第57作目となる2018年NHK大河ドラマは、幕末の志士であり明治の立役者である、西郷隆盛を主役とする「西郷どん(せごどん)」です。
西郷隆盛を、勇気と実行力で時代を切り開いた「愛に溢れたリーダー」として描くという本作では、大河初出演となる鈴木亮平が”西郷どん”を演じます。
豪華キャストが話題を集める「西郷どん(せごどん)」のキャストや相関図、ロケ地やあらすじについてまとめました。
Contents
「西郷どん(せごどん)」の基本情報
放送開始日 | 2018年1月7日 |
放送時間 | 毎週日曜日20:00~20:45 |
放送局(制作著作) | NHK(NHK) |
原作 | 林真理子 「西郷どん」 |
脚本 | 中園ミホ |
音楽 | 富貴晴美 |
制作統括 | 櫻井賢 |
プロデューサー | 小西千栄子 |
演出 | 野田雄介・盆子原誠・岡田健 |
「西郷どん(せごどん)」のあらすじとユーザーの期待の声
「西郷どん(せごどん)」のあらすじ
西郷隆盛(小吉、吉之助)は、薩摩(鹿児島)の貧しい下級武士の家に育った。両親を早くに亡くし、家計を補うため役人の補佐として働くが、困った人を見ると放っておけず、自分の給金も弁当も全部与えてしまう始末。西郷家はますます貧乏になり、家族はあきれかえるが、西郷は空腹を笑い飛ばす。
そんな愚直な西郷に、カリスマ薩摩藩主・島津斉彬(しまづ・なりあきら)が目を留めた。「民の幸せこそが国を富ませ強くする」と強く主張する斉彬に、西郷も心酔する。西郷は、斉彬の密命を担い江戸へ京へと奔走。薩摩のキーパーソンとなっていく。
生涯の師・斉彬との出会いと別れ。篤姫との淡い恋。仲間との友情と反目。多感な青年期を経て、三度の結婚、二度の島流し…。極貧の下級武士にすぎなかった素朴な男は、南国奄美で愛に目覚め、勝 海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、揺るぎなき「革命家」へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく。
幕末の志士として明治維新を成し遂げた「西郷どん(せごどん)」こと西郷隆盛は、後には、政府との間に西南戦争を起こし、非業の最期を遂げます。
その生涯を描く、大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」。
林真理子×中園ミホの女性の目に映る“西郷どん(せごどん)”は、どんな新しい姿を見せてくれるでしょうか。
「西郷どん(せごどん)」に対する期待の声
年があけたら「西郷どん」!
2018年が楽しみだな〜💛 https://t.co/N1EKRdHwLs— まゆ🐏 (@N21vv) 2017年10月23日
錦戸亮さんが、西郷隆盛の弟・従道を演じることで、ファンからの期待が高まっているようです。
個人的に島津斉興-鹿賀丈史、側室お由羅-小柳ルミ子。息子の斉彬-渡辺 謙っていうやけに濃いメンツな薩摩藩主一家、が楽しみの一つ。 — 2018年大河ドラマ『西郷どん(せごどん)』あらすじ・キャストまとめ【主演は鈴木亮平】 https://t.co/bnX0l5B48Z
— きまぐれ にゅーす屋 (@kimagumedia) 2017年10月22日
島津家のキャストがかなり豪華なので、それが楽しみの一つという方もいらっしゃいました。
来年の大河ドラマ。西郷どん。実は読み方は「さいごうどん」ではなく「せごどん」らしい。ずっと「さいごうどん」と思ってた。色々配役も決まって大久保利通が瑛太らしいね。篤姫では瑛太は小松帯刀だったなぁ。桂小五郎や龍馬は誰がやるんだろうね。楽しみね。西郷どん。
— 沈黙の猫さん (@dekimasi) 2017年10月23日
まだ発表になっていない、坂本竜馬や桂小五郎などのキャストも楽しみですよね。
「史跡 西郷隆盛洞窟」へー!
西南戦争最後の司令部!西郷どんはここで最後の5日間を過ごしました。
次回の大河ドラマで描かれるはず!
どんな風になるか楽しみー!!#伐折羅旅 pic.twitter.com/BqRPaMD1Gc— 伐折羅大将★イーバ (@basara_taisho) 2017年10月20日
西郷隆盛が西南戦争最後の5日間を過ごしたという、「西郷隆盛洞窟」がドラマにどのように登場するか、特に地元の方は期待されていますよね。
ただ、西郷隆盛や坂本龍馬、木戸孝允について書いたことで、来年の大河ドラマ「西郷どん」が楽しみになったみたい。私も6年生の時「翔ぶが如く」見てたな…懐かしい(^-^)
— haruzou (@antai08) 2017年10月29日
お子さんでしょうか、作文か何かで、西郷隆盛、坂本竜馬、木戸孝充について書いたことから、「西郷どん」が楽しみになったようです。ほほえましいですね。
「西郷どん(せごどん)」の登場人物・キャスト
薩摩のキーパーソン

西郷吉之助(きちのすけ)/隆盛(たかもり):鈴木亮平
西郷吉之助/隆盛
薩摩の下級武士の家に生まれた、貧しい大家族の長男。唯一無二の人柄で、とにかく男にも女にもモテた。カリスマ藩主・島津斉彬に見い出され、時代の改革者として成長していく。どんなときも困った人を放っておけない、ちょっと迂闊(うかつ)な、心優しき熱血漢。
鈴木亮平
1983年3月29日生れ。兵庫県西宮市出身。かつては友近亮平の名でモデルをしていた。2006年テレビドラマ「レガッタ~君といた永遠」で俳優デビュー。2007年公開「椿三十郎」で映画デビュー。2014年度上半期NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」では、ヒロインの夫を演じるなど、多数のドラマ・映画で活躍。

於一(おいち)/篤姫(あつひめ):北川景子
於一/篤姫
薩摩・島津家の分家に生まれた姫。薩摩でのびのびと暮らしていたが、島津斉彬の目に留まり、13代将軍・徳川家定の正室候補となる。斉彬の養女となり、国の命運をかけて嫁ぐ覚悟をするが、婚儀をまとめるために奔走する西郷との間に恋心が芽生え、大いに揺れ動く・・・。西郷と篤姫の絆は、やがて「江戸無血開城」へとつながっていく。
北川景子
1986年8月22日生れ。兵庫県神戸市出身。高校在学中、地元神戸のモデル事務所にスカウトされ芸能界入り。「Seventeen」のオーディションに合格、モデルデビューする。2003年には、「ミスSeventeen」に選ばれ、同年テレビドラマ「美少女戦士セーラームーン」で女優デビュー。2006年「間宮兄弟」にて映画初出演を、2007年「モップガール」で連続ドラマ初主演を果たす。映画・ドラマに出演多数。

