【なつぞら】第1週のネタバレと感想や視聴率にあらすじの紹介【広瀬すず主演 NHK連続テレビ小説】

2019年度前期の連続テレビ小説は、『てるてる家族』を手掛けた大森寿美男さん脚本の『なつぞら』です。

記念すべき100作目のヒロイン・なつを、広瀬すずさんが演じます。

大森さんの完全オリジナルで描かれるのは、北海道の大自然とまだ『漫画映画』と呼ばれていたアニメーションの世界が舞台となっています。戦争孤児のなつが人との関わりの中で、1人のアニメーターへと成長していく物語を描きます。

こちらの記事では2019年度前期の連続テレビ小説、『なつぞら』の第1週のネタバレと感想や視聴率を更新していきます!

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2018.10.01

「なつぞら」のあらすじ

 

1946(昭和21)年初夏、戦争が終わり、奥原なつ(9)は柴田剛男に連れられ、北海道・十勝にやって来た。戦災孤児のなつを受け入れた酪農一家・柴田家は、北陸からの開拓移民。剛男となつの父とは戦友で、もしもの時は、お互いの家族の面倒を見るという約束をしていた。

剛男の義父・泰樹は偏屈者で知られていた。泰樹は、なつを厄介(やっかい)者と言いながらも内心、不憫(ふびん)に思っていた。子どもながらに覚悟を決めたなつは、牛馬の世話や乳搾りを懸命に手伝う。なつの頑張りに心を動かされた泰樹は、生きる術(すべ)をとことん叩き込む。なつも天真らんまんな子どもらしさを取り戻していく。

やがて、なつはすてきな馬の絵を描く少年・山田天陽と出会う。天陽から当時、アメリカで流行(はや)っていた漫画映画の魅力を教えられ、" 絵が動く" 夢のような世界があるのかと感動する。高校生になり、なつは天陽の影響で、絵を描く仕事に夢を持ち始めていた。そんな折、生き別れていた兄が東京で働いていると知らされ…。なつに旅立ちの日が近づいていた―。

 

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「なつぞら」第1週のあらすじと感想やネタバレ

 

「なつぞら」第1週のあらすじ『なつよ、ここが十勝だ』

どこまでも続く草原の丘で、北海道・十勝の風景を描く奥原なつ(広瀬すず)。昭和21年初夏、なつ(粟野咲莉)は9歳の時、亡き父の戦友だった柴田剛男(藤木直人)に引き取られて十勝にやってきた。妻・富士子(松嶋菜々子)は我が子としてなつを受け入れようする一方、富士子の父でガンコ者の泰樹(草刈正雄)は働き手にもならないとなつに冷たくあたる。しかし、子供ながらにここで生きると覚悟を決めたなつは、牛馬の世話や乳搾りを必死に手伝い、次第に泰樹の心を溶かしていく。

 

「なつぞら」初回(第1話)あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」初回(第1話)のあらすじ

広大な平野と日高山脈。牧場を見下ろす丘の上、キャンパスに向かい北海道・十勝の風景画を描くなつ(広瀬すず)。なつが十勝にやってきたのは昭和21年、戦争が終わった翌年の初夏、9歳のときだった――復員服を着た剛男(藤木直人)に手を引かれ焼け野原の東京から十勝にやってきたなつ(粟野咲莉)。夫の無事の帰還に喜ぶ富士子(松嶋菜々子)たち柴田家の家族だったが、剛男が連れてきた見知らぬ少女の姿に戸惑いを覚える。

 

「なつぞら」初回(第1話)の感想

 

剛男さん良い人すぎる。

 

アニメーションの感じがジブリっぽくてワクワクする!!

 

真田丸引きずる人結構いる(笑)

 

戦争しらないけど、泣きそうになったわ~このシーン!

 

 

号泣。松嶋菜々子さん良い演技だわ~

 

『令和』の元号発表と同日に戦争シーンて、すごく考えさせられる。

 

さくら成長したな~!!

 

演技上手だった。

 

 

「なつぞら」初回(第1話)のネタバレ

なつここは 私が育った
北海道の十勝です。
私の大好きな風景に
今日も風が吹いています
私は 子どもの頃
たった一枚の絵から
アニメションの世界と
出会うことになりました
そして の夏。
その懐かしい人は
突然 私の前に現れました。
私は その手に救われたことがあります
昭和年月
東京に大空襲があった日
爆撃音
私は 逃げ惑う人の波に流されて
家族を見失いました
お母さん
避難所の学校に
私は とにかく向かいました。
そこかしこに
無数の焼夷弾が降っていました
その時 誰かが
私の手をつかんだのです。
私は その手に導かれて
学校のプルに飛び込みました
それで生き延びたのです
だけど その日から
私の人生は一変しました
信さん…
本当に 信さん
信哉元気だったか
うん。
なっちゃんに また会えてよかった。
私も。
ずっと ずっと 会いたかったわ。

これから語る この物語は
紛れもなく 私の人生そのものです。
私は やがて アニメションという世界に
その人生をかけてゆくのです

「口にする度に泣けるほど
憧れて砕かれて」
「消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン」
はい 今は 昭和年
戦争が終わった翌年の初夏です。
なつは 初めて
北海道・十勝にやって来ました。
まだ つの時です。
どうだ 広いだろう。
東京は焼け野原だけど
ここは 本当の野原だ。

ああ… ハハ…。
うわっ…。
あっ。
どうした
あっ… タンポポか。
あっ ああ…。
何だ 腹減ってんかい。
もう少しの我慢だよ。
あの なっちゃん。
ここまで来て言うのもなんだけど
最初は 怖いおじいさんが
いるかもしれないけど
大丈夫だからな。
おじさんは婿養子なんだ。
まあ いいや。 行こう。
うん
どうして なつが
この大地で生きることになったか
まずは そこからお話ししましょう。

