【なつぞら】第10週のネタバレ感想や視聴率「なつよ、絵に命を与えよ」【6月3日-8日/広瀬すず主演 NHK連続テレビ小説】

2019年度前期の連続テレビ小説は、『てるてる家族』を手掛けた大森寿美男さん脚本の『なつぞら』です。

記念すべき100作目のヒロイン・なつを、広瀬すずさんが演じます。

大森さんの完全オリジナルで描かれるのは、北海道の大自然とまだ『漫画映画』と呼ばれていたアニメーションの世界が舞台となっています。戦争孤児のなつが人との関わりの中で、1人のアニメーターへと成長していく物語を描きます。

こちらの記事では2019年度前期の連続テレビ小説、『なつぞら』の第10週:「なつよ、絵に命を与えよ」のネタバレと感想や視聴率を更新していきます!

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2018.10.01

「なつぞら」のあらすじ

1946(昭和21)年初夏、戦争が終わり、奥原なつ(9)は柴田剛男に連れられ、北海道・十勝にやって来た。戦災孤児のなつを受け入れた酪農一家・柴田家は、北陸からの開拓移民。剛男となつの父とは戦友で、もしもの時は、お互いの家族の面倒を見るという約束をしていた。

剛男の義父・泰樹は偏屈者で知られていた。泰樹は、なつを厄介(やっかい)者と言いながらも内心、不憫(ふびん)に思っていた。子どもながらに覚悟を決めたなつは、牛馬の世話や乳搾りを懸命に手伝う。なつの頑張りに心を動かされた泰樹は、生きる術(すべ)をとことん叩き込む。なつも天真らんまんな子どもらしさを取り戻していく。

やがて、なつはすてきな馬の絵を描く少年・山田天陽と出会う。天陽から当時、アメリカで流行(はや)っていた漫画映画の魅力を教えられ、" 絵が動く" 夢のような世界があるのかと感動する。高校生になり、なつは天陽の影響で、絵を描く仕事に夢を持ち始めていた。そんな折、生き別れていた兄が東京で働いていると知らされ…。なつに旅立ちの日が近づいていた―。

 

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「なつぞら」第10週のあらすじと感想やネタバレ

 

「なつぞら」第10週のあらすじ『なつよ、夢をあきらめるな』

なつ(広瀬すず)はついに東洋動画に入社。仕上課でセル画に色を塗る仕事を与えられる。先輩の桃代(伊原六花)から手ほどきを受け作業を覚えていくが、緊張のあまりに手が震えてしまう。そんなある日、なつは仲(井浦新)から誘われ、憧れの作画課の部屋を訪れる。下山(川島明)たちとの再会を喜ぶ中、後輩を厳しく指導する女性アニメーターの麻子(貫地谷しほり)を目にし、なつは衝撃を受ける。数日後、なつのもとを背景担当の陽平(犬飼貴丈)が訪ねてきて、十勝にいる弟・天陽(吉沢亮)の近況について語り始めた。

 

「なつぞら」第55話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第55話のあらすじ

ついに、なつ(広瀬すず)は、念願の東洋動画に入社。早速、即戦力として仕上課でセル画に色を塗ることに。なつが席に着くと、隣で作業していた先輩の桃代(伊原六花)から、挨拶もそこそこに手ほどきを受ける。初めてのことだらけで要領を得ず、いざセル画に向かうも緊張のあまりに手が震えてしまうなつ。昼休みになり、夢中になって絵コンテに見入るなつの元へ、仲(井浦新)と陽平(犬飼貴丈)がやってきて…。

 

「なつぞら」第55話の感想

 

「なつぞら」第55話のネタバレ

  なつは 念願の東洋動画に入社しました。

    多少の不安もありましたが

     それよりも 何よりも
      今 なつの目の前には

  夢にみた世界が広がっていたのです。

  (山根)え 今日から 皆さんに働いて頂く
      
   ここが 仕上の作業室です。

        仕上というのは
        作画の人たちが描いた絵を

       透明なセルロイドに書き写し

  色を塗って
   セル画というものに仕上げることです。

    書き写すことを トレース

     色を塗ることを 彩色

    この2つが 仕上の仕事です。

      覚えて下さいね。

    仕上は これから ますます

    猫の手も借りたいような状態に
    なってきます。

  そのために 皆さんは 厳しい試験を通って
   臨時に採用されたわけです。

  つまり
   即戦力として見込まれたわけなので

  実際に仕事をしながら その技術を
   磨いていってもらいたいと思ってます。

      え…。

         あっ…。

        あっ すいません…。

         こちらが 皆さんの大先輩
          石井富子さんです。

  詳しくは 石井さんから。
   石井さん お願いします。

  頑張って ハハハ…。

  (富子)大先輩といっても
   私も まだ30歳です。

  ここで働く人たちは みんな若いです。

  本格的に 総天然色の漫画映画を作るのは
   日本で ここが初めてなのです。

     ちなみに 世界では

   漫画映画を
   アニメーションと呼んでいます。

       (なつ)アニメーション…。

  アニメーションに欠かせないものが
   セル画です。

  映画館で 観客が見るのは
   このセル画の絵なのですから。

  皆さんは これを作る仕事をするんです。

  いいですね?
        (一同)はい。

  トレースの方は
   いきなり やれと言っても難しいので

  皆さんには まず
   彩色をやってもらいます。

  今 製作している映画「白蛇姫」の色見本が
   ここにあります。

  試験では セルに
   好きな色を塗ってもらいましたが

  実際は こういった色を
   正確に塗らなくてはいけません。

  1本の映画を作るのに
   作画の人たちは 数万枚の絵を描き

  我々 仕上も それを数万枚のセルに
   仕上げなくてはいけません。

  漫画映画は
   気の遠くなるような作業です。

  分からないことは 教わりながら
   早く 仕事を覚えて下さい。

        よろしくお願いします。
    (一同)よろしくお願いします。

 

      やっと会えた… 白蛇姫に…。

 

  奥原なつです。
よろしくお願いします。

          (桃代)森田桃代です。
           よろしくお願いします。

  森田桃代先輩… ですね。

  奥原なつさん。
               はい。

  まずは このカットをお願いします。

  よろしくね。
                 はい!

                  ダメよ。
      えっ?

              手袋して。
      あっ…。

      中に セルが入ってるから。

    セルは 素手で触っちゃダメって
     言われなかった?

      指紋がついちゃうから。
     そでした。
すいません…。

      わあ… かわいい…。

       あの この紙は…?

    えっ?
     ああ 動画用紙は外して

  セルだけを そこに置いて 色を塗るの。

        あ… あの 先輩!
               (桃代)はい?

    この紙 全部外してもいんですか?

     それは いいけど。
後で戻せば。

  はい。
ありがとうございます。

 

                  わあ…。

                かわいい…。

      なまら かわいい…!

           なまら? 何してるの?

  先輩
   やっぱり すごいです。

  こんな絵 こんな動き
   私には描けません。

  それは 当然でしょ。

  ちゃんと そういう人が
   描いてるんだから。

  どんな人が
   描いたんでしょ…。

      その袋に 名前書いてあるでしょ。

      えっ?

        あっ 仲さんだ!

      仲さんが描いたものなんだ。

              知り合いなの?
         はい。

  私も 仲さんみたいになりたいと思って
   ここに入ったんです。

  ん? あなたも 作画をやりたいってこと?