ふき:高梨臨
ふき
高梨臨

大山格之助(おおやまかくのすけ)/綱良(つなよし):北村有起哉
大山格之助/綱良
北村有起哉

有村俊斎(ありむら しゅんさい)/海江田信義(かいえだ のぶよし):高橋光臣
有村俊斎/海江田信義
高橋光臣

村田新八(むらた しんぱち):堀井新太
村田新八
同じ郷中(町内)に育った西郷を兄と慕い常に同行した弟分。西郷二度目の島流しでは、新八も喜界島に流刑となる。大久保にも慕われ、明治新政府の担い手として期待され岩倉具視欧米視察団にも参加するが、最期は西郷とともに下野し、死の間際まで西郷に付き添うことに。
堀井新太
1992年6月26日生れ。東京都出身。2010年渡辺エンターテインメント主催の「D☆DATE新メンバーオーディション」でグランプリを獲得、D-BOYSおよびD☆DATEに加入。D☆DATEのシングル「あと1cmのミライ」でデビュー。2014年テレビドラマ「シマシマ」で俳優デビュー。2015年NHK「マッサン」、「花燃ゆ」などで知名度を上げる。

赤山靱負(あかやま ゆきえ):沢村一樹
赤山靱負
名門の家の出で、島津斉彬を次期藩主にと尽力。西郷家とは、父・吉兵衛が赤山家の御用人(用頼み)を務めていた縁で古くから交流があり、西郷たちにとって先生のような存在。よき相談相手で、斉彬との縁を結んでくれた恩人であるが、斉興と由羅の陰謀に巻き込まれていく・・・。
沢村一樹
1967年7月10日生れ。鹿児島県出身。20歳で上京、俳優を目指しながらファッションモデルとして活躍。25歳で「メンズクラブ」の専属モデルとなる。1996年日本テレビ系「松田のドラマ」で俳優デビュー、同年「新・星の金貨」に出演。2000年からTBS系の「浅見光彦シリーズ」で浅見光彦を17シリーズ演じる。

島津斉興(しまづ なりおき):鹿賀丈史
島津斉興
島津家第27代当主で薩摩藩主。嫡男・斉彬を疎んじて、藩主の座を譲らないばかりか、斉彬を支持するものを徹底的に弾圧する。側室・由羅の子・久光を登用して、自らは長きにわたり権力者として君臨し続けようと画策。そしてついに斉彬との直接対決のときが訪れる。
鹿賀丈史
1950年10月12日生れ。石川県金沢市出身。1972年劇団四季入団。「ジーザス・クライスト=スーパースター」で主演としてデビュー、注目を集める。1980年退団後は、舞台だけでなく、映画・テレビドラマなどで活躍。第6回日本アカデミー賞助演男優賞を皮切りに、受賞歴多数。

由羅(ゆら):小柳ルミ子
由羅
小柳ルミ子
幾島(いくしま):南野陽子
幾島
南野陽子
西郷家ゆかりの人々

大久保一蔵(おおくぼ・いちぞう) / 利通(としみち):瑛太
大久保一蔵
近所の幼なじみ。郷中一(ごじゅういち/町内一)の秀才とうたわれたが、父が政治抗争に巻き込まれ不遇な青春時代を過ごす。その後、斉彬の弟・島津久光に近づき、頭角を現していく。西郷・大久保、二つの個性が出会わなければ明治維新は起こらなかった。西郷の生涯の盟友でありライバル。
瑛太
1982年12月13日生れ。新潟県出身。1999年「ホットドッグプレス」でモデルデビュー。2001年フジテレビ系「さよなら、小津先生」で俳優デビュー。2003年ドラマ「WATER BOYS」で注目を浴び、「男湯」で初主演。2016年度、第61回日本放送映画藝術大賞放送部門優秀助演男優賞を皮切りに、受賞歴多数。ドラマ・映画を中心に活躍中。

岩山 糸(いわやま いと):黒木華(くろきはる)
岩山 糸
西郷と同じ城下に住む武家の娘。好奇心旺盛で、ときに無類の行動力を発揮する芯の強いおてんば娘。幼いころから西郷どんにひそかに思いを寄せる。一度は心ならずも他家へ嫁ぐが、紆余曲折の末、西郷3人目の妻となる運命の女性。
黒木華
1990年3月14日生れ。大阪府出身。京都造形芸術大学・芸術学部映画学科俳優コースで、林海象、東陽一らに師事。2009年、野田秀樹の演劇ワークショップに参加、オーディションに合格し、NODA・MAP公演「ザ・キャラクター」のアンサンブルとしてデビュー。2011年「東京オアシス」で映画初出演。以後、多くの映画に出演し、数々の賞を受賞、2016年「重版出来!」で連続ドラマ初主演。

西郷 琴(さいごう こと):桜庭ななみ
桜庭ななみ

西郷吉二郎(さいごうきちじろう):渡部豪太
西郷吉二郎
渡部豪太

熊吉(くまきち):塚地武雅
熊吉
塚地武雅

西郷吉兵衛(さいごうきちべえ):風間杜夫
西郷吉兵衛
風間杜夫

大久保次右衛門(おおくぼじえもん):平田満
大久保次右衛門
平田満

西郷満佐(さいごうまさ):松坂慶子
西郷満佐
松坂慶子

西郷龍右衛門(さいごうりゅうえもん)/大村崑
西郷龍右衛門
吉之助の祖父。涙もろく物静かで温厚だが、侍としての矜持(きょうじ)は忘れない。息子の吉兵衛はいまひとつ出世できなかったことを不甲斐なく思い、孫の小吉(吉之助)の成長を楽しみにしている。
大村崑
1931年11月1日生れ。大阪府出身。1953年、大久保怜に師事し、司会の勉強をした後、1957年、大阪梅田の映画館「北野劇場」専属コメディアンとして舞台に立つ。三木のり平からヒントを得たと言われる「ずれ落ちたロイド眼鏡」と、とぼけた芸風で黎明期のテレビに進出、茶川一郎、佐々十郎とともに『やりくりアパート』(1958年)の学生役で人気を得る。その後、茶川、佐々、芦屋雁之助、芦屋小雁らと共演した『番頭はんと丁稚どん』(1959年)での“丁稚の崑松”役でさらに知名度をあげる。以後、ドラマやCMで活躍する。