あれが おじさんの家だ。
今日から なっちゃんの暮らす家だよ。
行こう。

富士子剛男さん
剛男さんが帰ってきた
照男 夕見子 お父さんが…
お父さんが帰ってきましたよ
照男お父さん
夕見子お父さん
あなた お帰りなさい。
ただいま。
やっと帰ってこられたわ。
きっと帰ってくるって信じてました。
照男 夕見子 大きくなったな。
よく今まで頑張った。
お帰んなさい。
お帰んなさい。
明美か もうこんなに大きくなったんか。
お父さんだぞ ずっと会いたかったんだ。
うん ほら よしよし よしよし…。
富士子分かる
お義父さん ただいま戻りました。
うん よく戻った。
で この子は誰なんですか
あ… なっちゃん。
なっちゃん…
こんにちは 奥原なつと申します。
剛男まずは 風呂たいてくれんかい
なっちゃん お風呂に入れてやりたい。
なつがやって来た柴田家は
苦労して 荒れ野を切り開き
この地に移り住んだ 開拓者の一家でした。
泰樹奥原なつと言ったな どこの子じゃ。
あの子は 僕の戦友の子なんです。
その人は 残念ながら
満州で戦死してしまったんだ。
そんで
それで その人と約束したんです。
もし どっちかが戦死した時には
その家族に宛てた手紙を
必ず届けるべって。
手紙を
うん。
本当に 家族に
書き残したいことを書いて
軍に検閲されないよう お互い託したんだ。
遺書みたいなもんかい
そだな。
あんたも書いたの
ああ 書いた。
どんなこと書いたの
いや それは恥ずかしいな 生きてるのに。
んなことは どうだっていい。
何で その子どもが ここにいるんじゃ
ですから その手紙を
届けようとしたんです。
その人は 東京の日本橋で
料理屋をやってると聞いていたんで
復員して ここに帰る前に寄ったんだわ。
でも その家もなかったんですよ 空襲で。
私は 真っ赤な夕日を見て
あの日のことを思い出していました
空襲があったその日 夜が明けると
私の住んでた東京の街は
跡形もなく消えていました
≪咲太郎なつ
お兄ちゃん 千遥
お姉ちゃん
なつ 無事だったか よかった…。
お姉ちゃん。
お前は 佐々岡医院の…。
佐々岡信哉です。
お母さんは
ダメだった… 死んだんだ。
えっ…。
最後まで なつのこと心配してた。
なつが 無事でよかったよ。
うちもダメだった。
父さんと母さんは防空壕の中で…。
大丈夫だ。 兄ちゃんがついてる。
剛男あの子は
空襲で お母さんも亡くして
まだ歳のお兄さんと 幼い妹と
子どもだけで生きてきたらしいです。
僕は 孤児のいそうな所を必死に探して
事情があって あの子だけ
引き取ることにしたのさ。
富士子引き取るって
これから ここで暮らすってことかい
ほっとけなかったんだ。
いや したけど…。
すまん。 苦労かけるけど なんとか頼むわ。
分かった。 大丈夫よ。
人ぐらい増えたって。
かわいそうだものね。
かわいそうだからって
犬猫みたいに拾ってくるやつがあるか。
お義父さん。
牛や馬なら まだしも
役立たんやつ増やして どうするんじゃ。
あの子は 僕の大事な戦友の子なんです
赤の他人に変わりはないべや。
そんな冷たいこと言わないで下さいよ。
大丈夫よ。 父さんは 一人で
北海道に渡って 苦労をし過ぎて
苦労が まひしてんの。
だから そんな
血も涙もないことが言えるんだわ。
お前は 苦労し過ぎて
誰んでも優しくしなければなんないと
思い込んどるだけじゃ。
いや したらさ 時と場合を選んで
人を助けろって言うのかい
何でもかんでもは 考えなしと同じだべ。
やめて下さい
人が喧嘩することはないんです。
とにかく あの子は 僕が守りますから。
いるよ そこに。
えっ
あっ… もう上がったの。
また そんな汚い服着て。
お風呂は 気持ちいかったかい
はい。
そう いかった。
長旅で疲れたっしょ。
今日は ぐっすり寝なね。
おばさん ありがとう…。
泣き声
あれ どうしたの。
泣き声
大丈夫… もう大丈夫よ。
なつは ここで
生きてゆくしかありませんでした。
なつよ 思いっきり泣け。

 

「なつぞら」第2話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第2話のあらすじ

戦争で両親を失った9歳のなつ(粟野咲莉)は、剛男(藤木直人)に引き取られ北海道・十勝にやってきた。剛男の説得で妻の富士子(松嶋菜々子)は、なつを受け入れることを決意するが、娘の夕見子(荒川梨杏)は、両親が優しく接する自分と同い年のなつの存在が気に入らない。そんな中、なつは柴田家の牧場で働かせてほしいと願い出る。富士子の父で、北海道の開拓者である泰樹(草刈正雄)は、なつの発言に意外な反応を見せる。

 

「なつぞら」第2話の感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なつぞら」第2話のネタバレ

ある日 父の戦友だった人に
北海道の十勝へ
連れてこられました。
あれが おじさんの家だ。
今日から なっちゃんの暮らす家だよ。
そこにいたのは
北の大地で暮らす
開拓者の家族でした。
なつおばさん ありがとう…。
泣き声
富士子あれ どうしたの。
さあ もう泣かないで。
ごはんにしよう。 ね。
はい。
わあ… すごい。
さあ 腹 減ったろう。
いっぱい食べてね。
それは 食糧難の東京では
見たこともないような
ごちそうの山でした。
なつは 心で思ったのです。
夢みたい…
いや 口に出していました。
なつよ 食え。

