『セミオトコ』の最新話含むネタバレ感想一覧はこちらの記事にまとめています。
2019年夏のテレビ朝日系列金曜ナイトドラマ枠は、山田涼介さん主演の『セミオトコ』が7月26日スタートです。
美しきセミの王子様と30代さえない女子の7日間だけのキセキのラブストーリー
こちらの記事では『セミオトコ』の第2話ネタバレや感想やあらすじと次回の第3話のあらすじと期待の声や展開予想等を紹介していきます!
最新話の第2話までの内容を動画で見たいという場合は、U-NEXTを利用すると視聴できますのでチェックしてみてください。
次に『セミオトコ』の第2話ネタバレや感想やあらすじを紹介していきます!
※『セミオトコ』もまだ視聴していないのに間違って『セミオトコ』の第2話ネタバレや感想や考察記事を見てしまった方、感想は気になるけどネタバレや考察自体が苦手な方はお戻りくださるようにお願いします。
Contents
「セミオトコ」第2話あらすじや感想とネタバレ
ここでは「セミオトコ」第2話あらすじや感想とネタバレについて紹介します。
「セミオトコ」第2話あらすじ
羽化し、人間の姿になったセミ(山田涼介)は、“地上で生きる最期の7日間”を大川由香(木南晴夏)の部屋で過ごすことに。「命を救ってもらった恩返しに、僕にできることはなんでもします」というセミに、由香はこの上ない幸せを感じる。由香の横で、さっさと眠ってしまったセミの美しい寝顔を見つめながら、「こんなに幸せでいいのか」「こんな幸せなのは夢なんじゃないか」と不安な気持ちにも…。そしてはじめての××を試みようとするが…。
そんな由香の気持ちを知る由もなく、爽やかな朝を迎えたセミ。由香によって急きょ「セミオ」と名付けられ、庄野くぎこ(檀ふみ)・ねじこ(阿川佐和子)姉妹、岩本マサ(やついいちろう)・春(山崎静代)夫妻ら『うつせみ荘』の住人たちに紹介される。
「6日ほど、由香の部屋にいる」というセミオに、可愛いらしさや怪しさ、警戒感…など、さまざまな感情をもって接する住人たち。しかし由香のこれまでにないほどの幸せそうな様子を見て、次第にセミオを受け入れ始めるのだった。
そんな幸せな朝のひとときを過ごしていた由香は、出勤するのをすっかり忘れていたことを思い出し、大慌て! いっそこのままズル休みしてしまおうか、という気持ちを振り払いながら、職場へと出かけていく。
由香が出かけた後の『うつせみ荘』では、セミオとくぎこ&ねじこ、春らが優雅なティータイムを過ごしながら、“幸せ”について考えていた。それぞれが考える“幸せ”、そしてセミオが由香に与えたい“幸せ”とは…?
第2話の感想やネタバレ
第2話のネタバレや感想の詳細を紹介します。
第2話の感想
第2話のネタバレ
あっ 駄目…!
うっ…!
何やってんだろ 私…。
恩返しに なんでもします
僕にできる事。
7日間。
7日間
一緒にいてもいいですか?
7日だけ?
「7日も」です。
い…。
生きてていいんだよって言って…
そっと抱き締めてください。
生きてていいんだよ。
ありがとう…。
(泣き声)
生きててよかった。
うん?
これは なんですか?
メイプルシロップですけど…。
えっ ええっ!?
うめえ!
ええっ!?
私にも ちょっと…。
えっ ねえねえ えっ?
ええっ?
ねえ ちょっと ちょうだい。
ああ うめえ! わあ!
楽しいっ!!
なんて素晴らしい世界なんだ!
ねえ ちょっと ちょっと…。
ねえ 本当に もう…。
あっ! えっ 靴…
靴 履いたままじゃん!
くつって何?
靴… 靴だよ!
くっつ! くつくつ…。
ねえ 脱いできて…!
(はしゃぎ声)
ハハハ…! 美味しい!
ハハハハ…!
(岩本 春)へえ。
(はしゃぎ声)
ねえ 待って… 待って…
ハハハハ…!
(小川邦夫)
さっき死のうとしてたくせに…。
だから 健康な奴は嫌いだ。
信用ならん。
ヘヘッ…。
あの… えっと…
どうしますかね?
(あくび)
あっ… つまらないですか? 私。
…えっ?
そんなに 私 退屈ですかね?
