【なつぞら】第4週のネタバレ感想や視聴率にあらすじ「なつよ、女優になれ」【4月22日-27日/広瀬すず主演 NHK連続テレビ小説】

2019年度前期の連続テレビ小説は、『てるてる家族』を手掛けた大森寿美男さん脚本の『なつぞら』です。

記念すべき100作目のヒロイン・なつを、広瀬すずさんが演じます。

大森さんの完全オリジナルで描かれるのは、北海道の大自然とまだ『漫画映画』と呼ばれていたアニメーションの世界が舞台となっています。戦争孤児のなつが人との関わりの中で、1人のアニメーターへと成長していく物語を描きます。

こちらの記事では2019年度前期の連続テレビ小説、『なつぞら』の第4週:「なつよ、女優になれ」のネタバレと感想や視聴率を更新していきます!

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2018.10.01

「なつぞら」のあらすじ

1946(昭和21)年初夏、戦争が終わり、奥原なつ(9)は柴田剛男に連れられ、北海道・十勝にやって来た。戦災孤児のなつを受け入れた酪農一家・柴田家は、北陸からの開拓移民。剛男となつの父とは戦友で、もしもの時は、お互いの家族の面倒を見るという約束をしていた。

剛男の義父・泰樹は偏屈者で知られていた。泰樹は、なつを厄介(やっかい)者と言いながらも内心、不憫(ふびん)に思っていた。子どもながらに覚悟を決めたなつは、牛馬の世話や乳搾りを懸命に手伝う。なつの頑張りに心を動かされた泰樹は、生きる術(すべ)をとことん叩き込む。なつも天真らんまんな子どもらしさを取り戻していく。

やがて、なつはすてきな馬の絵を描く少年・山田天陽と出会う。天陽から当時、アメリカで流行(はや)っていた漫画映画の魅力を教えられ、" 絵が動く" 夢のような世界があるのかと感動する。高校生になり、なつは天陽の影響で、絵を描く仕事に夢を持ち始めていた。そんな折、生き別れていた兄が東京で働いていると知らされ…。なつに旅立ちの日が近づいていた―。

 

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「なつぞら」第4週のあらすじと感想やネタバレ

 

「なつぞら」第4週のあらすじ『なつよ、これが青春だ』

泰樹と剛男の仲違いがきっかけで、演劇を始めたなつ。いざ入部すると演劇部の練習はとても厳しく、酪農との両立も難しくなっていく。さらに、顧問の倉田先生は、物語の重要な役をなつに与える。慣れないセリフに苦心するなつに、倉田は何度も何度もダメ出しを続ける。ある日、舞台美術を手伝いに来た天陽(吉沢亮)は、部室で落ち込んでいるなつを目にする。なつを追い詰める倉田に天陽が食ってかかると、倉田は思わぬことを打ち明ける。

 

「なつぞら」第19話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第19話のあらすじ

泰樹(草刈正雄)と剛男(藤木直人)とのもめごとがきっかけで演劇を始めることになったなつ(広瀬すず)。いざ入部してみると演劇部の練習はとても厳しく、酪農との両立も次第に厳しくなっていく。そんな中、なつが同級生の雪次郎(山田裕貴)や良子(富田望生)たちと話をしていると、突然、不良学生風の男子生徒たちに取り囲まれる。驚くなつたちに彼らは「ある人が呼んでいる」と伝えた…。

 

「なつぞら」第19話の感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なつぞら」第19話のネタバレ

少しでも寄り添えるようなことを
したいんです。
(倉田)奥原が 今日から
演劇部に入部した。
勝農演劇部 女優 第1号だ!
(泰樹)お前が出るなら 見に行ってやる。
えっ?
するからには 頑張れ。 1番になれ。
じ… じいちゃん?
(雪次郎)2 2 3 4。
(一同)5 6 7 8。
(雪次郎)3 2 3 4。
(一同)5 6 7 8。
なつは 十勝農業高校演劇部に
参加することになりました。
演劇部といっても 勝農では
完全に体育会系で
その練習は 予想外に
ハードなものでした。
(雪次郎)54。
(一同)54。
台本を作る倉田先生だけが
じっと止まっているかのようでした。
高木!
あっ はい。
うん… 「空回り」。
「空回り 河原で 空手 かわら割り。
空回り 河原で 空手 かわら割り
空回り 河原で 空手 かわら割り」。
(一同)おお!
「引き抜きにくい釘 抜きにくい釘
抜きにくい釘 引き抜きにくい釘」。
よっしゃ!
(一同)おお!
(雪次郎)じゃあ なっちゃん。
「新春早々」。
「新春早々 新人少女のシャンソン歌手による
新春シャンソンショー。
新春早々 新人少女のシャンソン歌手による
新春シャンソンショー。
新春早々 新人少女のシャンソン歌手による
新春シャンソンショー」。
(一同)イエイ!

よいしょ。 ああ…。
ああ… あ 痛い 痛い 痛い…。
(悠吉)どうした? なっちゃん。
急に年取ったみたいだもな。
若いから やってけてんのさ。
(菊介)演劇の練習
そんなに きついんかい?
それが 全く 訳が分からん。
走ったり 腕立て伏せをしたり
人を持ち上げながら
声を出して腹筋したり。
演劇って 何なんだろう。
(富士子)そんなに つらいなら
ここの仕事 しばらくいいよ。
あんたの分ぐらい なんとかなるから。
そうだ。 任せろ なっちゃん。
(菊介)今まで 何もしてこなかったもな
なっちゃんは。
自分のことは 何も。
なんも なんも。
ずっと好きなことしてたべさ 私は。
牛の世話も好きだし そのために
学校も通わせてもらってんだから。
今のお前の仕事は
演劇で 主役をやることだ。
じいちゃん… 主役って何?
えっ? 楽しみにしとるぞ。
無理だって そんなの。
私 演劇やったことないんだから。
だから 人一倍 頑張るんだよ。
やるからには1番を目指さんと つまらん。
ハハハ…。
なつが 演劇を始めたのは
農協に勤める剛男さんと
泰樹さんのもめ事が原因でした。
はい たまったよ。
牧場の牛乳を これまでどおり
独自に売るべきか
それとも 農協が まとめて売るべきか
それが問題でした。
(剛男)農協による共同販売は
決して 皆さんの不利益に
なることではありません。
これは 生産者が メーカーに
のみ込まれないためにすることなんです。
だったら どうして ここに
柴田さんは いないんだべか?
(一同)そうだ!
あんた 自分の家は反対しておいて
何言ってるんだ!
(一同)そうだ!
まあ 皆さん
柴田さんのことは置いといて
ここは もう一度 我々だけで
現状の問題点を話し合いませんか?
組合長 今はね
メーカーは どんなことをしても
牛乳を買いたい時代だよ。
それなのに 我々は 農協に一任して
柴田さんだけが 自由に もうけていい
という法はないだろうが!
泰樹さんと農協の問題は
ますます こじれてゆくようでした。
なつは おじいちゃんのために
演劇という表現を通して
その答えを見つけようとしているのです。
(照男)なつ。
うん?
じいちゃんに あんまり期待持たせんなよ。
えっ 主役のこと?
牧場のことだ。
じいちゃんは お前に
この牧場を継いでもらいたいんだわ。
えっ?
それは お前も分かってるべ?
分かんないよ そんな。
ここには 照男兄ちゃんがいるし
私が継ぐなんてことは…。
じいちゃんは お前に期待してんだ。
それでいいのか? お前は。
ずっと この家にいていいのか?
どういう意味?
そんなことも
今から考えとけって言ってんだ。
そんなこと言われても…。
なつは 時々 今でも
本当の兄に 手紙を書いていました。
送り先は 子どもの頃いた孤児院です。
そこには もう
兄がいないことを知っていながら
だけど そこしか
連絡先がなかったのです。
「お兄ちゃん
久しぶりに 手紙を書きます。
私は 農業高校の3年生で
来年の春 卒業です。
卒業しても しばらく
この家で働くと思います。
私は 大事にしてもらった
柴田家の家族に
まだ 何も恩返しが
できていません。
だから ここにいると思います。
この牧場で じいちゃんの夢だった
バター作りをしているかもしれません」。
「お兄ちゃんと千遥に
今でも毎日 会いたいです。
会いたくて 会いたくて
たまりません」。
うん うん…。