うまいかい
はい とっても おいしいです
牛乳も飲んでみな。
はい。
おいしい こんなの飲んだことない
さっき搾ったばっかりだから。
そんな新鮮な牛乳は 東京にはないっしょ。
えっ ここで作ってるんですか
富士子そだよ。
すごい
今の東京じゃ
牛乳なんて まず飲めないからな。
みんな サツマイモばっかり食べてた。
私も たまには サツマイモ食べたい。
剛男ああ そうか
あの甘い芋だべ。
食いたいな。
こっちの方が 絶対においしいわよ。
えっ
そうだ なっちゃんも
学校に行かなければならんな。
富士子何年生
剛男夕見子と同じ年生まれだから…。
したら 年生かい。
あっ 着るもの どうしよう…。
夕見子 とりあえず
あんたのもの 貸してやんなさい。
えっ…。
ありがとう。
学校には 何て言うんだ。
えっ
どこの子だと言う気じゃ。
そりゃあ… とりあえず
うちで預かってると言えばいいでしょう。
私が行って説明しますよ。
すみません。
いいさ なっちゃんは んなこと。
やっぱり ぴったりだわ。
これ着て 学校に行けばいいわ。
ありがとう おばさん。
いいから。
ダメ それはダメ
それは やんない やりたくない
どうしたの 夕見子。
それは 私が大事にしてるやつだもん。
嫌だ 絶対にやりたくない
いいでしょや。
嫌だ 絶対にダメ
なしたんだ
嫌だ 嫌だ 嫌だ 嫌だ 嫌だ 嫌だ…。
だだこねないの。
なっちゃんは 着るもんがないんだから。
かわいそうだとは思わんのか
ずるい… その子は ずるい
剛男何が ずるいんだ
その子が かわいそうなのは
私のせいじゃないもん
何で 私が我慢しなくちゃなんないの
夕見子 いろいろ我慢してるのは
なっちゃんの方なんだよ。
その子が 勝手に
かわいそうになってるだけだべさ
剛男何てこと言うんだ
ずるい ずるい ずるい ずるい…。
したけど
着るもんがなかったら困るっしょ。
大丈夫です。
着るものなんか要りません。
えっ
すみませんでした。
あの… おじさん おばさん
お願いがあります。

私を ここで働かせて下さい。
何でもします。
えっ
だから 私を ここに置いて下さい
必ず いつか お兄ちゃんが迎えに来るって
そう言ってましたよね おじさん。
ああ…。
それまで ここに いさせて下さい。
働きますから。 何でもします。
お願いします
何も そんなこと…。
≪偉い
剛男えっ
いいんでないかい 働いてもらうべ。
お義父さん。
その方が その子も
ここに いやすいと言っとるんだべ。
言ってませんよ。
言ってます
言ってるんでないか。
いいから なっちゃん 気にしないで。
ずっと働いてきましたから
その方がいいんです。
ええ覚悟じゃ。
それでこそ赤の他人じゃ。
お義父さん
明日から 夜明けとともに起きて働け。
はい
あの… 学校は
学校など お前
体を壊したら 行きゃいいんだよ。

あの… 何か分けて下さい。
何もないよ。
空襲のあと 私たちは家もなく
子どもだけの力で
生きなければなりませんでした

おばあさん お願いです。
空襲で お母さんがいないんです。
妹も 死にそうで…。
最後に 何か
食べ物を分けてもらえませんか
私の孫も 空襲で死んでしまってね。
孫の分まで あなたたちが食べなさい。
ありがとうございます。
私は おばあさんやお孫さんに
同情する余裕すらありませんでした。
妹の千遥と生きるためには
どんなことでもしようと必死でした。
自分が ずるいとさえ
思ってもいませんでした
大丈夫かな あの子。
あの子も そだけど
少しは 夕見子や照男のことも
心配して下さいよ。
えっ なしたの
あなたは まだ 帰ってきてから
あの子らと
ちゃんと向き合ってもないんだから。
ああ そだけど…
何しろ 年近くも
会ってなかったからな
急に あの子らが大きくなったみたいで
どう接していいか
分からないところあるな。
あの子らだって 寂しかったんだよ。
それなのに…。
君も反対なのか
本当は あの子を ここに置くこと。
いや そでないけど…。
あの子は 少し
子どもらしくないっていうか。
そうか 浮浪児なんかしてた割には
素直な子だと思うけどな。
あなたには分かんないんだわ。
おい 富士子ちゃん…。
俺も寂しいよ。
知りませんよ。
ふじこちゃん 寂しい…。
わあ… きれい
おい 何してる。
早く顔洗ってこい。
はい。

冷たっ

おいしい…

こっち来い。
はい。
かわいい
めんこいか
おやっさん この子は
新しい見習いだ。
へえ。
泰樹うちで働いてる戸村悠吉さんと
息子の菊介じゃ。
お前の先輩だ。 挨拶すれや。
奥原なつです。 よろしくお願いします。
よろしく。
なっちゃんか。 どっから来たのさ
東京です。
東京
ああ… どっか あか抜けてるもな。
昨日 お風呂入ったから。
でっかくなったら
このにいちゃんの嫁にならんかい
はあ…。
菊介おやじ やめれや。
俺まで共倒れで嫌われるだろ。
ハハハハハ…。
このにいちゃん まだ こう見えてだ。
歳も さば読むなって
気にしなくていいからな。
分かりました。
しばらくは そこで見てろ。
はい。
おはようございます
あっ 剛男さん
よくぞ ご無事で。
お帰んなさい。
悠吉さん 菊介君 ただいま戻りました。
いかったな。
おやっさんも これで一安心だべ。
今朝は 寝坊して どうも…。
今日ぐらい 休んでればいいんでないかい。
ここは大丈夫さ。
そだよ。
なんぼでも寝てればいいのに。
富士子ちゃんの横で。
おやじ 子どもの前だ。
いや それより
早く牛に また慣れてもらわないと。
大丈夫
大丈夫です。
無理しなくていいからね。
泰樹いるんなら ちゃんと働け。
剛男ああ… はい
よし よし よし よし よし…。
鳴き声

悠吉おい 何してんだ こら
危ないべ。
むやみに 牛に近づいちゃダメだ。
私も手伝おうかと…。
見てろと言ったべ。
牛に蹴られたら 命なくすかもしれんのさ。
えっ…。
牛はな
慣れない人間が近くにいるだけで
緊張して 乳も出さんようになるの。
手伝うなら まずは
牛と仲よくならんとな。
なっちゃん
本当に無理しなくていいからね。
甘やかすな。
それが なつが踏み込んだ
初めての酪農の世界でした。
なつよ もう こうなったら頑張れ
鳴き声

 