で… ですよね…。
おかゆさん。
はい すみません…。
休みます。
えっ?
夜 休まないと 昼間 大きな声で
鳴く事ができない。
ねっ?
…ん?
なんか よさげな言葉ですが
意味が あまり
わからないような…。
休みます。
えっ? あっ!
おやすみなさい。
あっ ちょっと あの…。
早っ!
(ため息)
美しい…。
えっと…。
っていうか なんなんだ? これは。
えっ!? どういう事なんだ?
結局 何者なのか
全然わかってないし
名前もわかんないし! えっ!?
いるの? ここに?
同棲… 私と!?
美しいんですけど…。
いやいや いやいや… いかん…!
犯罪 犯罪!
黙って唇を奪うなんて…!
私が女で 彼が男だから
ちょっとだけ許されるような気が
してしまうが
それは間違ってる!
逆だったら どうだ?
私がおっさんで
寝ているのが
かわいい若い女の子だったら
寝顔にキスは大ブーイングだろ
許されないだろ!
そういうところも平等でないと
真の女性の権利を勝ち得た事には
ならないのではないでしょうか!
…と私は 誰に向かって
訴えてるのでしょうか?
とはいえ
誰も見てないわけだしな。
…と悪魔の私が言うわけでして
はい。
いや 待て!
ここで仮に
一方的に チュウを奪ったとする。
で 例えば 明日 彼が私に
キスをしてくれたとしたら
どうだ?
せっかくのキスなのに
後ろめたさで 感動が
半分になってしまうではないか!
…と天使の私。
何を言ってるんだ バカ!
そうやって 来もしない事を
期待して待って
そのとおりになった事が
人生で一度でもあるのか!
…と悪魔。
うむ 困った。
さすがの天使も反論できない。
なぜなら
悪魔の言うとおりだからだ。
おや? 悪魔優勢?
マジで? マジで!?
…って これ 疲れます。
誰か助けて…。
かわいい…。
美しくて かわいい… 最強っすね。
(ため息)
私も寝ます。
でないと ずっと 誰にともなく
語り続けそうで怖い…。
テヘッ。
やだ…! ごごご… ごめんなさい
ごめんなさい…!
何かするつもりじゃないです!
おかゆさん。
はい…。
よかった。
おかゆさんが笑ってくれて。
それが僕の幸せです。
あなたの夢の中に
私がいるんですか? 今…。
嬉しい…。
人生で初めてかもしれない。
人の夢に出演なんて…。
「夢でもし逢えたら
素敵なことね」
…はい 素敵です。
(すすり泣き)
はあ… 神様。
起きたら これが
夢でしたなんて 絶望的な事では
ありませんように…。
だったら 私 呪います…。
夢…?
(ため息)
やっぱり…。
ヘヘッ…。
(セミの鳴き声)
ん?
(セミの鳴き声)
えっ…?
(セミの鳴き声)
あっ… あれ?
あっ…。
(セミの鳴き声)
何やってるんですかー?
セミ?
はい!
「はい!」って… フフ…。
あっ… そうか。
僕は人間なのだった。
あっ ああああ…!
えっ? あっ ちょっ… あっ!
(庄野くぎこ)
今日も暑くなるのかしらねえ。
(庄野ねじこ)暑さがこたえる年に
なってきたわよねえ。
そう? 私 そうでもない。
あのさ なんで そういうふうにさ
いちいち私に勝とうとするわけ?
なんでかしらね?
(ねじこ)こっちが聞いてるの。
あなたがいるおかげで
いろんな幸せを
逃してきたからかしら。
そうね。
くぎこさんが付き合う人 みんな
私を好きになっちゃうから。
みんなじゃないし。
それに あなた わざとでしょ?
そうでしょ?
そう仕向けたでしょ?
もう 朝から
そういう根の深い話 する?
やめましょうよ。
そうね。
このままいくと
大変な事になるわよね。
やめとくか。
そうそう。
はっ?
うわあ!
いっ…!
いてててて…。
どうも。
あら… 天からの贈り物?
私が先に見つけた。
(くぎこ)えっ 私でしょ?
それに あんた
逃げようとしてたじゃないの。
ねえ?
(ねじこ)自分だって…。
一緒に見つけた事にするか。
(くぎこ)そうね
今さら争ってもね。
幸せは分け合わないと。
(ねじこ)そうだ
2人で育てましょうよ。
(くぎこ)そうしましょう。
ちょっと!
