピックの招致を決意する。
イッセー尾形
1952年2月22日生まれ、福岡県出身。一人芝居のスタイルを確立した一人芝居の第一人者。 日本テレビ『お笑いスター誕生!!』で金賞を獲得して広く認知されるようになった。この直後の『意地悪ばあさん』(青島幸男主演)では早野金造巡査を演じ、認知度は一気に高まった。アメリカやヨーロッパといった海外でも巡業を行っている。また一人芝居(代表作は「アトムおじさん」など)の他にも桃井かおりや小松政夫との二人芝居、映画、ドラマ・CM・司会、小説の執筆、絵画など幅広く活動を行なっている。『独眼竜政宗』や『ナポレオンの村』などに出演し、映画『男はつらいよ』シリーズの常連。
☆高石勝男(たかいし・かつお)・・・斎藤工

高石勝男
日本のクロールの第一人者。1924年パリオリンピックで、100メートル自由形と1500メートル自由形で5位に入り、日本人水泳選手として初めての入賞を成し遂げる。1928年アムステルダムオリンピックでは100メートル自由形で銅メダルを獲得。容姿も性格も抜群で、特に女性からは絶大な支持を集めた。高石見たさに観客が集まるスター選手。
斎藤工
1981年8月22日生れ。東京都出身。高校生のころから、「メンズノンノ」「ポパイ」などの雑誌やショーなどでモデルとして活躍。19歳の時、伊藤正次演劇研究所にて演劇を学ぶ。その後、CF、国内のショー、パリコレなどで活躍する。2001年、韓国映画の日本リメイク版『時の香り~リメンバー・ミー』で俳優デビュー。2008年、演劇ユニット『乱Run-』を結成。ドラマ・映画に出演多数。
☆大横田 勉(おおよこた・つとむ)・・・林遣都

大横田 勉
中学時代から水泳選手として頭角を現し、得意の200メートル・400メートル自由形で日本新記録を連発する。繊細で人一倍責任が強く、夜には腹巻きを欠かさないほど体調管理に気を遣っていた。1932年ロサンゼルスオリンピックには400メートル自由形で出場、優勝間違いなしと大本命視されるが、まさかの事態に。
林遣都
1990年12月6日生れ。滋賀県大津市出身。2005年、渋谷駅でスカウトされ、芸能界デビュー。2007年、映画『バッテリー』の主演で俳優デビューを果たし、日本アカデミー賞、キネマ旬報ベスト・テンなど、同年の多くの新人賞を受賞。翌年より、『ちーちゃんは悠久の向こう』をはじめとして映画での主演が続く。2009年『小公女セイラ』で連続ドラマ初出演。2011年『コヨーテ、海へ』でテレビドラマ初主演を果たす。
☆野田一雄(のだ・かずお)・・・三浦貴大

野田一雄
田畑政治と同郷の先輩・後輩の間柄。1924年パリオリンピックでは、高石勝男らとともに800メートル自由形リレーに出場し、入賞。面倒見が良く、1932年ロサンゼルスオリンピックでは日本代表チームのアシスタント・コーチとして、練習メニューづくりやコンディションの調整を担い、日本代表チームの快挙を裏方として支えた。
三浦貴大
1985年11月10日生まれ。東京都出身。父は三浦友和、母は山口(三浦)百恵。映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』に出演し、第34回日本アカデミー賞新人俳優賞および第35回報知映画賞新人賞を受賞する。2011年、『学校をつくろう』で映画初主演。2012年には『ふがいない僕は空を見た』『あなたへ』『わが母の記』ほかでの演技により第86回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞を受賞した。
☆鶴田義行(つるた・よしゆき)・・・大東駿介

