【緊急取調室3(2019)/キントリ3】初回(第1話)ネタバレ感想やあらすじ:浅野温子/吉川愛/市川由衣/淵上泰史【天海祐希主演ドラマ】

2019年春、木曜ドラマ枠は天海祐希さん主演の『緊急取調室(2019)/キントリ3/シーズン3』が4月11日スタートです。

『緊急取調室/キントリ』は2017年にシーズン2が放送されましたがおよそ2年ぶりに復活です。

こちらの記事ではドラマ『緊急取調室(2019)/キントリ3/シーズン3』の初回(第1話)と次回の第2話のネタバレや感想とあらすじを紹介していきます!

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「緊急取調室(2019)/キントリ3/シーズン3」初回(第1話)あらすじや感想とネタバレ

 

「緊急取調室(2019)/キントリ3/シーズン3」初回(第1話)あらすじ

全取り調べの完全可視化が実行される日を数カ月後に控えた警視庁では、各署の幹部を集め、被疑者への接し方を穏やかにするよう、極端な指導が行われていた。ところが幹部たちが見学する中、「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の取調官・真壁有希子(天海祐希)は反省の色がまったく見られない被疑者を、激しい剣幕で一喝。警視庁初の女性刑事部参事官・菊池玲子(浅野温子)から、しばらく取り調べを控え、新任の教育係に専念するよう命じられてしまう。
 その矢先、傷害致死・死体遺棄事件で懲役12年の判決が確定し、護送中だった受刑者・野本雄太(淵上泰史)が逃走。主婦・藤沢さおり(市川由衣)を人質にして民家に立てこもった野本は、なぜか交渉役に玲子を指名する。しかも、この事件は期せずして、警視庁を揺るがす事態へと発展! なんと、たったひとりで家内に突入した玲子が、野本に対して発砲し、死なせてしまったのだ。
 人質救出のためにはやむなし…との見方が世間に広がる中、キントリは事件の経緯を記録するため、玲子の取り調べを開始する。キントリの面々が目を光らせる中、終始落ち着いた様子で応じる玲子。殺害時の状況に関する証言もさおりのものと一致しており、職務執行法に抵触する点は見受けられない。だが、彼女が交渉役に指名された理由はもちろん、突入から発砲までの時間の短さが、どうも引っかかる有希子たち。しかも、玲子はどういうわけか威嚇射撃は行わず、2発も発砲して…!?

 

初回(第1話)のゲスト

ゲスト:浅野温子/市川由衣/淵上泰史/吉川愛/篠井英介

 

初回(第1話)の感想やネタバレ

 

第1話の感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1話のネタバレ

梶山勝利まずは 被疑者の健康
及び 衛生の保持について
配慮を見せなければなりません。
北山未亜
「弁護士 呼んでください」
「そしたら しゃべってもいいです」
「どうして 海外じゃ
普通の事なんですけど…」
「日本の刑事訴訟法では…」
被疑者が無理を言っても
上から押さえつけるような態度は
禁物です。
あくまで
穏やかに接してください。
ホシにナメられませんか
甘やかして吐くかな
カメラは見てますからね。
磐城和久そのとおり。
オプン ザ ドアです。
今年の月から
裁判員裁判の対象事件について
録音・録画が義務づけられます。
ただ自供させればいい
という時代は終わりました。
これからは ホシは お客様
自ら供述して頂く
それくらいの意識改革が必要…。
未亜あっ
磐城な…
今の利益誘導じゃない
しゃべったら やり直せるって
餌をちらつかせて
吐かせようとしたよね
ちゃんと撮った
「誤解を招く発言でしたか…」
「では あなたには
黙秘権があります」
「ただ 黙秘権というのは
嘘をついてよい
という権利ではありません」
証拠があるのに
嘘をついて 罪を認めなければ
情状が悪くなる可能性も
あります。
未亜うわあ…。
「見た
今度は自白を強要されました」
「ハハッ」
座りなさい。 座るんだ。
菱本コラッ
座れ。
はいっ 脅迫も受けました
未亜の笑い声
椅子の倒れる音
何がおかしいの
人もの方が亡くなってるの。
人の命をなんだと思ってるの
「未亜の笑い声」
歯ぎしりする音

