【パーフェクトワールド/映画)】ネタバレと結末!感想やあらすじ【君といる奇跡 岩田剛典・杉咲花W主演ドラマ】

2019年春のカンテレ・フジテレビ系列火曜21時枠は、松坂桃李さん主演のドラマ『パーフェクトワールド』が4月16日スタートです。

原作は女性コミック誌「Kiss」に連載中の同名コミックで、2018年には『パーフェクトワールド 君といる奇跡』として映画化もされました。

こちらの記事ではドラマ『パーフェクトワールド』のおさらいとして岩田剛典・杉咲花W主演映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』のネタバレ感想とあらすじを紹介します。

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映画「パーフェクトワールド 君といる奇跡」のあらすじやネタバレ結末と感想

 

映画「パーフェクトワールド 君といる奇跡」のあらすじ

インテリアコーディネータ―として働く川奈つぐみは、初恋の人で高校時代の憧れの先輩・鮎川樹と、取引先との飲み会で偶然再会する。樹は、小学生の頃からの夢だった一級建築士となり、建築設計事務所に勤めていた。あの頃と変わらぬキラキラした笑顔にときめいたつぐみだったが、樹が車イスに乗っていることを知り、驚きと戸惑いを隠せない。

打ち合わせのためにつぐみが樹の職場を訪れた夜、樹の行きつけの店で二人は夕食を共にする。樹は、「全く触れないのも不自然だから」と、大学三年のとき、事故に遭って脊髄を損傷したこと、歩けなくなったこと、それでも建築士の夢をあきらめなかったこと、そして、仕事に対する熱い思いまで、つぐみに穏やかな声で語りかけるのだった。

数日後、樹が高熱を出して入院したことを知ったつぐみは、病院に駆けつける。樹は病床で、翌日までに提出しなければならないプレゼンテーション用の資料を必死で仕上げようとしていた。その痛々しい姿に、「また次頑張ればいいじゃないですか」と言うつぐみ。だが、「次があるかわからないのに…今やらなきゃダメなんだ」と訴える樹を見て、手伝いを申し出たつぐみは、樹への思いが溢れてくることに気づく。

なんとか応募できたコンペは佳作だったが、それをきっかけに仕事が決まり、樹とつぐみは共に仕事をするようになる。さらに、休みの日も一緒に美術館に行くなど、徐々に距離が縮まっていく…が、事故に遭って以来、樹はもう誰とも恋愛をしないと心に決めていた。それでも、樹のことを大切に思い、支えようとするつぐみ。そして、ある雨の日に、気持ちを止められずに思わず「好きなんです」と告白する。そのひたむきで真っ直ぐな思いが、樹の頑なな心を少しずつ溶かし、二人は付き合うことに。

楽しいデートを重ね、一緒にいる幸せを見つけた二人。つぐみは、仕事をしながら、樹を支えるためにもっともっと頑張ろうとする。だがある日、二人の間に悲劇的な事件が起こってしまう…。それをきっかけに、二人の日々にも変化が訪れ…。互いを思い、愛するがゆえに生まれる葛藤。「好き」だけでは越えられない試練を前にすれ違う二人。

 

映画「パーフェクトワールド 君といる奇跡」の感想

 

 

 

 

 

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映画「パーフェクトワールド 君といる奇跡」のネタバレと結末

 

川奈つぐみは長野から東京へ出てきて、インテリアコーディネーターとして勉強をしている。ある日、大きなプロジェクトがあり、相手の企業とコラボして仕事することになった。ある雑誌を見ているとコラボする会社に、1級建築士・鮎川樹の名前を見つける。つぐみの高校の先輩であり、初恋の人だ。会えるのを楽しみにしてつぐみは相手企業との食事会に参加した。樹もつぐみに気付き、少しだけ話をした。やはり素敵な人だと思うつぐみは、中盤になり帰宅しようとする樹を見て、車椅子に乗っていることに気付いた。後日、つぐみは樹と2人きりで食事に行く。その時に樹の方から、大学3年の時に交通事故で骨髄損傷となり下半身麻痺になったと説明された。それでも夢であった1級建築士になって、プロジェクトも任せてもらえるようになったと言う。そして歩けなくなってからは、誰とも付き合わないことに決めたことも話した。

ある日、樹の職場の先輩・渡辺から、樹が発熱して入院したと聞き、急いで病院へ行くつぐみ。病室で樹は大きな仕事に繋がる大切な仕事をしており、どうしても諦めきれないと言う。看護師に無理してはいけないと怒られる樹の姿を見て、つぐみは自分が付き添うので無理のない範囲でやらせてほしいと頼んだ。しかし力尽きてしまった樹に、協力したいとつぐみは申し出る。すると高校時代に見たつぐみの絵がよかったと言い、樹は仕事を任せて何とか間に合わせることが出来た。

地元の長野で同窓会があるため、つぐみと樹は帰省をする。樹は人気者で、たくさんの人に囲まれた。その中に先輩で樹の元カノ・雪村美姫の姿があり、樹と2人で話していた。そして樹はつぐみに外に出て来ると言って会場を出る。その後、つぐみの元に同級生・是枝洋貴が来て、樹と付き合っているのかと聞かれた。つぐみは仕事を一緒にしていると答えた。まだ戻らないため他の部屋に行こうとすると、そこで樹と美姫が話していた。美姫は近々結婚すると言うが、樹はそっけない態度だった。すると幸せになる権利は樹にもあると泣き出し、部屋を飛び出す美姫。つぐみは追いかけて美姫に声を掛けた。結婚するというのを聞いたとつぐみが言うと、美姫は樹と仲が良かったことを覚えていた。そして「事故に遭った後、私が樹を捨てたとみんなに思われている」と。本当は樹に突き放されたと言い美姫は去った。