鶴田義行
佐世保海兵団に在籍時、専門的な指導も受けずに全国大会で優勝し、彗星のごとく水泳界に現れる。1928年アムステルダムオリンピックでは200メートル平泳ぎで、日本水泳界初の金メダルを獲得。1932年ロサンゼルスではオリンピック連覇に挑んだ。何事にも動じない度胸の持ち主で、日本選手団の兄貴分としてチームを支える。
大東駿介
1986年3月13日生まれ、大阪府出身。2005年にPIZZA-LA Presents・トップコート杯「Try to Top 2005」でグランプリ・ミコット・エンド・バサラ賞・FINE BOYS賞を受賞。以後、『FINEBOYS』の専属モデルとして活躍。2005年、『野ブタ。をプロデュース』で俳優デビュー。出演作は『おいしいプロポーズ』、『ふたつのスピカ』、映画では『クローズZEROシリーズ』、『リアル鬼ごっこ』、『桜蘭高校ホスト部』など。
☆宮崎康二・・・西山潤
宮崎康二
水泳男子日本代表選手。
西山潤
1998年7月12日生まれ、神奈川県出身。出演作は『天地人』、『大奥〜誕生[有功・家光篇]』、『先に生まれただけの僕』、映画では『20世紀少年 3部作 – ケンヂ』、『心が叫びたがってるんだ。』など。
☆小池礼三・・・前田旺志郎
小池礼三
水泳男子日本代表選手。
前田旺志郎
2000年12月7日生まれ、大阪府出身。兄・航基とはお笑いコンビ「まえだまえだ」を結成し、「M-1グランプリ2007」の準決勝に史上最年少で進出した。出演作は『ウツボカズラの夢』、『わろてんか』など。
☆松澤一鶴(まつざわ・いっかく)・・・皆川猿時

松澤一鶴
日本泳法の達人であり、学生時代は中・長距離自由形の選手として活躍。東京帝大在学中に、田畑政治らとともに「大日本水上競技連盟」(のちの日本水泳連盟)を設立し、以降、指導者として日本水泳の発展に貢献する。愛称は「カクさん」。明るく豪放な一面と、冷静沈着で理論的な一面の両方を持ち合わせ、親分肌の田畑とは良いコンビだった。
皆川猿時
1971年2月1日生まれ、福島県出身。グループ魂では、港 カヲル(みなと カヲル)として司会者、ボーカル、作詞を担当している。出演作は『マンハッタンラブストーリー』、『11人もいる!』、『新ナニワ金融道』、映画では『デスノート 前編』、『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』、『バクマン。』など。
☆前畑秀子(まえはた・ひでこ)・・・上白石萌歌

前畑秀子
「前畑、ガンバレ!」の実況で有名な伝説のスイマー。専門は200メートル平泳ぎ。1932年ロサンゼルスオリンピックで銀メダル、1936年ベルリンオリンピックでは日本人女性初となる金メダルに輝く。負けず嫌いで毎日2万メートル近く泳ぐ努力家であったが、天真爛漫らんまんで無邪気な性格ゆえに、周囲からのすさまじい期待に翻弄される。
上白石萌歌
2000年2月28日生まれ。鹿児島県出身。2011年、第7回『東宝「シンデレラ」オーディション』でグランプリを獲りデビュー。同年、ファッション雑誌『ピチレモン』の専属モデルとして活躍。2012年、ドラマ『分身』で女優デビュー、2015年6月に『ス・マ・イ・ル』でCDデビューを果たす。2018年公開の『羊と鋼の森』で、姉の上白石萌音と映画初共演。また、同年、主人公の声を担当したアニメーション映画『未来のミライ』が第71回カンヌ国際映画祭の「監督週間」に選出された。
☆河西三省(かさい・さんせい)・・・トータス松本