外男の子早く来いよ
外男の子早く
男の子早く渡っちゃえよ
男の子早く
ちょっと待って。 今 行くから。
野本雄太あれ
刑務官あっ
車のブレキ音
何を考えてるんだ
せっかく 各署から幹部を集めて
録音・録画の指導をしていたのに
ぶち壊しだ。
それでもキントリか
…はい。
ドアの開閉音
なんだ その態度は。
私が どれだけ恥をかかされたのか
わかってるのか
菊池玲子部長 下手な芝居に
付き合うのは よしませんか
磐城芝居
玲子真壁 あなたは
感情的になったわけじゃない。
いけないとわかっていて
あえて 被疑者を怒鳴った。
違う
録音・録画が法制化されて以来
取調官が萎縮して
自由に
話を聞けなくなっています。
ホシは お客様
取り調べは
インタビュではありません。
どんな事をしても 真実を追及する
という迫力を見せなければ
自供を引き出せない
ケスもあります。
変わらないわね。
平成どころか まるで昭和の刑事。
部長 このような化石を
法改正後の手本となるべき
キントリに置いておくのは
問題では
ちょっと待ってください
善さん… いや 中田善次郎警部が
退職されたばかりです。
その上 私まで異動になったら…。
中田警部の補充なら
まもなく赴任します。
菊池参事官
キントリの取り調べには…。
供述の任意性を確保しつつ
真実の自供を引き出し
事案の真相を明らかにして
事件を解決するという
専門的な知識と訓練が必要。
携帯電話の振動音
菊池です はい。
承知しました。
玲子急用ができました。
真壁には しばらく 取り調べを
控えさせてはどうでしょう
まあ 新任の教育係に専念させ
自覚を促すという事で
真壁を外す…。
あとは お任せします。 では。
磐城はい。
申し訳ありませんでした。
なぜ謝るの
信念をもって起こした行動なら
たとえ 批判を浴びても
完璧に遂行するべきでしょう
結局 あなたは詰めが甘いのよ。
ドアの開閉音
ため息
無線
「若葉から千葉本部宛てへ」
「逃走犯の氏名は野本雄太 歳」
「人着にあっては
身長センチ 痩せ形 癖毛」
「緑色のパカに…」
刑務官子供の自転車を
避けるために 必死で…。
車が止まった途端
殴りかかってきたんです。
巡査お疲れさまです。
駅で野本を見たという
情報が入りました。
菱本準優勝か。 やるねえ
玉垣松夫いえ まぐれです。
小石川いやいや
猛者がそろってるのに すごいよ。
なんの話
おっ おばはん 生きてたのか
飛ぶ鳥落とす菊池参事官に
絞られたんだろ
大した事なかった。 本当 全然。
しばらく 新任の指導にあたれって
言われただけ。
玉垣あっ お世話になります。
捜査支援分析センタから来た
玉垣松夫です。
タマちゃんでいいよな
善さんとは 警視庁 将棋部で
付き合いがあったそうです。
はい。 大変よくして頂きました。
去年の桜田門杯では
善さんが優勝
タマちゃんが
準優勝だったんだって。
へえ
善さんと親しかったなら安心ね。
真壁有希子です。
慣れるまで 私が
キントリの取り調べに…。
ちょっと… 何やってるんですか
あっ 失礼。
これが 僕のあいさつです。
あいさつ
分析センタでは
画像解析を担当していました。
映像から わかる事は
肉眼をはるかに上回ります。
逆でしょ
じかに対面しなきゃ…。
操作音
…で 何かわかりました
操作音
玉垣本当は 真壁さん
上から厳しく叱責されましたね。
で 相当 悔しい思いをした。
小石川あれ 図星
すごいね タマちゃん
電話
なんでわかるの タマちゃん。
玉垣それは機密です。
勝手に撮って 何が機密よ。
ちょっと 教えなさいよ
なんですか やめてください
ちょっと… 何するんですか
はい。
玉垣痛い痛い 痛い痛い
午後時分
世田谷区成城東の民家で
主婦を人質にした
立てこもり事件が発生しました。
小石川
気が早いね。 もう取調要請
立てこもっているのは
野本雄太 歳。
年の判決が確定後
小菅から千葉へ移送される途中で
逃走。
本来 交渉は
特殊班があたるところですが…。
…何
逃走犯は 交渉役に
菊池玲子参事官を
指名したそうです。
要求に応じます。
相馬一成しかし 守り抜けるか
守るしかありません。

机を叩く音
パトカのサイレン

お疲れさまです。
監物大二郎どういう事だ
現場に参事官が出張ってくるって。
渡辺鉄次庁内全部署に
お触れが出たみたいですよ。
大ごとですね。
箝口令かよ。
藤沢啓介んっ
あっ 待ちなさい
藤沢早く妻を助けてください
もう時間も経ってます
玲子落ち着いてください。
必ず 無事に救出します。
必ず。
玲子被疑者は
武器を持っていますか
不明です。 屋内には
包丁が数点あると思われます。
繋がってます。
野本さん 聞こえますか
菊池玲子です。
人質を解放してください。
代わりに 私が人質になります。
特殊犯罪対策官参事官
勝手に決められては困ります。
困るのは あなたではなくて
捜査一課長でしょ
現況から判断して
誰の指揮に従うべきかしら
拳銃を貸して。
初弾は
隊員装填済みです。
無線
「マル被を 現場 窓から確認」
外見えたぞ。
外あっ いた
あっ…。
対策官突入準備。
隊員たちはい。
玲子待機して。
要求があるなら 私が聞きます。
そのために
私を呼んだんでしょう

監物ちょ…。

突入した 菊池参事官が
渡辺はい たった今。
「人で」
は何してるの
渡辺
「現場では止めていたんですが
勝手に入っていかれて…」
「銃声」
藤沢さおり
もしもし どうした
もしもし
無線「突入」