そこの2人 困ります!
お… 大川さん…。
(ねじこ)どうしたの?
何 2人で育てるとか
言ってるんですか?
ペットみたいに。
彼は… 彼は 私の…
わ… 私の王子様ですから!
え そうなの?
本当に?
なんで そんなに
疑惑むき出しなんですか?
本当ですよ!
ねっ?
ねっ。
ヘヘ…。
なんだ。
名前は? 彼の。
うっ… 彼の名前は…。
セミオくんです。
…ねっ?
はい セミオです。
好物は樹液!
メイプルシロップです!
おはよう おかゆさん。
お… おはよう。
ヘヘ…。
あっ あっ…。
フフフ…。
フフ…。
(セミの鳴き声)
えっ えっと… えっと えっと…。
あの しばらく…。
ああ… 7日間くらい?
あと6日です。
えっ?
うん。
ああ… そっか 1日 減ったのか。
あっ あの… 6日ほど
私の部屋にいる事になりました
セミオくんです!
セミオです。
(岩本マサ)なんだ? それ。
セミが好きみたいよ。
すみません 遅くなりまして。
春さん すみません 朝から。
ううん。
あっ…。
ウフフフ…。
えっ!?
(春)あら…?
ああ…。
なんだか ちょうどいい。
ちょうどいい?
何やってんだよ!
おい お前… 離れろ コラ!
(舌打ち)
いや 私なら いいけど…。
何よ 春ちゃん!
やくな 面倒くさい。
だってさあ…。
あっ…!
名前は?
セミオです。
なるほど。
おい!
あっ すいません。
クヌギの木に似ていて。
(春)前からでも いいけど?
いや 背中のほうが。
えっ?
確かに気持ちいい。
うん いい。
抜群の安定感。
ああ… どうも…。
(マサ)ちょっと ちょっと
ちょっと ちょっと… 大家さん!
ほら 何やってるんですか
ちょっと…。
戻って 戻って もう…。
(熊田美奈子)大丈夫ですか?
大川さん こんな男。
なんか怪しいんですけど。
何がセミオだよ。
セミ 嫌いですか?
嫌いに決まっとるわ!
えっ き… 決まってるって
どこが嫌なんですか?
全部よ 全部。
何もかも嫌!
もう見た目も嫌だし
羽の感じとか 柄とか…。
ああ… もう 本当 気持ち悪い!
ああああ…!
あと あの この辺の感じとか。
ああ もう 思い出すだけで
本当に気持ち悪い!
あと あの飛んでる感じ!
本当 最悪!
あっ… そこまで…。
ああ… まあまあ…。
本当に大丈夫なんですか?
こんなセミ野郎と一緒って。
セミ野郎!?
蓼食う虫も好き好き
っていうからな。
よくわからないですけど
虫の事 悪く言ってますか?
うん まあな。
どうでもいいけど
大川さんの事
傷つけるようなまねしやがったら
羽 引きちぎってやるからな。
飛べなくなるじゃないですか!
はあ?
マジ イライラする こいつ!
触覚 引っこ抜いてやろうか!
ああ 美奈子ちゃん ありがとう。
大丈夫…。
なら いいけど。
(くぎこ)ああ そうか なるほど…。
(ねじこ)何が?
あれでしょ? 期間限定って事は
親戚の子が
上京してきたとかなんとか
そういうあれでしょ?
いえ 違います。
あの… なんか あれですよね。
私には こんな男性
現れるわけないだろみたいな
評価の低さを感じるんですけど…。
そうよね 失礼よね。
私も今 そう思った。
(くぎこ)はあ?
っていうか 大川さん
そんなにしゃべる人だった?
あっ…。
なんか ゆうべから私
ちょっと変わったみたいで…。
素晴らしい。
フフフ…。
ゆうべから…。
変わった…。
大川さん ひょっとして…。
ん? ひょっとして?
初めてとか…?
ああ… うん 初めて。
マジで!?
うん。
自分でも
ちょっと驚いてるっていうか
知らない自分を発見した
っていうか…。
(一同)おお!
その… そんなによかったの?
はい。
生まれ変われて 幸せです。
生きててよかったです。
(一同)おお!
ん?
これだから
元気な若者は嫌いだよ。
本当だよ。
やるな お前。
このスケベ!
やっぱ ベッドはセミダブル?
セミだけに!
