【パーフェクトワールド/ドラマ】ネタバレ感想!最終回まで初回(第1話)から随時更新【PERFECT WORLD/松坂桃李主演ドラマ】

2019年春のカンテレ・フジテレビ系列火曜21時枠は、松坂桃李さん主演のドラマ『パーフェクトワールド』が4月16日スタートです。

原作は女性コミック誌「Kiss」に連載中の同名コミックで、2018年には『パーフェクトワールド 君といる奇跡』として映画化もされました。

ヒロインが12年振りに再会した初恋の人は、車椅子生活を送っていました。タイトルにもある「パーフェクトワールド」が何を意味しているのか…せつなくも美しい純愛物語が始まります。

こちらの記事ではドラマ『パーフェクトワールド』のネタバレ感想とあらすじを第1話から最終回まで更新していきます!

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2019.04.16

原作「パーフェクトワールド」のネタバレ感想やあらすじ

 

原作「パーフェクトワールド」のあらすじ

東京のインテリアデザイン会社に勤める川奈つぐみは、設計事務所との飲み会で、高校の同期生・鮎川樹と再会する。樹は大学生のとき事故に遭い、以来、車椅子生活を送っていた。つぐみはそのことに戸惑いつつ樹を気にかけるようになるが、そんな折、樹が褥瘡のため入院したと聞かされる。病床でコンペティション用の作業を進める樹を見たつぐみは彼の作業を手伝う。この一件を経て樹への恋心を自覚したつぐみは樹に告白し、樹も彼女の想いを受け入れる。

交際を始めた2人は、地元である長野県松本市に帰省する。つぐみは樹との交際を家族に報告するが、父親から難色を示される。また、つぐみと樹は、同じく松本に帰省していた高校の同期生・是枝洋貴と顔を合わせる。是枝は高校時代、つぐみに好意を抱いており、再会を機につぐみにアプローチするようになる。

東京に戻ったつぐみは、樹の介護ヘルパー・長沢と出会う。長沢は樹に好意を寄せており、彼女の存在に不安を抱いたつぐみは樹と会う回数を増やすが、無理がたたり、駅のホームから転落する。樹は、自分がつぐみを不幸にしていると考え、つぐみに別れ話を切り出す。そして、樹と別れたつぐみのもとに、今度は父親がガンを患ったという連絡が入る。つぐみは退職して松本に帰ることを決意する。つぐみの決意を知った是枝は彼女に告白し、2人は交際を始める。

松本に戻ったつぐみは介護の講習会に参加し、そこで高木圭吾という男性と知り合う。彼は車椅子の女性・西村楓と交際しており、彼女と暮らす家を建てるため、樹に設計を依頼していた。つぐみは圭吾から、彼らの家のインテリアデザインを担当するよう頼まれ、樹と仕事を共にすることになる。しかし、上棟式の日、松本で大きな地震が発生する。樹の身を案じたつぐみは圭吾と共に樹の家へ向かい、家に閉じ込められていた樹を救出する。

地震が落ち着いた後、つぐみは、東京で知り合った高校生・舞花に呼ばれて東京を訪れる。舞花は幼馴染の晴人と交際していたが、その後、別れていた。しかし、舞花と晴人はそのことに後悔はないと言い切り、その姿を見たつぐみは樹の住まいを訪れ、樹に「後悔がある」と告げる。

 

原作「パーフェクトワールド」の感想

 

 

 

 

 

 

原作「パーフェクトワールド」のネタバレ

川奈つぐみはインテリアデザイン会社に勤めている。ある日、取引先との飲み会で高校時代の同級生であり初恋相手の鮎川樹と再会する。樹は建築士になるという夢を叶えて、さらにかっこよくなっていた。しかし大学時代の交通事故で、「脊髄損傷」となり歩けない体に。下半身の感覚はなく、車いすでの生活を余儀なくされていた。つぐみは仕事に一生懸命で実力もある樹に惹かれつつも、“障害がある=恋愛関係にはなれない”と無意識で考えてしまっていることに気が付く。そして樹に本心を見透かされ、「恋愛する気はないから安心して」と言われ、暗い気持ちになるつぐみだった。

そんな中、樹が倒れてしまう。つぐみが病院へ行くと、「褥瘡」と診断された。同じ姿勢でいることで皮膚が壊死することなのだが、下半身の感覚がないため樹は気付かなかったのだ。高熱を出して倒れた樹を、つぐみは入院中の看病を付き添うことに決める。高熱の中、〆切が近く必ずやり遂げたい仕事を行う樹。つぐみも手伝って何とか完成した。満足そうに眠る樹を見て、つぐみはまた恋をしていると思った。

それからつぐみは樹と出かけるようになった。世間は好奇の目や冷たい目で見て来る。つぐみは障害者にとって生きにくい世の中だと知る。またもし結婚となると、家族は賛成するのだろうかと。そして自分自身もパートナーになることで身体のケアなどを一生行っていくことになる。果たしてその責任を負えるのだろうかと、樹への気持ちが膨らむ一方で考えるつぐみだった。そんな中、再び樹が倒れる。つぐみはまた付き添おうとする。だが樹は「一生1人で生きていくと決めているから、自分といても一生幸せにできない」と突き放す。脊髄損傷は合併症で命を落とすリスクも高い。樹はそのようなことも考慮して、つぐみのために拒否をしているのだろう。つぐみはそれでも「幸せになれないとか勝手に決めないで!鮎川の身体が心配なの…好きなの」と、泣きながらか細い声で告白する。つぐみが寄せる顔に樹が口づけをし、2人は恋人となった。

年が明け、東京から地元の長野へ2人は帰省する。そこで再会したのは、同級生の是枝洋貴だった。洋貴は高身長イケメンに変貌しており、東京でシステムエンジニアをしているという。また向こうで会おうと約束した。東京に戻ったつぐみは、その足で樹の部屋へ。するとそこには見知らぬ綺麗な女性がいた。女性はヘルパーの長沢と名乗り、樹が歩けなくなったころから支え続けていたのだ。樹をサポートするために日常的に部屋を訪れている長沢は、結婚して病院を退職後も面倒を見ているのだと言う。そして付き合いたてのつぐみより樹を理解していると。障害のある人と付き合うことは誰にもできることではないと強く言う長沢。つぐみは反感を覚えつつも樹の手当てもおろおろしてばかりで何もできない。逆に長沢はそつなく手当てをしてみせる。つぐみがもっと頑張ろうと焦る一方で、長沢は自己嫌悪に陥る。長沢はずっと樹に想いを寄せており、気持ちを振り切るために結婚したが、離婚することになった。つぐみに強く当たったのは嫉妬からだった。

ある日、樹のPCが動かなくなる。仕事でどうしても必要なため、焦ったつぐみは洋貴に連絡する。すぐに駆け付けた洋貴は簡単に修理する。樹は感謝し、洋貴はつぐみのためならすぐに駆け付けると言った。そして洋貴は「宣戦布告だ」と樹の目を見て言い、修理を終えて立ち去った。マンションの下でつぐみと洋貴は鉢合わせる。思わずつぐみを抱きしめた洋貴は冗談だと誤魔化した。

ある日、つぐみが倒れる。それは洋貴からの気持ちや長沢に敵わない不安、障害者との交際を反対する家族、何より樹のためになりたいと思う張りつめた気持ちだ。心労が限界まで達し、つぐみが倒れた場所はまさかの駅のホーム。もうすぐ電車が来るのだが、線路に落ちてしまい、樹が手を伸ばしても届かない。電車が通り過ぎるが、駅員が間に合ってつぐみは助け出される。だが救急車に付き添うこともできない樹は、咄嗟に洋貴に連絡をした。病院で樹と洋貴は合流し、医師の説明を聞く。つぐみは命に別状はなく、左足骨折で全治2ヶ月だという。その夜、樹はつぐみの寝顔を見ながら、自分が車いすでなかったら助けられたと。またつぐみは夢の中で、もし樹の手が届いていたら巻き添えにしていたかもしれない。2人は自分の無力さを感じていた。樹はつぐみと付き合い続けて良いのかが分からなくなり、同僚に打ち明ける。同僚は自分だけではなく相手の気持ちも受け止めないといけないのでは?と返した。

その後、つぐみのお見舞いに来た樹は、つぐみの父親と鉢合わせに。父親は大切な娘であるつぐみへの思いを語り、別れるようにと土下座しながら言った。樹は何も言い返せずに、心の中で別れる決心をした。つぐみが療養のため地元へ帰る日に、樹は別れを告げるために病院へ。だがつぐみが「お願い。離れていかないで…」と、泣きながら待っていてと言う。樹は抱き締めて、つぐみを手放したら自分にとって世界が無くなることと同じだと思った。

樹は地元で療養をしているつぐみに会いに行こうとした際、「空洞症」で倒れた。脊髄の中に水がたまり、空洞ができてしまう症状なのだが発症原因は不明だった。さらに検査結果次第では障害がより重くなり、仕事もできなくなる可能性があった。電話で樹が入院したと知り、東京に行こうとするつぐみ。家を飛び出すと、そこにはたまたま地元に来ていた洋貴の姿があった。実は先程、車を出してもらおうと洋貴に電話をしたのだが、何でもないと用件を言わなかったのだ。だがつぐみの異変に気付いた洋貴は駆けつけていた。そしてつぐみに何かあったら駆けつけると。「好きだから」と告白をし、混乱しつつもつぐみは東京へ向かう。病院に行くと、長沢がずっと看病をしていた。樹のために意気込むつぐみだが、元看護師である長沢は手強かった。何もできずに落ち込みつぐみに、「愛があれば障害は乗りこえられる。そんなふうに思っているなら大間違いよ!」と。生活の介助や病気への不安が日常として生きられないのなら、愛していても共にはいられないと追い打ちをかける。そして長沢は樹が好きだと言い、支えていく自信もあると言い切った。打ちのめされたつぐみに、洋貴が寄り添った。つぐみは洋貴を利用しているだけだと、優しくしないでと言った。それに対して洋貴は好きになった方が負けだと。樹しか見ていないのは分かるが、辛そうなつぐみを自分が守りたいと真っすぐな気持ちを伝える。つぐみはその言葉に励まされて、少しだけ元気を取り戻した。そんな2人の姿を長沢は病室から樹に見せて、つぐみには洋貴の方がお似合いではないかと言った。