さおり
無線「マル害 確保」

拳銃を置く音
ヘリコプタの飛行音

リポタ「昨日午後 こちらの住宅で
発生した立てこもり事件
その立てこもり男に発砲した
警視庁の菊池参事官は
年前 世間に衝撃を与えた…」
小石川
世間は やむなしって見方か…。
菱本まあ 人質が 無事に
助かったのは よかったが…。
撃つしか なかったのかな…。
外足音
菊池参事官が到着しました。
皆さん 出番です。
今回の事件が 警察官として
やむを得ない行動であったのか
磐城部長から警視総監や地検に
説明する必要があります。
キントリで 事件の概要を
まとめるよう指示されました。
慎重にお願いします。
小石川はい。
菱本はいよ。
玉垣はい。
女性に対する取り調べです。
私がやります。
いや 真壁は取り調べを控えるよう
命じられている。
春さん 菱さん お願いします。
小石川はい。
椅子を蹴る音
始めてください。
はい。
小石川「本日 担当致します
小石川です」
菱本
「どうも 菱本でございます」
小石川参事官を 被疑者の席に
座らせて すみません。
玲子いいえ。 遠慮はいりません。
では 供述調書作成のため
氏名 年齢 職業から
お願いします。
菊池玲子 歳。 職業は警察官。
警視庁刑事部参事官です。
小石川説明するまでもないとは
思いますが
警察官は 犯人の逮捕
もしくは 逃走の防止
自己もしくは他人に対する防護
または 公務執行に対する
抵抗の抑止のため…。
玲子必要であると認める
相当な理由のある場合においては
その事態に応じ
合理的に必要とされる
限度において
武器を使用する事ができる…。
知っています。
警察官職務執行法に
私の行動が合致しているかどうか
きちんと調査してください。
玉垣さすが落ち着いてますね。
身体に振動もありませんし
まばたきの回数も多くないです。
緊張している兆候はみられません。
たとえ 任務でも
犯人を死なせたあとは
ほとんどの警察官が 適応障害に
陥るケスもあるといいますが…。
そんな人なら 刑事部初の
女性参事官になってない。
私が 藤沢さんのお宅に入ると
野本は
さおりさんのそばにいました。
右手に包丁を持っていました。
玲子これ以上
罪を重ねてはいけません。
奥さんを解放してください。
断る 俺が逃げたのは…。

銃声
藤沢さおりキャッ
小石川の声
野本が最後に発した言葉は
「断る。 俺が逃げたのは」
だったわけですね。
彼は そのあと
どう続けたかったのでしょうね
あの時の野本の表情から
推測するなら
「俺が逃げたのは 自由になるため。
だから 人質は放さない」。
かなり興奮状態にあった
という事ですね
人質の生命を守るためには
警察官として
他の選択はありませんでした。
ただ 一個人として
申し上げる事が許されるなら
犯人とはいえ
人命を奪う結果になった事は
非常に残念です。
それにしても…
どうして
参事官が指名されたんだろう
年前の事件の捜査をしたのが
新宿中央署。
当時 菊池参事官は
中央署で捜査指揮を執っていた。
年前の月日
新宿平和公園で変死体が発見され
帳場が立ちました。
直後 東花園交番に 野本が自首。
顔見知りのスナック経営者
内川求と口論になり
殴打して死なせたのち
死体を遺棄したと。
当時 野本は無職で
振り込め詐欺の出し子を
やっていました。
野本が遺体を運んでいるところを
見た 目撃者もあり
野本の爪から 被害者の皮膚も
採取されたため 送検しました。
よろしく。
それだけ… ですか
いや 野本にとって 立てこもりは
変な言い方ですが
一世一代の勝負だったはずです。
わざわざ 指名して呼ぶからには
よほどの強い感情を持った
相手ではないかと…。
何か 特別に目をかけてやった
あるいは 恨まれるような事を
したのでしょうか
それが… 野本の事は
あまり記憶にありません。
「ご承知のように 新宿中央署は
毎日 すさまじい数の事件が
起こってますから」
記憶にないのに
よく 指名に応じましたね
参事官のような偉い方が。
人質を救出するためには
ポストなど関係ありませんから。
菱本こりゃ 失礼しました。