「なつぞら」第3話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第3話のあらすじ

北海道・十勝の柴田家に来て以来、なつ(粟野咲莉)は泰樹(草刈正雄)の指導のもと、酪農の仕事を覚えようと早朝から働いていた。柴田牧場で働く菊介(小林隆)と悠吉(音尾琢真)親子は、重労働にも取り組むなつの姿に感心するが、富士子(松嶋菜々子)は、学校にもいかずに働くなつを心配する。そんなある日の夕食で、なつは食事をしながら居眠りをしてしまう。その姿を見た富士子は、たまらず泰樹に向かって思いをぶつける。

 

「なつぞら」第3話の感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なつぞら」第3話のネタバレ

剛男言ってませんよ。
言ってます
言ってるんでないか。
富士子いいから なっちゃん。
それでこそ 赤の他人じゃ。
お義父さん
明日から 夜明けとともに起きて働け。
はい
なつが 北海道の開拓者の一家
柴田家に来て 数日がたちました。
ここで働くと決めたなつは
一日も早く 酪農の仕事を覚えようと
必死でした。
おはようございます
鳴き声

おはようございます
おはよう なっちゃん。
菊介今朝は元気だな。
悠吉早起きにも慣れたんかい
はい。
なっちゃん こっち手伝って。
はい。
はい。
朝は 時に始まります。
まずは 牛たちに よい乳を
たくさん たくさん出してもらえるよう
乾燥させた飼料などを与えます。
おはよう 今日もよろしくね。
よいしょ… 今日もよろしくね。
おはよう。
鳴き声
それから 搾乳をします。

なつは まだできません。
そして 牛を放牧して
新鮮な草を食べさせます。
行ってらっしゃい
元気いっぱい 草を食べてね
糞もしてね
行ってらっしゃい
行ってらっしゃい
夕見子 照男行ってきます。
はい 行ってらっしゃい。
行ってらっしゃい
行ってらっしゃい
なっちゃん おはよう
おはようございます
元気いっぱい 糞もしてね
行ってらっしゃい
じゃあ 次 糞出しやってくれ。
はい。
牛たちが出ていくと これからが大変です。
牛たちの寝床を きれいにするのです。
なっちゃん 頑張れよ。
牛になりたいべ。
あれら 一日食ってんのが仕事だ。
羨ましいべ。
ハハハハ…。
私は 乳を出せないから
力を出さないと。
なっちゃん…。
子どもの冗談とは思えんべさ。
いいのかい
このまま なっちゃん
学校にも やらないで。
今は あの子の好きにさせるしかないさ。
あの子にも 意地みたいなもんがあんだわ。
ずっと 大人に頼らず生きてきたからな。
大人のあんたが連れてきたんでしょ。
無責任だわ そんなの。
なっちゃんは だいぶ 仕事にも慣れた。
自分を認めてもらおうと必死なんだわ。
俺には その気持ち よく分かるさ。
はあ… なして 男って
自分の身に置き換えて
人のことを考えることしかできないのさ。
したけど これから あの子が
ここで生きてくためには
大事なことのように思うんだ。
今は見守るしかないよ。
ため息
大丈夫だって。
俺が ついてんだから。
だから 心配だべさ
よし 明美 お父ちゃんとこ来い。
ほら 明美…。
まだ慣れないのか。 ほら 父ちゃんだぞ。
よし おいで おいで おいで…。
よいしょ。
それから 新しい寝ワラを
牛舎に敷き詰めてゆきます。
あっ… 大丈夫
大丈夫です。 自分でやれます。

一同頂きます。
それから やっと朝食です。
食べている時のなつは 本当に幸せでした。
なっちゃんは
本当に いい食いっぷりだな。
あんだけ働けば 腹も減るべさ。
牛に負けんな。
牛と張り合って どうすんだよ。
なに いいべさ…。
何言ってんだ おやじ。
黙って食え。
うっせえよ おやじも黙って食え。
朝食が終わると 今度は
畑仕事が始まります。
柴田家では 酪農のかたわら
豆やジャガイモを作っていました。
おじいさんは 搾った牛乳を
集乳所まで 馬車で運んでいきます。
お帰りなさい。
お帰りなさい。 いっぱい食べた
いっぱい糞した
はい ただいま。
ハハッ お帰りなさい。
それから 夕方にも
帰ってきた牛たちの乳を搾ります。
鳴き声

おい。
あっ お兄ちゃん
えっ 何
えっ
ハハハ… 何だ 寝ぼけてただけだ。
寝るか食うか どっちかにしろや。
はい… 頂きます。
泣き声
なしたの
だって かわいそうだべさ…。
この いい加減にしろ この頑固ジジイ
わしが何したんじゃ。
富士子ちゃん 落ち着いて。
ごめんなさい
なっちゃんはいいんだよ。
ごちそうさん
おい 夕見子
泣き声
どうなってんだ…。
≪足音
もう やだ
なした
なしたの
あの子 いびきうるさくて寝られない。
いびき
疲れてるんだわ。
夕見子 こっちで寝ろ。
やだ。 おじいちゃんとこで寝る。
夕見子…。
いびき
その日は 日曜日でした。
牛には もちろん 日曜日などありません。
おい こっち来い。
やってみろ。
えっ
搾ってみろ。
はい
お願いします
よろしくね。 蹴らないでね。
鳴き声
大丈夫 大丈夫…。
牛から離れるな。
おっかなくても くっつく方が安全じゃ。
はい。
まずは このあっためた布で
乳首を拭いてやる。
そして よくあっためるんだ。
はい。
強く刺激してやらんと 乳は出ん。
でも 素早くやらんと 牛が嫌がる。
はい。
よし もういいだろう。 搾れ。
はい。
数を数えるように
上から指を折るようにして搾る。
指を…。
あっ
そうか そうやるんだ。
おっ おっ おっ おっ…。
あっ。