ハハハハハハ…!
ん?
えっ?
あっ いえ…
あっ 違いますよ! やだ!
何 勘違いしてるんですか!
何もありませんよ まだ!
まだ?
まだなんて言ってないけど。
いや 言ったよ?
えっ? いっ いや… あの…
そうじゃなくて あの…。
あれ…?
あの くぎこさん…
大家さんの大きいほう
そんなに 私とセミオくんの
ツーショットって
違和感ありますか?
えっ…。
(ねじこ)そうなの?
あっ いや あの… ハハハ…
そ… そんな事は…。
みんな ズルい!
私だけみたいな顔しちゃって。
なんとなく違和感
持ってるでしょ? みんな。
(セミの鳴き声)
いける範囲だとは思いますけど…。
まあ でも…。
ちょっと ちょちょちょ…。
(一同)ああ。
こっちのほうがお似合いなのは
わかりますけど…。
だけん セミ好かんって
言いようやん!
私は乗り越えられる。
いろんな事は。
(マサ)ちょっと やめてよ もう!
ちなみに…。
(くぎこ)わかってるわよ。
親子だって言いたいんでしょ?
ねえ。
うん ちゃんと わかってるわよ。
孫と ばあちゃんだろ。
(くぎこ)えっ?
今 なんて おっしゃったの?
もう一遍 言ってごらんなさい!
孫と ばあちゃんだろ。
(せき払い)
ちなみに…。
(小川)
セミとカナブンって感じだな。
えっ?
なんだよ その仲間見るような顔
やめろ。
本当は カナブンさんなんですか?
はい 実は…。
って そんなわけないだろ!
つまんねえ事させんじゃないよ!
確かにカナブンっぽい。
(マサ)やめろっつうの!
カナブン やめてあげて。
子供の頃のあだ名で
嫌な事 思い出すから。
なあ?
(マサ)ハハッ… ありがとう!
ハハハッ!
やっぱ わかってんだなあ。
(一同)ああ。
なんだ?
(春)いや…。
小川さんのほうがセミっぽい。
うん… ヒグラシって感じ?
おおっ?
はっ? ちっとも嬉しくないわ。
セミっぽいって言われて
嬉しい奴いるか。
えっ? あっ…。
ただ セミには
シンパシーは感じる事はある。
あいつら
たった7日しか生きられないんだ。
もっと生きたい 生きたいって
鳴きながら死んでいくんだ。
それは違うな。
はあ?
セミは この世界は
なんて素晴らしいんだろうって
幸せを感じて 歌いながら
生を全うするんです。
7日しか
生きられないわけじゃない。
地下で何年も生きてきたし。
だから 「7日しか」ではなく
「7日も」なんです。
わかりますか?
「7日しか」ではなく
「7日も」なんです。
大川さん。
はい。
殴っていいか? こいつ。
(セミオ・由香)えっ!?
えっ えっ… 駄目ですよ!
何 言ってるんですか!
腹立つなあ。
わかったような事 言いやがって。
いや だって 本当の事ですから。
根拠のない前向き野郎か。
嫌いだ。
おかゆさん!
あっ…。
(マサ)おかゆさん?
あっ ハハハ…。
(美奈子)大川さんの事?
ああ…。
うん あだ名っていうか…。
へえ 誰がつけたの?
セミオくん?
あの… 自分で。
大川由香だから
略して おかゆみたいな…。
あの… そんな
自分でつけたのかよみたいな
痛いものを見るような目で
見ないでもらえませんか?
人生で一度くらい あだ名で
呼ばれてみたかったんです!
へえ。
いろいろだなあ 人生。
だな。
はい。
おかゆねえ…。
はい すみません…。
あの… おかゆって なんですか?
えっ?
ん?
(春)できたよ。
(一同)おーっ!
これが おかゆさん。
うん。
(一同)いただきます。
嬉しそうですね。
好きなんですか?
フフフ…。
病人にとっては おかゆは
主食のようなものですからね。
神だ… おかゆは。
なんか嬉しい…。
おかゆは すごいよね。
赤ちゃんの時から
お年寄りになっても食べる。
素晴らしいよね。
そうだね。
大川さんに ぴったりなあだ名だね
おかゆさん。
(春)なんか地味だけど
優しくて あったかくて…。
地味だけど。
フッ…。
ヘヘ…。
(くぎこ)確かに。
じゃあ
今日から このアパートでも
みんな 「おかゆさん」って
呼ぶ事にしようか。
ねえ?