玲子「一個人として
申し上げる事が許されるなら
犯人とはいえ
人命を奪う結果になった事は
非常に残念です」
これなら 処分の必要はないね。
…はい
相馬「刑法上の
正当防衛の武器使用」として
処理すればよろしい。
はあ…。
不満かね
磐城いえ…。
警官の発砲につきましては
慎重な意見もございます。
お咎めなしでは メディアも
黙っていてくれるかどうか…。
磐城くん
君は エリト中のエリトだ。
女が上り詰めてくるのは
目障りな面もあるだろう。
私は別に
そのようなレベルの低い事は
考えておりません。
さすがだ。
なら マスコミのほうは
君が責任を持って抑えなさい。
…はい。
ご苦労さまです。
渡辺
犯人に見覚えはありましたか
さおりいいえ…。
渡辺そうですか。
では 当日
玄関の鍵はかかっていましたか
覚えてなくて… ごめんなさい。
藤沢謝る事はない
お前は なんにも悪くない
監物それで
犯人は どうしましたか
野本は
キッチンから 包丁を取ると…。
妻をソファに座らせ
警察に電話をして
菊池っていう警官を
呼ぶように言いました。
いや あの 奥さんに
答えて頂きたいんですが…。
妻は非常に疲れています。
何があったかは
私が全部聞きましたので
代わって お答えします。
野本は電話をしたあと
ここの窓から
警察が来るのを見てました。
妻には
動いたら殺す と脅し
ひと言も
言葉を交わしませんでした。
監物ナベ ナベ ナベ。
渡辺はい。
これじゃ 検証になんねえな。
いやあ 弱りましたよ。
かわいい奥さんが
野蛮な警察と話すのが嫌みたいね。
ケッ…。
結婚前は キャバクラの
ナンバワンだったらしい。
亭主は 親父の不動産屋を継いだ
ボンボンで
も年が離れてる。
何かと心配なんだろう。
なるほど…。
ちょっと 話 聞いてみるわ。
お邪魔します すいません。
警視庁の真壁と申します。
奥さん この度は大変でしたねえ。
昨夜は お休みに
なれなかったんじゃないですか
あっ はい。
ご主人が とっても親切に
対応してくださってるので
少し
お休みになったらいかがですか
うわっ 素敵な写真ね
豪華な結婚式だったんでしょうね。
ご主人 すっごい嬉しそう
お金目当てで結婚したと
思ってるんですか
やだ そんな…。
年が離れてるので
皆 そう言います。
私は 主人と 穏やかな生活を
送りたいだけなんですけど…。
わかるわ。
私なんて
旦那が早くに死んじゃったから。
ヤキモチ焼きのご主人
大事にしてあげて。
はい。
あの… 一つだけ
教えてもらってもいいかしら
どうぞ。
思い出したくない事だろうけど…。
犯人が撃たれた時
さおりさん どうされてました
私…
撃たれた瞬間は見ていません。
玲子これ以上
罪を重ねてはいけません。
奥さんを解放してください。
断る 俺が逃げたのは…。
銃声
キャッ
さおりの声びっくりしたけど
菊池さんには感謝しています。
さおりの声
もし 撃ってくれなかったら
私が
野本に殺されていたと思います。
室内の音楽

なんか 引っかかる…。
小石川きた きた。
菱本おばはんは
なんでも気になるんだよ。
玉垣の
記録映像のタイムコドと
菊池参事官の供述は
ほぼ一致しました。
たった分なのよね。

正確には分秒。
菊池参事官が突入してから
発砲するまでの時間。
判断が速すぎない
小石川もう少し
説得を粘る手はあったよね。
俺は発のほうが気になったな。
背中からなら 発で
動きを止められたはずだよ。
そう
現場で そう思った。
藤沢さおりは
リビングのここまで逃げていた。
野本が倒れていたのは ここ。
参事官からの距離は メトル。
威嚇射撃は
考えられなかったのかな
野本は包丁を振り上げていた。
中途半端に威嚇して逆上したら
人質が危ないという
セオリもある。
それに 威嚇するには
そもそも距離が近すぎる。
やけに 肩持つじゃない
取り入って
出世させてもらうつもり
君こそ やけに
参事官を目の敵にしてるな。
叱責されて恨んでるのか
そんな公私混同しません。
監物また 漫才やってるのか
こっちは 日が暮れるまで
駆けずり回ってたのによ。
菱本ご苦労 ご苦労。
真壁さんが さおりさんと
話してくれたおかげで
調書を巻く事ができました。
監物菊池参事官 藤沢さおり
双方の供述に相違はなく
野本が電車を使って移動した事も
成城駅の防犯カメラから
わかった。

玉垣あれ
小石川
なんか見えた タマちゃん。
誰だ
あっ…。
捜査支援分析センタから来た
玉垣松夫です。
すいません もう一度。
渡辺はい。
操作音
玉垣これが 改札を出た瞬間。
次が これ。
玉垣そして これ。
住居表示を確認しながら
進んでいるようにも見えます。
行き当たりばったりに
この駅で降りたのでは
ないのかもしれません。
藤沢夫妻は
野本と面識なかったのよね
渡辺
そこは 慎重に裏を取りまして
夫妻とも 野本との接点は
見つかりませんでした。
ただ 野本は 審の判決後に
新宿中央署に対して
捜査のやり直しを求める
手紙を出していたようです。
自首したのにかい
小石川手紙の内容は
監物手紙がきたって記録が
あっただけで 文面は不明だ。
国選弁護人によれば
中央署は
適正な捜査で真実は明らか
再捜査は必要なし としたが
参事官は その件で
野本に接見に行ったらしい。
接見
警察官が
拘置所にいる被疑者に会う場合
正式な手続きをして
取調室を使うはずですが…。
だから 警察官としてではなく
一個人として行ったって事か…。
あんまり聞かねえよな。
小石川特別な理由でもないとね。
玲子野本の事は
あまり記憶にありません。
息子なんで雲は白いのパパなんでかな
なんでタコ なんで なんで
なんで「タント」  なんでかな
ママお手てつないで乗り降りラクラク
ダイハツタント
ありがとう祭
ミラクルオプンドアで大開口
ダイハツ「タントカスタム」
ありがとう祭
妻階まで天井の高い家にして
ホント良かったわね。
夫いや でもさ…。
でも 何
《言えない。 やっぱり言えない。
階は仕方ないにしても…≫
人≪せめて階くらいは
天井を低くして 落ち着きたかったなんて…≫
≪言えない≫
≪言わせない》
階も天井が高い。 だから広く感じる
その家は 「Σ」
でも 何
…いや。
菊池参事官を
再聴取させてください。
磐城何を言ってる。
例の件は 処分なしで決定した。
しかし 新たに
不審な点が出てきました。
接見の事は
たまたま言わなかっただけだろう。
事件には関係ない。
本当に そう思われますか
事件後 野本の接見表の記録を
取り寄せようとしました。
しかし どなたが手を回したのか
存じませんが
許可を頂けず…。
言葉が過ぎるぞ。
相馬いいんじゃないですか
磐城くん。
この際 キントリに
やってもらいましょう。
磐城えっ…
組織を守るには勇気も必要だ。
なあ 梶山くん。
はい。
小石川さすがだね 管理官。
菱本やるとは思ってたが
見直した
褒めるのは まだ早いわよ。
これは どういう事
菊池参事官が接見した記録なんて
ないじゃない。
小石川
誰かが消したんじゃない
菱本消しゴムで
消えません。
皆さん これ以上
籔をつつけば
大きな蛇が
出てくるかもしれません。
毒 持ってそうだね。
菱本でかい牙もな。
あの… 僕 来たばかりで処分とか
ごめんですけど。
後輩。 こういう時
キントリでは こう言うの。
面白くなってきたじゃない。
全然 面白くないです。
面白いの。
新任の玉垣です。
随分 硬い表情ね。
まるで 被疑者の取り調べみたい。
フフッ… めっそうもない。