西郷きみ(さいごうきみ)/水野久美
西郷きみ
吉之助の祖母。貧しくてもたくましい西郷家のゴッドマザー。自慢の嫁・満佐が生んでくれた小吉(吉之助)は、鹿児島城下に敵無しと言われた西郷家の先祖「無敵斎様」の生まれ変わりだと信じている。
水野久美
1937年1月1日生れ。新潟県出身。1957年、松竹映画『気違い部落』でデビュー。1958年、東宝に入社。1959年、劇団俳優座養成所を第8期生として卒業。1963年、東宝を退社してフリーとなる。以降、映画を始め、テレビドラマ、舞台など多数に出演。
島津家の人々

島津久光(しまづひさみつ):青木崇高
島津久光
島津斉興(しまづ・なりおき)と由羅の子で、類いまれな才能を持った異母兄・斉彬(なりあきら)に憧れ、その背中を追い続ける。兄の死により薩摩藩の最高権力者となるが、斉彬に心酔し自らを田舎者扱いする西郷を疎み、遠島に処すなど対立を深める“西郷生涯の敵”。
青木崇高
1980年3月14日生れ。大阪府出身。2002年「マッスルヒート」でデビュー。2006年NHKドラマ「繋がれた明日」で初主演。2007年NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」に出演、ヒロインの結婚相手となる徒然亭草々役で幅広く名前を知られる。2010年には「竜馬伝」で大河ドラマ初出演。ドラマ・映画で幅広く活躍中。

斉彬の側室 喜久(きく):戸田菜穂
喜久
戸田菜穂

斉彬の側近 山田為久(やまだためひさ):徳井 優
山田為久
徳井優

島津斉彬(しまづなりあきら):渡辺 謙
島津斉彬
島津家第28代当主。聡明で卓越した知識を持ち、壮大な政治哲学で時代を牽引(けんいん)したカリスマ。貧しい下級武士の西郷に、気骨と類いまれなる才能を見いだし大抜擢の登用をする。西郷生涯の師であり、その遺志を抱き続ける“偉大なる父”。
渡辺謙
1959年10月21日生れ。新潟県出身。1979年唐十郎作、蜷川幸雄演出『下谷万年町物語』のオーディションに合格、主役の青年に抜擢された。1982年『未知なる反乱』でテレビデビュー、1984年『瀬戸内少年野球団』で映画デビュー。その後、『タンポポ』、『海と毒薬』などの映画で準主役を演じる。1987年大河ドラマ『独眼竜政宗』で主役を演じ、一躍全国的な人気を獲得した。以後、映画・舞台・テレビドラマで次々と大役を演じる。
〜江戸、そして島へ〜
愛加那(あいかな):二階堂ふみ
愛加那
生命力にあふれ、誰にも媚こびない島の娘。斉彬を失い幕府に追われ絶望のなかで島送りとなった西郷を救い、やがて、二人は恋に落ち結婚。子宝にも恵まれ、西郷に愛と生きる喜びを教える。島の暮らしの中で西郷は、薩摩藩に搾取される島民の苦しみを知り、「民のための国づくり」を目指し、革命家として覚醒していく。
二階堂ふみ
1994年9月21日生れ。沖縄県那覇市出身。12歳のときフリーペーパー『沖縄美少女図鑑』のグラビアでデビュー。それを見たマネージャーにスカウトされ、芸能界入り。雑誌『ニコラ』の専属モデルを務めるなど、ファッションモデルとして活躍。2007年ドラマ『受験の神様』で女優デビュー。2008年ケータイ音楽ドラマの一編『君に歌ったラブソング』で初主演、2009年『ガマの油』で映画デビュー。2011年第26回高崎映画祭最優秀助演女優賞受賞以来、受賞歴多数。ドラマ・映画にて活躍中。

西郷従道(さいごう じゅうどう)/信吾(しんご):錦戸 亮
西郷従道
西郷家の三男。血気盛んな性格で、有馬新七ら過激な藩士たちと伏見の寺田屋に潜伏し京都所司代暗殺を謀る。2度目の島流しから召還された兄・西郷に従い、戊辰戦争にも従軍。明治新政府となると、西郷は大久保らと袂たもとを分かつが、従道は明治政府に残り“西南戦争”で兄を追い詰める側に立つ。
錦戸亮
1984年11月3日生れ。大阪府門真市出身。関ジャニ∞のボーカリスト、ギタリスト。2002年関西テレビでのレギュラー番組内で、関西ジャニーズJr.のメンバーで関ジャニ8(後の関ジャニ∞)を結成。2003年『バレーボールワールドカップ2003』のイメージキャラクターNEWSのメンバーに選ばれる。2003年NHK『てるてる家族』で主人公の相手役を演じる。以降、『がんばっていきまっしょい』『1リットルの涙』など、ドラマへの出演が続く。ドラマ・映画・舞台など幅広く活躍。

桂 久武(かつら ひさたけ):井戸田 潤
桂 久武
井戸田潤

タマ:田中道子
タマ
田中道子

大久保満寿(おおくぼ ます):ミムラ
大久保満寿
ミムラ

阿部正弘(あべ まさひろ):藤木直人
阿部正弘
藤木直人

月照(げっしょう):尾上菊之助
月照
尾上菊之助

調所広郷(ずしょ ひろさと):竜 雷太
調所広郷
竜 雷太

井伊直弼(いい なおすけ):佐野史郎
井伊直弼
近江彦根藩主。「人物より血筋」を重んじ、将軍継嗣にあたっては紀州藩主の徳川慶福(家茂)を押し、紀州派の総領となる。老中阿部正弘が亡くなると、大老職に就き、勅許(ちょっきょ)を得ないまま米国と通商条約を結び、これに反発した一橋派を一網打尽に処罰。“安政の大獄”という恐怖政治を敷いて、強い徳川家を目指し“徳川家ファースト”を掲げ強権をふるう。
佐野史郎
1955年3月4日生まれ。島根県松江市出身。1975年、劇団『シェイクスピア・シアター』に創設メンバーとして参加。1980年、唐十郎主催の『状況劇場』に移籍する。1986年林海象監督の「夢見るように眠りたい」で、映画初主演。1992年「ずっとあなたが好きだった」の“冬彦さん”を演じたことから、広く知られるようになる。正統派演技からコミカルな演技まで幅広くこなし、ドラマ・映画に多数出演。