(良子)なっちゃん
今日も演劇の練習かい?
うん そう。
張り切ってるね。 楽しそうだね。
練習はきついよ。
よっちゃんも やんない?
えっ? いいよ 私なんて。
お誘いもないし…。
誘われたいの?
誰も そんなこと言ってないっしょ!
一緒にやる?
いいよ。 ついでみたいに言わないでや。
ついでじゃねえよ。
裏方は たくさんいた方がいいんだから。
裏方?
よっちゃん よかったら
本当に手伝ってよ。
おう。
そうね まあ 考えてもいいけど。
うん?
どんなお芝居すんの?
それが まだ 台本も出来てないのさ。
そうなんだ。
うん。
よいしょ。
何よ あんたら?
何だ 君たち 1年生だろ。
門倉さんがお呼びです。
門倉…? 門倉って あの?
え… どの?
それは
バンカラな校風を誇る勝農において
番長と呼ばれている3年生でした。
(門倉)お前らは もう行っていい。
失礼します。
あなたは 農業科の門倉 努さんよね?
あの 何でしょうか?
演劇部に 入ったそうじゃねえか。
あっ はい!
おめえに聞いてんじゃねえ!
あっ 私は まだ…。
お前にも聞いてねえ。
もう一人は? どうなんだよ。
それが あんたに関係あるんですか?
おい…!
なっちゃん…。
女を入れていいと思ってんのか?
はい? ダメなの?
おめえに聞いてんだ 演劇部!
ああ あの… 僕じゃなくて 倉田先生が…。
いいのかって聞いてんだよ!
ダメなのかって聞いてんのさ!
あ?
女が 演劇をやってはダメなんですか?
農業高校が ナメられんだろうが。
誰に ナメられるんですか?
そりゃ… 世間様にだ!
世間様って あんたは何様ですか?
(雪次郎)なっちゃん!
(良子)この人は 熊と サケを取り合って
勝ったって伝説がある人だよ。
だからって 敬語使う必要ないしょ。
同級生なんだから。
おめえら この学校 何しに入った?
演劇なんて
人前で抱き合ったりすんだろ!
やらしい… そんなこと想像してんだ。
うわっ。
あっ… おめえら
FFJの精神はあんのか!?
あるわよ!
FFJの意味を言ってみれ!
フューチャー・ファーマース
オブ・ジャパン!
我々は 日本学校農業クラブの一員です!
斉唱! それ!

ちなみに これは 校歌ではありません。
全国の農業高校生が 全員所属する
農業クラブの歌です。

あい!
あい!
あい!
あい!
よし!
失礼します。 遅れてすいません。
先生 私のほかにも
手伝いたいという人を連れてきました。
えっ?
どうぞ。

居村良子と 門倉 努か。
大道具でも 何でも
やってくれるそうです。
門倉君は こう見えて 真面目な生徒です。
知ってるよ。
そうか 門倉 よろしく頼む。
押忍!
うん。 居村 よろしく頼む。
(雪次郎)先生。
(倉田)うん?
稽古しないんですか?
ああ 今日はいい。
やっと 台本が上がったところだ。
おお 出来たんですか?
うん。
やりましたね 先生。
これを みんなで清書すれば完成だ。
「白蛇伝説」…。
早く読みたいです。 読ませて下さい!

なっちゃん 慣れねえと
全く読めねえだろう。
黒板の字は読めるのに…。
あれは 読めるように書いてるからな。
それは 魂で書いてるからだ。
分かりました。 なら 魂で読みます!
(倉田)よし。
なつよ さあ 次は
お前が 魂を見せる番だ。

 

「なつぞら」第20話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第20話のあらすじ

ついに、演劇部顧問の倉田先生(柄本佑)が脚本を書上げ、なつ(広瀬すず)、雪次郎(山田裕貴)らに台本を手渡す。なつが、祖父の泰樹(草刈正雄)を思い入部したことを知る倉田は、物語の重要な役をなつに与える。さらに倉田は、舞台の背景となる絵についても相談する。倉田のイメージが、雪月に飾ってあった絵画であることを知ったなつは、その作者に絵を依頼することを提案。その作者の家を訪ねることに…。

 

「なつぞら」第20話の感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なつぞら」第20話のネタバレ

(倉田)みんな 聞いてくれ。
これは あくまでも 架空の伝説だ。
十勝 音問別辺りで
まことしやかに語られている話を基に
俺が考えた。
テーマは… まあ みんな
読んで分かってると思うが
個人の問題と 集団の問題だ。
よし 明日から稽古を始める。
(一同)はい!