数日が経ち、検査結果に問題はなかった。また仕事ができると喜ぶ樹は、つぐみの足が完治したら旅行に行こうと計画する。4月、幸せな1日を過ごす2人は最後に観覧車に乗ることに。楽しかった思い出を振り返り、つぐみはまた来年の桜の季節に来ようと言う。樹はまたつぐみが描いた桜の絵が見たいと、元の身体に戻りたいと口にする。自分の身体のせいでつぐみを不幸にしてしまうと、泣き叫んだ。つぐみも涙を浮かべて抱き締められながら、樹を苦しめているのは自分のせいだと思った。観覧車が地上に降りだす頃、樹はつぐみとの最後の思い出が欲しかったと言う。大粒の涙を流すつぐみに、感情を抑え込むように微笑んだ樹は「別れよう」と告げた。帰り道、2人とも無言のままだ。心の中で好きだよ。別れたくないと繰り返しても、口に出すことは許されない。つぐみは“私たちの恋は、終わったんだ”と実感した。

別れた後、つぐみは観覧車から見えた桜の絵を描いて樹に贈った。そしてそこに樹といられて誰よりも幸せだったと。さようならと今さら言えない気持ちを込めた。別れを何とかして受け入れたつぐみに対して、樹は絵を見ながら別れてよかったのだろうかと悩みだす。そしてあの時別れではなく、「それでも一緒にいてほしい」と言うべきだったのではないかと思い直した。だが時はすでに遅かった。実はつぐみは絵を贈った後、父親が倒れたため仕事を辞めて地元に帰ることに。それを洋貴に話すと、キスをされて抱きしめられた。洋貴は「遠距離でもいい。お前が好きだ!」と告白。つぐみは洋貴の真っすぐな気持ちに、一緒にいるべき運命は洋貴なのかもしれないと受け入れた。手を繋ぎ、家まで送ってくれた洋貴と抱きしめあってから帰る。そして2人の姿を、樹が目撃していた。

つぐみが地元に帰る日がやって来る。新幹線のホームで洋貴が見送り、つぐみは乗り込もうとする。しかしつぐみを呼ぶ樹の声が聞こえてきた。つぐみと樹は向かい合い、気持ちが離れているかもしれないが一緒にいてほしいと。樹は考えた末の結論をつぐみに伝える。発車の時刻となり、つぐみは「今まで、ありがとう」と言って乗り込んだ。つぐみは洋貴の前でそう答えるしかなかったと。もう遅かったと心の中で思う。新幹線が去った後もぼんやりとしている樹に、つぐみの一番は樹なのだと言う洋貴。そして想いを通し、自分のやり方でつぐみを大事にしていくと続けた。

ある夜、樹と長沢が話をする。樹は自分の障害ではなく心が原因でつぐみを苦しめたと話した。そしてすでに遅かったと言い、もう会うことはないと続けた。すると長沢の目に涙が浮かび、「ずっとあなたが好きだったの」と告げる。地元・松本に帰ったつぐみの元に、長沢が現れる。そして樹と付き合うことになったと報告を受け、つぐみは動揺した。しかしこれは長沢がついた嘘であり、樹はあの時返事をしなかったのだ。長沢はただつぐみの様子を見に来ただけだったのだが、顔を見たら何故だがそう言ってしまったと惨めな気持ちに。そして長沢自身が心のコントロールが出来ないほど弱っていると自覚していた。つぐみは長沢の言葉にショックを受けつつも、立ち直って前向きになる。

ある日、洋貴とデートをしたつぐみ。大雨で帰れなくなり、ホテルに泊まることに。一線を越えそうだったが、目をぎゅっとつぶり洋貴を受け入れようとするつぐみの姿を見て、洋貴は我に返る。そしてつぐみの気持ちが洋貴ただ1人になるまで待つと言う。そこまで大事に思ってくれていると思い、つぐみは洋貴に抱きついた。過去ではなく今を大事にしたいと、つぐみと洋貴は結ばれた。

一方、樹はつぐみに会った長沢を問い詰めていた。長沢はもうここには来ないと、弱りきっていた。そんな長沢の姿に愕然としたが、今まで通りまた来てほしいとお願いする樹。まだ樹は何も返してあげていないと。こんなに想ってくれる人はいないのではないかと心で思った。

つぐみは入院している父親がきっかけとなり、楓と圭吾のカップルに出会う。楓は車いすに乗る障害者で、圭吾は大柄で無骨な健常者だった。圭吾は楓のいつ終わるかわからない人生の為に、夢であるレストラン開業を諦めてその資金で家を建てたいと語る。また障害者用の家に詳しい建築士を探す必要があった。そして樹にたどり着く圭吾だったが、楓が圭吾の夢を壊したくないと反対していることから設計を断った。それでも圭吾は樹にしか頼めないと確信した。事情を知り、意を決したつぐみは樹に頼みに行く。久々の再会を果たす2人。お互いに心で出会ったことに意味があったはずだと、別れたことを肯定的にとらえる。そして「もう関係が戻ることはない」と2人は断言し、共に仕事をすることに。樹が設計をして、つぐみがインテリアデザインをする。洋貴はまた2人の距離が近づいたことで不安になるが、つぐみを信じることにした。

3か月後、ついに上棟式の日を迎える。樹が設計した家は、リフォームでレストランにすることができる家だった。楓と圭吾、2人の要望を叶えた。この仕事が終われば、またつぐみと樹の接点はなくなるだろう。そんな時、地震が発生する。樹は1人で東京から松本に来ており、一大事かもしれない。そう思い、つぐみが連絡をしても一切出なかった。仮に樹が身動きの取れない状況だとすれば、半日で命の危険になる可能性がある。つぐみや洋貴、長沢など樹が心配な人たちが一斉に向かう。最初に到着したのは、つぐみと圭吾だった。樹は無事だった。だが問題は避難所で、バリアフリーとなっていないため諦めざるを得なかった。次に病院へ行くが、ベッドに空きはなく、樹は車中泊を余儀なくされる。病院の駐車場で大きめの車の後部座席にいる樹と、つぐみは少しだけ2人きりで話をする。地震が起きて動けず、諦めかけた樹は高校時代のつぐみを思い出していたと言う。そして助けてくれたことに感謝をした。つぐみは「生きててくれて、ありがとう」と答える。その距離数十センチ、恋人関係では無くなった2人とっては近すぎた。つぐみは今夜だけは昔の2人に戻ろうと、明日からはいつも通りの関係に戻るのだからと思った。翌朝、洋貴と長沢も合流。長沢に付き添われて樹は別の病院へ向かう。一方、つぐみは洋貴の実家に共に行く。洋貴の両親はつぐみを嫁として歓迎してくれたが、つぐみは複雑な気持ちだった。

後日、つぐみは洋貴がいる東京に行く。今夜は洋貴の部屋に泊まる予定だ。電話口から聞こえる洋貴の声は弾んでいたが、つぐみはスマホを握りしめ頭を下げながら「…ごめんなさい。私、行けない」と告げた。その夜、つぐみはインターホンを押した。そこから出てきたのは驚いた顔の樹で、つぐみは後悔があると言った。つぐみは地震の日から改めて自分の気持ちと向き合った。そして樹は一生に一度の恋の相手だと。自分の気持ちに嘘をつけないと結論を出した。しかし樹の重荷になりかねないとも思う。葛藤して言葉にできないつぐみより先に、樹が手を握る。樹も後悔があると言い、つぐみが好きだと告白した。2人は涙し、「あなたさえいてくれたら、この世界は完璧なんだ」と。つぐみは終わった恋をもう一度始めることは、大切にしてくれた人たちの愛情・信頼を踏みにじることであり、どんな言い訳をしても許されることではないと思った。

一方、洋貴はつぐみの気持ちに気付いており、つぐみに別れを告げられる前に樹の元へと向かった。そして内心で障害がある樹になら勝てると思っていたことを素直に打ち明け、最悪だろと自嘲した。樹はそう思って当たり前だと肯定し、つぐみを幸せにしてあげられないならと何度も断るつもりだったと言う。事故に遭い、普通の恋愛を諦めた樹。だがつぐみと再会し、樹は幸せになりたいと思うようになったのだ。洋貴は樹にエールを送って去った。洋貴はつぐみにメールを送った。“つぐみと恋人になれた期間が幸せだった。ただ心残りは昨夜プロポーズをして、派手にフラれようとした。それ以外は何も後悔はない。ありがとう。どうか、元気で。俺はこの先も、ずっと君の幸せを祈っています”という内容だ。つぐみは座り込み、倒れるように泣いた。

樹が入院をした。褥瘡が悪化したためであり、手術をしてから1ヶ月は入院をしなければならない。長沢から連絡をもらい、急いで駆けつけるつぐみ。昔なら自分の無力さに打ちひしがれたが、今のつぐみは変わった。つぐみは樹の様子だけを見て帰ることにする。長沢に心配じゃないのかと問われると、つぐみはそばにいたいけどいつも一緒にいるのが最善というわけではないと。以前長沢に言われた「障害を日常としてとらえることができなければ、共に生きていくことはできない」という言葉の答えをつぐみは知ったのだ。長沢はつぐみの成長と、樹との絆に愕然とした。つぐみが去り、長沢は樹には私がいると言った。それに対して樹は、長沢がくれる愛情を同じ形で返すことはできないと答える。長沢はこれまでの樹との思い出を振り返って涙ぐむ。それでも涙は流さず、つぐみと一緒に樹も変わったと。この手術が終わるまでは看護師としてそばにいてもいいかと聞く。樹にとって長沢は恩人であり、長沢にとってもまた樹は救いだったのだ。いつか終わると思っていた日が来て、長沢は病院を出てから泣いた。

樹の手術は無事に終わり、再び恋人となった2人の壁はあと1つだった。それは親からの反対。つぐみの両親は樹との関係を良く思わず、特に入院中の父親は断固として反対している。しかもそれは差別ではなく、娘の幸せを願う現実的なものなので責められることではない。つぐみはこの世界に2人きりでもいいと考える。そして「みんなを敵に回しても、2人で生きていこうよ」と理解を得ることを諦めた。だが樹はどうしてもつぐみの両親から祝福されて結ばれたいという願いがある。それから何度も父親の元へと足を運ぶが、聞く耳すら持ってもらえなかった。それでも何とか話す機会を得た。だが父親は病気で母親はその介助で共に辛い思いをしていると。樹の痛みが分かるからこそ賛成はできないと、2度と来ないでほしいと答えた。樹は返す言葉がなく、人を愛す権利も愛される権利もないのだろうかと思う。そんな樹をつぐみは励ました。