剛男すごい やったな なっちゃん
うまいもんだ。 もう調子が出てきたべさ。
なっちゃんは 本当に
俺たちの仕事を よく見てたんだな。
ハハハハハハ…。

随分 上手んなったな。
ダメだよ 俺なんか。
じいちゃんに頼りにされてないし。
ああ… 父さんだって
じいちゃんに頼られたことはないよ。
気にすんなよ。
照男 あの子のこと頼むな。
父さんは お前を頼りにしてるんだぞ。
いいよ そんなこと。
そんなことって何だ。
俺は 父さん 偉いと思うよ。
照男… ありがとう。
夕見子 ちょっといいかな
おっ 勉強か 偉いな。
父さんも 働くより
勉強の方が好きだったな。
夕見子は 父さんに似たんだな。
働けってかい
いや… そうじゃないよ。
じゃ 何
うん…。
父さんが あの子を ここに連れてきた
理由を ちゃんと話そうと思ってな。
あの子がいない
剛男えっ
父さんが どっかに連れてったみたい。
えっ どこへ
なつは そのころ
荷馬車に乗っていました。
まるで どこかへ売られてゆくように。
なつよ 一体 どこへ揺られてゆくよ。

 

「なつぞら」第4話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第4話のあらすじ

柴田泰樹(草刈正雄)に連れられ、なつ(粟野咲莉)は帯広の闇市にやってきた。そこで泰樹は、両親を亡くし戦後の東京で必死に生き抜き、きょうだいと離れ北海道にやってきたなつの境遇を知る。そして二人が向かったのは菓子屋・雪月。出迎えた雪月のとよ(高畑淳子)は泰樹が孫の夕見子(荒川梨杏)を連れてきたと勘違い。息子で菓子職人の雪之助(安田顕)と妻の妙子(仙道敦子)も出てきてどんどん話が膨らんでしまい…。

 

「なつぞら」第4話の感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なつぞら」第4話のネタバレ

ちゃんと話そうと思ってな。
富士子あの子がいない
剛男えっ
父さんが どっかに連れてったみたい。
えっ どこへ
なつが おじいさんに
連れてこられたのは
十勝一の繁華街 帯広の街でした。
帯広にも 闇市がありました。
なつは 少し
東京を懐かしく思ったようです。

泰樹これ 履いてみろ。
なつえっ
その靴では 仕事の役に立たん。 ほれ。
はい。
どうだ
ブカブカです。
お前の食いっぷりなら すぐに追いつく。
これ くれ。
はい 円。
お前は 東京で働いてたのか
はい。
何してた
靴磨きです。
靴磨き
それなら 妹と一緒にできるので。
靴磨きは いかが。
オオ…。
ヘイ ガル。
千遥サンキュ。
サンチュ ベリマッチ
ユ ア ウェルカム。
東京に 兄貴がいると言ってたな。
はい。
何してた
闇市で盗みでもしてたか。
盗みはしません
盗む子は いっぱいいたけど
それだけは やめようって…。
新聞を売っていました。
新聞
新聞の会社に行って
銭で買った新聞を 銭で売るんです。
それに お兄ちゃんは楽しい人なので…。
咲太郎「うぬぼれのぼせて得意顔」
オ ジャパニズ チャップリン
「東京は銀座へと来た」
エノケン
拍手と歓声
進駐軍の人にも 人気があって
それで…。
妹は いくつだ
別れた時は歳でした。
どこにいる
親戚の家です。
兄貴は
お兄ちゃんは… 今は孤児院にいます。
バラバラか…
あいつも 中途半端なことをしたもんだ。
お兄ちゃんが…
おじさんに 私を頼んだんです。
おじさんは 何も悪くありません。
許してあげて下さい。
あの子を ここに連れてきたのは
夕見子がいたからだよ。
夕見子えっ
父さんは 戦地にいて
夕見子のことを思わない日は
一日もなかった。
いや 片ときもなかった。
それは あの子のお父さんも
同じだと思うんだ。
その人は亡くなって 父さんは生き残った。
でも その人と父さんが
反対になっていても
全然おかしくはないんだわ。
だから 夕見子となっちゃんが
反対になっても おかしくはないんだよ。
そんなことは分かってるさ。
だから かわいそうだとは思ってる。
かわいそうに思えって
言ってるわけじゃないんだ。
父さんは なっちゃんを見て
どうしようもなく
夕見子のことを思ってしまったんだ。
夕見子が孤児になって 大人の人から
冷たくされていたらと思うと
父さんは たまらなかった。
そんなことは
絶対に許したくないと思ったのさ。
夕見子を 幸せにしたいと思った。
だから 父さんは 自分のために
なっちゃんを
連れてきてしまったのかもしれない。
自分の気持ちが済むように
北海道の こんな所まで
なっちゃんを連れてきてしまった。
父さんは なっちゃんの人生を
変えてしまったことになるんだ。
それって 私のせいってこと
そんなことは言ってないさ。
私が あの子の人生を
変えることもできるってことかい
無理に変えようなんて
思わなくていいんだ。
ただ 夕見子は 夕見子のまま
あの子を受け入れてほしいと
父さんは そう願ってるだけだ。
分かったよ。
ありがとう。
おう やっとるか ハハ。
とよおや 柴田さん お久しぶり。
店は やってるよ。
売るもんは なんもないけど。
泰樹闇屋に仕事とられたか。
とようちは 闇で商売したくないからね。
ハハハ…
新鮮な牛乳と 卵を持ってきてやったぞ。
相変わらず 恩着せがましい言い方するね。
「持ってきてやった」って
そっちも商売だべさ。
商売にならんでいいから 何か食わせろ。
おや 珍しい
お孫さんと一緒かい
したら しかたないね。 雪之助
≪雪之助はい。
柴田さん
ハッハ いらっしゃい
孫の夕見子ちゃん
やっと連れてきてくれたんだわ。
お前 何か作ってやんなよ。
お 夕見子ちゃん いらっしゃい。
おい 妙子 雪次郎
柴田さんがな お孫さんの夕見子ちゃん
連れてきてくれたぞ。
妙子まあ いらっしゃい。
雪次郎いらっしゃい。
夕見子ちゃん こんにちは。
やっと会えたね。
年は 確か 雪次郎と同じだったね。
つでしょ
いいえ…。
妙子あれ 違った
あっ… そうです。 年はつです。
なかなかの美人でないの。
これで 性格が じいさんに
似てなきゃいいんだけどね ハハハ…。
雪次郎 とりあえず仲よくしてやんな。
うん。
友達になろうね 夕見子ちゃん。
いや…。
雪次郎嫌かい…
とよはっきり言う子だね。
やっぱ じいさんに似ちゃったんだね。
無駄口はいいから 何か菓子出してくれ。
お菓子はねえ これが もうないんだわ。
肝心の砂糖が 手に入りにくいから。
それに 鍋や釜 餡を練るへっついや
煎餅焼く型まで供出してしまって
そこから集め直さないとね。
この子まで 兵隊にとられて
帰ってきたばっかりなんだよ。
うちの婿も帰ってきた。
とよああ そう 戻ってきた
そりゃ いかったね
シベリアに連れてかれなくてさ。
ああ。
よかったね 父さん帰ってきて。
あっ… いや お父さんじゃありません。
一同えっ
衝撃的な発言。
こりゃまた たまげたこと言う子だねえ。
この子は 孫の夕見子ではない。
えっ 違うの だったら 早く言ってや。
じゃ 誰
わしの弟子じゃ。
とよ弟子
はい…。
自分から挨拶せえ。
あっ 奥原なつです。 東京から来ました。
よろしくお願いします。
東京から
東京から疎開してきたの
違います。
あんた まさか
さらってきたんじゃないよね
何てこと言うんだ…
本当に 口の減らんババアじゃ。
あんたに ババアと言われるほど
耄碌はしてないよ
ごめんなさい
何で お前が謝るんだ
とよ何で謝んの
あの お願いです。
喧嘩はしないで下さい。
喧嘩 何のためにもならん喧嘩はせんよ。
アハハハ… 喧嘩なら
もうちょっと言葉を選ぶよ。
ハハハハハ… こりゃ 母さんが悪いわ。
驚いたしょ 開拓者の世は もう
思ったこと 何でも口に出すから。
これはね じゃれてるだけなのよ。
からかってるだけだよ。
柴田さん ちょうどよかった
この牛乳と卵で 何か いいもん作るわ。
おお 作れるか。
ああ 砂糖はないけど
蜂蜜が 手に入ったんで
試したいもんあったんだわ。
ハハハ… 楽しみにしててや。