えっ?
嫌なの?
あっ… えっ…。
今ね ちょっとね
セミオくんだけがいいって
思った顔したわよ この子。
(くぎこ)あらっ!
いやいや いやいや!
ありがとうございます。
セミオくん!
いや 美味しいですよ
メイプルシロップ。
(一同)え?
うわっ…。
じゃあ 一応 試しに…。
えっ?
どうぞ どうぞ。
(一同)甘っ…。
えっ?
(春)あっ でも 意外と…。
(美奈子)いけなくもない。
ねっ?
うううう…!
うう…。
えっ?
どうしたの? おかゆさん。
仕事 忘れてました…。
あらま。
まあ 大変。
どうしよう…。
(セミの鳴き声)
(美奈子)あーっ!
ズル休みするつもりの顔だ!
えっ? だって だって…
許してください!
初めてなんです 人生で。
保育園 小学校 中学校 高校
そして 会社。
一度も休んだ事ないんです!
だから お願いします!
今日だけ許してくださいませ!
どんな人生だ。
まあ いいんじゃないか
おかゆさん。
ありがとうございます!
あっ 連絡してきます!
(呼び出し音)
(せき込み)
おっ 大川です…。
大変申し訳ありませんが…。
(せき)
かえって怪しいけどね あれじゃ。
はい…。
申し訳ありませんが
よろしくお願いします。
はあ…。
おしごと 行かないんですか?
うん 一緒にいられる。
ヘヘヘ…。
おしごとって なんですか?
…えっ?
ん?
ピュアな質問とかすんな。
嫌いだ そういうの。
はあ。
(小川)仕事とは…。
生きる事だ。
生きる事そのものが
人間にとっての仕事とも言える。
ほう…。
また仕事とは 生きるために必要な
役割の事でもある。
(小川)一番かどうかは
人によって違うだろうが
人生で大きな位置を
占めるものだろうな。
ちなみに 私にとっては
人生で一番大事なものだった。
でも 仕事してないじゃない
小川さん。
そうよね。
うん。
「だった」と言いませんでしたか
私は。
辞めたんです 仕事。
病気なんで
今は余生を送ってるんです。
いいんですか? おかゆさん。
そんな大切なものに行かなくて。
(木下ひな)
大川さん お休みだそうです。
(桜木翔子)えっ?
大川さん お休み? 珍しい…。
(柴田基子)そうだっけ?
(翔子)そうですよ。
一度もないですよ
お休みも遅刻も。
そうだっけ?
そうですよ。
じゃあ
ひなちゃん 今日は よろしくね!
はーい。
なんか
かなり仮病な感じでしたね。
えっ?
うん… よし!
(ため息)
私のせいだよなあ…。
大川さんってさ
なんのために生きてんの?
わっ…。
生きてて楽しい?
どうやったら
そういう人が出来上がるの?
言いすぎたからだよなあ…。
(ため息)
(携帯電話の振動音)
もしもし… あっ!
(せき込み)
あっ 翔子さん…。
大川さん? ごめんね。
えっ?
(翔子)「ごめんね」
昨日 私が
ひどい事 言ったからでしょ?
嫌になっちゃった?
「ごめん…。
休みは わかったけど…」
辞めたりしないでね。
「あなた 地味だけど
手を抜かずに
一生懸命 働いてる事
私 いや…
みんな わかってるから」
ちゃんと わかってるから。
「だから 辞めたりしないで」
「本当に ごめんなさい」
一度も休んでないのに
下手な芝居して ズル休みさせて
本当 ごめんね。
じゃあ!
どうした? おかゆさん。
私… 私…。
仕事 行ってきます!
(ドアの開閉音)
いってきます!
いってらっしゃい。
えっ?
(一同)いってらっしゃい。
あっ… はい いってきます!
セミオくんをお願いします!
(セミの鳴き声)
おはようございます。
おはようございます!
(セミの鳴き声)
あれ? お休みじゃなかったっけ?
いえ…。
あっ…。
仕事しに来ました。
遅刻です。
すみません!
えっ?
さっきのは仮病です!
えっ…。
あっ そう…。
すみませんでした!
えっ… そんな…。
うん まあ 頑張ろう!
はい!!