  あ… でも 仕上げも頑張ります。

       頑張ります!

     うっ ダメだ…。

           どうしたの?
    いや…

  これが 映画館に映されるかと思うと

         緊張しますね…。

     手が震えて はみ出しそうです…。

    試験の時は
     こんなこと なかったんですけど…。

   大丈夫よ はみ出しても消せるから。

     えっ そなんですか!
うん。

  いかった。
失敗しても大丈夫なんですね。

         いや 大丈夫じゃないけど。
          まあ すぐ慣れるわよ。

  はい。
   先輩は もう何年もやってるんですか?

        半年。
今年の4月からだから。

       えっ…。
              ん?

         私 19歳よ。

      私と同じですか。

  だから 先輩なんて呼ばなくていいの。

  あ… いや 先輩は先輩です。

           フッ…。

    慣れたら モモッチって呼んで。

           モモッチ?

             森田桃代でしょ。

   なぜか みんな モモッチって呼ぶのよね。

  モモッチ先輩。
           先輩は いらないから。

   モモッチさん。

      そのうち さんも取っていいから。

         あなたは 何て呼ばれたい?

   うん 私は 名前が なつなので

  割と早めに なっちゃんと呼ばれることが
   多いですね。

        ふん。
あのね なっちゃん。

         はい。

    慣れてきたらでいいんだけど 話す時は
    なるべく 手を動かしながら話そうか。

      はい すいません!
         うん。

 

      うん なかなか うまいじゃないの。

  え 本当ですか? ありがとうございます。

         それで何枚目?
  1枚目です。

          遅い!
     すいません…。

      まあ 初めだから しかたないけど。
      丁寧なのは いいことです。

   筆に水をつけ過ぎると ムラになるから

        気を付けてね。
    はい。

        モモッチ お願いね。
                はい。

      あの モモッチさん。
(桃代)え?

  これ 牛みたいに白黒なんですけど

    仲さんが考えた
    架空の動物なんでしょうか?

    ああ パンダでしょ。
    中国にいるらしいわよ そういう熊が。

      熊なんですか!

  いるんですか 実際に こういうのが…。

      脚本に書いてあって

  まあ 誰も見たことはないらしいけど。

           へえ…。

  あの 台本は配られないんでしょうか?

                台本?
           はい。

     この絵が 一体 どんな話の
     どのシーンなのか

  それが分かったら もっと色を塗ってても
   気持ちが入ると思うんです。

  きっと 楽しいんじゃないでしょうか?

  脚本はないけど 絵コンテならあるわよ。

       絵コンテ?
うん。

  映画の
   設計図みたいなものだって。

      それ見たいです!

     あ… 仕上課にも 1冊だけあるから
      空いてる時間に見られるわよ。

   はい。
ありがとうございます。

  あなた そんなに好きなの? 漫画映画。

      うん 好きっていうほど
       まだ知らないんです。

  だから どんなことでも知りたくて。

   (桃代)それが 好きってことじゃないの。

  モモッチさんは 好きじゃないんですか?

  好きとか嫌いとか考えたことない。

  高校で求人を見て
   ほかの仕事より面白そうとは思ったけど。

  私は ずっと作りたいと思ってたんです。

        漫画映画を。

  よし。

         できた。

         (チャイム)
          ちょうど お昼だ。

         よかったわね 1枚できて。
  はい。
モモッチさんは?

           私は 10枚。
     すごっ…。

        (桃代)このカット袋が
        何百 何千とあるんだからね。

      はい…。
       でも あなたも すごいじゃない。

      えっ?

    これって やりたい仕事だったんだ。

      そですよ!

  なつは お昼休みに 食事をとるのも忘れて
   絵コンテを見ていました。

    絵コンテとは 映像の構図や
     カメラの動きなどが

    書き込まれたものなのです。

  (陽平)なっちゃん!

  (仲)ようこそ アニメーションの世界に。

          仲さん 陽平さん。

  おや なかなか おしゃれだね なっちゃん。

     あ いや これは… まだ修業中です。

  (陽平)お昼は食べたの?
             いえ。

         あの 絵コンテ見たくて…。
    ああ。

  あそこから 俺たちが いろいろ
   アイデアを膨らませて

  絵を動かしてるんだ。

  作品のことを知りたければ
   こっちも見に来なよ。

      えっ いいんですか?

  いいに決まってるじゃないか。
   もう同じ仲間なんだから。

        ありがとうございます。

  そして なつは 自分の仕事が終わると

  すぐに 仲さんたちの部屋へ向かいました。

   そこは 作画課と呼ばれる
   アニメーターたちの仕事場でした。

 

      (下山)あれっ 君…。
         あっ…。

     本当に来ちゃったんだね ここまで。

       下山さん!
      えっ 僕のこと覚えててくれたの?

    もちろんです。
元警察官の!

        あっ そう そう そう。

       バン! バン!

            バン!
         えっ?

        いや… バン! バン! バン!

  
ううっ! あっ…。
  (麻子)ちょっと!

       ごめんなさい…。

    なつよ まあ あまり浮かれずに
    頑張りなさい。

 

「なつぞら」第56話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第56話のあらすじ

東洋動画の仕上課に勤務するなつ(広瀬すず)は、仲(井浦新)に誘われ、作画課の部屋を訪ねる。そこでなつは、仲と井戸原(小手伸也)のふたりが、東洋動画を支えるアニメーターだと下山(川島明)から教えられた。そのとき、奥の方で男女の口論が聞こえてくる。原画のキャラクターを捉えきれていないと指摘する麻子(貫地谷しほり)に対し、納得できない様子の堀内(田村健太郎)。そんなふたりの様子になつは驚き…。

 

「なつぞら」第56話の感想

 

 

「なつぞら」第56話のネタバレ

  (仲)ようこそ アニメーションの世界に。

          仲さん 陽平さん。

  作品のことを知りたければ
   こっちも見に来なよ。

    彩色の仕事に就いた なつは

  仕事終わりに
   憧れのアニメーターの職場を訪ねました。

           そのパンダって動物
           なまら かわいいです。

     見たことあるの?
           いや 本物はないです。

         その絵が かわいいんです。

    じゃ 描いてみれば?
            えっ?

         ほら あの箱の中に
         書き損じが入ってるから

   それなら いくらでも持ってっていいよ。

 

     「重い扉を押し開けたら
     暗い道が続いてて」

    「めげずに歩いたその先に
     知らなかった世界」

     「氷を散らす風すら
     味方にもできるんだなあ」

    「切り取られることのない
     丸い大空の色を」

    「優しいあの子にも教えたい」

        「ルルル…」

            これは動画ですか?