おお。
はい。
おお アイスクリムか ハハハ…。
うん こりゃうまい
ハハハ… 全く
大酒飲みかと見せかけて
甘いもんにだけは
目がないときてんだから この人は。
何も見せかけとらんよ。
なら 見かけ倒しか。
いいから もう引っ込んでろ。
アイスクリムが苦くなる。
はい はい はい フフフフ…。
びっくりこいたか
俺たちは 何でも 我慢せず言い合う。
そうしなければ 開拓のつらさも
冬には 零下度を超す寒さにも
耐えきれんかった。
言い合える相手がいるだけで
人は恵まれとる。
はよ食べれ。
はい。
うん… うまいか
はい おいしいです
甘い… すごくおいしいです
うちのもんには ないしょだぞ。
はい。
フフフフ…。
それは お前が搾った牛乳から
生まれたものだ。
よく味わえ。
はい。
ちゃんと働けば
必ず いつか報われる日が来る。
報われなければ 働き方が悪いか
働かせる者が悪いんだ。
そんなとこは
とっとと逃げ出しゃいいんだ。
だが 一番悪いのは
人が なんとかしてくれると思って
生きることじゃ。
人は 人を当てにする者を助けたりはせん。
逆に 自分の力を信じて働いていれば
きっと誰かが助けてくれるもんじゃ。
お前は この数日 本当によく働いた。
そのアイスクリムは
お前の力で得たものだ。
お前なら 大丈夫だ。
だから もう 無理に笑うことはない。
謝ることもない。
お前は 堂々としてろ。
堂々と ここで生きろ。
いいな。
はよ食べれ。

その日の夕空は とてもきれいでした。
なつは 上野の闇市で
兄や妹と 一緒に見た夕空を
思い出していたようです。
なつよ 明日は きっと
もっと いい日になるぞ。

 

「なつぞら」第5話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第5話のあらすじ

帯広から柴田牧場に帰ってきたなつ(粟野咲莉)は泰樹(草刈正雄)の許しを得て学校に通うことになった。登校初日の休み時間、転校生に興味津々の同級生たちに囲まれると、東京で浮浪児だったことをからかわれてしまう。そのとき、教室でひとり絵を描いていた山田天陽(荒井雄斗)がなつをかばう。放課後、お礼を言おうと天陽に近づいたなつは、まるで生きているかのように躍動する、ノートに描かれた馬の絵に目を奪われる。

 

「なつぞら」第5話の感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なつぞら」第5話のネタバレ

夕見子これ あげる。
おやすみ。

なつありがとう。

おはようございます
悠吉おっ 元気だな。
菊介おはよう。
剛男おはよう。
泰樹おはよう なつ。
はい おはようございます
なつ 搾乳終わったら 今日は 学校へ行け。
えっ… はい。

なっちゃん いかったな。
分かったら さっさと働け
人はい

はあ。
富士子はい これ 弁当ね。
ありがとうございます。
勉強道具も
ちゃんと そろえといたから。
すみません。
学校 俺も一緒に行くから。
大丈夫かい
大丈夫だよ。
挨拶ぐらいできるわ。
じゃ もう一つ弁当ね。
弁当の時間まではいないよ。
あっ そっか。
行くなら もう時間だよ 父さん。
すぐに着替えてくる。