事件以来
どう お過ごしでしたか
自宅待機でしたので
久しぶりに
ゆっくりさせて頂きました。
それは よかったです。
これまで ほとんど
お休みもなかったでしょう
気候も いい季節ですし
体のメンテナンスには
うってつけです。
じらしてるな 春さん。
長期戦ね。
無駄話をして
相手をいら立たせ…。
切り札に食いつくのを待つ。
小石川さん。
はい。
前置きは
時間の無駄では
私が前回 お話しした内容に
誤りがありました。
やられた… 自分から切り出した。
玲子「野本の事は
よく覚えていないと言いましたが
思い出しました」
再捜査を求める手紙をもらって
拘置所に
接見に行った事があります。
ほう… 接見ですか。
捜査に不備はなかったので
再捜査はできないと告げるために
接見しました。
証拠に疑いがなかったなら
接見なんて
しなくてよかったのでは
でも せっかく自首したなら
迷わず罪を認めて
一日でも早く更生してほしいと
一個人として伝えたかったんです。
なかなか できない事ですね。
だから 野本は立てこもった時に
あなたを指名したのでしょうか
いや それとも…
再捜査を拒否された事を
恨んでいたんでしょうか
さあ…。
小石川「現場に着いた時
確認しようと
思わなかったんですか」
「なぜ 私を呼んだのか と」
「私なら聞いてみたいですね」
玲子「そんな時間的余裕は
ありませんでした」
突入して 分秒で
発砲していますからね。
真壁は
それを気にしてましてね。
判断が速すぎるんじゃないかって。
「銃声」
いやいや… 私は
一刻も早く 人質を守ろうとしたと
思ってますが…。
「何しろ 真壁は
しつこいんですよ」
いいよ 春さん。
いくらでも 私 売って。
玲子「以前は
彼女に期待していましたが
空回りする性質は
修正されません」
「確かにね」
小石川しかし 今回は私も
彼女の疑問にうなずきました。
どうして もっと
説得の時間をとれなかったのか
どうして 威嚇射撃ではなく
発を放ったのか
どうして 接見した事を
隠していたのか
どうして…。
さて 次は 何を聞きましょうか。
…お詫びしなければなりませんね。
私は…。
人質の生命を守るために
撃ったのではありません。
玲子の声これ以上
罪を重ねてはいけません。
奥さんを解放してください。
断る 俺が逃げたのは…。
銃声
キャッ
つまり 暴発という事ですか
玲子の拳銃の扱いに
慣れておらず…
万一 人質に命中したかもしれない
と考えると…。
参事官の職にいる者として
失態を公にする事が
できませんでした。
申し訳ありません。
暴発…
磐城そこまでにしなさい。
どういう意味ですか
磐城事情聴取は中止とする。
記録は こちらで引き取る。
何 言ってるんですか
一同乾杯
菱本はい お疲れ。
玉垣お疲れさまです。
お疲れさまです。
暴発とは意外だったなあ。
上は 射撃練習なんて
しないでしょうし。
参事官も
一人の人間だったという事か。
そういう問題じゃない。
みんなだって 本当は
そう思ってるんでしょ
あそこまでやって中止
隠蔽じゃない
真壁 やめとけ。
俺も踏ん張った。
我々の仕事は終わったんだ。
菱本そうそう。
タマちゃんの歓迎会だ。
はいはい。
皆さん ものわかりがいいのね。
話 終わったから持ってきて
どんどんね
しんじはい
しんじお待たせしました
菱本・有希子おおっ。
歓迎会なんで
大サビスです
本当 サビスって言いつつ
いつも一緒じゃないの
かやのアハッ ひどい
見てください。
串割増しですよ。
玉垣焦げたのを入れてるとか
失敗作は出しませんよ
かやのまあまあまあ… ねえ
いや これでも
完璧な焼き鳥を目指してるんで
おお
しんじどうぞ
小石川どう タマちゃん
キントリは。
ああ… 取り調べは
苦手意識がありましたけど
まあ 映像を通して見れば
恐れる事はないですね。
カメラ小僧。 大事な事は
直接会わなきゃ わからない。
菱本帰るのか おばはん。
はい。
あとは おじさんたちでどうぞ。
じゃあね。
小石川おやすみ。
おやすみなさい。
どこ行くんだ
別に。
やってらんないから
風呂入って寝る。 おやすみ
玉垣あの人
付き合ってるんですか
菱本そりゃないよ。
同期ってだけだよ。
なんで また
いえ… 画像を見ると
管理官は真壁さんのほうを
よく見てるんです。
菱本見ろよ。
むかついて見てるだけだよ。
男と女は わからないけどね。
仲間の個人的感情にまで
興味を持つのは やめよう。
被疑者の心理 探るので
手いっぱいだよ。
…はい。
まだ 何か
キントリではなく
一個人として来ました。
室内の音楽