  (下山)いや これは原画に近いもんだね。

  あの こういうさ ラフな原画を
   できるだけ きれいな状態にしてから

  動画を描く人に渡すんだ。

  まあ 何せ ここで原画を描いてんのは

     仲さんと井戸原さんの
     2人しかいないから

    そんなに 手が回らないわけ。

        2人だけで…。

  本当のアニメーターと呼べるのは
   まだ この2人しかいないからねえ。

  アニメーター いいですね…。

                まあね。

  大げさだな 下山君。

    アニメーションというのは

   まず 2枚以上の原画が描かれ

   その原画と原画の間の動きをつなぐ
   動画が 何枚か描かれて

     1つのカットになります。

   1万枚以上にもなる原画を
    たった2人で描くというのは

     大変なことであります。

  まあ だから 僕も含めた6人が
   セカンドに回されたってわけ。

  っていうか 僕たちだって新人だよ。

  それを 仲さんたち原画との間に立って
   動画を描く人を指導するんだから。

  ま いわば ここでは新人が
   新人を育ててるようなもんなんだよ。

      
  へえ…。
(麻子)分かんない? できてるか
       できてないかじゃないんです。

          いいか悪いかなの!
    (堀内)だから

  悪いなら どこが悪いか言ってくれよ!

  こっちは 指示どおりに
   描いてるだけなんだからさ。

     (麻子)その指示に従って
      自分で考えるのが

        動画を描く人の役目でしょ?

   これじゃ 何にも伝わってこないんです。

  それは むしろ 原画の問題じゃないの?

  原画を こっちで直しちゃいけないのに

  こっちにばかり 文句を言われても
   納得がいかないよ。

  その原画のキャラクターを
   捉えきれてないような気がするんです。

  分かんない?
   とにかく もう一度 考えてみて。

       お願いします。

  彼女も 僕と同じセカンドの マコちゃん。

      ただいま。
  (亜矢美)あっ お帰りなさい。

  どうだった?

         うん 疲れたけど
          なかなか楽しかったです。

  そう。
で こっちは…?

      あっ… この服も褒められました。

     ようござんした。
           ハハ…。

       いらっしゃいませ。
        何か お手伝いしましょうか?

  大丈夫。
大した客じゃないから。
       (師匠)おい おい おい おい…!

   あっ それよりさ
  奥に ごはん作ってあるから それ食べて

    お風呂行ってらっしゃいよ。
    疲れ とらないと。

    すいません… ありがとうございます。
     あの お兄ちゃんは?

  まだ まだ まだ まだ。

 

     ちょっと 何 ママ ママ ママ… 何?

      ママよ… ママの娘なの?

  (亜矢美)まあね アッハッハッハ。
       上に お兄ちゃんもいるの?

    
  ああ 咲太郎ですか。
えっ?
   咲太郎。

           咲太郎… 咲ちゃんか!

          咲ちゃん 知ってるよ 俺。
  咲ちゃん 知ってんの?

   知ってるよ。
落語なんか やんねえかなと
   思ってんだよ。

                
   あと 合ってると思うのは「抜け雀」。

             わあ!
      (弟子)「抜け雀」…

    私 まだ教わってませんけど。
   (師匠)おめえは いいんだよ…。

   あのね 小田原の宿屋でね
    
  7日逗留した客が 一文無しだったんだ。

   宿賃の代わりに
    雀の絵を5羽描いたんだな。

   ところがさ 翌朝んなってみると

        ついたてから その雀が
         いなくなっちゃってんだよ。

    あら。
                 なぜか?

      餌をついばむために
      絵の中から 雀が抜け出したから。

         一流の芸術てえものはね

    魂がこもって
     描いた絵が動き出すんですよ。
ねえ。

       はあ。

                   

   なつは 早速
    作画課で拾った絵を書き写し

    その技術を学ぼうとしました。

 

          (咲太郎)なつ。
  (亜矢美)なっちゃん 風邪ひくよ。

          よいしょっと…。

  おやすみ。

              何? それ。
  ん?

           知らない。

        タヌキか?

 

    ちょっと派手じゃないですか?

    全然。
これくらいじゃないと。

    何事もね 最初が肝心だから。

    あっ この人は しゃれてんな…
    ってのも

  最初の第一印象で決まっちゃうんだから。

  初日はね
   ちょっと遠慮しちゃったんだけど

   今日から これが私よ
    ビラビラビラッていかないと。

  かえって 印象悪くないですか?
   新人なのに。

   うん? だって おしろい
   塗ったくってるわけじゃないんだから

   ツルツル スベスベ サラサラ…

  はい 胸張って! 元気出して!
   行ってらっしゃい!

      はい 行ってきます!

  靴は 赤にしよう。
       赤?

  お兄ちゃん 行ってきます。

  はい… 行ってらっしゃい。

 

    (桃代)えっ 新宿に住んでるの?

     はい。
居候ですけど。

    それじゃ 毎日
     遊びに帰ってるようなもんじゃない。

     遊んでませんよ。

        そんな おしゃれして。
  これは たまたま… お下がりなんです。

         生まれたのも新宿?

  生まれたのは 日本橋の方です。

  それから 北海道で育ちました。
           北海道?

    戦争で 両親を亡くしたんです。

    そんで 北海道の知り合いの家に
    引き取られたんです。

       へえ… 苦労したんだ。

  それが 全然 苦労はしてなくて…。

     北海道が快適すぎました。

   ここでは たくましい方よ きっと。

   ここは 割と
    お嬢さんが そろってるからね。

       そなんですか?
         うん。

  まるで 会社が いい花嫁になりそうな人を
   選んで集めてるみたい。

  どうしてですか?
          その方が面倒ないでしょ。

          いくら 給金が安くても

        お金に困らない
        花嫁修業中のお嬢さんなら

           文句言われないでしょ。

  モモッチさんもですか?

    私は違うわよ。
お金には困ってるもの。

   まあ でも 実際 みんな
  遊びに来てるようなところがあるからね

              ここには。
                 (笑い声)

    (山根)あんまり分かりませんけど
     アッハハハハ…。

      そなんですか…。

     なつは 時間さえあれば
      絵コンテを見返して

   「白蛇姫」の世界を想像しました。

   <「白蛇姫」は 中国の古いお話。

  
   許仙という若者は 胡弓を弾きながら

  子分のパンダと 楽しく暮らしていた。

       ある日 許仙は

  市場で 見せ物にされていた白い蛇を
   かわいそうに思い

    それを買って 逃がしてやる。

   その時 許仙に恋をした白蛇は

   ある嵐の晩に 美しい人間の娘

      
      白娘に変身する。

  そして 2人は 深く恋に落ちていく。

   ところが 白娘が
   化け物と知った

    
     法海という偉い人がいて

    兵隊を 2人に差し向ける。

    許仙だけが捕らえられてしまい
    白娘は嘆き悲しみ

      許仙に会いたい一心で
      追っていこうとする>

  <白娘の恋は 報われない悲劇なのか…>

   それは 白娘と兵士が戦うシーンですね。
             (下山)分かる?

  悲しい恋の話なんですよね 「白蛇姫」って。

  おっ 勉強してるね。

  まあ だからこそ こういう戦いのシーンは
   面白くしたいんだよね。

           面白そうですね それ。

  立ち回りはね 僕 得意だからね…。
                 ハハハ…。

      私も いつか 描いてみたいです。

      え 描いてみる?
          えっ?

  僕だって 家に帰ってから
   練習してるんだよ 今でも。

  ゴミ箱から拾って
   先輩の絵を どんどん模写して

  自分なりに描いてみるといいよ。

            はい。
     うん。

        ありがとうございます。

             あ… すいません。

  やっぱりダメです。
やり直して下さい。

      だから どこがダメなの?

  表情が死んでるように思うんです。
          表情?

  原画と同じように描いてるつもりだよ。

  だから ダメなんじゃないですか?