いよいよ 女優 なつの出番が
やってきました。

(なつ)よっちゃん 行こう。
(良子)うん。
あっ… バイバイ。
あっ 奥原。
はい。
分かってると思うが
女は お前しかいないんだ。
女の役は みんな お前がやるんだぞ。
良子ちゃんもいます。
女優志望は お前しかいないんだ。
私は 志望なんかしてません。
それでも お前しかいないんだ。
なっちゃんが やるしかないわ。
私は 裏方だから。
(倉田)居村にも期待してるぞ。
何をですか?
いろいろ。
けど こんな出番があるなんて…。
フッフ おじいさんも喜ぶだろう。
先生… 先生は 私のじいちゃんの過去まで
調べて書いたんですか?
過去? さあ 知らんな。
何かあるのか?
いいえ 知らなければいいんです。
さようなら。
(倉田)はい。
さようなら。
あ… あと お前 絵描けるんだって?
えっ?
雪次郎に聞いたよ。
絵なんて描けません。
えっ?
私が描けるのは 落書き程度で…。
でも 絵好きだべ? なっちゃん。
好きなのと描けるのは違うべさ。
うん そうか…。
いや 舞台美術は
いつも 美術部に頼むんだが
今回は それでは
ちょっと違うような気がしていてな。
あっ 雪次郎の店に
いい絵が飾ってあったな。
えっ?
いや ほら あの 何だ…
ベニヤ板に描いたような。
あっ! 天陽の絵だ!
(倉田)てんよう?
(雪次郎)山田天陽。
なっちゃんの友達です。
小中一緒だった。 ね!
うん。
うちの父ちゃんが その絵 気に入って
特別に譲ってもらった絵なんです。
ほう。
いや あんな書き割りが
作れるといいんだけどな。
うん。
実はね 演劇部の倉田先生がね
天陽君に 舞台美術をやってほしい
って言ってんのさ。
(天陽)舞台美術?
そう。
なしても 天陽君に
背景の絵を描いてほしいんだって。
何で…? なしてもってわけないべさ。
(タミ)いいじゃないの やってみれば。
おばさんは 賛成してくれますか?
私は 演劇のことは よく分かんないけど
光栄なことじゃないの。 うん。
私もね 天陽君の絵が 舞台にあったら
そりゃ すてきだろうなって思ったよ。
まあ 天陽君は あんまり
やりたくないだろうなとも思ったけど。
そんなことないさ。
それが なっちゃんや
雪次郎のためになるなら
うん やってもいいよ。
えっ? 本当に?
うん。 まあ だけど
あんまり 時間は取れないけど。
分かってる。
どんな舞台なの?
あっ これが 芝居の台本。
読んでみて。
ふん。
実はね 私が
演劇をやろうって思ったのは
じいちゃんのことが きっかけなの。
泰樹さん?
うん。
じいちゃんが その芝居見て
もし 感動してくれれば
何かが変わるような気がする…。
「白蛇伝説」なのに?
そう。
なのに。 ハハハ…。
(正治)なっちゃん
今 搾ったばかりのうちの牛乳
ちょっと飲んでみてよ。
えっ?
なっちゃんとこの牛乳と
どこが違うのか 見てもらいたんだ。
分かりました。
はい。
どうぞ。
頂きます。
うん おいしい。
ハッ…。
うん うちのと
そんなに変わらんと思うけど。
そうだよね?
うん。
いや なっちゃんところから
干し草も分けてもらってるんだし
そんなに違わないように
努力してきたつもりなんだけど…。
何か 問題あるんですか?
うん… 乳業メーカーがね
うちの牛乳は 乳脂肪が低いって言うのさ。
えっ?
うちの牛乳は
どのメーカーに持っていっても
格付けが低くて 安く引き取られるのさ。
おかしいよ 全く。

≪ただいま。
(富士子)帰ってきた。
(明美)お帰んなさい。
お帰り。
はあ。
遅くなっちゃった。
こんなに遅いのも 珍しいから
ちょっと心配してたのよ。
あ… ごめんなさい。
もう そのままでいいから食べなさい。
疲れたしょ。
うん。
なつの取って。
(照男)お代わり。
はい。
(夕見子)何杯食べんの?
なつ姉ちゃんの分 食べないで。
(照男)じゃあ 半分で…。
(富士子)いっぱい あるから。
台本が出来たのかい?
えっ?
台本が出来たら
遅くなるって言ってたしょ。
まあ そういうことなんだけど…。
ん?
なつ姉ちゃん どんな役? 主役?
どうかな。
ん? 出番が少ないのか?
いや 出番は多いみたい…。
(明美)それって 主役じゃない!?
主役は男だから。
頂きます。
(夕見子)紅一点だから
女の主役になるのは決まってるでしょ。
夕見姉ちゃんも やりたいの?
えっ? 何でよ。
ヤキモチ焼いてるから。
はあ? 何言ってんの。
雪月の雪次郎
なつ姉ちゃんに取られちゃうかもよ。
バカ。 子どもが
そういうこと言うんじゃないよ。
バカ。 子どもにばっかり
働かせるんじゃないよ!
まあ いいから! その話はおしまい。
(剛男)まあ 何でもいいから頑張れ。
やっと 高校生らしいこと
してるんだからな なつは。
父さん… 今ね
天陽君の家に寄ってきたんだわ。
そんで遅くなったの。
そうなのか。
うん。
そんでね じいちゃん。
(泰樹)うん?
天陽君のおじさんが悩んでたわ。
何をだ?
牛のこと。
(剛男)牛?
牛乳を メーカーに
安く引き取られてしまうらしいの。
乳脂肪が低いって言われるって。
それは しかたないべや。
まだ 酪農始めたばかりなんだべさ?
だけど うちの干し草も分けてあげたし。
だからといって
すぐに いい乳が出るわけじゃねえ。
そだけど…。
努力すれば そのうち よくなる。
だけど もし 脂肪検査が間違ってたら?
なつ そういうことは
軽々しく言うことじゃないだろ。
あっ… ごめんなさい。
うん… 牛飼いは難しい。
他人のせいにするのは簡単じゃ。
分かった。 私が見ておくよ。
農協の責任でもあるしな。
父さん…。
うん お願い。
今は 一軒一軒
小さな農家を助けていくしかないからな。
みんなが団結するまで。
ごっつぉうさん。
あ… じいちゃん…。
変なこと言って ごめんなさい!