そんな中、つぐみの父親の容体が急変する。命の危険を彷徨ったが、何とか持ち直した。安心して涙を流すつぐみの元に、樹が現れる。実はつぐみの父親が2人に話があると呼んだのだ。父親は薄れゆく意識の中で、つぐみと樹の声を聞いたのだと言う。2人の声が父親を呼び戻した時、悲しむつぐみを支える樹の姿を見て、出会うべくして出会ったのだと感じたと言う父親。そして立ち上がって深々と頭を下げ、「娘をどうかよろしくお願いします。つぐみ、お父さんに花嫁姿見せてくれ!」と頼んだ。父親から聞きたいと願っていた言葉が聞けて、つぐみは涙を流した。「つぐみ、結婚しよう」夜景が一望できる高台で、つぐみの薬指に指輪を通しながら樹はプロポーズした。「はい」とつぐみは答えた。月日は流れて、結婚式の日を迎える。たくさんの人に祝福されながら2人は夫婦になった。これから始まる結婚生活に、つぐみは思いを馳せていた。

 

映画「パーフェクトワールド 君といる奇跡」のネタバレ感想結末やあらすじ

 

映画「パーフェクトワールド 君といる奇跡」のネタバレ感想は下記を見てください。

【パーフェクトワールド/映画)】ネタバレと結末!感想やあらすじ【君といる奇跡 岩田剛典・杉咲花W主演ドラマ】

2019.04.23

ドラマ「パーフェクトワールド」あらすじや展開と期待の声

 

ドラマ「パーフェクトワールド」あらすじ

建築士の鮎川樹(松坂桃李)は、大学生の時に事故に遭ったことが原因で、脊髄を損傷し、下半身が不随に。
“恋愛も、好きだったバスケットボールも、もうしない”
心に固く決めていた。

そんなある日、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本美月)と再会。
閉ざされていた樹の心が、少しずつ開かれていくー。

二人の前には、さまざまな“困難”が立ちはだかる

つぐみに思いを伝えられない幼なじみ・是枝洋貴(瀬戸康史)
自暴自棄になっていた樹を励まし続けた“恩人”・長沢葵(中村ゆり)

突然障がい者となった息子を、誰よりも心配する、樹の母・文乃(麻生祐未)
障がいのある樹との恋に反対する、つぐみの父・元久(松重豊)
お互いを“幸せにしたい”と思えば思うほど、二人はすれ違い―。

無限の可能性が広がる中で、樹とつぐみが選ぶ未来とはー?

 

ドラマ「パーフェクトワールド」に対する期待の声

ドラマ『パーフェクトワールド』への期待の声を紹介します!

 

 

 

 

 

 

松坂桃李さんと山本美月さん、絵になる2人は少女マンガの実写化にピッタリですよね!

 

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2019.04.16

ドラマ「パーフェクトワールド」初回(第1話)あらすじや感想とネタバレ

 

初回(第1話)あらすじ

12年ぶりの再会は偶然か、それとも運命か―。恋をあきらめた鮎川樹(松坂桃李)と、初恋相手への恋心がよみがえる川奈つぐみ(山本美月)。2人の愛の物語が今始まる!

学生時代にイラストレーターを夢見ていた川奈つぐみ(山本美月)は、30歳になったら地元の長野に帰るという約束のもと、父・元久(松重豊)の反対を押し切って東京の大学へ進学。妹のしおり(岡崎紗絵)と暮らしながら、今はインテリアデザイン会社で事務として働いている。

ある日、上司の東美千代(とよた真帆)から、設計事務所との打ち合わせの席に使いを頼まれたつぐみ。するとそこには、高校時代の同級生で、つぐみの初恋の相手・鮎川樹(松坂桃李)の姿が。樹は設計事務所の社長・渡辺剛(木村祐一)の元で、学生時代からの夢だった建築士として働いていたのだ。偶然の再会に胸が高鳴るつぐみは、バスケ部のキャプテンとして活躍していた高校時代の樹の話を一同に聞かせる。さらに、「もうバスケはやってないの?」と何気なく尋ねるが、次の瞬間、樹が車椅子に乗る姿を見て絶句。実は、樹は大学時代に事故で脊髄を損傷し、歩けなくなっていたのだ。

翌日、無神経な発言で樹を傷つけてしまったと悔やみ、職場まで謝りにきたつぐみを、樹は坂の上の公園に連れ出す。そこで仕事に情熱を燃やす樹の言葉を聞いたつぐみは、不自由な体以外は、かつての樹のままだと気づく。そしてひょんなことから、つぐみが一人で行く予定だった美術展に、樹もいっしょに行くことになる。

約束の日、つぐみが出かけた後のマンションの部屋に、つぐみと樹の同級生で、アプリ制作会社の社長・是枝洋貴(瀬戸康史)が訪ねてくる。高校時代から密かにつぐみに想いを寄せている洋貴は、しおりから、つぐみが樹と出かけたと聞いてショックを受ける。しかしその頃、つぐみはデートのような状況を楽しむどころか、車椅子で外出することの大変さを思い知らされていた。さらに、事故がきっかけで高校時代からの恋人・雪村美姫(水沢エレナ)と別れ、この先はもう誰とも恋愛する気はないという樹の言葉に戸惑ってしまう。

一方、樹の元には美姫から結婚式の招待状が届いていた。留守電には、結婚式の前にもう一度だけ会いたいというメッセージも。その矢先、仕事先で会ったつぐみに「同窓会、行く?」と聞かれた樹は…。

 

初回(第1話)の感想やネタバレ

 

第1話の感想

 

自分の弱さや情けないところを相手に見せるって、なかなかできない。その点、樹とつぐみは心根の真っ直ぐな人なんだろうな。

 

コンペの締切間近で必死な樹の眼差しがかっこよかった!

 

長沢さんが想像以上にグイグイきてます!(笑)きっと、ほんわかしたつぐみと対比して描かれているからですね。

 

キスしてもいいって互いに思ったのに、やめた樹の心情を想像するだけで苦しい…つぐみはつぐみで、「ひとりで盛り上がっちゃって恥ずかしい~(汗)」みたいに赤面状態だろうし。

 

互いに夢に向かって頑張るかんじが微笑ましい。素敵な関係。

 

 第1話のネタバレ

インテリアデザイン会社で事務員として働く川奈つぐみは、会社の社長・東美千代に資料を届けに行った居酒屋で、高校の同級生で初恋の相手・鮎川樹に再会する。何気なく「もうバスケやってないの?」と尋ねるが、樹が車椅子に乗り込み店を出る姿を見て、ハッとする。樹は大学生の時に事故に遭い、脊髄損傷で歩けなくなったのだった。つぐみは樹を傷つけたと落ち込み、翌日謝りに行く。樹は夢を叶え一級建築士となり、コンペの準備で忙しい毎日を送っている反面、事故をきっかけに高校時代からの彼女・雪村美姫と別れ、今後一切、恋愛や結婚する気がないと言う。

つぐみに思いを寄せる同級生・洋貴は、つぐみが樹と再会したことで気が気でないが、落ち込むつぐみを励ます。つぐみは、現在の樹を受け入れられていないことに気がつく。その頃、樹は美姫からの電話に出ようとせず、美姫は結婚式への出席が嫌なら同窓会で会いたいと留守番電話にメッセージを残していた。

同窓会当日、つぐみは樹に頼まれて、樹の恋人のふりをして出席する。美姫に呼び出された樹は、「私が本当に好きなのは樹」の言葉に苛立ち、別れを受け入れた美姫を責めた。つぐみは2人の会話を立ち聞きしてしまう。美姫は「体が不自由になる前の樹はパーフェクトだった」と言うが、つぐみは「完璧な人などいないから支え合うのだ」と言い返す。そして、つぐみは会場を後にした樹を追いかけるが、「ひとりにしてくれ」と言う樹の股間にシミが広がる。つぐみは樹にそっと自分の上着をかけると、車椅子を押して樹の家へと帰る。樹は排泄障害だった。樹は美姫に未練があるのではなく、美姫と別れた後に自暴自棄になり死のうとしたが、独りで死ぬことすらできなかった無力感や惨めさを引きずっていたのだと説明する。一方つぐみは、つらい思いをしながらも夢を叶えた樹を見て、自分は夢を諦めたことを後悔していた。そして、樹に励まされ、インテリアデザイナーを目指す決意をする。その後、樹は美姫の結婚式に出席し、美姫に心からの祝福を伝える。樹は「これで前に進めそうだ」とつぐみに礼を言う。

コンペの締切が迫ったある日、樹が入院したことを知ったつぐみは、慌てて病院に駆けつける。じょくそうと尿路感染症だった。樹は目を覚ますやいなや、パースを書こうと起き上がる。樹の「俺には今しかない」という言葉を聞いて、つぐみは樹の代わりに着色を担当する。とは言え、不安に思うつぐみに、樹は「お前の絵が大好きだ」と声をかけ、高校時代につぐみが入選した展覧会をこっそり見に行ったことを打ち明ける。つぐみは筆を取り、樹のイメージを表現しようと必死で取り組む。結果、樹たちのチームはコンペに通り、つぐみは祝杯をあげようと樹の病室へ向かう。

そこへ、シンガポール帰りの女性が現れ、樹を抱きしめた。つぐみは呆然とその場に立ち尽くしていた。

 

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ドラマ「パーフェクトワールド」第2話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「パーフェクトワールド」第2話あらすじ

縮まる2人の距離に、つぐみ(山本美月)の期待は高まるが、“恋愛不要”を唱える樹(松坂桃李)の決意は変わらない!?さらに強力なライバルの登場で、つぐみの恋に黄信号!?