徳川家定(とくがわ いえさだ):又吉直樹
徳川家定
江戸幕府13 代将軍で、於一(篤姫)の夫となる。島津斉彬は、於一を御台所に送り込むことで政治力を発揮しようとする。於一の婚礼支度を任された西郷吉之助は、家定が「ぼけた発言や奇行がある“愚鈍”な殿で、子宝も望めない」との噂を耳にする。篤姫の過酷な運命に心を痛め、憤った吉之助は斉彬に食ってかかるが…。
又吉直樹
1980年6月2日生れ。大阪府寝屋川市出身。お笑いコンビ『ピース』のボケ担当。2003年、同期の綾部祐二とコンビを組む。2015年、小説『火花』で第153回芥川龍之介賞受賞。同年、GQ Men of the Year 2015受賞。2106年4月から日本テレビ系『NEWS ZERO』の月1回のキャスターを務める。バラエティのほか、ドラマ・ドキュメンタリーなどに出演。小説・随筆集などの著作も多い。

徳川斉昭(とくがわ なりあき):伊武雅刀
徳川斉昭
前水戸藩主。一橋(徳川)慶喜の実父。荒々しい気性から「烈公(れっこう)」と恐れられたが、広く下士層から人材を求め、いち早く西洋近代兵器の国産化を推し進めた。島津斉彬と気脈が通じ、阿部老中より海防参与に迎えられるが、時に過激すぎる発言が幕府を混乱させ、井伊直弼とも対立。好色とうわさされ大奥で人気がなく、慶喜の将軍擁立運動の足かせとなる。
伊武雅刀
1948年3月28日生れ。東京都出身。NHK名古屋放送局制作のドラマ『高校生時代』1967年度放送分に出演。東京に戻り、『劇団雲』に入団。渡辺貞夫のラジオ番組のパーソナリティのオーディションに合格後、ラジオやCMのほか、『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』のデスラー総統など声優として活躍。1976年小林克也とのラジオ番組内のコントが話題になる。以後、ドラマ・映画など出演多数。
江戸で出会う人々

一橋(徳川)慶喜/松田翔太
一橋(徳川)慶喜
御三卿の一橋家当主。英明誉れ高く、父・徳川斉昭が「わが最高傑作」と自慢した。島津斉彬らが次期将軍候補に担ぎ出すが、望まぬ宿命を担った本人は「将軍になど興味はない」と冷めている。その行動は常に周囲を戸惑わせ「二心さま」と揶揄されるが、やがて、徳川家最後の将軍となり、西郷たちにとって最大の敵となっていく。
松田翔太
1985年9月10日生れ。東京都出身。2005年、ドラマ『ヤンキー母校に帰る〜旅立ちの時 不良少年の夢』でデビュー、ドラマ『花より男子』で人気を博す。2006年、『陽気なギャングが地球を回す』で映画デビューを果たす。2007年、『LIAR GAME』で連ドラ初主演、『ワルボロ』で映画初主演。映画・ドラマ・CMで活躍。第16回日本映画批評家大賞新人賞をはじめとして、受賞歴も多い。

橋本左内/風間俊介
橋本佐内
福井藩士。大坂の適塾で緒方洪庵おがた こうあんから蘭方医学を学ぶ。その秀でた能力から藩主・松平慶永(春嶽)に見いだされ側近となる。西郷のことを最初は単なる「血気盛んな男」としか見ていない。一方西郷も「婦人のようなひ弱な男」と左内を馬鹿にするが、やがて二人は意気投合し、深い絆で一橋慶喜将軍擁立に奔走する。
風間俊介
1983年6月17日生れ。東京都出身。1997年、少年隊の舞台デビュー。高校受験のため半年の芸能活動休止を経て、1999年、「3年B組金八先生第5シリーズ」に出演、その演技で第3回に関スポーツドラマ・グランプリ新人賞受賞。2011年、ドラマ「それでも、生きてゆく」で脚光を浴び、2012年の連続テレビ小説「純と愛」で知名度を上げる。ドラマ・舞台を中心に活躍。

本寿院/泉 ピン子
本寿院
13代将軍・家定の母。家定は子宝に恵まれなかった。公家から迎えた家定の正室は二人とも短命で、わが息子の血筋を絶やさぬため本寿院は必死だった。そこで白羽の矢が立ったのが島津家の於一だった。「一橋慶喜将軍擁立」という島津斉彬の密命を担い将軍家に嫁いだ篤姫だったが、本寿院は慶喜が大嫌いだった。
泉ピン子
1947年9月11日生れ。東京都出身。1996年、歌謡漫談家としてデビュー。1975年、泉ピン子と改名、ドラマ「花吹雪はしご一家」に出演した頃から女優業を始め、1980年、「手ごろな女」でドラマ初主演。代表作は、1990年に始まり20年以上にわたりシリーズ化された「渡る世間は鬼ばかり」。主にドラマを中心に活躍している。