 回想 
(富士子)じいちゃんは
農協を頼りたくないのさ。
昔から 何でも 自分の力でやってきて
それを支えに生きてきた人だからね。

ふん。
どう?
なかなか面白いじゃない。
そう? 面白い?
うん。
そんで大丈夫かなあ。
何が?
じいちゃん。
そんな芝居見て 傷つかんかな?
まるで じいちゃんのことみたいしょ?
そうかなあ…。
似てるような気もするけど 大丈夫しょ。
きっと喜んでくれるわよ。
なつが やるんだから。
そうかな… 本当にそう思う?
うん。
いかった。 ありがとう 母さん。
ね。 面白いしょ。
でも 大変な役だね あんた。
このページ読んだ?
うん… たっくさん しゃべってるね。
「俳優の使命は 自分の技術を使って
戯曲を演劇的リアリティーに
転化させることである」。
へえ。 それから…。
あっ… ちょっと
何 勝手に読んでんのさ!
随分 その気になってんだ。
違うって!
それは 雪次郎君が
勝手に貸してくれたのさ。
何も隠すことないしょ。
何も隠してないってば!
うん…。
私が 演劇をやるのは
あくまで じいちゃんのためなんだから。
何さ それ つまんない。
えっ?
あんたのそういうところ 本当つまんない。
やるなら 自分のためにやんなよ。
やりたいんでしょ?
それとも 本当は やりたくないのかい?
いや…。
今は やってみたいかも。
だったら それを認めて
自分のためにやんなよ。
じいちゃんのためとか言って
ごまかしてないでさ。
それなら 私も応援する。
してやる。
夕見?
ん。
頑張れよ。
うん ありがとう。
フフフ…。

その晩 遅くまで
なつは 絵を描いていました。
初めて 自分のために
演劇と向き合ったのです。

あっ!
なつよ さあ 新しい日の始まりだ。

 

「なつぞら」第21話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第21話のあらすじ

十勝農業高校演劇部の芝居の稽古が始まった。その初日、なつ(広瀬すず)と雪次郎(山田裕貴)は、天陽(吉沢亮)を学校に招き、演劇部顧問の倉田先生(柄本佑)に紹介する。そこで倉田は、天陽にある重要なお願いごとをする。放課後、倉田が書いたセリフをもとに、自分なりに演じてみるなつ。そんななつに、倉田は何度もやり直しを求める。駄目出しが続き、わけが分からなくなったなつは…。

 

「なつぞら」第21話の感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なつぞら」第21話のネタバレ

(なつ)あっ!
おはようございます!
おはよう。
遅くなって ごめんなさい。
(悠吉)なっちゃん
目が ウサギみてえに真っ赤だべ。
(菊介)演劇で疲れてるんでねえのか?
ううん 元気 元気。
体も もう慣れて 前より元気。
(富士子)なつ 張り切るのもいいけど
体壊したら 元も子もないよ。
分かってるよ。 母さんも無理しないでね。
本当に元気みたいだねえ。
うん。
今日から 台本の稽古が始まるし。
おっ いよいよか!
(菊介)なっちゃん 主役か?
あのね 主役かどうかなんて関係ないの。
もはや 問題は
私に 芝居ができるかどうかよ…。
(鳴き声)

(太田)牛のチーズに比べて
ヤギのチーズは クセがすごい。
何か 臭いっていうより クセ。
うん 何か 全部の料理とかにも
勝ってくるから 結構 強いんよ。
(ベル)
はい 今日は ここまで。

天陽君!
(天陽)やあ!
(雪次郎)久しぶり。
久しぶり。
先生 天陽君 連れてきました。
(倉田)おっ!
君が あの雪月にある絵を描いた人か?
はい。
そうです。 彼が山田天陽です。
よく来てくれたな。 よろしく頼む。
あっ どうも。
台本は渡してあります。
読んでくれたか?
読みました。
それで どんな絵を描けばいいですか?
好きなように描いてくれ。
はい?
君の絵には…
十勝の土に生きる人間の魂が…
見事に表現されていた。
えっ?
魂って言葉が好きなんだわ。
その君の感じるままに
好きなように描いてくれたまえ。
うん。
まあ 時々 好きな時に ここへ来て
芝居の稽古を見て 感じたことを
背景にしてくれればいいんだ。
おい 大道具の諸君。
(一同)はい。
彼が 背景の絵を描いてくれる山田天陽…。
(門倉)あれなら 俺の勝ちだよな。
(良子)えっ? 何に勝ったんですか?
男らしさよ。
男らしいのと いい男なのは
別ですからね。
男らしい方がいいべや!
私はね。

おめえに聞いてねえ。
聞いてたべさ。
よし じゃあ 走ってこい。
えっ? 今日も走るんですか?
(雪次郎)当たり前だべ。
(一同)5 6 7 8。
(雪次郎)2 2 3 4。
(一同)5 6 7 8。
3 2 3 4。
(一同)5 6 7 8。
横! 1 2 3 4。
5 6 7 8。 ハハハ…。
5 6 7 8。 ハハハ…。
何で 裏方も走るんさ…。
おめえら! 走んなら シャキッと走れ!
男らしい…。
(一同)ぱ ぺ ぴ ぷ ぺ ぽ ぱ ぽ
ぱ ぺ ぴ ぷ ぺ…。
なにぬねの にぬねのな ぬねのなに
ねのなにぬ のなにぬね。
あいうえお いうえおあ うえおあい
えおあいう おあいうえ。
(雪次郎)整列!
(一同)はい!
(雪次郎)よい!
(一同)あめんぼ あかいな あいうえお。
うきもに こえびも およいでる。
かきのき くりのき かきくけこ。
きつつき こつこつ かれけやき。
ささげに すをかけ さしすせそ。
そのうお あさせで さしました…。
大変なんだな 演劇部って。
でしょ。
でね 私も
この芝居を 絵に描いてみたのさ。
絵に?
うん この芝居の登場人物を絵にしたのさ。
天陽君の参考にはならんと思うけど
図書室で借りた
いろんな民族の本を参考に
勝手なイメージで描いたの。
ふん…。
<「白蛇伝説」。
遠い昔の北の国 勇敢な村人のポポロが
山道を歩いていると
子どもたちが 白い蛇を取って
食べようとしていました。
ポポロは 子どもたちから
その蛇を逃がしてやりました。
すると 川から
一匹の魚が跳ね上がってきたのです。
オショロコマという
珍しくて おいしい魚でした。
オショロコマをあげると
子どもたちは大喜び。
あの白い蛇は
神様の使いだと思いました。
それから しばらくして
ポポロの村で
不思議な病気が はやりました。
原因は分からず
死を待つだけの病気でした。
やがて 村長が
病気を治す方法を見つけました。
サケの皮を焼いて
煎じて飲ませるというものでした。
しかし 村人たちは困りました。
ポポロたちのいる川上の村は
川下の村と 仲がよくなかったのです。
そこで 村長は
川下の村長と話し合いに行きました。
そして 戻ってきた村長が
みんなに告げたのです。
「わしの娘 ペチカを
向こうに嫁がせれば
サケを分けてもらえることになった…」>
なつよ 話が長すぎる。
この続きは 後にしよう。
(雪次郎)「俺は 絶対に反対だ。
あんな乱暴者に
ペチカ様を差し出すくらいなら
戦う方が ましだ!
こうなったら
川下のやつらと 戦をするぞ!」。
(高木)「待て!
戦って どうする? ポポロよ。
戦ってるうちに 病気の者が
皆 死んでしまっては 元も子もない」。
「それでも ペチカ様を
あんなやつらに渡すよりは
よっぽどいいに決まっている!」。
(石川)「ポポロ。
お前には 家族がおらんから
そんなことが言えんだべ!」。
(橋上)「そうだ!
病気の家族を抱えてみれ。
そんなことは言えないはずだべ!」。
「お前たちは ペチカ様を犠牲にしてまで
自分たちの家族を助けたいのか!」。
「お待ちなさい ポポロ」。
「ペチカ様!」。
「私は 犠牲になるとは思っていません。
みんなが 血を流して戦う方が
よっぽど 犠牲になると言えるでしょう」。
(雪次郎)「ペチカ様は
あんなやつの嫁になりたいのか?」。
「それを望まないことは あなたが 一番
よく分かってくれているはずです。
ポポロ。
だけど 自分のことだけを
考えるわけにはいきません。
そもそも 私たちは
その考え方が間違っていたんです」。
(倉田)ダメだ!
えっ?
奥原…。
お前 何考えてんだ?
ちゃんとやれ!
あの ちゃんと やってるんですけど…。
(倉田)ポポロに答えるセリフから
もう一回。
じゃ なっちゃん きっかけ言うべ。
うん。
「ペチカ様は
あんなやつの嫁になりたいのか?」。
「それを望まないことは あなたが 一番
よく分かってくれているはずです。
ポポロ」。
(倉田)ダメだ! もう一回!
「ペチカ様は
あんなやつの嫁になりたいのか?」。
「それを望まないことは…」。
(倉田)ダメ! もう一回!
「ペチカ様は
あんなやつの嫁になりたいのか?」。
「それを望まないことは…」。
(倉田)もう一回!
「ペチカ様は
あんなやつの嫁になりたいのか?」。
「それを望まないことは…」。
ダメ!
分かりません!
どうしたらいいんですか?
どうすればいいのか 俺にも分からん。
えっ?
(倉田)だが…
お前が ダメなのは分かる。
自分で考えれ。
そんなの… 当たり前じゃないですか。
私は 下手なんです!
おい おい おい… 何言ってんだ。
下手というのは 何かをやろうとして
できないやつのことだ。
お前は 何もやろうとしていない。
下手以下だ。