行ってきます。
人行ってきます。
行ってらっしゃい。
行ってきます
気ぃ付けてな
頑張れよ
照男あっ 手振った。
うん。
仲いくなったの
はい。
あのさ もう分かったから。
無理に働かなくてもいいから。
別に無理してないよ。
夕見子ちゃんも 一緒にやらない
牛の乳搾り 面白いよ。
絶対に やだ 何で牛乳なんか
搾らなくちゃなんないのさ。
剛男夕見子は 牛乳が嫌いなんだ。
戦争から戻っても まだ直ってなかったな。
一生 飲まんから。
あんなに牛がいるのに もったいない。
牛なんか臭いだけだし
私にとっては なんの役にも立たない。
えっ あんなに かわいいのに…。
ため息
どうした 照男 ため息なんかついて。
俺は まだ 搾乳教わってないのに…。
ああ… いつでも教えてやるよ。
おはよう。
おはようございます。
今日から もう一人
よろしくお願いします。
校長それで その子は
柴田さんの養子になさるおつもりですか
いえ あの子には
実のきょうだいがいるんです。
いずれ また
一緒に暮らしたいと思ってるようです。
なので 籍は入れず
名前も 奥原なつのまま
うちの子として育てたいと思ってます。
ご立派ですわ。
なかなか できることじゃありませんもの。
いえ… 本当に それがいいかどうかは
あの子次第です。
奥原なつです。 よろしくお願いします。
奥原なつさんは 東京から来て
今は 柴田夕見子さんの家に
家族として暮らしています。
みんな 仲よくして下さいね。
一同はい。
では 夕見子さんの隣に座って。
はい。
はい それでは 皆さん
国語の教科書を開いて下さい。
この前の授業の続きです。
ペジを開きましょう。
広げましたかペジですよ。
はい。
ありがとう。
いちいち いいって。
大作東京って お前の家も
空襲で焼けたのか
えっ
実幸天陽君と おんなじじゃないのか
大作それで疎開してきたんだろう
違う。
山田君は疎開じゃないしょ。
開拓に来たんでしょ。
でも うちの親は疎開者だって言ってるぞ。
私も 空襲で 家が焼けたのは同じです。
それで 親を亡くして 孤児院にいました。
さち孤児院
東京で
はい。
その前は… 浮浪児でした。
ふろうじ
家がなくて 外で暮らしてる子どもだべ。
東京には そういう子どもが
街に たくさんいるんだって。
野良犬みたいに暮らしてて
バイ菌とか
怖い病気 いっぱい持ってるって。
一同ええっ
ちょっと
いいかげんなこと言わないでよ
病気で死んだ子は いっぱいいました。
一同ええっ
あんたまで言わないでよ
私は 夕見子ちゃんのお父さんに
助けられました。
赤の他人なのに 助けてくれたんです。
それで 北海道に来たんです。
夕見子ちゃんのお父さん 偉いね。
だけど こいつが病気だったら
どうすんだよ
ちょっと
大作病気じゃないって 証拠見せろよ。
証拠
野良犬が病気かどうかなんて
ちょっと見ただけじゃ 分かんねえだろ。
フフフフ…。
ちょっと 何で笑うのさ
病気だったら
とっくに その子は死んでるよ。
東京から北海道までって
どれぐらい離れてると思ってんだ。
大作そっか…。
ただいま。
お帰り。
どうだった
大丈夫だよ
あの子は賢いから すぐに慣れるよ。
あとは 私らが
本当に あの子の親になれるかどうかだね。
そだな。
ベル
うわ うまい
さっきは ありがとう。
あっ 別に。
それ あなたんちの馬
うん 死んじゃったけどね。
死んじゃったの
買ったけど もう死ぬ年だったんだ。
だまされたんだ。
でも 生きてるみたい。
絵では生きているようにしなくちゃ。
思い出すことにならないだろ。
大好きだったんだ この馬…。

フフフ。
ねえ 何で怒らないの
怒る
嫌なこと言われたら 怒ればいいじゃない。
遠慮したって 誰も あんたのこと
いい子なんて思わないよ。
別に… いい子じゃないよ 私は。
ほら そういうとこ。
もっと言い返せばいいじゃない。
言い返してるでしょ
言い返してないよ。
何て言えばいいの
そんなことは 自分で考えなよ。
難しいなあ…。
あんたは野良犬
病気なんか持ってないでしょ
分からない。
えっ 分からないの
孤児院のお医者さんは 大丈夫だって。
そしたら大丈夫さ。
したら もっと怒りなよ。
浮浪児だったのは 本当だし…。
それは あんたのせいじゃないしょや。
怒らないでよ。
あんたが怒んないからさ。
正治では これ…。
あっ
お帰んなさい。
どうしたの
あの…。
正治それじゃ。
ご苦労さま。
手紙… 来てませんか
なっちゃんに
はい。
うん… 来てないわ。
ただいま。
どうしたの
お帰んなさい。
なっちゃん 学校どうだった
すいません

すみません あの…
手紙は
どうやって出したらいいんですか
手紙 君が出したいの
はい。
どこに出すの
東京の家族です。
どうやって出したらいいですか
それなら おじさんが出してあげるよ。
明日でいいかな 受け取りに来るよ。
いくらですか
えっ…。
なっちゃん 手紙待ってたの
すみません。
謝らなくていいの。
もしかして
東京にいるお兄さんからかい
はい。
なっちゃんの方からは 手紙出さないの
あの… おばさん お願いします。
手紙を出す銭 貸してもらえませんか
何さ それ
そんなことは いいから。
なっちゃん。
なっちゃんは 今 この家で暮らしてるけど
なっちゃんは なっちゃんでしょ
東京にいるお兄さんだって
親戚の家にいる妹さんだって
なっちゃんにとっては 大事な家族でしょ。
そういう気持ちを 隠す必要はないの。
そういうなっちゃんを
おじさんもおばさんも ここで育てたいの。
分かる
なっちゃんは 自分の思ってることを
素直に言えばいいのよ。
いくらでも 手紙を出しなさい。
書きなさい。
謝らないで。
お金のことなんて気にしないで。
はい ありがとうございます。

なつは 久しぶりに
亡くなった父の手紙を開けました。
そこには
一枚の懐かしい家族の絵がありました。
お兄ちゃん どうして手紙をくれないの
なつよ 本当の家族が恋しくなったのか…。

 

「なつぞら」第6話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第6話のあらすじ

 

 

「なつぞら」第6話の感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なつぞら」第6話のネタバレ

なつ「お兄ちゃん 元気ですか
なつは元気です。
なつは元気だけど
早くお兄ちゃんに会いたいです。
孤児院の暮らしは 大変だと思うけど
頑張って
早くなつを迎えに来て下さい。
それから お兄ちゃんに
お願いがあります。
千遥のいるおじさんの家の住所
教えて下さい。
千遥は まだ 手紙を読めないけど
手紙を書きたいです。
お兄ちゃん 早く また
千遥と 人で暮らせることを 私は…」。
うん…。
おはようございます
剛男なっちゃん ちょっと来てごらん。
あっ…。
悠吉今 生まれるとこだ。