覚えてらっしゃいますか
夫を亡くした時…。
ありがとうございました…。
ありがとうございました…。
ありがとうございました…。
玲子家族を突然 奪われたのよ。
泣く権利はある。
ただし 涙が枯れたら
一刻も早く忘れる事ね。
私は 小学生の時に
事故で父を亡くした。
母は しばらく泣き暮らした末に
親戚の紹介で再婚した。
義理の父は 尊大な人だった。
「俺が お前たち親子を
養ってやってる」
「俺に感謝しろ」って
いつも言って…。
母は そんなゲスな男に
毎日 気を使って
口答えもできず
ずっと ぺこぺこして…。
だから 私
警視庁に入ったの。
クズみたいな男に
頭を下げずに生きるためには
揺るぎない地位を
築くしかない。
警視庁は 日本の警察で
一番大きな組織でしょ。
そこでトップになれば
誰も私に指図できない。
あなたも警視庁に入ったなら
上を目指しなさい。
権限を手に入れなさい。
もう 夫に邪魔される事もない。
やめてください。
私は 夫を愛していました
愛する相手を間違えてる。
子供のため 家族のため
そんな事を言ってる暇があったら
自分の人生を完璧にする事に
力を注ぐべきよ
申し訳ありません。
お引き取りください
あの時は
心底 腹が立ちましたが
実際に 刑事部で
女性初の参事官になられ
揺るがない地位を
築かれました。
回りくどいのね。
あなたらしくないわよ。
暴発で野本を死なせるなんて…
完璧とは程遠い行動です。
そうね…。
処分が出れば 降格は確実。
出世はこれまでね。
納得されてるんですか
私は納得できません。
我々の追及をかわすために
暴発だと供述を変えたのでは
ありませんか
隠さなければならない事が
あるから…。
そして ご自身の今後の処遇に
影響が出ないという
根拠があったから…。
ため息
やっぱり 空回りね あなたは。
野本には 確かに接見した。
余計な疑問を招かないために
私の権限で記録を残さなかった。
暴発の件は…
失態を犯した
自分自身が許せなくて
口にできなかっただけ。
これで気が済んだ
嘘です…。
参事官らしくありません。
こんな時間に突然 訪ねてくる
非礼な警察官とは
これ以上 しゃべりたくないの。
帰ってください。

刑事のくせに
尾行に気づかないのか
どうして 尾行なんか…
聞きたいのは こっちだ。
参事官と何を話した
誰にも言うまいと思ったが…
キントリの体制変更が
検討されてる。
体制変更
録音・録画の強化のため
各課部署のエスをそろえる
という計画が持ち上がってるんだ。
私たちをクビにして
総とっかえするって事
いや ひっどい
それが組織だよ。
暴発の件を騒げば
それを理由に飛ばされる。
私たち 試されてるわけ
罠にかからないためには
慎重にすべきだ。
ねえ 引き下がったら
上は私たちを守ってくれるの
ため息
お前に言っても無駄だったか。
ねえ 付き合って。
管理官の権限が
ちょっと借りたい。
飯田本当に
許可 出てるんですよね
大丈夫です。
私が管理官として
責任を取りますんで。
はあ…。
飯田これが
閲覧禁止の下達があった記録の
修正前のものです。
菊池参事官が
野本に接見したのは
年月日と…
週間後の日の回です。
その際 立ち会った方の
お名前はわかりますか
飯田はい。
どうされました
飯田いや…。
回とも
柿本仁志元看守部長です。
元看守部長…
退職されたんですか
飯田はあ…。
まだ ご定年前ですよね
飯田ああ… 警備会社のほうで
いい再就職の口が
見つかったとかで…。
現在の勤務先を
ご存じですか
あっ… それが… その…。