  表情を変えずに 泣き崩れたって
   何も伝わってこないんですよ。

         (堀内)だったら その表情を
         原画で描くべきだろ。

  動画は ただのつなぎじゃないでしょ?

  それじゃ面白くないでしょう?
   やってて面白いの?

   これは 戦いに敗れた白娘が
    白蛇に戻ることを知って

  許仙を思って泣くシーンでしょ?
   それを思って動かしてよ!

        うん…。

  もういい。
ここ 私がやる。

 

  何なの? あなた。

           あっ…。
  何しに来てんの? ここに。

    結婚相手でも探しに来てんの?
                  えっ?

  そんな おしゃればっかり気ぃ遣って。

       あ いや これは…。

  それしか考えてないんでしょ?

  会社の男は みんな 自分のものみたいな
   顔しちゃって。

  将来の旦那に会いたいって気持ちが
   にじみ出てんのよ その顔から!

          はあ!?

  男 探しに来てるだけなら 目障りだから

  私の前 うろちょろしないでちょうだい。

         えっ…。

         はあ…。

         何だべ 今の…。

    なつよ それは 初めて味わう

   何と言うか… 会社の人間関係?

           ええ…。

 

「なつぞら」第57話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第57話のあらすじ

麻子(貫地谷しほり)から理不尽な厳しい言葉をかけられたなつ(広瀬すず)。憤慨しながら帰宅して、亜矢美(山口智子)に報告する。すると、客として来ていた書店の社長である茂木(リリー・フランキー)から、麻子の言葉に裏にある、思いもよらない意図を聞かされる。作画課で拾った動画用紙を見つめるうちに、なつはあることをひらめき一心不乱に絵を書き出し…。

 

「なつぞら」第57話の感想

 

 

「なつぞら」第57話のネタバレ

  (下山)ゴミ箱から拾って
   先輩の絵を どんどん模写して

   自分なりに描いてみるといいよ。

     
     (麻子)何なの? あなた。

  そんな おしゃればっかり気ぃ遣って。

  男 探しに来てるだけなら 目障りだから

  私の前 うろちょろしないでちょうだい。

         はあ…。

         何だべ 今の…。
  

        ただいま!
  (亜矢美)あっ お帰り。

       あれ どうした?
             えっ?

  わっ 何か怒ってる? 怖いよ 顔。

   私 怒ってますか? 怖い顔してますか?

   私の顔って そんなに 何か見えますか?

     えっ? 何言ってんの?
     誤解されやすいんでしょうか…。

    にじみ出てるなんて ありえない…。

       何かあったの?

   いえ なんも… すいません 大丈夫です。

  (茂木)話は聞かせてもらったよ
   なっちゃん。

  まあまあ 座んなさい 座んなさい
   ほら ほい ほい ほい…。

        いいかい?

      男が美人に接する時に
      冷たく感じるのは

   自分が どう思われているのかって
   気にし過ぎてるからなんだ。

       私の相手は男ではないし
       私は美人でもありません。

    相手は女か…。

  それじゃ おんなじことだな。

  自分が 男から どう思われているか
   君を通して 気になってるんだよ。

  つまり 自分が誤解されてはいないか
   おびえているんだな。

          うん…。
         それと

  君が美人じゃないなんて
   それこそが誤解だよ。

    社長 この子 口説いたら
     この店 出入り禁止!

    いや 口説いてないでしょう…。

     ありがとうございました。

          (茂木)おいおい おい…。

         大丈夫 かわいいぞ。

  もういい。
ここ 私がやる。

  うん…
   この絵に 何が足りないんだろう…。

      
      <許仙を追って やって来た白娘は
       塔に隠れ

            許仙を呼び寄せる。

        そして 許仙は 塔に向かう。

       しかし またしても

      
       法海が立ちはだかる。

  白娘と法海は 魔術を使って激しく戦う。

   その果てに 白娘は負けてしまう。

    力尽きた白娘は 自分の体が

  半分 蛇に戻りかけていることを知る>

  これは その時 許仙とは
   もう会えないと思って泣くシーンだ…。

   これは 戦いに敗れた白娘が
    白蛇に戻ることを知って

  許仙を思って泣くシーンでしょ?
   それを思って動かしてよ!

                   

   <人は どうして泣くんだろう…>

       バカヤロー…。

    <何かを失って悲しいから。

   何かを守ろうと必死になるから。

   誰かを大事に思って
    胸が張り裂けそうになるから>

 

   
  (咲太郎)なつ。

  飯も食わないで 何やってんだ?

  これ 母ちゃんが持ってけってさ。

             えっ もう11時…。

           あっ… ごめんなさい。

          ありがとう! 頂きます。

             うん おいしい。

       うん?

    仕事か?

     仕事じゃないんだ まだ…。

       そうか…。

       まあ 頑張れ。

        お兄ちゃんは?
  ん?

       ううん 何でもない。

     俺だって頑張ってるよ。

  劇団の公演は 来年だから
   それまでは いろいろ働かないとな。

  マダムへの借金は 残念ながら
   劇団の仕事だけじゃ返せないんだ。

        頑張ってるね。

  そんじゃ 母ちゃんの片づけでも
   手伝ってくるか。

             あっ 私も。
           いいから!

  お前は ほどほどにして 早く寝ろよ。

           ありがとう。

       おやすみ。
         おやすみなさい。

 

  (亜矢美)はい こっちかな こっちかな?

  派手です。
おしゃれすぎます。
ダメです!

         どうして?
   おしゃれは… 誤解されますから。

              誤解? どんな?

   男の人の目を意識してるとか…。

           で 認めるの?
     えっ 認めません!

             じゃ どうすんの?

      いっちゃって下さい!

         ああ…!

        あっ あっ…。
                (桃代)ん?

   ああ ちょっと 何やってんのよ。
  もう拭かないで 乾くの待った方がいいよ。

   すいません…。
            手袋も取り替えてね。

      はい。

         しかし あなたの服の色も
          日に日に増していくのね。

   はい。
負けませんから。

        何と戦ってんのよ?

         (チャイム)

      なっちゃん お昼よ。
食べないの?

    これだけ やっちゃいます。

    モモッチさん 気にせず
    先に食べに行って下さい。

        別に 気にしないけど
         また食べ損なっちゃダメよ。

         できた。

 

   絵コンテ どうなってたっけ…?

  (富子)奥原さん。
     はい!

  (富子)お昼ごはんは食べないの?
              あ これから…。

  勉強熱心なのはいいけど

  ちゃんと食べてないと
   また手元が狂うわよ。

         はい すいません。
         急いで パン買ってきます。

  服に 気を遣う時間はあるのに。

     あの 石井さん。
          えっ?

   私の服装って ダメですか?

    いいんじゃない?
     そういう変わった子がいても。

  かっ… 変わってるんですか これ!?

      自分は変わってるって
      主張したいんじゃないの? それ。

     いいのよ 絵を描く人間なんて
     そういうの いっぱいいるんだから。

    パン買ってきます。
          (富子)行ってらっしゃい。

         はい。

  あっ… こんにちは。

       (富子)マコちゃん どうしたの?
  トミさん 色見本 見せてもらえますか?

       あっ ちょっと待ってて。

           下山さん。
  あっ なっちゃん。

  今から ごはん?
      はい。
隣いいですか?