大事なコンペを前に無理を重ねたことで、突然病気を発症し、入院を余儀なくされた樹。しかし、つぐみのサポートもあり、念願だった仕事を見事勝ち取る。さらに、そのことがきっかけで2人の距離は急速に縮まるが、そこへ樹の元担当看護士でヘルパーの長沢葵(中村ゆり)が現れ、樹が彼女に絶大な信頼を寄せていることを悟ったつぐみは胸がざわつく。一方で、つぐみが樹の影響でインテリアデザイナーの勉強を始めたことを知った洋貴(瀬戸康史)もまた、つぐみの中でどんどん大きくなる樹の存在に焦りを覚えていた。

そんなある日、つぐみから行きたいところがあると誘われた樹。着いた場所は体育館で、そこでは車いすバスケの練習が行われていた。実はつぐみは、樹の同僚の晴人(松村北斗)から、樹を練習に連れてきてほしいと頼まれていたのだ。恋愛同様、バスケももう一生しないと決めていた樹は、最初こそ練習に参加することを拒むが、つぐみの頼みもあり、晴人の申し出を渋々受け入れる。やがて、バスケの楽しさを思い出した樹はチームに入ることを決意。つぐみも久しぶりに見た樹のまぶしい笑顔に釘づけになるが、半面、樹が自分を恋愛対象として見てくれないことに、どこか歯がゆさを感じていた。

その頃、樹のマンションでは母親の文乃(麻生祐未)が息子の帰りを待っていた。樹とつぐみの仲むつまじい様子を見た文乃は、つぐみが樹の新しい恋人だと思って喜ぶが、樹は即座に否定。「ただの友達だから」という樹の言葉は、つぐみの耳にも届いてしまいショックを受ける。

 

第2話の感想やネタバレ

 

第2話の感想

 

どうやっても昔のようにはプレーできないから、その現実に直面するってつらいよね。

 

晴人ってば仲間思いのいいヤツ!不意打ちのパスの鋭さがかっこよかったし、樹のシュートが届かなかった時にかける言葉も優しい。

 

乱闘騒ぎになって、止めに入ったつぐみにも危険が及びそうな展開でハラハラするのに自分は何もできない樹の無力感ったらないね…

 

第1話の時といい、やたらキスシーンがロマンチックに描かれてるのが少女マンガっぽい(笑)

 

こんなふうに言える樹は誠実な人だと思う。言われた側のつぐみはつらいだろうけど…樹はたくさんのことにブレーキをかけ、諦めてきたんだなってわかる。

 

第2話のネタバレ

病院で樹を抱きしめたのは、元担当看護師でヘルパーの長沢葵だった。慣れた手つきで樹の世話を焼く葵を見て、つぐみは疎外感を感じ病室を出ていく。その帰り道、つぐみは、晴人の左足は義足で、晴人と樹はリハビリ病棟で入院中に出会ったことを知る。

退院して帰宅した樹は、捨てられていた子犬を部屋で飼い始める。樹とつぐみは子犬を「チャコ」と名付ける。

つぐみは晴人に頼まれ、樹を体育館へと誘い出す。そこで樹は、晴人たちによる車いすバスケの練習風景を目にする。事故以来バスケを拒絶していた樹だったが、次第にバスケの楽しさを思い出し、チームに加入することに。そして、きっかけをくれたつぐみに感謝し、2人の距離は近づいていく。つぐみが帰ろうとしたその時、樹の母・文乃が現れ、つぐみが樹の彼女だと思い込む。しかし、樹がつぐみをただの友達だからと否定するのを聞いて、つぐみはショックを受ける。

つぐみは樹が出場する車いすバスケの試合の応援に行く。試合後の飲み会のさなか、酔っ払いに絡まれ乱闘騒ぎになる。つぐみは晴人を止めに入り巻き込まれるが、樹はなす術がない。つぐみとのことを悲観的に思った樹は、つぐみの気持ちには応えられないからと言って遠ざけようとする。

樹が勤める設計事務所の所長・渡辺剛は、「健常者だけが障がい者の犠牲になるのは思い込みだぞ」と樹に語りかける。

ふさぎ込むつぐみが文乃に樹への思いを打ち明けると、文乃は、事故に遭ってからの樹が死の危険と常に隣り合わせであり、樹が以前とすっかり変わってしまった話を始める。文乃が樹の幸せを願う姿を目の当たりにしたつぐみは、樹に思いを伝えようと決意し、樹の部屋に向かう。すると、チャコが行方不明だと言って慌てる樹と鉢合わせする。雨が降り出す中、2人でチャコを探す。つぐみは距離をとる樹に怒りをぶつけ、「鮎川くんのことが好きだから、心配でたまらないの」と泣き崩れる。樹とつぐみが部屋に帰ると、チャコの姿が。

「何でも受け止めるから」と話すつぐみの覚悟を知った樹は、つぐみの頬を撫で、優しくキスをするのだった。

 

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ドラマ「パーフェクトワールド」第3話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「パーフェクトワールド」第3話あらすじ

つぐみ(山本美月)が樹(松坂桃李)と付き合っていると知った父・元久(松重豊)は大激怒!! 一方、複雑な想いを抱く洋貴(瀬戸康史)は樹に、葵(中村ゆり)はつぐみにまさかの宣戦布告…!?

自分の幸せために、つぐみ(山本美月)を犠牲にはできないと、一度はつぐみの想いを拒絶した樹(松坂桃李)。しかし、すべてを受け入れると覚悟を決めたつぐみに、樹はあきらめたはずの恋愛をもう一度してみようと思い直す。晴れて付き合うことになった2人は、江の島へ出かけたり、樹の部屋で休暇の予定を相談したりと、恋人らしいデートを重ねる。一方、つぐみにプロポーズすることまで考えていた洋貴(瀬戸康史)は、初恋を実らせたつぐみを祝福するが、内心では大きなショックを受けていた。

その頃、カフェで待ち合わせをしていた樹の後輩の晴人(松村北斗)。すると、そこに現れたのはつぐみの妹のしおり(岡崎紗絵)だった…。

迎えたゴールデンウィーク、つぐみとしおりは樹の車で長野へ帰ることに。その車中、しおりは、つぐみが樹と付き合っていることを父・元久(松重豊)が知ったら…と懸念するが、つぐみは市役所の福祉課に勤めていた父なら応援してくれるはずだと楽観的。とりあえず、今回は両親へのあいさつは見送ることにした2人だったが、実家に到着すると、元久と鉢合わせ。樹は窓を開けてきちんとあいさつするが、元久は、車から降りなかった樹を礼儀知らずだと一刀両断。その言葉にひっかかった、つぐみは思わず、樹が車いすに乗っていることや、最近付き合い始めたことを打ち明ける。すると、しおりの予想通り、元久は大激怒。母の咲子(堀内敬子)もまた、つぐみの将来を心配する。

翌日、樹とつぐみは美姫(水沢エレナ)に呼び出されて公園のカフェへ。そこには、洋貴も来ていて、同級生4人は懐かしい話に花を咲かせるが、父親のことが気になるつぐみの表情はどこか浮かない。洋貴もまた、車いすの樹をかいがいしく世話するつぐみを、複雑な思いで見つめていた。

東京へ帰ってくると樹の部屋にはヘルパーの葵(中村ゆり)がいた。つぐみを見るなり、明らかに顔を曇らせていく葵。樹の苦悩を見てきた葵は、付き合う覚悟ができているのか、つぐみに強く詰め寄っていき…。

 

第3話の感想やネタバレ

 

第3話の感想

 

つぐみの妹・しおりが偽名でレンタル彼女のバイトをしてて晴人に出会うとはなぁ…晴人がこのサービスを利用してたのもショック。ハンディキャップを持つ晴人が恋愛するのは、どれほど難しいか思い知らされた。

 

目をぱちくりしているつぐみが可愛いですよね!

 

つきあいたての初々しさ!微笑ましい~~

 

洋貴の気持ちもわかるけどさ、こんなふうに樹やつぐみにぶちまけるくらいなら、もっと早くつぐみに想いを伝えろよ!と思う。勝手な想像だけど、「機が熟すのを待とう」は言い訳なのかもしれないね。

 

2人だけの甘~い世界ですね(照)…もしかして、ドラマタイトルの意味は「2人でいられれば、充分(パーフェクトワールド)」ってことなのか!?

 

第3話のネタバレ

つきあうことになった樹とつぐみは、職場でも公認の仲に。つぐみは樹とのことを洋貴に報告する。

レンタル彼女のバイトをしているしおりは、晴人と出会い意気投合するが、晴人が義足だとわかるやいなや、しおりは足早にその場を立ち去る。

つぐみとしおりがゴールデンウィークに樹の車で長野へ帰省した折、樹はつぐみらの父・元久と鉢合わせする。樹は運転席の窓を開け挨拶をするが、元久は不満げ。つぐみは、車から降りて挨拶しない樹を礼儀知らずだと言った元久に腹を立て、車いす生活を送る樹との交際を告白する。すると、元久は不機嫌になり、つぐみらの母・咲子は、樹が子供を作れる体なのかを含めて2人の今後を話し合うべきだと諭す。

同じく長野へ帰省した洋貴は、地元のコンビニで美姫と再会し、樹、つぐみ、美姫、洋貴の4人で会うことに。市役所の福祉課に勤務する元久が樹との交際に反対したことにショックを受けるつぐみに、美姫は「諦めないで」と励ます。つぐみと美姫が席を外し、洋貴が樹の側を離れたわずかな時間に、樹が体勢を崩し車椅子から転倒する。戻ったつぐみは慌てて樹に駆け寄ると、自分が樹の側を離れたからだと責任を感じて謝る。その姿を洋貴が見つめていた。

帰宅したつぐみは、元久に樹との交際は真剣だと話す。しかし、元久の「お前は長野に帰りたくないから、結婚してくれるなら誰でもいいと思ってあの男とつきあってるんだろう」に腹を立て、予定を繰り上げて翌日帰ることに。葵がチャコの面倒を見ていると、樹がつぐみを連れて帰宅した。葵から、樹とつきあう覚悟はあるのかと尋ねられたつぐみは「私なりにわかってるつもりです」と答える。つぐみは、合鍵を持つ葵が樹の部屋を自由に出入りしているのが気になり、樹にそれとなく話すが、樹は葵を特別な人だと言う。葵は、事故直後に自殺を図ろうとした樹を叱り飛ばし、樹を側で支えた恩人だった。ナベさんを紹介してくれたのも、葵だった。一方で、葵は樹への恋心を打ち消そうと見合い結婚をしたが、今まさに離婚しようとしていた。

その夜、つぐみに「帰りたくない」と言われ、「これ以上はできない」と謝る樹。「朝まで一緒にいたいだけだから」と微笑むつぐみ。2人はキスを重ね、抱きしめあって眠るのだった。

翌日、樹のパソコンが故障し、つぐみが洋貴に助けを求める。修理を終えた洋貴が帰ろうとした時、つぐみが買い物から戻り、洋貴は思わずつぐみを抱きしめる。その頃、樹は、「つぐみを悲しませたら許さない。俺はつぐみが好きだから」と宣戦布告してきた洋貴の言葉を思い返していた。

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【パーフェクトワールド/ドラマ】第3話と第4話のネタバレ感想:つぐみと樹がベッドで腕枕キス!【PERFECT WORLD/松坂桃李主演ドラマ】

2019.05.07

 

ドラマ「パーフェクトワールド」第4話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「パーフェクトワールド」第4話あらすじ

樹(松坂桃李)を支えたい一心のつぐみ(山本美月)は、無理を重ね、次第にすれ違っていく…。一方、一途な想いが膨れ上がる洋貴(瀬戸康史)も、つぐみを支えようと距離を縮めるが…?