あの…。
さっきのお電話
私 嬉しかったです。
そう? ハハ…。
正直言いますと
私が今まで休んでない事なんて
誰も知らないだろうって
思ってました。
私の仕事ぶりなんて
誰も気に留めてないだろうって
思ってました。
だから 嬉しかったんです。
うん。
私 この仕事
嫌だと思った事ないんです。
わかりにくいかもしれないけど
好きなんです。
国分寺中央食品のお弁当
東京で一番美味しいと思うし
他のは食べた事ないけど
本当美味しいし
ここで作ってるものを
誰かが食べてるんだなって思うと
嬉しくなるし
誰かが買ってるのを見ると
「あっ それ 私 作りました!」って
言いたくなるし… 言わないけど。
あっ でも 人と話すの苦手で
販売とか下手で
昨日は迷惑かけちゃって
だから 翔子さんに言われた事とか
全然なんとも思ってなくて…。
あのさ 大川さん!
はい。
手 動かそうか。
ねっ?
あっ! はい すみません!
フフ… 変な人。
えっ? 私がですか?
そう。
変わってるよね。
言われた事ないです。
というか
あんまり印象がないみたいで…。
大川さん。
はい!
手 動かそうか。
ねっ?
はい! すみません! あの…!
私 頑張ります!
今まで以上に頑張りますので!
あっ…。
よし!
重いな なんか…。
(木村)日替わり弁当ください。
はい! 日替わり弁当ですね!
美味しいですよ 日替わり弁当!
あの 私 命を懸けて保証します!
(木村)命…?
500円です!
ああ… はい…。
ありがとうございます!
(男性)
じゃあ 恋ヶ窪弁当ください。
はい! 恋ヶ窪弁当ですね!
美味しいですよね 恋ヶ窪弁当!
間違いないです!
ありがとうございます!
あの… 皆さん
そんなに引かないでください…。
笑顔でやろうと
思ってるんですけど…。
すみません!
引かないでください…!
フフ… ハハハハッ!
なんで笑うんですか?
フフフ よくわかんないけど…。
フフフ…。
いや 真剣なんですけど…。
プッ… アハハハハッ!
(男性)唐揚げ弁当ください。
すみません。
では いいですか?
(3人)はい。
いただきます。
(3人)いただきます!
(3人)うーん いい!
素晴らしい!
(3人)素晴らしい!
ああ…。
早い。
お代わりしよう!
あの…
教えて頂きたいんですが…。
僕は おかゆさんに
幸せになってほしいんです。
おかゆさんにとって
何が幸せなんでしょうか?
(くぎこ)そんなの
彼女以外に わからないわよ。
(ねじこ)そうね。
幸せは 人それぞれ違うから。
そうなんですか?
そうよ。
私と この人なんて全然違うから。
全然違うの。
幸せかあ…。
難しいです。
幸せにしたいんだ?
おかゆさんを。
はい。
そのために来たんです。
へえ。
いいなあ。
いいわねえ。
そうですか?
そう思ってくれる人がいる
って事が
一番幸せなんじゃないかな。
本当。
大好きなんだ。
じゃあ くぎこさんとねじこさんも
幸せですね。
僕には わかります。
お互いが大好きなのが。
えっ!?
えっ!?
春さんとマサさんも
そうですよね。
まあ そうだね。
はい! みんな 幸せです!
(3人)うーん…。
そうなんだけどさあ…。
(美奈子)ああーっ!
(3人の笑い声)
もう!
あっ…。
あっ。
(美奈子)あんたさ… その服。
服?
何 そのつまんない格好。
いけるか。
ん!
これ 着な。
あっ どうも。
おい
なめてんのか? デザイナーを!
なめる?
それ脱いでから着ろっつってんの。
あっ これを?
バカ バカ バカ バカ!
ここで脱ぐなよ…。
えっ?
(ドアの閉まる音)
(セミの鳴き声)
あの…。
なんだ?
小川さんも
かつては働いてたんですよね。
まあな。
働いて帰ってきた時に
何が待ってたら
一番幸せですか?
ん?
そうだな…。
はい。
ん? 何それ? 何? その男。
さっぱり意味わかんないんだけど。
ですよね。
えっ? なんか あれじゃん。
なんでしょう?
幸せじゃん。
あっ はい。
は? 何それ?
(相田直美)
「おめでとう」と言っています。
おごりだそうです。
えっ?
あっ ありがとうございます!
ヘヘヘ…。
(ため息)
でも 帰りたくないなあ。
なんで?