  どうぞ どうぞ。

          ハハハ… すごい。

       似てるし面白い。

  (下山)誰でも描けるよ これぐらい。

         頂きます。

          あの…。
       あっ。

             何?

   下山さんから見て
   大沢さんって怖いですか?

    大沢って… ああ うちのマコちゃん?
        はい。

           怖くないよ ちっとも。

               熱心なだけで。

     熱心… ですか。
                   うん。

       彼女は とにかく優秀だからね。

    美大を出て うちに入社して
    すぐ仲さんと井戸さんに認められて

        セカンドに抜てきされたんだ。

     その能力を知らない人からしたら
      怖く見えるのかもしれないけどね。

       ほら 彼女に いつも怒られてる
        堀内君っているじゃない?

     まあ 彼も 芸大で 油絵を描いていた
     秀才なんだけど

     マコちゃんの言わんとしてることが
      分かってないんだよね。

    マコちゃんは アニメーションにとって
    一番大事なものを

  最初から 感覚として分かってる人なんだ。

      それは 何ですか?

         命を吹き込むことだよ。

    あのね アニメーションっていうのは

    ラテン語で 魂を意味する
     アニマっていう言葉から来てるんだ。

     動かないものに 魂を与えて動かす

   つまり 命を与えるっていうことなんだ。

  アニメーションって言葉が
   そういう意味だったんですね。

     どう動かせば どう見えるのか
      どう感じてもらえるのか…。

   本気で命を吹き込もうと思えば
    悩まないアニメーターなんていないよ。

  だから 怒りもするんですね…。

 

           マコちゃん お待たせ。
  トミさん 何ですか? この動画。

          えっ? さあ 知らないわ。

     彩色の机よね…。

           さっきまで ここにいた
           奥原って新人の机よ。

          変わった服装してる子。

     ああ そういうことか…。

             勝手に拾ったのね。

 

           マコちゃん…?

 

     なつよ 何か見られてるぞ。

    そんな おいしそうに
     パンを食べてていいのか?

        なつよ…。

生字幕放送です。一部、字幕で
表現しきれない場合があります。

 

「なつぞら」第58話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第58話のあらすじ

なつ(広瀬すず)が仕上課に戻ってくると、机に置いていた動画用紙がなくなっていた。麻子(貫地谷しほり)が作画課に持っていってしまったという。なつは、慌てて麻子のいる作画課に向かうと仲(井浦新)や井戸原(小手伸也)たちが動画用紙を取り囲んでいた。そして、麻子(貫地谷しほり)が興奮気味に堀内(田村健太郎)に何かを話していて…。

 

「なつぞら」第58話の感想

 

「なつぞら」第58話のネタバレ

      大沢さんが持っていったわよ。

  大沢さんって
   マコさんって呼ばれてる人ですか?

  そうよ。
本当は あさこっていうんだけど。

   あなた あれ 勝手に作画の部屋から
   持ってきちゃったんだって?

  あっ いや あれは…。

    あれは 何でも
    大事なラフだったらしいわよ。

         ええっ!?

     (井戸原)なるほど…。
        どうですか?

  これを 堀内君が描いたの?

      だと思いますが…。
     うん…。

         すいません。

  堀内君! 堀内君 ちょっと…。

         (堀内)何ですか?

  これ あなたが描いたのよね?
            は?

  前に描いて あの箱に捨てたもんでしょ?
         どうして これが?

      
  どうも 仕上の子が
   拾ってったみたいなのよ。

        ど… どうして仕上が?
  知らない そんなことまでは。

  でも どうして捨てたの? これ。

    いいと思う 私は。

  これ すごくいいと思う!

    
  ただ中割で
   きれいに動きをつなぐだけが

  動画の仕事じゃないんだもの。

  こんなふうにしていいのよ。

  泣く直前に 一瞬 何かを振り向いて

  まだ戦う目をしながら泣き伏せる。

  これよ。
これが中割に入ることで

      
  見る人に 白娘の気持ちの伝わり方が
   全然違うでしょ!

  この強くて恨みがましい目が入ることで

       蛇に戻りかけた白娘の悲しみが
        際立つじゃない。

  戦いに敗れても まだ納得がいかず
  
   許仙は 自分のものだと言いたげに

  何より 許仙に会いたいという気持ちが
   にじみ出てんのよ この顔から!

     あれ… 前に 誰かに 同じようなこと
     言ったような気がするけど…。

     ま いいか。

  この顔が泣くから より一層
   白娘の絶望が伝わってくるのよ。

  私が言いたかったのは こういうこと。

          ただのきれいな中割は

        動きを正確に見せるためには
         必要なことだけど

  感情表現においては
   ただの記号にしかならないこともある。

  それ 分かってたんじゃない 堀内君も。
   これは ただの遊びで

  描いただけかもしれないけど
   私は これを ずっと望んでた!

               僕じゃないよ。
         ん?

        僕が描いたんじゃない。

     僕は こんな稚拙な絵は描かないよ。

   だって これ ラフでしょ?
       ラフでも こんな絵は描かない!

  こんな絵を描いたと思われたら心外だよ!

         (麻子)じゃ 誰が描いたの?

     あっ あの…。
  なっちゃん。

             まさか…。

  すいません… それは 私が描きました。

      (仲)なっちゃんが描いたのか!

  (下山)えっ… どれどれ? 見して。

         えっ?

   なるほどね。
  いや よく気付きましたよね この表情に!

    うん…。

       あっ 井戸原さん。
  (井戸原)うん?

    彼女は 今 仕上にいるけど
    本当は アニメーター志望なんですよ。

  (井戸原)あ そう…。

    いや 原画を描いた僕にも
     その発想はなかったわ。

       どうして描いたの?

  すいません! 人に見せるつもりで
   描いたんじゃないんです。

  勉強のために
   勝手に ここから拾って描きました。

  絵を なぞっているうちに
   そうしてみたくなったんです。

       だから どうして
        そうしてみたくなったの?

      どうして?

  白娘の気持ちになっているうちに
   そうなったんです。

   あ… 私 高校の演劇部で

  偶然 白蛇の化身を
   演じたことがあるんです。

  その時に 自分の経験から想像して

  自分の魂を動かして
   演じなくちゃいけないと

  先生から教わったんです。
   だから その顔は…。

  自分は ただ 許仙が好きなだけなのに

   それを周りから
  どうして悪く思われなきゃいけないのか

  そういう怒りが 自然と湧いてきたんです。

  白娘は ただ 許仙が好きなだけですよね?

  本当は 誰も傷つけたくはないし…。

      もう分かったわよ!

    勝手に勉強してたってことでしょ。

  (井戸原)ハハハハ…。

  堀内君。
君も なかなか正直でよろしい。
           は?

    君の絵も 純粋な絵だと
    僕は思ってるんだよ。

  発想のしかた一つで
   いくらでも変わることはできるはずだ。

      技術はあるんだから。

  この絵は 今の君とは正反対だ。

  これを 君のきれいな線で
   クリーンナップしてくれないか?

    動画として完成させてほしい。

      これ 使ってもいいよね?

  はい… ありがとうございます。

  (井戸原)はい。

  堀内さん 勝手にすいませんでした!

  どうか よろしくお願いします!

      それが 僕の仕事ならやりますよ。

     それがいいよね。

  なっちゃん もう仕上に戻りなさい。

  今は 仕上が 君の大事な仕事だからね。

          はい。

      失礼します。

 

       奥原さん どうだった?