樹(松坂桃李)と葵(中村ゆり)の間に、自分が入り込む余地はないことを悟り始めた、つぐみ(山本美月)。それでも、恋人として樹と過ごす時間はなにより幸せで、つぐみは次第に、自分が葵に代わって樹を支えたいと思うようになる。一方で、つぐみが献身的に樹を想えば想うほど、洋貴(瀬戸康史)の一途な想いも膨れ上がり、つぐみを思わず抱きしめてしまう。洋貴はついに「俺はつぐみが好きだ」と樹に宣戦布告をする。

樹の生活をもっとサポートしたいと考えたつぐみは、毎日仕事帰りに樹の家へ。「毎日来てくれなくてもいいんだよ」と気遣いを見せる樹に対し、「会いたいから来てるの」と答えるつぐみだったが、冷蔵庫に葵が作った惣菜を見つけてしまい、思わず嫉妬してしまう。

さらにつぐみは樹に内緒で介護の勉強を始めていた。連日深夜まで猛勉強する姉を見たしおり(岡崎紗絵)は尽くしすぎだと、あきれ気味。見かねた洋貴も介護セミナーを終えたつぐみを食事に誘うが、お互いを意識する2人の間には、気まずい空気が流れ…。

一方、感覚がないはずの足に激痛が走り、眠れずにいた樹は、次第に増す痛みに我慢ができなくなり、助けを求めるため、ある人物に電話をかけて…。

 

第4話の感想やネタバレ

 

第4話の感想

 

樹がつぐみを下の名前で呼んでみたものの、呼びにくさから、これまでのように名字で呼び合うことにした2人。その時のつぐみの台詞「あの頃のままがいい」に、私もひっかかりました。つぐみからしたら『高校時代と変わらず鮎川くんが好きだよ』の意味なんだろうけど、過去の思い出を美化して、現実から目を背けてるようにも聞こえてしまいました。

 

晴人の台詞「いっくんのことだって、どうせ障がい者枠で雇ってるだけだろ」が樹を傷つけるってわかっていながら、言わずにはいられなかったのかな。

 

腐らなかった樹がすごい。きっと、樹も晴人のような時期を経験してるんだろうな。

 

歩きスマホの人とぶつかって駅のホームから転落って、現実にもありそうで怖い。

 

つぐみには、もっと肩の力を抜いて!って思う。樹はつぐみを選んだんだから、つぐみが葵と自分を比べて卑屈になる必要はないんだよ。樹からしたら、葵を排除しようとするつぐみを見るのはつらいよね。

 

第4話のネタバレ

つぐみは樹に内緒で、介護の学校へ通い始める。その他、樹の部屋へ毎日立ち寄り、帰宅後も深夜まで介護の勉強に費やす。

晴人は不注意から階段を転げ落ち、医師からは、腫れが引くまで義足の着用を止められる。そんな中、晴人がしおりを指名し、2人は再び会うことに。すると、つぐみと連絡がつかず心配する樹から、しおりに電話がある。その頃、学校帰りのつぐみは、洋貴の車の中で熟睡していた。洋貴は、樹には残業だと嘘をついてまで介護の勉強するつぐみを心配する。

数日前から幻肢痛に悩まされる樹は、夜中に脚の痛みで目を覚まし、葵に電話で助けを求める。翌日の大事なプレゼン中も激痛は治まらず、樹は痛みを止めようと、コンパスを太ももに突き刺す。驚く渡辺たちをよそに晴人は、「俺たちは所詮障がい者だから仕方ない」と吐き捨てる。

晴人が松葉杖をついて歩いていると、バイト中のしおりが目に入り、客に絡まれるしおりを助ける。しおりはつきあえないと謝り、晴人の頬にキスをして立ち去る。

渡辺から樹の幻肢痛について聞いたつぐみは、「何でも隠さず話してほしい」と樹に詰め寄る。それから、つぐみは幻肢痛の治療について調べ、樹と2人で治療施設を見学することに。その後、つぐみは学校へ。学校の前で待ち伏せる洋貴は、階段で倒れ込むつぐみを見て駆け寄る。洋貴は「こんなのは変だ」と言うが、つぐみは樹に幸せにしてもらうつもりはなく、樹を幸せにしたいのだと話す。一生恋愛しないと決めていた樹がつぐみとの交際を決めた思いに応えたいのだと。洋貴は幼なじみとして、つぐみを支えようとする。

つぐみは樹の部屋の前で、葵と鉢合わせる。葵は、夜中に樹から頼られたことで、同じマンションに引っ越すことを考えていて、今後も樹を支えたいと話す。さらに、このポジションをつぐみに譲る気はないと言うのだった。

翌日、つぐみが見積書を届けに剛を訪ねると、晴人と渡辺が言い争っていた。晴人の「障がいを乗り越えるのは何年かかったって無理だ。みんな平気なふりして生きてるだけだ」を聞いて、樹は「俺だって障がい受容できていないし、好きで車椅子に乗っているわけじゃない」と同調する。その上で、樹は、「障がい受容なんて一生できなくてもいいから、誰かの役に立つための努力はすべきだ」と思いを伝える。晴人は樹に謝る。

帰り道に駅のホームで、つぐみは、葵や晴人や樹の言葉を思い出していた。我に返ったつぐみが駅員を呼びに向かおうとした瞬間、立ち眩みして男性と肩がぶつかり、つぐみはよろけて線路へ。樹はとっさに手を伸ばすが、届かない。そして、電車はすぐそこまで迫っていた…

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ドラマ「パーフェクトワールド」第5話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「パーフェクトワールド」第5話あらすじ

つぐみ(山本美月)がホームから転落!?恐れていた事態が現実となり、激しく自分を責める樹(松坂桃李)。事故を知った、つぐみの父・元久(松重豊)は、樹に会うが…?

つぐみ(山本美月)が駅のホームから転落した。車いすから懸命に手を伸ばすが届かず、線路に落ちていくつぐみをただ見ているしかできなかった樹(松坂桃李)は、一緒にいたのに助けられなかったと、激しく自分を責める。さらに洋貴(瀬戸康史)から、つぐみが仕事のかたわら、介護セミナーに通っていたことや、身の回りの世話をしようと樹のマンションに毎日通っていたことで、かなりの疲れがたまっていたことを聞かされ、がく然とする。

しばらくすると、松本から元久(松重豊)と咲子(堀内敬子)が駆けつける。愛娘が命の危険にさらされたことに憤りを隠せない元久は、負い目を感じる樹に追い打ちをかけるように、ものすごい剣幕で樹を責める。その言葉に、頭を下げて謝罪することしかできない樹を、葵(中村ゆり)や渡辺(木村祐一)は心配する。

翌日、つぐみがしばらく仕事を休み、両親の暮らす松本の病院で治療に専念すると聞いた樹は、転院する前に一度、つぐみと話をしたいと考える。つぐみに会うために訪れた病院で、樹は元久と偶然再会、2人で話をすることに。つぐみの幸せを願う元久が、樹に伝えたこととは…!?

 

第5話の感想やネタバレ

 

第5話の感想

 

幼い頃は病弱で、父親に背負われて病院へ行っていたつぐみのエピソードが、こんなふうに絡んでくるとは…(泣)

 

洋貴がつぐみを背負う姿を見てしまった樹としては、元久の言葉が頭をよぎるし、別れる決意をする決定打になりますよね。それにしても…わざわざこの様子を樹に見せる長沢さんが憎たらしい!

 

別れの言葉にも樹の誠実さが表れてました。自分を嫌いになるように仕向けたりせずに、つぐみのことを大切に思う気持ちをありのまま伝えた樹の言葉に、感動!!

 

つぐみが電車に轢かれず、骨折で済んだことは幸いだけど、樹は喜べるはずもなくて。心の中がぐちゃぐちゃで死にそうな樹の顔。

 

樹が頬を掻くのは、涙を隠すためだったんですね。

 

第5話のネタバレ

つぐみは左足を骨折し全治2ヶ月だった。つぐみが残業だと嘘をついて介護セミナーに通っていたことを知り、ますます自分を責める樹。意識を取り戻したつぐみは、樹を巻き込んで転落しなくてよかったと安堵していた。元久と咲子が松本から駆けつけ、転落時につぐみの側に居たのが樹だったとわかると、元久はすごい剣幕で怒り出す。樹は頭を下げて詫びる。

つぐみが転院して松本で療養することを知った樹は、つぐみに会いに病院へ行き、元久と出くわす。元久は、つぐみと別れてくれと樹に頭を下げる。元久は、自身が心臓の病気で長くは生きられないことを理由に、つぐみのことは自分の代わりにつぐみを背負って生きていける人に任せたいと話すのだった。その夜、樹とつぐみは電話で久しぶりに会話し、明日つぐみが松本へ帰る前に会う約束をする。

翌日、樹が車のエンジンをかけようとしたその時、体に異変が起き、樹は動けなくなる。通りがかった葵が救出し病院に運ばれた樹は、脊髄空洞症の可能性があると診断され、ひどく取り乱す。我に返った樹はつぐみに連絡しようとするが、余計に心配をかけるだけだと、葵に止められる。

松本の実家へ帰ったつぐみは、樹と会えなかったことで元気がない。そんな中、元久が樹に別れを申し出たことを知り、つぐみは怒って家を飛び出す。つぐみが松葉杖をついて歩いていると、美姫とばったり会う。そして、美姫の協力により、つぐみは樹が入院していることを知る。その後、東京からつぐみに会いに来た洋貴は、つぐみを乗せて東京へ戻り、樹が入院する病院へ向かう。熱にうなされながら眠る樹に、葵が付き添っていた。樹が目覚め、洋貴が帰った後、樹の熱が下がらないのは3日間排便できていないからだとわかると、葵が看護師に代わり摘便しようとした。そこへ、つぐみが処置を名乗り出たことで、樹を困らせてしまう。葵はつぐみを叱責し、つぐみよりも樹を支える自信があると言い放つ。その上、葵は樹を好きだと、つぐみに打ち明けるのだった。

洋貴が忘れ物を届けにつぐみの前に現れる。つぐみは自暴自棄になり洋貴を遠ざけようとするが、洋貴はつぐみを放っておけないと言い、しゃがみこんだつぐみに手を差しのべる。その様子が目に入った葵は、樹を窓際まで連れ出し、洋貴がつぐみを背負う姿を見せる。樹は元久の言葉を思い出していた。

MRIの結果、樹は空洞症ではなく、報告を受けたつぐみは涙を流して喜ぶ。樹は、つぐみの足が治ったらデートしようと誘うが、樹はつぐみとの別れを考えていた。樹はつぐみ以上に愛せる人がいない。それだけに、つぐみには幸せになってほしいのだと。2人は軽井沢に出かけ、楽しい時間を過ごす。日が傾きかけた頃、樹はつぐみを強く抱きしめ、別れを切り出す。つぐみが危険にさらされた時に何もしてやれなかったと、自分の体の不自由さを呪っていた。つぐみは泣きじゃくり、樹の腕を放そうとしない…。

 

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ドラマ「パーフェクトワールド」第6話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「パーフェクトワールド」第6話あらすじ

大切なつぐみ(山本美月)のために、つらい別れを選択した樹(松坂桃李)!
つぐみも東京を離れ、想いを断ち切ろうとする。
それぞれの新たな人生がスタートする!!