ただいま。
(一同)お帰り。
なつの頂戴。
ん。 ありがとう。
ただいま。
(明美)どうだった? お芝居。
うまくできた?
おなかすいたしょ。 先に食べなさい。
ごめんなさい… 先に着替えてくる。
なつ?
(剛男)何かあったんじゃないのか?
(泰樹)具合でも悪いのか?
(夕見子)天陽君と
喧嘩でも したんじゃないの。
(照男)お前なあ…
そういうことを簡単に言うな。
簡単に考えた方がいいんじゃないの?
重くするより。
余計なこと言うなって言ってんだ。
夕見姉ちゃんには そんなの無理だよ。
うるさい。
えっ 何… そんな重いことなの?
どうしたのよ? 何があったの?
悔しい…。
悔しいよ…。
えっ?
私は 何もできないよ。 できんかった…。
できないより もっとダメなんだって…。
何言ってんの…。
悔しい…。

「それを望まないことは あなたが 一番
よく分かってくれているはずです。
ポポロ。
だけど 自分のことだけを
考えるわけにはいきません。
そもそも 私たちは…」。
あ ダメだ!
お前のセリフには
魂が見えてこないんだ!
もっと ちゃんと 気持ちを作れ!
はい…。
魂なんて どこに見えるんですか?

魂なんて作れませんよ。

近江≫おはようございます。
大吉≫4月24日水曜日の
「あさイチ」です。
さあ、何か張り詰めたまま
終わりました。
華丸≫大変ですよね、あれ。
大吉≫もうちょっと
楽しくやりたいのに。
華丸≫魂を入れなきゃ
いけないんですが
きょうは入れていきますか。
大吉≫ふだんから入っていますよ。
きのうの「クイズとくもり」の
芝居は近江さんひどかったですよ。
今週末から10連休
休みをお得に…
あれ?魂が入ってなかった。
ちゃんと言わなきゃいけないと
思って。
華丸≫10連休の自覚がないん
じゃないですか?お仕事するし。

 

「なつぞら」第22話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第22話のあらすじ

倉田先生(柄本佑)が指示する言葉の意味がわからないなつ(広瀬すず)。演劇の稽古を見ていた天陽(吉沢亮)は倉田に疑問を投げかける。すると倉田は、思わぬこと天陽たちに打ち明けた。そのころ剛男(藤木直人)は、山田正治(戸次重幸)とタミ(小林綾子)に、今後は牛乳を農協が一括管理してメーカーに売りたいと説明。ところが山田は、泰樹(草刈正雄)がそのことに反対しているのではないかと剛男にこぼし…。

 

「なつぞら」第22話の感想

 

「なつぞら」第22話のネタバレ

そもそも 私たちは その考え方が…」。
(倉田)あ ダメだ!
お前のセリフには
魂が見えてこないんだ!
もっと ちゃんと 気持ちを作れ!
はい…。
(天陽)魂なんて どこに見えるんですか?
魂なんて作れませんよ。