       はい すいません。
        ちゃんと謝ってきました。

  あなた どういうつもりなの?
   勝手に 動画を持ち出して。

    私は ただ 動画の勉強がしたくて…。

  仕上は やりたくないというわけじゃ
   ないでしょうね?

       そんなことありません。

  だったら 今は彩色の仕事に集中しなさい。

       はい。
すいませんでした。

              大丈夫?
       はい。

    (桃代)ただの塗り絵かと思ってたけど
     そうじゃないのよね これも。

         えっ?

       私も ちゃんと漫画映画のことを
       勉強したいと思えてきたわ

              あなたを見て。

    だって 楽しそうなんだもの。

     楽しいですよ!

  私も 今日 初めて その楽しさが
   少し 分かったような気がしたんです。

         今日? 何があったの?

  いや… 今は 彩色に集中しないと。

  私 子どもの頃から
   絵を見るのも描くのも好きだったのよね。

     普通の高校で
     美術部でもなかったんだけど…。

   だから
   絵を仕事にできるなんて 思ってなくて。

  絵を仕事にしてるじゃないですか。

       そうなのよね… してるのよね。

    だったら 自分にも もっと

  何か できることがあるのかなって…。

    ありますよ。

  モモッチさんは
   そんなに上手じゃないですか。

  楽しさに限りはないと思うんですよ
   どんなことでも。

  ただ…
   自分が それを求めるかどうかの違いで。

 

   だって 日本のアニメーションは
    まだ始まったばっかりなんですよ。

  あなた 自分のやりたいことに対しては
   割と ずうずうしいのね。

  はい。
そういうとこ
   開拓者のじいちゃんに鍛えられたんです。

  やるとなったら もうやるしかないしょ。

         ああ…。

         ちょっと 何やってんのよ!

         どうですか? 露木さん。

  (露木)ん? うん いや いいと思うよ。

    けどね 演出の立場から
     言わせてもらうと

  演出や原画に指示されていないことを

  動画の子が 勝手に描くっていうのは
   どうなんだろうな。

  こういうことを許したら
   悪い前例にもなりかねない。

      いや しかし
       原画を 2人でこなしてる以上

  実際 手が回らなくなることもありますよ。

       そこを 動画に
       補ってもらうことがあっても

      しかたがないんじゃないですか?

   人手不足は分かるけどさ

  だからといって
   仕上に入ったばかりの子を

  そうすぐに 作画に移すというのはね…。

       もともと 彼女は
       6月のアニメーターの試験に

          受かってたはずなんです。
  大杉社長に反対されたんだろ?

     いや それは誤解されただけですよ。
      身内に 変な人がいるって…。

       でも その誤解は解けたんです。

         解けてはいないよ。

     仕上に入れる時に
      大杉社長に お伺いを立てたけど

       社長は 見事に
        そのことを忘れていただけだ。

        それなら そのまま
         忘れていてもらいましょう。

  しかし この絵は
   ほかの人が クリーンナップしたんだろ?

  はい 僕の下の堀内君が。

  彼女が描いた絵は こっちのラフです。

  あっ ちょっと貸して 見して。

   はいはい…。

  えっ… これがラフかい…。

  まるで素人の絵じゃないかよ。

   絵のうまい下手なんて 描いていくうちに
   上達しない人はいませんよ。

            だけど センスは…

       まして 十九 二十歳の感性は
        今しか使えないものでしょう。

      彼女を 今から鍛えれば

     どこまで伸びるか分からないと
     僕は思うんですよ。

  仲ちゃんが そこまで言うのなら
   どうだろう? こうしたら。

  もう一度 試験を受けてもらうんだよ。

           えっ?

    そして その翌日の昼休みです。

   なつは 仲さんに呼ばれて
    ランチをごちそうになりました。

  (仲)君を もう一度
   試験しようと思っている。

           えっ?
  社内部の試験だ。

  それに受かったら
   君を アニメーターにする。

      どうする?

          やります。

             やらせて下さい!

        なつよ…

       まずは 口を拭け。

生字幕放送です。一部、字幕で
表現しきれない場合があります。

 

「なつぞら」第59話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第59話のあらすじ

仲(井浦新)からアニメーターになるための試験を受けないかと言われたなつ(広瀬すず)。以来、ひと月後に迫った試験のため、寝る間も惜しんで絵を描き続ける。それに伴い、セル画に色を塗る仕事も上達し始める。ある日の昼休み、中庭で人々の似顔絵を描いているところに、陽平(犬飼貴丈)が駆け寄ってくる。なつに告げたのは、十勝で農業をしながら絵を描き続ける幼なじみ天陽(吉沢亮)に関する知らせだった…。

 

「なつぞら」第59話の感想

 

 

「なつぞら」第59話のネタバレ

         (なつ)やります。

          やらせて下さい!

  ただし 条件は 6月に入った者と同じだ。

           条件?

  普通は 6か月の養成期間の中で
   2か月ごとに 能力審査を行って

  それに合格した者から
   動画を任せることにしてるんだ。

  君の場合は特別だから 今 うちにいる
   そういう養成中の者と比べて

  君の能力を
   測ろうということになったんだ。

    次の試験は 12月だ。

  もう あと1か月ぐらいしかない。

        受けさせてもらえるだけで
         ありがたいです。

    うれしいです。
ありがとうございます。

      やってみるか。

       やってみます!

       よかったな なつ。

       まずは 口を拭け。

        ただいま。
  (雪次郎)あ お帰り。
(亜矢美)お帰り。

        雪次郎君! 何してんの?
           客だべさ。

         あらららららら なっちゃん
         随分あか抜けたもな。

   そ言ってくれんのは 雪次郎君だけだ。

  (亜矢美)せっかくだからさ なっちゃんも
   ここで 一緒に ごはん食べたら?

     いや 雪次郎君と
      のんびりしてる時間はないんだわ。

  (亜矢美)あらら…。
  あらららららら…。

   また試験受けんの?
            今回は特別なんです。

           特別に許されたんです。

  てことは
   チャンスをつかんだってわけね?

            そう チャンスです!

  チャンスか… いいな。

      なっちゃんが羨ましい。
            なしてよ?

       俺は 一人息子だ。

       跡取りだべ…。

      いつか帰るしかないもね。

         帰りたくないの?

        チャンスか…。

      
      (咲太郎)ただいま。
    あっ 来た! 待ってました!

          ドサ回りの役者か 俺は。

  よっ 咲太郎! 名前が ぴったりだ。
      いい名前ですよね 役者として。

         雪次郎に言われたくねえよ。
  雪次郎 咲太郎

  よっ ご両人! 旅回りの看板役者。

  今の俺は新劇だ。

  あっ 雪次郎 いいところに来た。

  来年の春公演のポスターが出来たんだ。

                  えっ!

           これだ!
           「人形の家」!

      イプセンの名作ですよね!
       初演は明治なんですよね!

  お前 すごいな。
よく勉強してるな。

  ねえ 人形の家って ちっちゃい家なの?

  そういう意味じゃないわ なっちゃん。
   芝居の大きなテーマだ。

  母ちゃん 貼っていいか?
  母ちゃんが貼ってあげようかい…。

  俺 絶対見に行きます!