帰ったら
きっと いないんですよ 彼は。
私って そういう人なんです。
そういう人って?
楽しい事のほうが
逃げていくんです。
必ず そうなんです。
だから… ヘヘヘ…。
帰りたくないなあ…。
知りたくない。
見たくない 現実を。
はあ 帰りたくないなあ。
楽しい事があると
怖い。
ヘヘヘ… でも 楽しかったなあ。
(一同)お疲れさまです。
お疲れさまです。
明日 よろしくお願いします。
(大川サチコ)なんだっけ?
ええ?
何回も言ったじゃないですか。
お誕生日会なので クラスのお友達
たくさん呼んだので
招待状を出したので…。
面倒くせえ。
誕生日の何がめでたいんだよ?
明日はな 大事なレースだぞ。
お願いします!
わかったよ。
はいはい。
「ハッピー バースデイ
トゥ ユー」
「ハッピー バースデイ
トゥ ユー」
「ハッピー バースデイ
ディア 由香,」
「ハッピー バースデイ
トゥ ユー」
(すすり泣き)
(女子生徒)渡辺くんになんて
勇気あるね。
でも 無理でしょ。
(女子生徒)だよね。
(大川健太)君 君 そこの君。
あっ…。
(健太)恵まれない子供たちに
愛の手をお願いします。
ご協力ありがとうございます!
えっ これだけ? 貧乏?
おっ!
なんか いいのしてんじゃん。
えっ?
イエイ イエーイ!
由香 いいだろ? これ。
なあ?
じゃあね。
ヘヘ…。
(ため息)
(セミの鳴き声)
(セミの鳴き声)
おかゆさん。
おかえりなさい。
お仕事お疲れさまでした。
よく頑張ったね。
偉い。
偉いぞ おかゆさん。
(すすり泣き)
ありがとう…。
ご飯になさいますか?
それとも お風呂?
それ 誰に教わったの?
ご飯できてるの?
はい!
はい どうぞ。
うわあ…!
おビール 冷えてますよ。
なんか
幸せの世界観が古いような…。
(歌声)
はい おひとつ どうぞ。
あっ こりゃ どうも。
あっ…。
いただきます。
ぷは!
幸せ 幸せ!
あっ じゃあ…。
えっと…。
うん…。
やっぱり 甘っ! アハハッ!
素晴らしい!
これ メイプル?
メイプルです。
だよね。
これも これも
これも これも これも これも。
いなくならないんだねえ。
ん?
ううん。
あっ でも 寝て起きたら
あと5日になっちゃうんだ。
うん。
あと5日も一緒にいれる。
あと5日も。
はい。
楽しいですね。
うん。
手… 繋いでもいいですか?
はい。
セミオくん?
ごめん。
許せ。
(キスする音)
ファーストキスは
メイプルシロップの味がした。
甘っ!
えっ? 恋?
(ねじこ)会いたいと思った時には
会ったほうがいい。
でないと 後悔する事あるから。
胸のさ ここんとこがさ
なんだか チクチク痛むんだ。
でも つらい痛みとかじゃない。
なんなんだろう? これ。
『セミオトコ』の最新話含むネタバレ感想一覧はこちらの記事にまとめています。
「セミオトコ」第3話あらすじや反応と期待の声と展開予想
ここでは「セミオトコ」第3話ネタバレや感想の前にあらすじや反応と期待の声と展開予想を紹介します。
第3話あらすじ
あらすじ
第3話の反応と期待の声
第3話の展開予想
「セミオトコ」の見逃し配信を無料視聴する方法
『セミオトコ』第2話のネタバレや感想以外に動画を見逃し配信を無料視聴する方法は以下のリンク先で紹介しています。
「セミオトコ」第2話ネタバレ感想と第3話の反応と期待の声と展開予想のまとめ
初回(2話以降)で使用する例
以上、『セミオトコ』を第2話ネタバレ感想と次回第3話の反応と期待の声と展開予想を紹介しました。
第2話ネタバレ感想まとめとしては・・・・・。
この記事では、『セミオトコ』を第2話ネタバレ感想まとめを紹介しましたが第3話以降も詳細にネタバレとあらすじや感想を更新していきますので、ぜひご覧ください!
次回の『セミオトコ』放送日は2019年8月2日予定となります。
次回のネタバレ感想考察は随時情報が出次第更新、そして『セミオトコ』のネタバレ感想を追記していきます。