なつたちの演劇の稽古は
ますます 白熱してゆきました。

何が言いたいんだ?
気持ちを作れとか
魂を見せろと言われても
分からないと言ってるんです。
天陽君…。
なっちゃんのままでいては
ダメなんですか?
ほかの魂を作らなくちゃダメなんですか?
(門倉)おい 分かったようなこと
言ってんじゃねえよ!
彼は よく分かってる。
はっ?
彼の言うとおりだ。
まあ 俺の言いたいことも
ほぼ 彼と同じようなことだ。
登場人物の気持ちや魂なんて
どこにもないんだ。
えっ?
これは ただの台本だ。
俺の魂は入っているが
役の気持ちや魂なんてものは存在しない。
それは これを読んだ
お前ら 一人一人の中にしか
存在しないんだ。
役の気持ちや魂を感じるのは
お前らの気持ちや
お前らの魂だっていうことだ。
つまり これを演じるためには
自分の気持ちや 自分の魂を使って
演じるしかないんだ。
奥原は 自分の気持ちや魂を
何も動かしていない。
ただ ここに書かれている人物像を
まねしようとしているだけだ。
それじゃあ 何にも伝わらない。
奥原なつらしく 自分の気持ちや
自分の魂を見せるしかないんだよ。
それが 演劇を作るってことだ。
よし。
じゃあ 俺は しばらく 口を出さんから
まあ みんなで考えて作ってみてくれ。
いいな。
(雪次郎)なっちゃん 今ので分かった?
何となく… 分かったような気もするけど。
ごめん。 俺が 何か余計なこと言って。
いや… 天陽は いいこと言ってくれたよ。
ごめんね。
私を かばってくれようとしたんでしょ?
つい イライラしちゃって…。
先生に?
なっちゃんの芝居に。
えっ?
(天陽)倉田先生 怒っちゃったかな?
(雪次郎)いや あの先生なら
喜んでるわ きっと。
つまり 気持ちや魂を見せろってのは
もっと 根性を見せろってことだろ!
分かってんのか おめえら! おい!
(一同)はい…。
(良子)早速 分かったようなこと
言ってるよ。
芝居って こんな難しかったのか。
表現って 難しい…。
(剛男)山田さん
メーカーが提示する脂肪検査の内容に
農協としては
口を出せないのが現状でして…。
(正治)分かってます。
団結して 農協が まとめて
牛乳を メーカーに売るようになれば
そんなことも なくなるんですよね?
そのことに お宅の泰樹さんが
反対されてるんだとか…。
だから ほかの人も団結しないんですね。
(タミ)あなた そんな言い方は
泰樹さんに失礼よ。
誰のおかげで 私たち
ここまで生き延びたと思ってるんですか。
分かってるよ。
いえ 父のことは 必ず なんとかします。
それより 今は
少しでも 乳量を増やすことです。
質より量に頼れってことですか?
まあ… そういうことです。
乳量を増やすには クローバーなどの
良質なマメ科の餌を与えて下さい。
ただし やり過ぎには注意して下さい。
ただいま。
お帰り。
あっ 天陽君。
いらっしゃい。
なつは どう? 頑張ってる?
頑張ってますよ。
なっちゃん 何でも頑張るから。
「それを望まないことは あなたが 一番
よく分かってくれているはずです。
ポポロ」。
(鳴き声)
「だけど
自分のことだけを
考えるわけにはいきません。
そもそも 私たちは
その考え方が間違っていたんです」。
(泰樹)なつ…?
あっ… はい?
なしたんだ? 何 悩んでる?
あっ いや 何も… 何でもない。
いや いや…。
牛に相談してたべ?
いや…。
何が間違ってる?
あっ 違う 違う! そうじゃないの。
これは あの…。
もう やだ じいちゃん…。
何が間違ってたんだ…。
この本 読んで どう思った?
私には難しかった。
何となくしか理解できてないと思う。
俺だって そうだ。
きっと 世界中の俳優が
そうなんじゃねえかな。
(夕見子)あんた 俳優なの?
ただの高校生でしょ?
先生は 自分らしくなんて言うけど
自分らしく演じることが
一番難しいんじゃねえかな。
たかが高校演劇でしょ?
僕ら俳優は 役の心を見せるためだけに
集中しなくちゃダメなんだ。
(夕見子)農業高校生が
何を主張してんの?
(富士子)何だか 難しそうな話してるのね。
(明美)よく分かんない。
それじゃあ うん…
自分らしく その役になりきるには
どうしたらいいのさ?
それは…。
想像力しかねえと思うんだ。
想像力?
うん。
このセリフの裏では
何を考えているとか
この人物が
どういう思いで生きてきたとか
自分自身の経験や記憶と重ねて
それを 想像するしかねえんだよ。
演じることも 想像力なのか…。
うん でも 難しい…。
要するにさ 台本は
与えられた環境にすぎなくて
その中で生きるのは
自分自身だってことだよ。
そのとおり!
なして 夕見子ちゃんに分かるの!?
その本に書いてあったから。
ああ…。
やっぱり合ってる!
そう? いかった うれしいな!
(夕見子)うるさいよ あんたたち。
雪次郎くん!
あっ えっ…。
野菜 持ってって。
えっ ありがとうございます。
少しだけど。
うわ うわっ こんなに…。
それでは さようなら。
気を付けて。
ありがとう。
はい。
また明日。
また明日。
それじゃあ。
バイバイ。
はいはい バイバイ。
だけど そんな深いとこまで考えて
やってるとは思わんかったわ。
倉田先生はね
農民こそ 演劇は必要だって言ってた。
だから 農業高校で 演劇に力入れてるの?
うん… だけど 私は 何か
農業高校らしいこともしたいんだわ。
農業高校らしいこと?
うん。
例えば…
演劇を見に来た人に
搾りたての牛乳を飲んでもらうとか!
何で?
十勝の酪農を もっとアピールしたいのさ。
演劇だけじゃなくて。
だって 母さんや みんなに
こんなに親切にしてもらって
やらしてもらってんだから
何かの役には立ちたいわ。
「だけど 自分のことだけを
考えるわけにはいきません。
そもそも 私たちは
その考え方が間違っていたんです」。
(高木)「何が間違っていたのだ ペチカよ」。
「川下の村を 敵と見なすことです。
すぐに争うことです」。
「しかし それは
向こうとて同じことじゃ」。
ダメだ!
えっ?
(門倉)高木! お前 それでも村長か?
貫禄が足りねえんだよ。
もっと 根性を見せろや!
おい なした?
高木君 もう一回やりましょう。
はい…。
「そもそも
その考え方が間違っていたんです」。
「何が間違っていたのだ ペチカよ」。
「川下の村を 敵と見なすことです。
すぐに争うことです」。
「しかし それは
向こうとて同じことじゃ」。
「だから…」。
自分がやりたかっただけね。
「私にとって 村人は…」。
(妙子)ありがとうございました。
いらっしゃい…
あら 富士子さん お久しぶり。
こんにちは。
今日は 帯広に用事?
ううん ちょっと 話したいことがあって。
私に?
ごゆっくり。
ありがとうございます。
それで 演劇を見に来た人に
酪農をアピールしたいの?
うん。 なつがね そう言うのよ。
それで 何か 牛乳を使ったお菓子を
配れないかと思って。
牛乳を使ったお菓子?
例えば アイスクリームとか。
演劇を見に来た人に?
私も 何かして なつを応援したいんだわ。
富士子さんは もう 十分に
なっちゃんを応援してるしょ。
なつにね 言われちゃったの。
何て?
母さんや みんなに 親切にされてるって。
それのどこがいけないの?
普通 母親に 親切にされてるなんて
思わないでしょ。
うん… みんなのこと言ったんでしょ。
そういう壁をね
本当は 今でも感じるんだわ。
でも いいの。
それが 私たち親子だから。
何年 一緒にいたって
本当の母親には なれっこないもの。
だから 私は
あの子を応援するだけでいいの。
精いっぱい あの子を
応援する人でいたいのよ。
「私にとって 村人は家族です。
血は つながっていなくても…
みんなが 私にとって
大事な家族なんです。
その家族が もし
争いごとに巻き込まれて
命を落とすようなことになったら
私は その悲しみに耐えられない…。
だから 私が 家族を守るんです!」。