松平慶永(春嶽)/津田寛治
松平慶永(春嶽)
福井藩主。幼いころから英明で、幕末の四賢侯しけんこうと呼ばれた。一橋慶喜擁立の中心となり、島津斉彬や徳川斉昭らに積極的に働きかけ、雄藩連合体制を築こうとする。先進的な考え方を持ち、その右腕となったのが橋本左内である。井伊直弼の安政の大獄で一度は失脚するが、明治にいたるまで日本の政治の中心にかかわる人物。
津田寛治
1965年8月27日生れ。福井県出身。映画俳優を目指して上京、小劇場系の劇団員として活動する。1993年、「ソナチネ」で映画デビューを果たし、以後、数多くのドラマ・映画・舞台に出演、また
声優や映画監督・脚本を務めるなど、幅広く活躍している。2015年、「食の軍師」で連ドラ初主演を果たした。
島で出会う人々
龍 佐民/柄本 明
龍 佐民
愛加那の叔父。西郷の世話人となる。琉球から渡ってきた由緒ある豪農で、サトウキビの栽培、黒糖生産を手広く行う。抱える使用人は、年貢を払えず使役につく「家人(やんちゅ)」たちだ。薩摩藩の苛烈な搾取に屈してきた佐民には、西郷が奇異にうつる。侍なのに島人の立場に立つ不思議な男に魅了され、西郷と愛加那の理解者となっていく。
柄本明
1948年11月3日生れ。東京都出身。1974年、自由劇場に参加するものの肌が合わず、1976年退団、劇団東京乾電池を結成する。1998年、「カンゾー先生」で第23回報知映画賞主演男優賞、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞などを受賞したほか、受賞歴も多い。数多くのドラマ・映画に出演している。
ユタ/秋山菜津子
ユタ
とぅま(愛加那)の良き相談相手で、未来を占い神様からのお告げをとぅまに伝える。島の女性は、手に魔除けのハジキ(刺青いれずみ)がある。成人したら右手に、結婚したら左手に入れるのが習わしで、刺青を施すのもユタの役割である。ある日、海の向こうから「夫となる男が現れる」と、とぅまに告げる。
秋山菜津子
1964年10月8日生れ。東京都出身。舞台・ドラマ・映画などで活躍する。2001年、第36回紀伊国屋演劇賞個人賞受賞など。大河ドラマ初出演。
富堅(とみけん)/高橋 努
富堅
とぅま(愛加那)の兄。薩摩藩に対して強い嫌悪を抱き、西郷に対して大いに警戒し、西郷と妹との結婚に猛反対し、決して心を開かない。無骨ぶこつな男だが、妹思いの優しい兄であり、愛加那のためにと常に心を砕く。
高橋努
1978年8月23日生れ。東京都出身。大学生のころ、「アフロドッグ」というコンビでフリーの芸人をしていたが、コンビ解散後、時折小劇場に役者として出演。26歳で蜷川幸雄の舞台に出演し、本格的に役者の道に入る。ドラマ・映画を中心に、舞台でも活躍する。
木場伝内/谷田 歩
木場伝内
薩摩藩士で、見聞役として奄美大島に赴任。島人から黒糖を厳しく徴収する。潜居となった菊池源吾(西郷吉之助)が代官所に直訴に来る振る舞いに戸惑い、大いに嫌悪感を抱くが、やがて、西郷の人柄に惚ほれ、召還された西郷と何度も文を交わし、愛加那の暮らしを支え、西郷を生涯支えていく。
谷田歩
1975年7月25日生れ。静岡県出身。シェイクスピアシアター附属演劇研究所を経て、劇団AUNに入団。舞台、CF出演・ナレーションで活躍する。
田中雄之介/近藤芳正
薩摩藩士で、奄美の代官。黒糖を厳しく徴収することが、薩摩藩の財政を支える忠義だと厳しい検分を遂行する。さとうきびをかじった島の子どもを見つければ、捕らえて拷問し、見せしめにした。西郷は大いに憤り、対立していく。
近藤芳正
1961年8月13日生れ。愛知県出身。1976年~1978年、「中学生日記」に生徒役で出演。高校卒業後、湯浅実の俳優としての修業を始め、劇団青年座の研究所で2年間学ぶ。その後、劇団七曜日に入団する。東京サンシャインボーイズへの客演が多く、その縁で三谷幸喜の「12人の優しい日本人」などに立て続けに出演。ドラマ・映画・舞台に出演多数。
石千代金/木内みどり
石千代金
龍 佐民の妻。薩摩藩の厳しい支配のもと過酷な生活を強いられてきた島人たちを守ろうと苦慮する夫を明るく支える慈愛の女性。薩摩藩士でありながら島人の立場に立てる菊池源吾(西郷吉之助)の深い情愛に魅了され、愛加那との暮らしを応援する。
木内みどり
1950年9月25日生れ。愛知県出身。劇団四季を経て、1970年、ドラマ「安ベエの海」にてドラマ初主演。1971年、『「されどわれらが日々―」より 別れの詩』で映画デビューを果たす。以後、多くのドラマ・映画・舞台に出演。
里千代金/里 アンナ
里千代金
富堅の妻。唄が上手と評判の島の女性。義妹・愛加那の祝言の日に、その島唄が響き渡る。
里アンナ
1979年8月22日生れ。鹿児島県奄美市出身。歌手、唄者。2005年、「愛・地球博」のオープニングイベントに出演、「恋し恋しや」で歌手デビューを果たす。2010年、「シルク・ドゥ・ソレイユ」のボーカル部門オーディションに合格、公認ボーカリストとなる。2013年、ミュージカル「レ・ミゼラブル」に出演。「西郷どん」では、メインテーマに歌。大河ドラマ初出演。
土持政照/斎藤嘉樹
土持政照
沖永良部の島役人。父は薩摩藩士で、薩摩に渡り学問を身に着けて島に戻ってくる。西郷の人柄に惚れて、吹きさらしの牢獄で衰弱していく西郷を助けようと奮闘する。西郷と義兄弟の契りを交わしたと知られる。
斎藤嘉樹
1991年2月15日生れ。神奈川県出身。子役としてデビュー後、2008年、映画「ひゃくはち」で初主演を果たす。ドラマ・映画で活躍する。
土持 鶴/大島蓉子
土持 鶴
政照の母。生死をさまよう西郷を介抱し、息子とともに西郷を支援する。座敷牢に西郷が移ると、そこは、島の子どもたちの学問を教える場となり、鶴は日々の暮らしも支える。
大島蓉子
1955年1月22日生れ。宮城県出身。青年座研究所にて大島瑤子として活動を始める。数多くの作品に出演し、昼ドラや2時間ドラマの出演も多い。「トリック」シリーズの大家・池田ハル役が当たり役となる。
川口雪篷(せっぽう)/石橋蓮司
川口雪篷
沖永良部おきのえらぶに流人となって10年の偏屈な書家。大酒飲みで牢に入った西郷のもとにやってきては時勢を述べ議論をふっかける変わり者。島津久光の書庫にあった書物を金欲しさに質に入れ流罪になったという逸話もある。やがて西郷と意気投合し、薩摩に召還されると西郷家に居候する。生涯西郷家を支え、西郷隆盛の墓の文字は雪篷が書いた。
石橋蓮司
1941年8月9日生れ。東京都出身。「劇団第七病棟」主宰。1954年から劇団若草に所属、映画「ふろたき大将」の主演でデビュー。1965年、劇団青俳の養成所に入り、後に、「劇団第七病棟」を旗揚げした。ドラマ・映画に多く出演、著名な監督に起用され続けてきた。悪役からコミカルな役まで幅広く演じ、ドクメンタリーなどのナレーションなど声の仕事も多い。
京を彩る人々
おゆう/内田有紀
おゆう
祇園の芸妓。さまざまな藩士たちが行きかう茶屋で大久保一蔵(利通)と出会い、二人は恋に落ちる。明治維新を牽引した大久保を献身的に支え、戊辰戦争の大きな切り札となった「錦の御旗」を縫うことに。
内田有紀
1975年11月16日生れ。東京都出身。1992年、テレビドラマ「その時、ハートは盗まれた」にて女優デビュー、1994年の「時をかける少女」で連続ドラマ初主演を果たす。2002年から活動を一時休止していたが、2006年「誰よりもママを愛す」で女優活動を再開した。
虎/近藤春菜
虎
京の旅籠「鍵屋」の仲居。鍵屋は、薩摩藩士たちの定宿で、月照和尚との密会の場となる。命をかけて天下国家を語る西郷ら薩摩藩士たちの日々を支え見守る虎は、西郷に一目ぼれ。「西郷さんのためなら命も惜しまず!」の勢いで献身的に支えようとする。
近藤春菜
1983年2月23日生れ。東京都出身。お笑いコンビ「ハリセンボン」のツッコミ担当。バラエティを中心に、テレビで活躍する。大河ドラマ初出演。
小松帯刀(たてわき)/町田啓太
小松帯刀
島津家家老。島津久光にわずか28歳で家老職に取り立てられ、財務、外務、国防など広範囲な分野の長となり働く。下級武士の登用を積極的に久光に進言し、大久保や西郷たち下級武士たちとの親交を深め、藩の要職に推薦。新時代に何が必要かを見抜き、坂本龍馬とも親交厚かった。
町田啓太
1990年7月4日生れ。群馬県出身。劇団EXILEメンバー。日本航空高等学校石川在学中にダンスを始め、日本体育大学進学後もダンスサークルで活動。2010年、「第3回劇団EXILEオーディション」に合格、舞台「ろくでなしBLUES」で俳優活動を開始する。ドラマ・映画などで活躍する。