河西三省
運動部記者として新聞社に勤務後、NHK入局。「河西の放送を聴けば、そのままスコアブックをつけられる」と評されるほど克明な描写で知られた。1936年ベルリンオリンピックでは、前畑秀子の凄絶せいぜつなレース展開にふだんの冷静さを失くして「前畑、ガンバレ!」を20回以上も絶叫。日本中を熱狂させたラジオ実況は現在でも語りぐさになっている。
トータス松本
1966年12月28日生まれ、兵庫県出身。ロックバンド・ウルフルズのボーカリスト。バンド活動以外に俳優などとしても活動している。ビートたけし・ユースケ・サンタマリアとの音楽ユニットぢ・大黒堂のメンバーとしても活躍。出演作は『涙をふいて』、『お義母さんといっしょ』、『家族のうた』など。
☆松澤初穂・・・木竜麻生
松澤初穂
水泳女子日本代表選手。
木竜麻生
1994年7月1日生まれ、新潟県出身。14歳のとき原宿でスカウトされ、2010年にテレビCMに出演しタレントデビュー。また、2014年に映画『まほろ駅前狂騒曲』で女優デビューした。出演作は『時をかける少女』、『まどろみバーメイド〜屋台バーで最高の一杯を。』、映画『菊とギロチン』など。
☆小島一枝・・・佐々木ありさ
小島一枝
水泳女子日本代表選手。
佐々木ありさ
2000年3月22日生まれ。CMで、2015年「家庭教師トライ」「au」、2016年「タウンワーク『卒業偏』」「softbank『ギガちゃん篇』」「ドコモ学割『斉藤さんゲーム』」「クラッシュロワイヤル『負けたくない勝負偏』」などに出演。映画では『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』にも出演した。
☆ナオミ・・・織田梨沙
ナオミ
ロサンゼルスに住む、日系2世。
織田梨沙
1995年11月12日生れ。千葉県出身。2012年よりモデルとして活動。2016年、『秘密 THE TOP SECRET』で、映画初出演。2017年、『STAR SAND -星砂物語-』で映画初主演。主に雑誌やCMで活躍。
☆おりん・・・夏帆
おりん
孝蔵の妻。
夏帆
1991年6月30日生まれ、東京都出身。小学5年生のときに、原宿でスカウトされ、2003年にツーカーホン関西のCMでデビュー。ファッション雑誌『ピチレモン』やジュニアアイドル誌『Pure2』などでモデルを務める。若手女優の登竜門として知られる三井不動産販売の「三井のリハウス」11代目リハウスガールに選ばれ、2004年4月から2007年3月まで3年間CMに出演。2007年、主演映画『天然コケッコー』での演技が評価され、日本アカデミー賞や報知映画賞をはじめ、多数の新人賞を受賞。出演作は『世界の中心で、愛をさけぶ』、『エンジン』、『信長協奏曲』、『監獄のお姫さま』など。
番組タイトルの題字は、横尾忠則さんに決定!
☆横尾忠則

1936年6月27日生まれ、兵庫県出身。神戸新聞社にてグラフィックデザイナーとして活動後、独立。1980年7月にニューヨーク近代美術館にて開催されたピカソ展に衝撃を受け、その後、画家宣言。以来、美術家としてさまざまな作品制作に携わる。国立国際美術館をはじめとする多くの美術館で作品が展示されている。
横尾忠則さんコメント
「いだてん」は韋駄天と書く。
仏舎利を奪って逃げた鬼を追っかけて捕まえた神様のことを言うらしい。鬼よりも速い神様だったのだろう。
「いだてん」とはとにかく速く走ることだということを子供の頃から何となく知っていた。
そんなわけで走り続けるドラマになってもらいたい。
「いだてん」の相関図
公式の相関図は、まだ発表されていません。
発表され次第、こちらでも掲載いたしますので、チェックしてみてくださいね。
「いだてん」のキャストやゲスト、相関図とあらすじの紹介まとめ
2019年の大河ドラマは、33年ぶりに近現代史を扱う「いだてん~東京オリムピック噺」です。
オリンピック初参加から「オリンピック」開催までの激動の52年間を、描く「東京&オリンピック」の物語。
2020年の東京オリンピックを目前に控えた2019年の大河ドラマにふさわしい題材ですね。
この記事では、「いだてん~東京オリムピック噺」のキャストや相関図、あらすじをご紹介していきますので、是非チェックしてみてくださいね。