後日、つぐみの運転で樹とドライブデートへ。着くとそこは美姫の結婚式場で、樹は頑なに行こうとしない。説得しても聞かない樹を車椅子に乗せて、半ば強引に式場に連れて行くつぐみ。入るとちょうど美姫と目が合い、アイコンタクトで“おめでとう”と樹。美姫は“ありがとう”と返した。帰り道、樹はつぐみに来てよかったと言った。

ある日、樹とつぐみが出かけていると、猫を見つける。飼い主が見つかるまでの間、樹の家で飼うことになった。ところが、樹は再び高熱で入院する。樹の母も来ており、長野で治療するように言われた。だが樹は掴みかけたチャンスを手放したくないと自分の気持ちを言う。樹の母はつぐみに、合併症で命を落とす危険もあることを話し、樹の幸せを願っているという親としての気持ちを伝えた。退院後、つぐみは気持ちを伝えようと樹の元へ。びしょ濡れになりながら猫を探す樹を見つけ、家に帰るように言うつぐみ。自分の事はどうでもいいと話す樹に、つぐみは勝手に決めないでと言う。そして「先輩が好きなんです」と告白した。樹はつぐみの気持ちを受け入れて、部屋に戻ると箱の中に猫がいた。

次のデートで樹は、付き合い始めた記念と言ってネックレスをつぐみにつけた。つぐみは喜び、たくさんデートに出かけた。その度に世間の目や心無い言葉をかけられることが日常的に起きていった。後日、樹の家に行くとそこには樹のヘルパー・長沢がいた。樹の身の回りの世話についてなどを長沢から教わるつぐみ。ある時、樹の足が出血しており、本人に自覚症状がないので周りが気をつけなければならないと言われる。帰り道、長沢に樹と付き合うことには覚悟が必要だと言われるつぐみだった。それ以来、長沢は来なくなってつぐみが毎日通い始めた。樹の為なら何でもしたいという思いがあると、つぐみは洋貴に話す。それに対して洋貴は、恋愛感情とは違うのではないかと言った。その後、つぐみは親から呼ばれて実家に帰る。樹の運転で行き、車越しにつぐみの父に挨拶をして樹はその場を去る。つぐみは仕事に取り組む真面目な姿勢と、車椅子だが全部自分のことを出来る人だと樹の事を話す。しかし両親は“車椅子”だということが引っかかる。樹はつぐみの気持ちを受け止め、次は車から降りて挨拶をすると話した。

会社からの帰り道、つぐみは眩暈がして電車の線路に足を踏み外す。樹は咄嗟に手を伸ばすが届かなかった。病院に運ばれたつぐみの元に、樹と洋貴が駆けつけて過労が原因だと知る。つぐみの両親も駆けつけて、樹に席を外すように言った。その後、つぐみの父から樹は別れるようにと頭を下げられた。そんなことを知らないつぐみは車椅子に乗り、樹を見つけて同じ目線になったと微笑んだ。樹は退院したら出かけようと、つぐみの父の気持ちを汲みながら言った。

退院して2人は遊園地に行った。楽しい時間を過ごして、最後に夜景を見ながら観覧車に乗ることにした。そこで樹は自分の無力や無念を語り、つぐみに別れを告げた。つぐみは何度も嫌だと言い泣くが、別れることになった。

樹と別れて仕事に没頭するつぐみ。すると母から連絡があり、父が脳梗塞で倒れたことを知る。つぐみは仕事をしばらく休みにして長野に帰る。父の症状が軽かったことと、つぐみが実家に戻ってきたことで安心する両親。ある日、長沢から樹が命に関わる手術をすることになったと聞かされる。つぐみは行かないと後悔すると両親を説得した。父は樹に別れるように頼んだのは自分だと言い、親として間違いのない選択だと話す。それでもつぐみは2人でなら乗り越えていけると言った。父は成長した娘を見送ることにした。東京に戻り、長沢からつぐみ宛ての手紙を受け取る。そこには事故で色々なことを諦めてきたが、正面からぶつかって壁を破ってくれたつぐみへの感謝と、もしまた逢えるなら高校時代のつぐみの絵が見たいという樹の願いが記されていた。

つぐみは長野に行き、自分の絵を見る。その後で高校にも行った。桜の木の下で洋貴に電話をした。当時、樹にフラれたと勝手に思い込んだつぐみは、桜と体育館が描かれた絵を捨てようとした。それを洋貴が止めて佳作に選ばれたことやその頃から優しかった樹のことなど思い出話をした。電話を切ると、後ろに樹がいて嬉しくなるつぐみ。実は捨てようとした絵を樹に渡そうとしていたこと、最近ではよく夢に車椅子に乗った樹が現れると、今の車椅子の樹が好きだと言った。樹は「結婚しよう」とプロポーズし、つぐみは承諾した。結婚式には洋貴やつぐみと樹の親、長沢や美姫などたくさんの人が駆けつけた。これから大変なことがたくさんあるかもしれない。それでも2人でなら乗り越えられるような素晴らしい人生の旅立ちとなった。

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