近衛忠煕(ただひろ)/国広富之
近衛忠煕
関白や摂政になれる五摂家筆頭の家柄。薩摩の島津家にとって近衛家は本所にあたり島津家と朝廷をつなぐ重要人物。一橋派として島津斉彬とともに慶喜の将軍擁立をはかるが、大老・井伊直弼による安政の大獄で処分をうけ失脚。井伊が桜田門外の変で暗殺された後、島津久光は忠煕を朝廷に復帰させるが、時代の流れは公武合体から倒幕へと動いていた。
国広富之
1953年4月23日生れ。京都府出身。1976年、松浦竹夫演劇研究所に入所。1977年、ドラマ「岸辺のアルバム」でデビューし脚光を浴びる。同年、ゴールデン・アロー賞放送新人賞受賞。「赤い絆」、「噂の刑事トミーとマツ」などの人気ドラマで活躍、1980年代には大映ドラマに多く出演している。ドラマを中心に、映画・舞台で活躍する。
天下を揺るがす英傑たち
勝 海舟/遠藤憲一
勝海舟
広範な知識と大胆な行動力を兼ね備えた幕末の傑物。微禄の旗本から江戸幕府を代表する人物となり「江戸城無血開城」を果たす。海軍操練所の教授として航海術だけでなく諸外国の知識を若き志士たちに授けた。幕府の閣僚でありながら西郷や龍馬たちに「もう幕府は終わりよ」と新しい政治体制の必要性を説く。「幕私」を捨て「公共の政を為す」が政治思想。
遠藤憲一
1961年6月28日生れ。東京都品川区出身。1983年「壬生の恋歌」でドラマデビューを果たす。以後、刑事ドラマ・サスペンス・時代劇などで下積み的な出演を続けた後、Vシネマで数多くの悪役を演じる。2009年「湯けむりスナイパー」で連ドラ初主演を果たした。
桂 小五郎(木戸孝允)/玉山鉄二
桂小五郎
長州を代表する志士で、維新三英傑の一人。藩校明倫館で学び吉田松陰に師事。剣術にもたけ江戸修行時代にペリー艦隊の来航を体験。以来、西洋のすぐれた技術や学問を貪欲に学ぶ。長州藩の中心人物となり新撰組にも命を狙われるが、過激な挙兵へと気運高まる長州藩において慎重な態度をとる。薩長同盟の中心的役割を担い、明治新政府の中枢となる。
玉山鉄二
1980年4月7日生れ。京都府出身。1999年、ドラマ「ナオミ」で俳優デビュー。2001年、「百獣戦隊ガオレンジャー」のガオシルバー役で知名度を上げる。2002年~2008年、衣料用洗剤「ボールド」のCMに出演。2005年、映画「逆境ナイン」で初主演を果たす。2014年、「マッサン」で連続テレビ小説に主演で初出演。ドラマ・映画で活躍する。
岩倉具視(ともみ)/笑福亭鶴瓶
岩倉具視
下級の公家でありながら、孝明天皇の信頼を得て朝廷を動かし、西郷、大久保らと協力して幕府を倒し、明治新政府を設立させる。逆境の中から、和宮降嫁や王政復古などを実現させた類いまれな策謀家であり、時流を見きわめる冷徹な目と、ユーモアと大胆な行動力を持ち合わせた傑物公家。岩倉の存在なしには、明治維新は実現できていない。
笑福亭鶴瓶
1951年12月23日生れ。大阪府出身。落語家、俳優、歌手、司会者、ラジオパーソナリティーとして活躍する。1972年、6代目笑福亭松鶴に弟子入り、同年、「車の旅発端」で初舞台。「丸物ワイワイカーニバル」が初のレギュラー番組となり、近畿・中京地区でラジオ・テレビを中心に活躍。1978年、「ぬかるみの世界」で人気が上昇、1982年からの「突然ガバチョ!」の司会で脚光を浴びる。
「西郷どん(せごどん)」の相関図

薩摩藩の下級武士・西郷隆盛は、藩主・島津斉彬に見いだされ、江戸詰になりますが、島津家では斉彬と弟・久光の対立があり、斉彬の死後、西郷は久光により流刑に処され、流された奄美で二度目の妻・愛加那と出会い、二人の子供をもうけます。
薩摩藩、徳川家、倒幕派、佐幕派が入り乱れる幕末から、明治にかけての混とんとした時代を、“西郷どん”とその家族がどのように生き抜いていくか、楽しみですね。
NHK公式の相関図の発表はいつ?
NHK公式の相関図は、まだ発表になっていません。
11月8日発売のTVガイド誌(11月17日号)と10月25日発売のザ・テレビジョン誌(11月3日号)では、それぞれ1月開始の新ドラマの相関図を掲載しています。
公式の相関図発表!
公式の相関図が12月17日発表になりました。

西郷吉之助(のちの隆盛)は、島津斉彬を深く敬愛します。その関係が、下級武士であった吉之助を引き上げ、また後には、島流しになる原因ともなります。斉彬は、物語序盤のキーパーソンですね。
また、後々まで深くかかわる郷中の仲間たちとの関係が描かれるのも、見どころとなるのではないでしょうか。
島津家内部の対立や内紛も、吉之助の身の上に大きく影響してくるので、見逃せませんね。
第9回からの相関図

斉彬の「庭方」となった吉之助は、遂に江戸に出ます。江戸で吉之助は、ふきと再会し、後に対立することとなる一橋慶喜と出会います。一方、斉彬と斉興の対立は深まり、斉彬暗殺騒動にまで発展します。
江戸での吉之助の活躍が描かれます。