「娘は、自分の代わりに背負って歩いてくれる人に任せたい」——娘の幸せを願う元久(松重豊)の言葉がきっかけで、つぐみ(山本美月)との未来について改めて考えた樹(松坂桃李)。このまま一緒にいても、自分ではつぐみを幸せにするどころか、ピンチに駆けつけることもできない。つぐみのことを大切に思っているからこそ、悩んだ末に樹が出した答えは“別れ”だった…。

樹に突然別れを告げられ、失意のどん底で帰宅したつぐみに、実家からある知らせが届いていた。しおり(岡崎紗絵)と洋貴(瀬戸康史)とともに急いで松本へ向かうが、これを機につぐみは、まだ心に残っている樹への想いを断ち切るためにも、仕事を辞めて東京から離れることを決意。洋貴は、そんなつぐみの胸の内を察しつつも、改めてつぐみへ想いを告げる。

一方、みずから恋に終止符を打った樹もまた、つぐみへの想いを捨てきれずにいた。そんなある日、上司の渡辺(木村祐一)から、つぐみが東京から去ることを聞いた樹。二度と会えなくなるかもしれない……そう思った樹は、急いで高速バスの乗り場へ向かう…!

 

第6話の感想やネタバレ

 

第6話の感想

 

樹が東京を離れるつぐみを追いかけてバス乗り場へ向かったのに会えなかったのは、意外でした。こういう場合、間に合うんだろうなと、いかにもドラマ的な展開を期待してしまうんですよね。

 

いいのか~?つぐみ~と、心の中で叫んでしまいました(泣)

 

晴人の台詞「障がい持ってる方が壁作ったら相手は入ってこようにも入ってこれない」って、なるほどなぁ…晴人の存在のおかげで、樹の人柄が見えてきますね。

 

しおりの境遇を思うと泣けてくる。父親は姉を溺愛してるし、思いを寄せる相手は姉のことしか眼中にないし。それでも、つぐみと洋貴の仲を応援できるなんて、しおりはつくづくいいヤツ。

 

自分が車いす生活になってしまい、夫に負担をかけたくないと悩む楓の言葉1つ1つが樹の言葉と重なります。つぐみのように「あの時どうしてたらよかったんだろう」とモヤモヤした気持ちになる場面は多いけど、こうやって後から気づかせてくれる出会いがあるってありがたいと思う。

 

第6話のネタバレ

樹から別れを告げられたつぐみは、元久が倒れたと知らせを受け、松本へと急ぐ。元久は無事だったが、狭心症で検査入院中だった。つぐみは地元へ帰ることを決意し、美千代に退職を申し出る。つぐみが東京を去る日、樹は高速バスの乗り場に駆けつけるが、つぐみの姿はない。帰宅した樹は、やり場のない思いを噛みしめていた。そこへ葵がやってくる。つぐみが樹と別れ、松本へ帰ったと知り、泣き出す葵。樹に涙の理由を尋ねられ、葵は、つぐみが現れてから自分の居場所がなくなったと感じていたのは、樹が好きだからだと答える。樹は葵の気持ちに気がつかずにいたことを謝るが、つぐみが現れる前の関係に戻れるならそれでいいと微笑む葵。それぞれの思いを胸に、樹とつぐみは互いの連絡先を消去した。

その後、つぐみはインテリアコーディネーターとして働き出し、樹はより一層仕事に打ち込み、雑誌の取材を受けるほどになっていた。

洋貴とミュージカルを鑑賞した帰り道、つぐみは洋貴にプロポーズされる。つぐみは樹との別れを思い出す度に「どうすればよかったのか」と考えてしまい、前に進めずにいた。しかし、洋貴はつぐみにキスすると、洋貴はつぐみの全てを受け止めたいと告げる。そこへ通りがかった樹が、一部始終を見つめていた。

つぐみは美姫の紹介で、ある夫婦に出会う。高木圭吾は、病気で入院中の妻・楓が車椅子の生活になることを踏まえてバリアフリーの家を建てようとしており、ある建築家に相談したが断られていた。一方で楓は、進行性の病気で近い将来寝たきりになることから、圭吾にこれ以上負担をかけたくないと悩んでいた。そんな中、圭吾が会いに行った建築家が樹だとわかる。圭吾はつぐみと一緒で自己犠牲なところがあるからこそ、パートナーに負担をかけたくないという楓の思いが痛いほどわかる樹。葵は樹の話を聞く中で、樹がつぐみを守ろうとしてつぐみと別れたことを知る。

ある日、つぐみは病院で圭吾に出くわし、再入院となり病院を抜け出した楓を捜しまわることに。楓が車椅子で川岸に近づこうとするのを、圭吾が間一髪のところで止める。楓は圭吾を不幸にしていると心を痛め、死を選ぼうとしていた。圭吾の「俺の幸せは楓の側に居ること。楓の夢を叶えることが俺の幸せだ」という言葉を聞き、楓は泣き崩れる。そして、しっかりと抱き合う2人。楓の言葉と、別れの日に樹がつぐみに言った言葉が重なり、つぐみは圭吾のひた向きな愛情を目の当たりにする。

その後、つぐみはある思いを胸に、樹を訪ねて設計事務所へ行くのだった。

 

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ドラマ「パーフェクトワールド」第7話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「パーフェクトワールド」第7話あらすじ

会うはずのない樹(松坂桃李)とつぐみ(山本美月)、運命が二人を引き合わす!?
焦りを感じた洋貴(瀬戸康史)は、つぐみにプロポーズの返事を急かす。つぐみが出した答えとは?
さらに、想いを打ち明けた葵に樹は…?

松本に戻って3カ月、つぐみ(山本美月)はインテリアコーディネーターとして働きながら、実家で穏やかに暮らし、父・元久(松重豊)も少しずつ元気を取り戻していた。そんなある日、洋貴(瀬戸康史)はつぐみを東京でのデートに誘い、ついにプロポーズ!つぐみも洋貴の想いを受け入れ、結婚を前向きに考えようとするが、そんな2人の会話を、偶然通りかかった樹(松坂桃李)が見ていた。

そんなある日、つぐみは、東京の樹の元へ。久々に会った樹とつぐみの間には、気まずい空気が流れるが、つぐみは、松本で出会ったシェフの高木圭吾(山中崇)と車いすで生活する妻・楓(紺野まひる)のために、なんとか樹の力を貸してほしいと、頼み込む。実は圭吾は、完全バリアフリーの家を建てようと考えていて、樹に相談するものの、断られていたのだ。一方、楓はマイホームを持つことが夢だったものの、病気で先にこの世を去る自分のために、夫が私財を投げうって家を建てようとしていることを、素直に喜べずにいた。それどころか、自分では圭吾を幸せにできないと苦しんでいて、その姿につぐみは樹の言葉を思い出していたのだった。

つぐみから高木夫妻の想いを聞いた樹は、2人に会いに行くと約束。それを聞いてつぐみはホッとするものの、洋貴には「樹と会った」と言えず、心が痛む。しかし実は、洋貴は樹からの連絡で、2人の再会を知っていた。つぐみと樹の切っても切れない関係に焦りを感じた洋貴は、「結婚のこと、考えてくれた?」とつぐみにプロポーズの返事を急かしてしまう。それに対し、つぐみは…?

後日、樹は高木夫妻に会いに行くものの、突然、楓が「会いたくない」と言い出す。圭吾に頼んで何とか2人だけで話をする時間をもらった樹は、「なぜ主人の依頼を引き受けることにしたんですか?」と楓に聞かれて…?一方、樹に想いを打ち明けた葵(中村ゆり)は、圭吾の件でつぐみと会ったと話す樹を見て、顔をこわばらせていくが、それを察知した樹は…?