       おう。
チケットは任せろ。

       30枚は売らせてやるよ。
  えっ?
えっ?

  えっ?
えっ?
   えっ… ん?

  あっ びっくりした
   30回 見に行くのかと…。

  それから なつは試験に向けて
   寝る間を惜しんで勉強をしました。

 

   やる気の余波なのか 不思議と

  彩色の仕事も上達していくようでした。

  試験の教材集めにも 余念がありません。

 

   
   (麻子)アニメーターになりたかったのね。

      あ… はい。

      早く言ってよ。
恥かいたじゃない。

      えっ?

  あなたに…
   恥ずかしいこと言ったでしょ ここで。

   男の人に会いたい気持ちが
    にじみ出てんのよとか何とか…。

      
  けど 私の白娘にも
   おんなじこと言ってくれました。

   にじみ出てるって。

  あん時は うれしかったです。

   そんな おしゃれなんかしてるから
    いけないのよ。

  いや マコさんだって
   十分おしゃれじゃないですか!

    あなたのおしゃれと 一緒にしないで。

  あ… そうですよね。
   美大出てるんですもね。

  十勝農業高校の私とは違いますもね。

            ハハハハ…。

         ハッ… 自慢してるみたい。
       えっ?

      あなた 自分が田舎者だってことに
      自信持ってるでしょ。

  どんな自信ですか?
   それって。
ハハハハ…。

         うちの試験 受けんだって?

  はい。
   あ それも マコさんのおかげです。

                あの絵で?

      あなたには無理よ。

        何だべ…。

        油断大敵…。

  (陽平)なっちゃん!
           あ 陽平さん。

     どう? 順調?
             はい…。

     とにかく もう やるしかないしょ!

  
  天陽も やったよ。
              えっ?

  天陽が 帯広の展覧会に絵を出品して
   賞をもらったって。

            ええっ!

         (拍手)

     (天陽)え ありがとうございます。
      山田天陽です。

  え 僕は 絵を描きながら 畑を耕し

    ジャガイモを作ったり
     そばを作ったりしています。

  え 牛飼いもして 牛乳も売っています。

    今日も早く帰って
    搾乳をしなくちゃなりません。

         (笑い声)

        え 生きるために
         必要なことをやっています。

       絵を描くことも おんなじです。

    ただ 畑で作る作物や牛乳は
     その時々で 値段が違います。

  それを受け入れなくちゃなりません。

             でも…

  僕の絵だけは 何も変わらないつもりです。

  これからも
   社会の価値観とは全く関係ない

  ただの絵を
   描いていきたいと思っています。

  え 本日は ありがとうございました。

         (拍手)

     <天陽君 おめでとう。

    私も とてもうれしいです。

  やっぱり 受賞したのは
   馬の絵だと聞きました。

   天陽君が ベニヤに描いた馬の絵

  それは 今の私にとっても
   大きな憧れ 大きな目標になっています>

     (タミ)なっちゃんから手紙来てたわ。
  ん?

         そう。

            (タミ)読まねえの?
       うん 後でいい。

   
   (正治)なっちゃん 正月も帰らんのかな。

  漫画映画の仕事が忙しいから
   陽平も帰れんて 今年も また。

     俺たちが東京行くか 3人で。

  牛を連れてけねえべ。
   一日でも うちを空けんのは無理だ。

           (正治)そりゃそうだわ。

  もう 私たちは ここから動けんのよ。
   分かってる? 天陽。

      分かってるって…。
        (タミ)牛のことじゃなくて

             なっちゃんのこと。
          ん?

     十勝に戻らない覚悟をして
      なっちゃんは行ったんでないの。

     あんたの気持ちも分かっていながら
      捨てたんでしょや。

                  おい…。

       それなのに あんたが
       一人で待つことないからね。

       待ってねえべ…。

             (タミ)本当かい?
    そんな心配すんなや。

      だったら お前も早く見つけろ。

         えっ?

    この土地で 絵を描くにしても
     一人で生きていく覚悟はできねえべ。

            それは つらすぎる。

       俺や母さんは お前らがいたから
       なんとか やってこられたんだ。

     お前も 早く お前の家族を作れ。

       母さんが言いたいのは
       そういうことだべ。

      天陽 なっちゃんのことは
      もう忘れてちょうだい。

 

    <なっちゃん ありがとう。

    こっちでは もう初雪が降って
    畑も真っ白くなり

    絵を描く時間も増えました。

   人に認めてもらうために
    描いているわけではないけど

    人から認められることは
    やっぱり大きな喜びですね>

   <私の描く絵は
    人から認めてもらわなければ

     何の価値もありません。

  だけど それは おいしい牛乳を
   飲んでもらいたいという気持ちと

  少しも変わらないような気がします。

     私は 単純すぎるのかな>

  <俺も 単純に 好きな絵を描きたいと
   思ってるだけだよ なっちゃん。

  だけど それは
   世の中で一番難しいことかもしれない。

   泰樹さんのように
   ただ 荒れ地を切り開くために

  俺は ベニヤに向かいたいと思ってる。

    なっちゃんも 試験頑張って>

   (井戸原)はい お疲れさまです。

      え 6か月の養成期間の中で
      これが 最後の試験になります。

       課題は これまでと同じです。

  今日一日8時間で
   どこまでの動画が描けるか。

  いろんな動きを描いてもらい

  そのデッサン力や
   線のきれいさを採点します。

        枚数も 15枚以上描かなければ
        合格できません。

  君たちは
   既に6か月を費やしてるんだからね。

    まあ 1人を除いて アッハハハハハ…。

             
    (仲)奥原さんは 今 仕上にいますが

     今回は 特別に 皆さんと同じ条件で
      試験を受けることになりました。

  あ… よろしくお願いします。
           よろしくお願いします。

          それでは 始めて下さい。

 

       なつよ 頑張れ。

       だけど 丁寧にな。

 

「なつぞら」第60話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第60話のあらすじ

アニメーターになるための試験を受けたなつ(広瀬すず)。試験の夜、仲(井浦新)や井戸原(小手伸也)、露木(木下ほうか)らが集まり、受験者の描いた絵を採点する。しかし、なかなか決めきれない。日が変わり、よくやく決断した仲と井戸原はなつを呼び出し、結果を伝える。そのころ十勝では、天陽(吉沢亮)が、森の奥深くの小屋へと向かっていた。それは、弥一郎(中原丈雄)の娘・砂良(北乃きい)の家で…。

 

「なつぞら」第60話の感想

 

「なつぞら」第60話のネタバレ

  特別に
   アニメーターになるための試験を

  受けさせてもらえることになりました。

  (なつ)あ… 下手くそ…。

  (井戸原)はい 時間です。
そこまで。

     (仲)みんな ご苦労さん。
     今日は そのまま帰っていいですよ。

         
         (茜)あなたって すごいのね
         よくこんなに描けたわ。

    あ… 全然ダメでした。

            えっ?