「西郷どん(せごどん)」のロケ地はどこ?
薩摩藩士である西郷隆盛が、若き頃と政界を退いた後に過ごした鹿児島県が、メインのロケ地となりますね。
ここでは、ロケ地としての情報が上がっている場所について、ご紹介したいと思います。
また、追加のロケ地が分かり次第、追記していきます。
仙厳園(せんがんえん)
薩摩藩主・島津氏の別邸跡とその庭園で、別名は「磯庭園」と言います。
第19代当主・島津光久によって造園され、その後も歴代当主が改築を重ねました。
借景技法を用いて、櫻島湾を築山に、鹿児島湾を池に見立てた素晴らしい景色と広大な庭園が特徴です。
島津斉彬が、この敷地の一部を使って、ヨーロッパ式製鉄所やガラス工場などの近代化事業(集成館事業)を起こしたことが知られています。
この仙厳園では、2017年8月31日、9月1日に主役の鈴木亮平らが撮影をしていたという目撃情報があるほか、多数の情報がネット上にあげられています。
また、篤姫役の北川景子がロケをしたことを南日本新聞が掲載しています。
おはようございます
今朝の南日本新聞より
西郷どんロケの記事出てました😊ほんに顔の小さい姫でしたよ!
鹿児島は朝からにわか雨
早く止んで今日も撮影日和になるとよいですね☀🌈 pic.twitter.com/A9lOmbfD7c— 猫塚@塩小姓 (@nekomekko) 2017年11月1日
11月1日には、御殿前の広場で北川景子、渡部謙らがロケをしていたとの目撃情報がありました。
ネタバレ注意
↓仙巌園にロケ見学をしてきました
御殿の前の広場をロケ地として使用していました
目の前を渡辺謙さんや北川景子さん、言語指導の迫田さんなどの役者さんが通ったりして直立不動で立ってますがもう心臓はドキドキです→続#西郷どん— あんこNHK垢 (@taiga_asadora) 2017年11月1日
その他にも、仙厳園でのロケの目撃情報は多く、こちらが鹿児島でのメインの舞台と言えそうです。
徳重神社(とくしげじんじゃ)
妙円寺詣りの聖地、徳重神社に。西郷どんのロケに妙円寺詣りをやったのか…ちょっとだけ期待したい。 pic.twitter.com/rUeUMZOcAJ
— ‘嗚,呼’赤,備’え, (@aaakasonae) 2017年10月22日
妙円寺詣りは、島津義弘が奇跡的な生還を遂げた関ヶ原の戦いが旧暦9月15日にあったことを記念して、その前夜にあたる旧暦9月14日、甲冑に身を固めた鹿児島城下の武士たちが、鹿児島市から伊集院町間の往復40kmを夜を徹して歩き、徳重神社に参拝したことに端を発します。
その妙円寺詣りを、撮影したようですね。さぞ、壮観だったでしょう。
精矛神社(くわしほこじんじゃ)
戦国時代の島津氏第17代当主・島津義弘を祀る神社です。
11/4(土)は姶良市加治木町の精矛神社で薩摩ISHIN祭り。
甲冑隊が出るみたいですね。
来年の大河ドラマ西郷どんのロケ地です😊https://t.co/SYJT3ZKd5Y— 猫塚@塩小姓 (@nekomekko) 2017年10月20日
大河ドラマ「西郷どん」ロケ地精矛神社(くわしほこじんじゃ)
鹿児島県姶良市加治木
自宅から車で10分
近くだが、行ったのは初めて
戦国時代、屈指の猛将、島津義弘を祀る
どのようなシーンが撮影されたのか?
放映が楽しみ❗#島津義弘#西郷どん pic.twitter.com/9ZBKQ25eQp— 富重 浩生Hiroo Tomishige (@tommythesoul) 2017年10月9日
「西郷どん」のロケ地であることが、薩摩ISHIN祭のFacebookにも記載されています。
竜門司坂(たつもんじざか)
鹿児島県姶良市加治木町にある石畳の坂で、薩摩藩の街道「大口筋」の一部です。寛永12年(1635年)に着工し、100年余りかけて完成したと言われています。
西南の役の際は、西郷隆盛率いる薩軍がこの坂道を通り熊本へ向かいました。
今日の西郷どん。@龍門司坂 pic.twitter.com/2yxv0DWr8V
— 鈴木亮平 (@ryoheiheisuzuki) 2017年8月31日
主演の鈴木亮平さんのツイートで、竜門司坂で撮影があったことが分かります。
龍門司坂🐲⛩
ここは先日、西郷どんのロケがありました🎬
雨の日は滑りやすいので、ツエを使って注意して登ってください☔
ツエは1番上と下の両方にあります👍🏼
コケ一面の石畳で絵になるので翔ぶが如くや篤姫などロケのあった有名な場所です😽#tege2 #てゲてゲ #西郷どん pic.twitter.com/hYWf2Nn9iw— 西郷どん盛り上げ隊 (@segodonmoriage) 2017年9月20日
「翔ぶが如く」や「篤姫」でもロケ地になっていた場所なんですね。
掛橋坂(かけはしざか)
掛橋坂は、蒲生町北と西浦を結ぶ峠に見つかった石畳道です。
現在の県道川内・加治木線が明治時代に開通する前の旧道で、江戸時代には藺牟田・祁答院方面と蒲生を結ぶ地方街道として利用されていたと考えられます。
石畳や石段の造り方が、大口筋白銀坂・龍門司坂(国史跡)に共通していることも、この道が江戸時代に整備された街道であることを示しています。
掛橋坂
散歩してきた
鹿児島県姶良市蒲生町
NHK大河ドラマ「西郷どん」ロケ地
鹿児島県指定史跡
江戸時代の街道
苔がむした石畳は歩くと滑りやすいが風情があっていい#石畳#苔#江戸時代
#「西郷どん」ロケ地#stonepavedroad#moss#nature pic.twitter.com/OkVQguKDtZ— 富重 浩生Hiroo Tomishige (@tommythesoul) 2017年10月1日
こちらも旧街道として、「西郷どん」のロケが行われるようです。
知覧武家屋敷庭園(ちらんぶけやしきていえん;知覧武家屋敷群)
南九州市知覧町にある武家屋敷庭園です。260年前からの姿を保っており、「薩摩の小京都」とも呼ばれ、西郷隆盛や小松帯刀、篤姫ゆかりの地として知られています。
武家屋敷群ということで、西郷らの育った生活の場としてロケが行われたのでしょうか。
来年放送のNHK大河ドラマ「西郷どん」の鹿児島ロケ第1弾が始まったという記事が、今朝の南日本新聞に掲載されていました✨