なつは 初めて 自分の感情を使って
芝居をしました。
なつよ 下手でも
伝わるものはあったぞ。

近江≫おはようございます。
大吉≫4月25日木曜日の
「あさイチ」です。
華丸≫演劇を見に行って
搾りたての牛乳を出すという。
ワンドリンク制のはしりですね。
うちのは
ワンドリンク制ですからね。
そこからまた飲食は禁止とか
劇場ごとに
なっていくんですけど。
大吉≫22時以降は
音を出してはだめとかね。
でもそういうドラマでは
ありません。
アニメーションを作るドラマです。

 

「なつぞら」第23話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第23話のあらすじ

なつ(広瀬すず)の演劇大会が近づいたある日、富士子(松嶋菜々子)は雪月を訪れ、自分たちにもできることはないかと相談。とよ(高畑淳子)や雪之助(安田顕)は、その熱意に押され、十勝の酪農を発展させるあるものを、会場で配布することを決める。一方、舞台の背景画を任された天陽(吉沢亮)も、演劇に必死に取り組むなつたちの姿を見ながら、自らの表現を絵にぶつけていた。そしていよいよ、演劇大会の当日を迎える…。

 

「なつぞら」第23話の感想

 

 

「なつぞら」第23話のネタバレ

命を落とすようなことになったら
私は その悲しみに耐えられない…。
だから 私が 家族を守るんです!」。

(門倉)「よく言った ペチカよ。
それでこそ わしの娘じゃ!」。
(倉田)えっ? おいおいおい…
ちょちょちょ… ちょっと待て。
ちょっと待て。
何で 門倉が村長やってんだよ?
ああ… あの…
高木君が
どうしても代わってくれと言うもので。
えっ?
(倉田)はっ?
高木 どこ行った?
あの 後ろ…。
わっ! びっくりした!
何 お前 そんなこと言ったのか?
(高木)あっ…。
言ったべ?
はい…。
なしてだ?
僕には 門倉さんのような貫禄は
出せないので…
門倉さんが やった方がいいと思います。
高木… 困ったやつだ。
そうか。
まあ お前には 来年もある。
次は頑張れ。
はい…。
(倉田)よし。
おい 俺たちにとっては 最後の夏だ。
今 頑張るしかねえぞ!
(一同)よし!
(門倉)やるべ。 先生 やるべ!
(雪次郎)何か 番長 やっぱり すげえな。
どっからやるべ?
(倉田)一回静かにしろ 一回静かにしろ…。
(門倉)よし。
(倉田)やる気は分かった。
(良子)余計な人まで目覚めちゃったわ。
そして 天陽君の中でも
何かが動き出したようです。

「重い扉を押し開けたら
暗い道が続いてて」
「めげずに歩いたその先に
知らなかった世界」
「氷を散らす風すら
味方にもできるんだなあ」
「切り取られることのない
丸い大空の色を」
「優しいあの子にも教えたい」
「ルルル…」
(雪之助)演劇の大会に
アイスクリームかい?
(富士子)はい。
ちょうど夏だし 喜ばれると思うんです。
(とよ)いいんでないかい。
そりゃ喜ばれるよ。
飛ぶように売れるよ。
いえ あの…
売るんじゃなくて 配るんです。
タダでかい?
十勝の酪農を発展させようと
頑張ってるあの子たちを
応援するためなんです。
材料の牛乳は あの子たちが
学校で育ててる牛の牛乳を
使ってもいいと思うんです。
あ なるほど。
農業高校のアイスクリームか。
したけどね それだって 氷や何だって
お金はかかるんだよ。
(妙子)お義母さん 大会には
うちの雪次郎だって出るんですよ。
うちが協力しないで どうすんですか。
なるほどね。 アイスクリームで
優勝を勝ち取りたいわけかい。
(妙子 富士子)違いますよ!
違うよ!
だったら 何の得があんだい?
(妙子)得がなくても やるんです。
応援って そういうことでしょ。
(とよ)分かんないね。
分かんなかったら
ちょっと黙ってて下さい。
あ 平和って やだね。
食うや食わずの苦労も忘れて
親を邪魔にしだすんだから。
私は 平和に感謝しますけど。
やめてくれよ 2人とも。
話が大きく ずれてってんじゃないの。
何でも言い合える仲になったんですね。
もう困っちゃってるよ。
だけどね 器は どうするんだい?
うん? 器?
うちにも そんなにないよ。
いちいち 洗って使うのかい?
あ アイスクリームの器か…。
はい。
それ 私 ずっと考えてたんですけど
器に もなかを使ったらどうでしょう?
もなか?
もなかの皮です。
それなら 食べればなくなっちゃうし。
アイスクリームのもなかか…。
あっ そういえば あの
東京に 修業に行ってた頃にね
小倉を アイスにして
もなかを作ったっていう
和菓子屋の話を聞いたことがある。
それは いいかもしんない!
それなら うちでも売れるね。
そこで試せばいいのか!
うん!
いい考えでしょう?
よし それでいこう!
いいですね!
うん ハハハ…。
いや 腕が鳴るなあ。
鳴らしてみれ。
と あっちこっちで盛り上がっています。

もうちょっと 上じゃないのか?
よし ちょっと見せて… うん。
そして 瞬く間に 月日は過ぎて
大会当日の朝を迎えました。
行ってきます!
(剛男 富士子)行ってらっしゃい。

(泰樹)ほれ。
じいちゃん。
おう。
行ってきます。
おう 行ってこい。
見に来てくれるよね?
ああ 行くさ。
行くからには 必ず勝て。
うん…。
じいちゃんに
何も感じてもらえんかったら
私の負けだから。
ん?
私が この芝居 見したいのは
じいちゃんだけだから。
じゃ 行ってきます。
(富士子)アイスクリーム入ってますよ。
おいしいよ。
よかった。
タダだから。