悠吉今 生まれるとこだ。

あっ…。
生まれたよ

泰樹ご苦労さん。 よし 初乳を搾るぞ。
剛男はい。
乳も出して 子どもも産むんだね。
牛さんって 大変だね。
菊介何言ってんだよ なっちゃん。
子どもを産まなきゃ 乳は出ないのさ。
そうなの
そりゃ 人間の母親と一緒だ。
そうか…。
みんな お母さんなんだ。
花村からは引けないので
お隣のの位から 借りてきます。
引くは。
足すはですね。
夕見子・小声でねえ 何見てんの
えっ
何も見てないよ。
何も見てないわけないしょ。
後ろを見てただけよ。
花村奥原なつさん。
はい
この問題 分かりますか
今の授業を聞いていたら
分かるはずですよ。
あの 答えは…。
銭です
せん
あっ です
大作金の計算してんじゃねえよ。
笑い声
正解ですけど。
すみません…。
銭銭を貸してくれってか
富士子そう 郵便代よ。
東京にいるお兄さんに出したいからって。
そんなこと 遠慮してたのか。
そなのよ。
泣けるねえ。 鬼のような他人の家で暮らす
戦災孤児の話は
たくさん聞くもな。
あっ いや…。
この家が そうだと
言っているんではなく…。
余計なこと しゃべんな。
ごめん…。
だから 私 手紙なんか どんどん書けって
怒っちゃったのよ。
そしたら あの子 泣きだしちゃって…。
やっぱり寂しいのか なっちゃんは。
また 馬
今日ね 子牛が生まれたの。
馬しか描かないの
天陽悪いか
悪くないけど ほかの絵も見てみたいから。
どうして 絵が見たいの
私のお父さんも 絵がうまかったの。
お父さんの新しい絵は
もう見られないから。
ふん。
風の音
おっ。
あっ
ちょっと貸して。
えっ

うわ 面白い
ねえ これ見て
まるで 馬が暴れてるみたい。
ねっ ほら
いななき

あっ こんにちは。
正治やあ。 手紙書いた
はい。
これで お願いします。
はい。 確かに お預かりしました。
あの…。
うん
返事があったら
すぐに届けてもらえますか
もちろん すぐに届けるよ。
待っててね。
はい。
手紙 出したの
うん。
どこに出したの
東京のお兄ちゃんのところ。
ふん。 ねえ はっきり聞くけど
あんたは この家にいたいと
本当に思ってる
それとも しかたなく
えっ
私は 別に どっちだっていいのよ。
ただ 聞いておきたいだけ。
はっきり知っときたいのよ
あんたの気持ちを。
だって そうじゃなきゃ
あんたを どう受け入れていいか
分かんないんだもん。 どっち
そこが分かんないと
どう優しくしていいか 分かんないよ。
それなら
無理に優しくしなくたっていいよ。
えっ
私は 大丈夫だから。
無理しないでね。
よいしょ…。 ああ お帰んなさい。
あっ ただいま
あの おばさん 何か手伝います。
そう じゃあね…
明美と遊んでてくれる
はい。
そんだけで助かるわ。
はい。
明美ちゃん おねえちゃんと行こう。
よし。
あの子… 腹立つ
えっ
やった
分かった じゃあ 今度 明美ちゃんの番。
薪割りの音
上手ね。 それ 私にも教えて。
照男えっ
私にもやらせて。 手伝います。
ダメだよ 危ないよ。
大丈夫よ。
明美ちゃん ちょっとだけ離れててね。
ダメだったら
お前は 牛の乳搾りがあるだろ。
これは 俺の仕事だよ。
そっか そうだよね。
私のお兄ちゃんは ダンスを踊れるの。
咲太郎「得意顔 東京は銀座へと来た」
タップダンスって知ってる
昔 浅草の芸人に習ってたんだって。
私も習いたかったけど
戦争になったから ダメだったの。
何 言いたいの
それだけ。 行こ 明美ちゃん。
それから 何日たっても
兄からの返事は来ませんでした
ただいま
私は おかしいと思うようになりました
兄は 別れる時
私に 手紙を書くと言いました。
うそをつくような兄ではありません。
兄から手紙が来なければ
妹の行方も分かりません
あっ 大丈夫
泣き声
あっ 血が出てる…。
千遥お母さん お母さん
大丈夫 お姉ちゃんがいるから。
お母さんに会いたい お母さん…。
大丈夫だってば
泣き声
ちょっと 何してんのさ
泣き声
明美 大丈夫 何してたのさ
えっ…。
お母さん
なしたの
あの子が 明美を泣かしてた。

どしたの
ごめんなさい でも…。
もういいから… 明美の世話はいいから
あんたは おじいちゃんの仕事
手伝ってきて。
はい…。

私は 考えていました。
兄は 私が会いたいと
手紙に書いたものだから
これ以上 寂しがらせないように
わざと 返事を書かないのではないかと…
「お兄ちゃん 私は大丈夫です。
私は 幸せです。
みんな 優しくしてくれています。
どうか 私のことは心配しないで」。

さようなら…。

なつは その朝 突然
東京に帰る決心をしたのです。
なつよ 東京は遠いぞ。
来週に続けよ。

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「なつぞら」第1週の視聴率

 

第1週の視聴率は4/8(月)に更新します。

 

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「なつぞら」第1週のネタバレ感想とあらすじに視聴率の紹介まとめ

 

2019年度前期の朝ドラ『なつぞら』は、北海道の広大な土地で成長した主人公・なつが1人のアニメーターになるまでの、愛と人情の物語です。

北海道という物理的な壮大さと、アニメーションという無限に広がる想像の世界。2つの世界でこれまでにないスケールの朝ドラとなりそうです。

人との関わりの中で変化しながら成長していくヒロインは、物語の壮大さに負けないほどのポテンシャルを持つ広瀬すずさんが演じます。大森さんと広瀬さんの作り出す世界に、目が離せません!!!

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