    私は 三村 茜です。
どうぞ よろしく。

      奥原なつです。

       じゃ 次は 問題の奥原なつさん。

  (山川)おお すごいね これは。

    (仲)描いた枚数は 断トツの1番です。

    15枚以上どころか 30枚も描いてます。

   しかし ラフの状態のものがほとんどで

      クリーンナップしたものに限れば
       13枚です。

   (井戸原)このゆがんだ線を
   クリーンナップと呼べるならな。

    (仲)そういう基礎を
    彼女は学んでないんですよ。

     全部 我々が描いたものを見ての
      独学なんです。

  いや それじゃ ほとんど勘じゃないかよ。

  そうなんです。
そこなんですよ 露木さん。

  その勘が
   彼女には備わってるってことなんですよ。

 

    なつは その晩 悔しそうに

  いつまでも 絵の清書を練習していました。

        そして 翌日。

       結論から言うと 不合格でした。

      分かりました。

       悔しそうじゃないんだね?

    悔しいです。
とっても…。

  けど それは 自分のせいですから。

        うん… どうして 動画を
        こんなに描いたんだい?

        15枚でいいところを
        30枚も描いたのはどうして?

  見たら イメージが湧いてきて
   どうしても描きたくなったんです。

  でも ダメです。

  自分が描きたいものに
   自分の手が追いついていかないんです。

    それが もどかしくて…。

    自分は下手なんだって
     よく分かりました。

     それが悔しくて…。

     今の自分には

  おいしい牛乳は まだ搾れないんだって
   よく分かりました。

  えっ… うん? えっ 何で牛乳なの?

  あ… 乳牛を育てることなら
   ちょっとは自信があるので。

            乳牛…?
    すいません 何でもないです。

        動画の勉強は続ける?

       もちろんです!

    それは 続けさせて下さい。

       お願いします。

            分かった。

        それじゃ もう行っていいよ。

  はい。
今回は ありがとうございました。

             お疲れさん。

 

      (井戸原)参ったね…。

  イメージに 手が追いつかないか…。

  あれで もう
   我々と同じことで悩んでるんだからね。

     あの子も 一生悩むんでしょうね…。
  うん…。

  (砂良)あら いらっしゃい。
          
          (天陽)こんにちは。

      よう 天陽! お前の絵
      展覧会で 賞取ったんだってな。

         あ… まあ。

   初めて そういうところに出品したんで

      素人の絵が
       珍しかったんじゃないですかね。

    なっちゃんも喜んだでしょう。

    なっちゃんには知らせたの?

       あっ うちの牛乳 飲んで。

   持ってきてくれたの?
(天陽)うん。
   ありがとう。

              (戸をたたく音)
    あっ はい ちょっと待って。

  あ… ちょっと ごめんね。

         (菊介)こんちは!
  (弥市郎)おお どうした?

    どうも。
いや しばれるね。
             (砂良)菊介さん?

               (菊介)おう…。

       そうだ。
柴田牧場の菊介さんだ。

    今日 うちのバター届けに来たんだわ。
     ほい これ。

              うめえぞ。
       何でバターを?

      うちの照男君が作ったんだわ。

      あんたに食べさせたくて。

          あれ 天陽君でねえの。

       何で おめえが ここにいんだ?

          何でって…。
            おめえ まさか

   砂良さんのことが好きなんでねえべな?

   ちょっと 何言ってんの? 菊介さん。

      (菊介)砂良さんは うちの照男君が
      先に好きになったんだからな。

        おめえも それ分かってるべ?

  分かりません。
             分かんねえか?

  はあ
   分かんねえから 牛乳持ってきたのか?

  牛乳は 真っ白でも
   おめえの腹は 真っ黒だ。

  なっちゃんがいなくなったら
   砂良ちゃんか?

    大したもんだな。
       なっちゃんは関係ないしょ!

  それに比べて 照男の腹は真っ白だ!

  真っ白い心で
   砂良さんのことを いつも思ってる。

     その気持ちには 一点の曇りもない。

              十勝晴れだわ。

      照男は いつも 心に砂良ちゃんを
       強く思ってんのさ!

     砂良さんには 何も伝わってねえべ!

        そうなんかい? 砂良ちゃん。
        いえ…。

       照男の気持ちは分かってるべ?
        砂良ちゃん。

    そんなこと言われても…。

     砂良さんは そんなバカな男を
     相手にするもんか!

     (菊介)バカは バカなりに考えんだ!

              (戸をたたく音)
  ちょ… ちょっと待って! 待ってって…。

             何なの? 今日は。

   (悲鳴)
       (弥市郎)熊だ!

   (照男)ちょっと待った! 俺です! 俺!

   照男さん!

        すいません!

                すいません。
    すいません。

        どういうつもりだ? お前ら。

        砂良ちゃん…。

        好きです。

       結婚して下さい!

              お願いします!
    お願いします!

  牛飼いの家に… 酪農家の嫁に来て下さい。

     食べることだけは 一生困らせない。

      おいしい人生を約束します!

    どうか 俺と一緒に生きて下さい!

        どうする? 撃つか?

   撃たなくていい。

  撃つ時は 自分で撃つから。

  嫁入り道具には それ頂戴。

  (弥市郎)分かった。

  本当に ここまでバカだと思わなかったわ。

       ハハ…。

           ハハハハ… やったな!

   (天陽)<砂良さんは バカな芝居に
    つきあってくれたのかな?

  照男さんの思いを
   しっかりと受け取ってくれました>

            ラブレター熊ですよ。
   あ?

  (菊介)いや よく
   訳 分かんねえこと言うんだ こいつ。

         (笑い声)

     <天陽君 元気ですか?

    照男兄ちゃんと砂良さんのこと
    心から うれしいです。

     バカなことを考えた
     菊介さんと天陽君にも

   心から ありがとうと言いたいです>

    <お正月は 新宿の花園神社に
     初詣をしました。

   天陽君のことも祈っておきました>

 

  (亜矢美)なっちゃん おせち食べよう。

      
     (咲太郎)なつ 早く来い。
             はい。

    <今は 毎日 仕上の仕事
    彩色に打ち込んでいます。

     それも まだまだ未熟です>

  (富子)奥原さん これ 色パカがあった。

     色バカ?

     ここ一枚だけ 腕の色が違うと

   一瞬 色がパカッと変わっちゃうでしょ。

         ああ!
     (桃代)それを 色パカっていうのよ。

    バカじゃなくて パカか。

          すぐ塗り直して!
      あ… はい!

   <当分 北海道には帰れません。

       帰りません。

  じいちゃんや天陽君 家族や
   私を応援して見送ってくれたみんなに

  送り出してよかったと 胸を張って
   今の自分を感じてもらえるまでは>

   <私は ここで
    おいしい牛乳を搾れるように

  自分を育てていきたいと思っています>

  <十勝に帰りたい… みんなに会いたい…

   だけど 今は 振り返りません。

    私は ここで生きていきます>

 

      なつよ 力をつけよ。

       来週に続けよ。

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「なつぞら」第10週の視聴率

 

第2週の視聴率は6/10(月)に更新します。

 

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「なつぞら」第10週のネタバレ感想とあらすじに視聴率の紹介まとめ

 

2019年度前期の朝ドラ『なつぞら』は、北海道の広大な土地で成長した主人公・なつが1人のアニメーターになるまでの、愛と人情の物語です。

北海道という物理的な壮大さと、アニメーションという無限に広がる想像の世界。2つの世界でこれまでにないスケールの朝ドラとなりそうです。

人との関わりの中で変化しながら成長していくヒロインは、物語の壮大さに負けないほどのポテンシャルを持つ広瀬すずさんが演じます。大森さんと広瀬さんの作り出す世界に、目が離せません!!!

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