オホホホホッ…。
すごい大盛況だね。
もう 用意した材料が
もうすぐ なくなりそうだ。
(雪次郎)いや 「勝農魂」か。
あれ? うちの店の名前が
どこにも書いてねえな。
バカ 店の宣伝じゃないの。
あんたたちを応援したくて
してることなんだから。
ありがとう おばさん。
頑張ってよ なっちゃん。
とよばあちゃんも ありがとう。
いいんだよ。
今日は 店 休みにしたから。
これで 雪次郎が
舞台で 失敗こいたりしたら
うちは大損だわ。
そんなことねえから安心してよ。
だけど もなかは いいアイデアだね。
さすが ばあちゃん!
あ あのね 考えたの私!
決めたのは私! ハハハ…。
どっちでもいいべ!
母さんも ありがとう。
父さんのおかげよ。
学校関係者や演劇連盟の人に
いろいろ 口利いてくれたから。
(剛男)調子はどうだ? なつ。
うん 準備は万端。
父さん ありがとう。
学校の牛乳も
使えるようにしてくれたんでしょ。
農協として アピールすべきことだ。
農業高校は 我々の未来だからな。
ねえ じいちゃんは?
ああ… 後から来るよ。
夕見子と明美と一緒に。
大丈夫さ。
うん。

後は頼むぞ。
(菊介)はい! 行ってらっしゃい!
(悠吉)なっちゃんに よろしく!
(照男)頑張れって!
はい はいよ。
(明美)みんなも行ければいいのにね。
牛も 連れていければなあ。
(夕見子)それなら なつも喜ぶわ。
(いななき)
天陽 どうした?
(天陽)泰樹さん
牛の様子が おかしいんだわ!
農協に 誰もいなくて…。
なっちゃん。
うん?
天陽は まだ来ねえのか?
うん… どうしたんだろ。
にしても すごい絵だな。
うん… これ
芝居より 背景の印象が
強くなるんじゃないでしょうか?
いや… この前でやるからこそ
争いを避けようとする人々の芝居が
生きてくるんだ。
これは まさしく 彼自身の心の叫び
山田天陽の魂だな。

あ…。
鼓腸症だ。
(正治)こちょうしょう?
腹に ガスがたまっとる。
抜かないと 手遅れになるぞ。
えっ?
すぐに 獣医を探してきます。
いや。
これなら わしが なんとかする。
(タミ)よろしくお願いします!
(泰樹)みんな 水 よろしく頼む。
(正治 タミ)はい!

はい これでよし。
どうも。 よっちゃんいて 本当助かったわ。
ほとんどの衣装 作っちゃったもんね。
私は器量が悪い分 手先が器用なんだわ。
よっちゃんは かわいいよ。
それって 牛と おんなじだべさ?
いつものやるべ。
お客様に!
(一同)愛を!
大切なのは!
心!
(雪次郎)揺るがす!
(一同)魂!
勝農演劇部!
(一同)それ!
しゃあ!
(拍手)

おいおい おい… そろそろ始まるぞ。
はい。 あっ 明美 夕見子。
お母さん!
あれ 遅かったね。
うん… 駅まで歩いて
トテッポで来たから。
えっ? じいちゃんは?
お前ら 牛に 何をした?
何 食わしたんだ?
乳量を増やすには クローバーなどの
マメ科のものがいいと言われたもので
それを たくさん…。
そんなもの 大量に食わしたら
病気になるに決まってるべ。
だけど… 乳量を増やさないば
うちのようなところは
やっていけないんです。
どれだけ努力して
牛乳を おいしくしようとしたって
メーカーに
乳脂肪が低いと言われてしまうんです。
お前ら いくらで
牛乳を メーカーに売ってるんだ?

これは 今朝 搾った牛乳です。
飲んでみて下さい。

(拍手と歓声)
泰樹さんと天陽君が来ないまま
芝居の幕は上がりました。
村長 川下の村に行ったっきり
まだ帰ってこないべ。
話し合いが うまくいっていねえのかな?
あっちには 乱暴者の跡取りがいるからな。
みんな 聞いてくれ。
俺は こないだ 山で 白蛇を助けたんだ。
(3人)白蛇を?
おう。
子どもが 取って食おうとしてるところを
助けた。
そしたら 不思議なことに 川から魚が
あのおいしいオショロコマが
飛び上がって
俺の足元に転がってきたんだ。
あの白蛇は きっと
神様の使いだったんだ!
そだな。
ポポロを信じよう。
正直 戦は嫌だったんだわ。
(雪次郎)この俺には
神様がついてるんだ!
だから 今度のことも
きっと うまくいくさ!
ありがとうございます!
白蛇様!
神様!
なつよ さあ 出番だ。
きっと うまくいくさ。
(一同)ペチカ様!

 

「なつぞら」第24話あらすじや感想とネタバレ

 

「なつぞら」第24話のあらすじ

泰樹(草刈正雄)と天陽(吉沢亮)が会場に来ないまま、なつ(広瀬すず)たちの演劇の幕が上がる。これまでの練習の成果を発揮すべく、必死に演じるなつ。終盤を迎えたそのとき、泰樹と天陽が会場に現れた。なつの演じる姿を見ながら泰樹は、天陽の家であった出来事について思い出す。終演後、楽屋を訪れた天陽から、最初から見ていなかったことを知らされるなつ。そして、なつは泰樹に演劇の感想を尋ねると…。

 

「なつぞら」第24話の感想

 

「なつぞら」第24話のネタバレ

 

【なつぞら】の動画を見逃し視聴!PandoraとDailymotionも【広瀬すず主演 NHK連続テレビ小説/朝ドラマ】

2019.03.30

 

「なつぞら」第4週の視聴率

 

第2週の視聴率は4/29(月)に更新します。

 

【なつぞら】視聴率速報と一覧表に推移!初回(1話)最終回まで随時更新【NHK連続テレビ小説 朝ドラ 広瀬すず主演ドラマ】

2019.03.30

 

「なつぞら」第4週のネタバレ感想とあらすじに視聴率の紹介まとめ

 

2019年度前期の朝ドラ『なつぞら』は、北海道の広大な土地で成長した主人公・なつが1人のアニメーターになるまでの、愛と人情の物語です。

北海道という物理的な壮大さと、アニメーションという無限に広がる想像の世界。2つの世界でこれまでにないスケールの朝ドラとなりそうです。

人との関わりの中で変化しながら成長していくヒロインは、物語の壮大さに負けないほどのポテンシャルを持つ広瀬すずさんが演じます。大森さんと広瀬さんの作り出す世界に、目が離せません!!!

【なつぞら】視聴率速報と一覧表に推移!初回(1話)最終回まで随時更新【NHK連続テレビ小説 朝ドラ 広瀬すず主演ドラマ】

2019.03.30

【なつぞら】の動画を見逃し視聴!PandoraとDailymotionも【広瀬すず主演 NHK連続テレビ小説/朝ドラマ】

2019.03.30

【なつぞら】キャストと相関図!や主題歌まとめ【連続テレビ小説 広瀬すず主演ドラマ】

2019.03.30

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