 

第7話の感想やネタバレ

 

第7話の感想

 

長沢さんは自分の感情を制御できなくなってるんですね。振り回される周りの人もツライ。

 

別れた今となっては、つぐみが樹の車椅子を押したり2人の親密なやりとりがせつなく見えてきます。ひぐらしの鳴き声が、さらに哀愁を感じさせるね。

 

今回もまた、長沢さんが場をかき回しにきましたねぇ…(汗)

 

つぐみの思いが樹を動かし、樹の思いが高木夫妻の夢を叶える。素敵ですね。

 

葵も笑うと可愛いんだよね。樹とお似合いだと周囲に思わせるほどに。つぐみが樹の側に居た時には決して見せなかった笑顔。

 

第7話のネタバレ

樹は、夫・圭吾に負担をかけたくないという楓の気持ちがわかるからこそ、バリアフリー住宅の設計依頼を断ったのだと話す。一方、つぐみは、家を建てるのは病気になる前からの楓の夢であって、現在は圭吾への思いが楓の心に蓋をしているのではないかと話す。楓が圭吾の幸せのために別れたいと思うことが、一番圭吾を不幸にしているのだと。しかし、高木の思いが楓に届き、楓も家を建てることに賛成している今、高木夫妻の力になってあげてほしいと樹に頼み込む。樹は、高木夫妻から話を聞くために、近いうちに松本へ行くことを約束する。そして、再び連絡先を交換し合う2人。

つぐみが洋貴からのプロポーズを受けたことで、しおりは「失恋確定」「目標達成」という複雑な心境に。その後、洋貴は元久と咲子から結婚の承諾を得て、結婚に向けて歩き出す。つぐみは樹と会ったことを洋貴に話せずにいたが、樹から洋貴に連絡があり、洋貴はつぐみと樹の再会を知っていた。洋貴は樹への嫉妬が焦りへと変わり、つぐみをホテルに誘うが、つぐみの中が自分ひとりになるまで待つことを約束する。

樹とつぐみが高木夫妻に会いに病院へ行くと、楓から面会を拒否されてしまう。そこで樹は、楓と2人で話がしたいと申し出る。楓はどうして引き受けたのかと樹を責める。楓は圭吾のそばにいたいし、家も建てたいが、自分のせいで圭吾の夢を奪うことはしたくないと訴える。圭吾の夢を知った樹は、圭吾が20年間勤めるレストランを見学に行き、その晩ペンを走らせる。翌日、樹は各々がプライベートな空間や時間を大切にしながら暮らせる家のイメージ図を見せる。さらに、この家はレストランとしての機能があり、高木夫妻2人の夢を実現する設計だった。高木夫妻は涙を流して喜んだ。

ある日、葵がつぐみに会いに職場へやってくる。葵は、つぐみにこれまでの言動を謝った後、樹とつきあうことになったと告げる。その後、つぐみは高校生の時に描いた体育館の絵を処分することで、樹との思い出も断ち切ろうとしていた。

樹は葵が松本へ行った時のチケットを見つけてしまう。葵は、樹とつきあってるとつぐみに嘘ついたことを白状し、「いつからこんな嫌な人間になったんだろう」と言って泣き崩れるのだった。樹は葵の背中をさすり慰める。

つぐみと洋貴の結婚式の準備と高木夫妻の家の建築が着々と進む中、つぐみと樹は地鎮祭後に県産材(=長野産の建材)を使った建設中のモデルルームの見学に行く約束をする。別れ際、「川奈。幸せになれよ」と声をかける樹。

地鎮祭が行われる朝、松本の街を地震が襲う。建設中の建物の中にひとりでいた樹は、足場や建材の下敷きになってしまうのだった_______。

 

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ドラマ「パーフェクトワールド」第8話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「パーフェクトワールド」第8話あらすじ

樹(松坂桃李)に絶体絶命の危機が迫る!
地震直後の混乱のなか、安否が分からない樹を探すため、つぐみ(山本美月)は父・元久(松重豊)が止めるのも聞かずに家を飛び出して…?

高木圭吾(山中崇)と楓(紺野まひる)、夫婦の夢をどちらも叶える樹(松坂桃李)のプランは、2人に笑顔を取り戻し、樹は正式に、高木夫妻が建てる家の設計を請け負うことに。つぐみ(山本美月)もまた、建築中のバリアフリーのモデルルームを見学できるよう、仕事関係者にかけ合う。その一方で、2人がまた一緒に仕事をすると聞いた葵(中村ゆり)はいても立ってもいられず、松本で働くつぐみの元へ向かい、「樹くんと付き合うことになった」と嘘をついてけん制する。それを聞いたつぐみは、樹への想いを封印するように、高校時代に描いた思い出の絵を捨てる。樹もまた、つぐみが是枝(瀬戸康史)と結婚すると知り「幸せになれよ」とエールを送るが…。

建設工事の安全を願う地鎮祭当日、つぐみは元久(松重豊)に、樹と一緒に仕事をしていることを打ち明けようとするが、次の瞬間、強い揺れに襲われ、大きな地震が起きる。幸い、つぐみの家は被害が少なかったが、地鎮祭に参加するため、同じく松本にいた樹とは連絡がつかない。心配になったつぐみは、元久や咲子(堀内敬子)が止めるのも聞かず、家を飛び出す。

一方、東京で地震のニュースを知った洋貴は、つぐみから樹と連絡が取れないと聞き、葵と合流して松本へ向かうことに。葵の話によると、樹にとって何より心配なのは、排せつができないことによる尿毒症だという。最悪の場合、死にいたることもあると聞き、ますます不安が募るつぐみだが…?

物語はついに佳境へ!!岐路に立たされ、激動する、それぞれの運命の行方はー?

 

第8話の感想やネタバレ

 

第8話の感想

 

洋貴はつぐみのことをよく理解してるわ。洋貴の一途さがよくわかるけど、それ以上に、聞きたくなさそうな長沢さんの表情に爆笑!!

 

洋貴がつぐみを、葵が樹を思い、心配する気持ちは本物。

 

樹とつぐみをそっちのけで、圭吾さんの真っ直ぐな思いに胸キュンでした。楓さんは幸せ者ですね。

 

地震後の樹は、別人のように変わりましたね。

 

つぐみが描いた樹の顔の絵を見つけるのは、てっきり樹だと思ってたのに。絵を見たくないのに見せられてしまった洋貴が可哀想。

 

第8話のネタバレ

松本では震度6の地震が発生した。つぐみは樹と連絡がつかず、元久と咲子の制止を振り切って、樹を捜しに行く。樹は足場や建材の下敷きになり、身動きが取れない。携帯電話も圏外だった。つぐみは建設中のモデルルームへ向かうが、土砂崩れによる交通渋滞で足止めに。洋貴と葵は、洋貴の運転する車で慌てて松本へ向かうが、交通渋滞で思うように進まない。そのため、葵との通話で、樹に尿毒症による死の危険が迫っていることを知ったつぐみは、タクシーを降りて走り出す。樹は必死に資材をよけようとする中で、つぐみの顔を思い浮かべていた。つぐみはモデルルーム内で倒れている樹を救出する。つぐみは単独行動をした樹に怒りながらも、樹の無事に安堵した。樹とつぐみはしっかりと抱きあったが、次の瞬間、つぐみは樹の腕をゆっくりと払いのける。

つぐみは樹の無事を葵に報告した後、樹と一緒に避難所に行く。樹は避難所のスタッフ・半澤の車を借りて横になる。つぐみは樹に付き添うことにした。

一向に進まない車内の中で、つぐみと樹が元さやに戻る不安はないのかと葵に尋ねられ、洋貴は話し出す。つぐみが高校時代に描いた絵を処分して、樹を思い出ごと断ち切ろうとするつぐみを信じることに決めたのだと。その頃、樹は、資材の下敷きになっていた時に「生きたい」と強く思ったことを、つぐみに話していた。樹は改めて、命の恩人であるつぐみに礼を言う。つぐみは喜び、泣きだす。そんなつぐみを抱きしめたいと思いながらも、樹は思いとどまり、耐えていた。

翌朝、洋貴と葵が到着する。つぐみは樹と車内で一晩共に過ごしたことを洋貴に話さず、ごまかした。洋貴は半澤から手渡され、朝方つぐみが樹の眠る姿を描いた絵を見てしまう。その後、つぐみを実家へ送り届けた洋貴は、2人きりになると、つぐみを強く抱きしめた。つぐみの無事を自分の目で確認するまでは気が気じゃなかったと話すのだった。

東京に戻った樹の言動に変化が起きていた。地震で死を覚悟した樹は「死にたくない。生きたい」と思ったことで、大事なものがはっきりと見えるようになり、迷いがなくなったと言う。そんな樹が選んだのは、高木夫妻の住宅の担当を降りて、同僚の沢田を後継者に指名することだった。樹が担当を離れることを知ったつぐみは、動揺を隠せない。地鎮祭以降、樹に会えなくなってしまうのだ。

地鎮祭を終えると、樹は圭吾が店長を務めるレストランの20周年パーティーへの出席を断り、東京へ帰っていく。「未来を悲観して別れるなんて間違っていた」と話すつぐみに、美姫が「何かするのにもう遅いってことある?」と言って、つぐみの背中を押す。さらに、つぐみは「この先何が起きようと受け入れられるくらい、人生に後悔はない」という圭吾のスピーチを聞き、居てもたってもいられなくなり、お店を飛び出す。

すると、つぐみは、タクシーで引き返してきた樹と目が合う。樹とつぐみは、互いに胸に秘めた思いを口にしようとしていた。

 

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ドラマ「パーフェクトワールド」第9話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「パーフェクトワールド」第9話あらすじ

樹(松坂桃李)とつぐみ(山本美月)のあふれ出す想い!静かに怒りをあらわにした洋貴(瀬戸康史)は、樹に会いに行って…?さらに樹は葵(中村ゆり)に区切りをつけようと話を持ち掛けるが…!?

地震で資材の下敷きになり、身動きが取れなくなった樹(松坂桃李)は死を覚悟するが、つぐみ(山本美月)によって救出され、なんとか命の危機を脱する。同時に、再びつぐみに会えた喜びをかみしめる樹だったが、翌日、東京から駆けつけた洋貴(瀬戸康史)や葵(中村ゆり)の姿に、もう後戻りは許されないのだと思い知らされる。そして、つぐみとの関係をきっぱりと断つためにも、高木夫妻のマイホームの一件は、同僚の沢田(池岡亮介)に引き継ぐことに。しかし、地震を機に、一度は失ったはずの“生きることへの執着”が、再び自分の中に芽生えていることに気づいた樹。それまで胸に秘めていた、ある後悔を隠し切れなくなり、急いでつぐみの元へ向かう。同じ頃、つぐみもまた、自分たちの人生に悔いはないという圭吾(山中崇)と楓(紺野まひる)の言葉を聞いて、いても立ってもいられなくなり…。

自分の気持ちに嘘をつけなくなった樹とつぐみは、周囲の人を傷つけることを承知のうえで、洋貴と葵、そして家族にも、正直な気持ちを打ち明けることに。ところが、つぐみが会いに行くより一足先に、洋貴は樹の元を訪ね「一回だけ殴らせてもらっていい?」と静かに怒りをあらわにする…!