来年は明治維新150周年💓
これから、かごんまはどんどん盛り上がりますよっ🔥🔥#かごんまの歴史PR#西郷どん pic.twitter.com/e8ftCB007z— サザン☆クロス♡もりさ@鹿児島 (@sc_morisa) 2017年8月31日
地元紙・南日本新聞に、鹿児島ロケ第1弾が知覧武家屋敷から始まったことが掲載されていました。
MBC深夜ニュース
西郷どんロケのもよう。ちなみに、知覧の武家屋敷ですねー。 pic.twitter.com/ewg1ov6Ccl
— 猫塚@塩小姓 (@nekomekko) 2017年8月30日
地元MBCで西郷どんロケの模様が放映され、知覧の武家屋敷と思われます。
[知覧の武家屋敷] 西郷どんのロケがあった場所です💫
ロケがあった時は、アスファルトにシラスのような土が一面にしきつめられていました🌳
すごいですよね👏🏻
また、庭園も手入れが行き届いていてキレイなのでぜひ足を運んでみて下さい🏃🏻♀️💨#tege2 #でゲてゲ #西郷どん pic.twitter.com/ekixA60fSL— 西郷どん盛り上げ隊 (@segodonmoriage) 2017年9月20日
ロケ時は、アスファルトの道路にシラスのような土が一面に敷き詰められたとのことで、往時の姿を再現したのでしょうか。
重富海岸
約600メートルにも及ぶ白砂青松の干潟をもつ広大な海水浴場が、霧島錦江湾国立公園の海域である「重富海岸」の中に開設されています。
姶良市の精矛神社、掛橋坂と共に、ロケ地となったようです。白砂青松の景色が、ロケ地に選ばれた理由でしょうか。どんなシーンで登場するか楽しみですね。
2018年1月7日から放送のNHK大河ドラマ「西郷どん」の鹿児島ロケが行われ、姶良市でも8月26日、29日、9月2日の3日間、市内3ヶ所(精矛神社、掛橋坂、重富海岸)で行われました。https://t.co/5TLSD1MpCK
— ☆るる☆ (@rudopai_ruru) 2017年9月27日
小牧棚田
桐島市隼人町小牧地区にある、「かごしまの棚田」の一つである棚田です。
美しい田園風景が広がっています。
さーて
次回の「迫どん」は!?あ、迫田です!
「西郷どん」で薩摩ことばの指導をしています。
先日の鹿児島ロケで撮った素材がまだまだ残ってます。なんと…あの黄金色の棚田に怪しげな客が…
次回タイトルは
「BUYer」
皆様、どうぞお楽しみに(^_^)— 迫田孝也 (@Yaddeyo) 2017年9月18日
薩摩言葉指導の迫田さんのツイッターで、「あの黄金の棚田」という言葉が見られました。
これが、小牧棚田かもしれませんね。怪しい影、というのが気になります。
日置市吹上町
今日の南日本新聞より
大河ドラマ西郷どん鹿児島ロケの記事!
あの暑い中、子供たちは甲冑着て知覧の武家屋敷を走ったんだねーすごい!
日置の吹上町では市職員さんが休耕田耕して田植えして撮影とか。
ドラマでは目立たないかもしれない小さい所に頑張ってる人はたくさんいるんだよね。 pic.twitter.com/wI2O6G6ePs— 猫塚@塩小姓 (@nekomekko) 2017年9月4日
市の職員の方が、田植えのシーンを撮影されたそうです。
先日の日置市吹上町での「西郷どん」のロケ、農民と開墾するシーンだそうです。楽しみです。
— 吹上の歴史? (@fukiage_rekishi) 2017年9月1日
西郷隆盛が、農民と共に開墾をしたシーンだとか。地元の方が、エキストラとして、撮影に参加・協力されていることが伝わりますね。
ワープステーション江戸
茨城県にある時代劇のオープンセットが立ち並ぶ、国内有数の野外型ロケ地です。
茨城に日帰り旅行に来てるよ〜ワープステーション江戸という時代劇のセットが見られる施設に来たら、西郷どんの撮影やってたよ!残念ながら亮ちゃんはいなかったけど、渡辺謙さんをお見かけしました。すげー
— じゃこ (@no_tenmatsu) 2017年10月18日
日帰り旅行で茨城を訪れた方が、見学に行って、ロケに遭遇されたそうです。こちらは、大河ドラマではお馴染みのロケ地ですね。もちろん、2019年の大河ドラマ『いだてん』でも使われます。
常陸太田市落合橋
茨城県常陸太田市にある落合橋でのロケが目撃されています。
常陸太田、大河ドラマ西郷どん
撮影、落合橋。#西郷どん #常陸太田 pic.twitter.com/WpIzzR165D— パッソル (@hiro97613634) 2017年10月1日
志学館大学
鹿児島市内にある私立大学です。
北川景子が志學館大学に来たのは、「西郷どん」の撮影だったとは!
原口先生、大河ドラマにもでちゃうのか…— Mai (@okss0912) 2017年9月20日
ロケが行われたようで、北川景子さんの目撃情報が上がっています。
奄美大島
西郷どんの撮影は4日まで鹿児島ロケ、他今後奄美等で撮影。
亮ちゃんはどうかな…?— か お り (@kao_a31o4) 2017年11月2日
鹿児島ロケは、11月4日までの予定のようですね。その後は、奄美などでの撮影が予定されているとか。
西郷隆盛が流刑になり、二人目の妻と出会った場所ですから、ロケ地となる可能性は高いですね。
静岡県磐田市 鮫島海岸
渡辺謙さん、鈴木亮平さん、北川景子さんが来たそうで、撮影は #鮫島海岸 と、その近くにあるゴルフ場。
第7話で放送されるそうです。
見てください!(シャクティ風)#磐田市 #福田中央交流センター
— 磐田市の地元密着リフォーム店 (@iwata_mado) 2017年12月13日
渡辺謙さん、鈴木亮平さん、北川景子さんが撮影にいらしたそうです。海岸近くのゴルフ場もロケ地になったようですね。
ゴルフ場は、浜松シーサイド・ゴルフクラブと思われます。
「西郷どん」のキャストや相関図とロケ地とあらすじの紹介のまとめ
幕末を舞台とする大河ドラマの多くに登場し、「翔ぶが如く」ではその生涯も描かれた西郷隆盛ですが、今作「西郷どん」では、原作の林真理子、脚本の中園ミホという女性から見た新たな西郷隆盛像が描かれることでしょう。
豪華キャスト陣にも要注目で、1年間、目が離せないドラマになりそうです。