なんて事だ…。
ここは 俺たち一課に任せろ。
キントリの仕事は 最後の詰めだ。
お願いします。
渡辺籠城事件の時
野本とは何も話さなかった
そう おっしゃいましたね
はい。
ひと言もしゃべらなかったとは
考えにくいですね。
なぜなら 野本は
あなたが この家にいると知って
立てこもったんですから。
野本は拘置所で
菊池参事官に訴えたそうです。
野本俺 自首したけど
本当は やってないんだわ。
さおりって女の
身代わりになったんだ。
渡辺接見に立ち会った
刑務官が記録してました。
だから 何
さおり…。
お前が何か隠してるのは
出会った時から ずっと感じてた。
でも 怖くて聞けなかったんだ…。
別れるって
言われるんじゃないかって…。
何を聞いても 受け止めるよ。
僕の人生で 唯一の光は
お前と結婚した事だから…。
すすり泣き
私が…。
私が殺しました…。
相馬まあ ほとぼりが冷めるまで
公の席は控えなさい。
磐城くん
よくやってくれた。
うん。
菊池くんには
明日 辞令を出す。
年ほど警察学校の
校長をやってもらったら
呼び戻すつもりだ。
あの…。
本当に暴発の件は
公にしなくて
よろしいのでしょうか
相馬昨今 警察は
凶悪犯罪に弱腰だと
何かと批判を浴びていた。
警視庁きっての女性警察官が
正当な手段のもと
任務を執行 犯人を排除した。
死んだのは
主婦を人質に籠城したクズだ。
それで誰が困る
メリットを生むもののみを
真実と呼ぶのだ。
携帯電話の振動音
磐城失礼します。
携帯電話の振動音
相馬さあ。
これでキントリの奴らも
少しは わかっただろう。
代わりは いくらでもいる事が。
相馬の笑い声

菊池玲子を重要参考人として
事情聴取させてください。
許可頂けないなら
監察官に報告しますよ。
本気ですよ。
小石川多分ね。
必ず立件できるか
いや…。
いやいや いやいや
絶対に立件しろ。
君たちだけじゃない。
私も あとがなくなる。
梶山管理官。
監禁立てこもり犯射殺事件の
聴取を
真壁有希子に。
はい。
ありがとうございます。
菊池玲子をマル裸にします
皆さん まもなく到着です。

口笛を吹こうとする音
指の関節を鳴らす音
ちょっといい
落とせるかどうか
賭けるかい
私 犯人は
お客様なんかじゃないと思う。
オケ
たとえ 上の方針と違っても。
たとえ 飛ばされても…。
玉垣な… なんですか
これ。
嫌ならいいのよ。
嫌っていうか…。

一同えい…。
玉垣えっ
なんですか これ…。

「野本雄太受刑者の
死亡事件について
不明な点があるため
現場を再現致しました」
そこがドア。
これがテブルと椅子。
それぞれの位置については
現場検証をもとに
正確な距離を再現しています。
小石川で 私を
藤沢さおりさんと思ってください。
私が野本雄太です。
なんのまね
詰めが甘いと言われないよう
完璧な事情聴取を目指しました。
菊池参事官は
拳銃が暴発したと供述しました。
その位置に立って頂けますか