さらに、樹は葵に区切りをつけようと話を持ちかける。今の自分があるのは葵のおかげだとしながらも、正直に胸の内を明かす樹。しかし葵は樹の気持ちをさえぎるように食い下がり…。

 

第9話の感想やネタバレ

 

第9話の感想

 

このプロポーズ、自然と口から出た言葉だったんだろうな。

 

感動しました!!長沢さんのことを怖い人だと思ってたけど、長沢さんを大切に思う樹の心と、つぐみの成長ぶりが、葵の心を溶かしたんですね。

 

普段は穏やかな洋貴が、声を荒げて怒ってる!ハラハラしました~~

 

できすぎなくらい洋貴はいいヤツ!これぞ少女マンガってかんじがします。

 

樹とつぐみの交際や結婚が周りの人を傷つけるとばかり言われてるけど、樹の母・文乃が喜んでくれる姿は樹たちに勇気を与えるよね。

 

第9話のネタバレ

洋貴はつぐみの誕生日に婚約指輪を用意して、つぐみに内緒で川奈家へ来ていたのだが、つぐみから咲子に東京へ行くと連絡があり、洋貴は東京へ車を走らせる。その頃、樹は10年前の交通事故現場につぐみを案内し、つぐみと別れたことを後悔していると言い、もう一度やり直さないかと話すのだった。つぐみも同じ思いだった。このことを聞いたしおりは、つぐみの頬を平手打ちし、洋貴がかわいそうだと泣きじゃくり部屋を出ていった。東京へ戻った洋貴は、つぐみの行方を追って樹の部屋へ行くが、つぐみの姿はない。つぐみとのことを知った洋貴は、激怒しながらも、地震の夜につぐみが描いた絵を樹に渡し、もう二度とつぐみの手を離すなと話す。洋貴が帰宅すると、つぐみが待っていた。つぐみは体を震わせながら洋貴に謝った。

樹がヘルパーの契約を終了したいと葵に申し出たことで、樹がつぐみとよりを戻したのだと察した葵は、「私の代わりが見つかったのね」と皮肉を言うが、樹は葵の代わりはいないと話す。樹にとっての葵は、唯一の恩人だと。樹は、葵の気持ちには応えられないと伝えるが、葵はヘルパーを辞めるつもりはないと食い下がるのだった。

朝方、松本行きの高速バスに乗るつぐみに、洋貴から婚約を解消しようという内容のメールが届く。つぐみは帰宅するや否や、洋貴と別れ、樹とやり直したいと思っていることを元久と咲子に話す。しかし、元久は聞く耳を持たない。ついには、家を出ていけと言われるが、つぐみは許してもらえるまで何度でも謝ると言って食らいつく。

晴人に励まされたしおりは、傷心旅行から帰宅した洋貴を抱きしめ、「ずっと好きだった」と告げる。洋貴はしおりの思いに感謝しながらも、家族としか見れないと断る。

つぐみは、山奥に現場視察へ行くことになった樹に、葵に同行してもらってはどうかと提案するが、樹は首を横に振る。ある日、つぐみは葵を呼び出し、樹の出張に同行してもらえないかと頼む。葵はつぐみが行けばいいと言うが、つぐみは葵以上に適任者はいないと話す。葵はつぐみの変化を感じていた。つぐみは以前葵に言われた「障がいを日常として捉えることができなければ共に生きていくことはできない」がわかるようになり、時にはプロに任せることも大切だと考えるようになっていたのだ。

樹は川奈家を訪れるが、元久は面会を拒否する。何度門前払いにあっても、玄関の外で待ち続ける樹。

樹の出張に同行して東京へ戻った葵は、今日で終わりにすると樹に告げる。樹とつぐみが試練を乗り越えたから、自分にできることはもう何もないのだと。いつしか樹の世話をすることが葵の生きがいになっていて、助けてもらっていたのは自分の方だったと話す。樹は、今の自分があるのは葵のおかげだと心から礼を言う。葵はバーに洋貴を呼び出し、今日で樹のヘルパーを止めたことを報告する。つぐみが元久から樹との交際を反対されていることを知り、驚く洋貴。その頃、つぐみは樹の部屋を訪れていて、文乃と出くわす。樹とつぐみがやり直すことを知った文乃は大喜びする。その夜つぐみは樹の部屋に泊まり、翌朝、2人は樹の部屋の片隅に置かれたつぐみが高校時代に描いた絵を眺めていた。洋貴が届けてくれた絵だった。そして、樹はつぐみにプロポーズし、「はい」と答えるつぐみ。樹とつぐみが川奈家へ向かうと、家から出てきた元久が樹と2人で話したいと言うのだった。

 

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ドラマ「パーフェクトワールド」最終回(第10話)あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「パーフェクトワールド」最終回(第10話)あらすじ

結婚を決めた樹(松坂桃李)とつぐみ(山本美月)を待ち受ける最後の試練!結婚に頑なに反対する元久(松重豊)の体には再び異変が?2人の一途な想いが、奇跡を呼び起こす…!?

高校の同級生だったつぐみ(山本美月)と再会したことがきっかけで、事故以来ずっと閉ざしてきた心の扉を開き、恋する気持ちも取り戻した樹(松坂桃李)。幼い頃からつぐみに想いを寄せていた洋貴(瀬戸康史)や、かねてから樹を支えてきたヘルパーの葵(中村ゆり)を巻き込みながらも、2人は様々な困難を越えてきた。一度はつぐみの幸せを考え、樹から別れを切り出したものの、運命が二人を再び引き合わせ、もう二度と別れないと決めた樹は、つぐみにプロポーズ。2人は人生を共に生きる覚悟を決めた。

そんな2人の決断に、つぐみの父・元久(松重豊)だけは、娘が苦労するのは目に見えていると、2人の交際に断固反対。それでも、元久にも結婚の許しをもらおうと何度も家を訪ねるが、そのたびに門前払いされてしまう。

そんなある日、やってきた樹と2人で話をしたいと申し出た元久。つぐみの幸せを願うなら、なぜ苦労をかけると分かっているのに結婚を望むのかと問う元久に、樹はつぐみと別れてから今日までの気持ちを包み隠さず話す。それでも決して首を縦に振ろうとしない元久だったが…!?

変わらぬ愛を胸に、逆境に立ち向かう樹とつぐみは、その手で幸せをつかむことができるのか?2人の一途な想いが奇跡を起こす…!?

 

最終回(第10話)の感想やネタバレ

 

最終回(第10話)の感想

 

制作陣の粋な計らいったらないね!「間違いはありませんので、受理させていただきます」だって(笑)

 

周りの人に「助けて下さい」「力を貸してください」って言えるのが素晴らしい。以前の樹だったら人に頼らず自分で何でもやろうとしていただろうし、つぐみと出会ったことによる変化ですね。

 

頑固だけど、娘想いのいいお父さん。樹とつぐみの相手を思いやる姿が、元久の頑なな心を動かしましたね。

 

ハッピーエンドでよかった!!

 

しおりがつぐみのことを理解してくれてよかった。仲良し姉妹にわだかまりが残るのはツライし。

 

最終回(第10話)のネタバレ

樹はつぐみとの結婚を認めてもらえるよう頭を下げるが、元久は首を横に振る。話し合いは平行線のまま終わり、家に帰ろうとしたその時、元久が胸の痛みを訴え地面に倒れる。樹はすぐさま救急車を呼ぶが、元久は意識を失ってしまう。咲子は、元久が意識を取り戻し一命を取り止めたのは樹のおかげだと感謝するが、翌日、元久は急性心筋梗塞を起こし、再び意識不明の中での緊急手術になる。東京からしおりと洋貴が駆けつけ、しおりは、元久が倒れたのはつぐみと樹のせいだと言って2人を責める。洋貴は、樹はしおりをなだめ、元久に樹と会うように頼んだのは自分だと話す。樹は人の痛みがわかり、精神力の強い奴だということを元久にわかってほしいからとの思いからだった。

手術は無事成功し、翌日から元久のリハビリが始まる。しかし、元久は車椅子に乗るのを躊躇し、立ち上がって歩行訓練をしようとした瞬間、めまいを起こす。つぐみから元久の様子を聞いた樹は、自身の経験から、何か希望を持てるようにできるといいんじゃないかとアドバイスし、その後も親身につぐみの相談に乗る。つぐみがまた家族みんなで初詣へ行こうと励ましたことで、元久が前向きにリハビリ取り組むようになる。元久の退院が決まったある日、元久は、樹が毎日のように東京からやって来ては病院でつぐみと会っていることを咲子から聞かされる。つぐみは元久の支えとなっているが、そのつぐみを支えているのは樹なのだと、元久は知らされるのだった。

ある日、元久は樹に会いに行き、入院中に気がついたことを話し出す。元久の代わりにつぐみを背負って歩いてくれる人につぐみを任せたい気持ちに変わりはないが、物理的に背負って歩くことだけが背負うということではないと。そして、元久は樹を弱者だと決めつけていたことを謝った。樹の部屋へやってきたつぐみが物陰から聞いている中、元久は「つぐみを頼みます」と言って、樹に頭を下げる。つぐみは驚きのあまり、元久に駆け寄る。元久は、つぐみを失うのが怖くてつぐみの幸せが何なのか考えてやれなかったと謝り、「花嫁姿を見せてくれ」と言い、大粒の涙を流しながら頷くつぐみ。

しおりが引っ越し準備をしていると、晴人が二級建築士の合格通知書を見せにやってくる。義足というハンデがあるから対等になるには人一倍努力しないといけないと言う晴人に、しおりは誰にでも弱点や欠点はあるから最初からみんな対等だと話す。しおりは、つぐみと仲直りした今では、つぐみは樹といるために特別な覚悟をしたのではなく、ただ好きで一緒にいたかっただけなのだと理解していた。

樹はつぐみに迷惑をかけるのは承知の上で、将来子供を育てたいとつぐみに話した。元久のように家族を愛せるようになりたいと。それを聞いて、「幸せな苦労なら喜んでするよ」と微笑むつぐみ。その後、2人は婚姻届を提出し、大勢の人に見守られながら結婚式を挙げた。

人間は誰しも完璧ではないからこそ、欠けている部分を補い合い、支え合うのだ。健常者や障がい者であることは関係ない。夫婦となった樹とつぐみは、力強く2人で生きていこうとしていた。

 

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カンテレ・フジテレビ系1月期の火曜21時は、ドラマ『パーフェクトワールド』です!

松坂桃李さん演じる車椅子生活の一級建築士・鮎川樹と、山本美月さん演じる樹への恋心が再燃するヒロイン・川奈つぐみが織りなす純愛物語に涙すること間違いなしです。2人が選ぶ未来とは…

この記事では、ドラマ『パーフェクトワールド』を初回から最終回まで随時更新していきますので、ぜひご覧ください!

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