小石川調書によれば
さおりさんは
ここから こちらの方向に逃げた。
菱本野本は それを追った。
やってみますので
再現してください。
これが拳銃です。

これ以上
罪を重ねてはいけません。
奥さんを解放してください。
断る 俺が逃げたのは…。
玲子ここで
威嚇射撃をしようとしました。
…が とっさに
安全装置をうまく扱えず
発目が…。
菱本うっ…
慌てたせいで さらに発が…。
菱本うっ ううっ…。
ああっ
迫真の演技ですね…。
やりすぎだろ
今の説明は おかしいですね。
発目の暴発は
わかりますが…
野本は 被弾の衝撃で
すぐに倒れたはずです。
射撃音の間隔を測りました。
玉垣射撃間隔は 秒。
捜査支援分析センタで
実験をしました。
この間隔で 同じ拳銃を撃つと
射目の弾道は
第射の反動により
高確率で上に跳ね上がります。
弾は 野本の上を通過するか
頭部に命中するはずです。
実際は 背中の近い位置に
発とも命中していた。
だから
玉垣「正確に拳銃を…」
コントロルしています。
玲子これ以上
罪を重ねてはいけません。
奥さんを解放してください。
野本断る
俺が逃げたのは…。
銃声
さおりキャッ
狙って とどめを
刺したんじゃありませんか
すなわち あなたは 最初から
野本を撃つつもりで突入した。
なんのために そんな事を…。
藤沢さおりさんが
話してくれました。
私が殺しました…。
誰を殺したんですか
さおり内川という人です。
野本が殺した事になっている人
ですね。
でも 私…
自首なんかしたくなかった。
さおりさんは キャバクラにいた頃
内川求に借金をしていました。
有希子の声
内川は その返済を求め
返せないなら 風俗店に
勤めさせると迫ったのです。
内川 求うっ うっ…。
大丈夫
内川ううっ…。
内川ああっ…
さおりああ…
有希子の声野本は 当時
振り込め詐欺の出し子として
荒れた生活をしており
さおりさんの店にも
行った事がありました。
俺がやった事にするよ。
えっ…
俺 足 洗いたくてさ
でも 許してもらえなくて。
でも…。
実は 脅したばあさんが
ショックで死んじゃってさ。
山に埋めろって言われて…。
もう こんな生活 嫌なんだよ。
有希子の声
でも 拘置所にいるうちに
心境に変化が生じ
野本は
あなたに再捜査を依頼した。
さおりさんの
身代わりになった事を告げ
全てを語ろうと思っていた。
でも あなたは
再捜査に応じなかった。
小石川当時
相馬さんの副総監昇任が
内定していたそうですね。
新宿中央署で 自首を鵜呑みにして
冤罪を生んだ事がわかれば
どうなっていたかなあ…。
菱本握り潰して
上に恩を売ったって事は
ないですか
小石川なるほど…
だから 千代田署の署長に昇任
次の年には 参事官に
上り詰める事ができたんですね。
勝手な筋書きを作らないで。
勝手な筋書きを作っているのは
参事官です。
野本の最後の言葉
覚えておられますか
断る
俺が逃げたのは…。
野本は そのあと
どう続けたかったのか…。
玲子「あの時の野本の表情から
推測するなら…」
「俺が逃げたのは 自由になるため。
だから 人質は放さない」
あなたは こう考えたんですね。
野本が立てこもったのは
真犯人である さおりさんと
再捜査に応じなかった あなたを
脅迫するためだと。
でも 違うんです 全く。
野本自首したほうがいい。
何 言ってんの 今頃…。
脅すつもり
俺 拘置所で
安全な場所にいるうちに
やっぱ 嘘は駄目だと
思うようになってさ。
俺も
ばあさんを埋めた事を話すから
お前も自首して
罪を償ったほうがいいよ。
実は 警察にも
本当の事を打ち明けたんだけど
相手にされなくてさ…。
だから 来たんだ。
玲子これ以上
罪を重ねてはいけません。
奥さんを解放してください。
断る 俺が逃げたのは…。
恐らく 野本は
こう言いたかった。
断る 俺が逃げたのは
さおりを自首させたかったからだ。
よく調べたわねと
言ってあげたいところだけど
それと発砲は関係がない。
私は 人質が殺されると思ったから
銃を出したのよ。
野本が身代わりになった事なんて
一切 知らなかった。
いいえ。 あなたは
接見した時に聞いています。
決めつけないで。
刑務官の柿本さんが
記録していました。
そんなはずありません。
口止めをしたからですか
再就職口まで紹介して。
なんの事かしら
さあ… もう聞けないねえ。
柿本さんは
先週 亡くなりました。
私は
かわいがってもらっていたので
奥さんから
特別に連絡がありました。
柿本さん…
マンションから
飛び降りたそうです。
自ら命を絶たれた
という事ですか
どうして
遺書は あったそうなんですが
警察の関係者には話したくないと
言われました。
これは 奥様に何度も頭を下げて
お借りしたものです。
参事官が野本と接見した時に
聞いた事が書かれています。
そして
自分を責めておられました。
自分が黙っていたせいで
野本は 冤罪が晴れないまま
死んでしまった。
でも 自分には
警視庁を告発する勇気がないと。
苦しかったでしょうね…。
私も死ぬしかないようね。
偉くなれないからですか
そんな事はさせません
罪を認めて頂きます。
自分のやりたい事を
やりたいようにやるためには
権限が必要なの。
権限は 上に行かなくちゃ
得られない。
みんな 自分のやりたい事をやって
なりたい自分になるために
あがいて 生きてる。
地位なんか いらない
能力のない奴が言い訳してるだけ。
自分を低く見積もる奴ばかり
増えて…。
こんな事じゃ
この国は駄目になる。
だから 警視庁という最大の組織を
中から変えたかった。
だったら どうして 人の命を
奪うような事をしたんですか
参事官なら 自分の過ちに
気づいていたはずです。
踏みとどまれたはずです
完璧な人生を目指していたんじゃ
ないんですか
私は 殺意をもって
野本を撃ちました。
最初から殺す気でした。
理由は 秘密を
暴露されたくなかったからです。
たかだか警部補に…
これ以上 説教されたくないので
お話ししました。
私を逮捕しなさい。
罪状は殺人です。

玉垣お願いします。
菱本しばらくは
この話題で持ちっきりだな。
落ち込んでるんですか
…別に。
最後は
完璧な自供だったと思うけどね。
藤沢さおりは
年前の事件の被疑者として逮捕。
柿本さんの遺書に記載のあった
霧吹山から
野本が埋めた老人の遺体が
発見されました。
小石川副総監の処分は
それは これからだそうです。
簡単にクビを切るわけには
いきません。

ただ 磐城部長は→
総監から 真実追及の意志を
褒められたそうです。
菱本ツイてるっちゃあ
ツイてるよなあ。
小石川いやいや 計算でしょ。
残念だったわねえ 出世し損ねて。
ご心配なく。 諦めてはいないので。

なんて書いていいか
わかんなくなった。
じゃあね あと よろしく。
玉垣ちょっと待って…。
菱本お疲れさん。

靴音
アイドル棋士に参っちゃって。
玉垣歴史に残る対局なんです
橘 日名子刑事さんなのに
嘘が下手ですね。
むきになんかなっていません
それが先輩への言葉かい
心当たりが おありなんですか
普通じゃないと思いました。
宗形あずさ対局に勝って
勝負に負ける事もあります。
できすぎじゃない
何手も先を読むのが棋士だからね。

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2019.04.12

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