『セミオトコ』の最新話含むネタバレ感想一覧はこちらの記事にまとめています。
2019年夏のテレビ朝日系列金曜ナイトドラマ枠は、山田涼介さん主演の『セミオトコ』が7月26日スタートです。
美しきセミの王子様と30代さえない女子の7日間だけのキセキのラブストーリー
こちらの記事では『セミオトコ』の最終回(第8話)ネタバレや感想やあらすじを紹介していきます!
最新話の最終回(第8話)までの内容を動画で見たいという場合は、U-NEXTを利用すると視聴できますのでチェックしてみてください。
次に『セミオトコ』の最終回(第8話)ネタバレや感想やあらすじを紹介していきます!
※『セミオトコ』もまだ視聴していないのに間違って『セミオトコ』の最終回(第8話)ネタバレや感想や考察記事を見てしまった方、感想は気になるけどネタバレや考察自体が苦手な方はお戻りくださるようにお願いします。
「セミオトコ」最終回(第8話)あらすじや感想とネタバレ
ここでは「セミオトコ」最終回(第8話)あらすじや感想とネタバレについて紹介します。
「セミオトコ」最終回(第8話)あらすじ
デートから戻り、花火をしながら最後の夜を過ごすセミオ(山田涼介)と大川由香(木南晴夏)。そんな二人を見守りながら、『うつせみ荘』の住人たちはなぜか円陣を組む。「とても切なくて辛い明日になってしまうけど、私たちはできるだけ明るくいつもと同じように接しましょう」――庄野くぎこ(檀ふみ)の声で一致団結した岩本春(山崎静代)&マサ(やついいちろう)ら住人たちは、ハイタッチをしたり拍手をしたりしながら、「二人のために頑張ろう」と、お互いを強く励まし合う。
そしてセミオにとって最後の朝がやってくる。
いつものように「おはよう世界!」と跳ね起き、いつものように窓から木に飛び移り、そしていつものように庭に落ちてくるセミオ。それを住人たちは笑顔で迎え、由香もまたその姿を目に焼き付けるように、泣きそうになるのを我慢しながら笑顔を浮かべるのだった。
みんなが自分と由香のことを心配して気を使っていることに気づいたセミオは、ねじこ(阿川佐和子)たちにこう宣言する。
「僕がこの世界にいられるのは今日までです。だから今までと同じように過ごして、おかゆさんと一緒に仕事に行って、そして手をつないで一緒に帰ってきます」と。そして「でも、どの時間まで僕の命があるのかはわかりません。戻ってこれなかったらごめんなさい」とも…。みんなに送られ、工場へと出かけたセミオと由香。刻一刻と近づく別れのときを意識しながら、二人はこれまでと変わらない時間を過ごす。
そして、迎えるさいごの時―。ふたりの未来にファンファーレは鳴り響くのか……。
最終回(第8話)の感想やネタバレ
最終回(第8話)のネタバレや感想の詳細を紹介します。
最終回(第8話)の感想
花火に照らされるイケメン#山田涼介#セミオトコ pic.twitter.com/naUOKHVBlA
— Ryuri (@__inochine_411) September 13, 2019
抱きしめて寝るの反則…#山田涼介 #セミオトコ pic.twitter.com/qkpS8O6hnt
— いちご百花♥ (@jumpjumpjump23) September 13, 2019
可愛さがギュギュギュって詰まってる罪#セミオトコ #セミオくん #山田涼介 pic.twitter.com/qKCURejrDY
— セ ブ ン (@Johnnysluvluv) September 13, 2019
美奈子ちゃん#山田涼介#セミオトコ pic.twitter.com/JymJEFEc4A
— Ryuri (@__inochine_411) September 13, 2019
セミオくんなんて心の優しい…#山田涼介 #セミオトコ pic.twitter.com/sEG5t3y2Hd
— いちご百花♥ (@jumpjumpjump23) September 13, 2019
切なすぎる#セミオトコ pic.twitter.com/F8xVJ1svES
— ℳana (@ymd__mnchl59) September 13, 2019
『愛してるよ』
こんな切ないキスあります…? 涙止まらない……… #セミオトコ pic.twitter.com/C9vSAntOeq— れいな♂️ (@ymdrin_930509) September 13, 2019
ごめん、ここ完全に野ブタの山Pwww #セミオトコ pic.twitter.com/gaOQXl2DQF
— れいな♂️ (@ymdrin_930509) September 13, 2019
チャラいセミオ!!!
でもさ、金田一少年の一ちゃんに少し似てない??www#セミオトコ pic.twitter.com/mHVhN6kO93— みたらし団子(山田担) (@YeZfK5hsTdrICeO) September 13, 2019
#セミオトコ #HeySayJUMP #山田涼介
セミオォォォォォォーーー!!!ありがとう!!!ブルーレイ買いまーす!!!!(販売促進ぱねぇ pic.twitter.com/jj5P3GfSnZ— ピーチク (@ayuhi1214) September 13, 2019
生まれ変わったセミオくん、ドラマ最初から居たキャラクターじゃん!!!#セミオトコ pic.twitter.com/3LlUxnFT9k
— ち ぃ や ま 🕊 (@Chii___jump) September 13, 2019
最終回(第8話)のネタバレ
うわっ!
えっ? フフフフ… 怖くないよ。
きれいだね。
はい。
これは?
花火。
花火?
うん。
あっ 持ってみる?
えっ? いいんですか?
うん。
うわうわ うわうわ…!
フフフ…。
うわ!
きれい。
パチパチ。
(岩本マサ)
本当なんだねえ セミオ。
(岩本 春)うん 本当なんだねえ。
花火!
きれい!
(マサのため息)
あっ きれい!
(2人のため息)
うわ! すごい!
(庄野くぎこ)
よし! みんな 立って!
(庄野ねじこ)ん?
(くぎこ)いいから!
あれやるわよ あれ!
(ねじこ)あれって何よ?
あれよ あれよ! わかるでしょ?
試合が ほら 始まる前に
みんなで こうやって丸くなって
「さあ いくぞ!」みたいな。
(ねじこ)そう!
「おー!」みたいな。
(くぎこ)そうそうそう!
(春)円陣ですね。
(くぎこ)そう! やるわよ 円陣。
(ねじこ)やろう やろう やろう…。
(くぎこ)はいはい はいはい…。
(ねじこ)円陣 円陣。
フフフフ…。
(小川邦夫)円陣が出てこない。
(ねじこ)そう。
どうやら とても切なくて
つらい明日になってしまいます。
でも やっぱり つらいのは
おかゆちゃんとセミオくんです。
私たちは できるだけ明るく
いつものように接しましょう。
ねっ?
2人のために頑張りましょう。
あと 美奈子ちゃんの服
春ちゃんの絵本 頑張って!
(熊田美奈子・春・マサ)はい!
(くぎこ・ねじこ)はあ…。
(美奈子・マサ)えっ?
えっ? えーっと…。
あっ…
手を こう みんな出して…。
(くぎこ・ねじこ)ああ!
(ねじこ)はい!
(マサ)はい!
(美奈子)はい!
「おー!」って言うんじゃないの?
(くぎこ)あっ そっか。
じゃあ… じゃあ いくわよ。
頑張ろう!
(一同)おー!
(小川)
よし 美奈子! やるぞ ほら!
(ねじこ)頑張ろう!
(くぎこ)頑張ろう!
うわ!
すごい! きれい。
きれいですねえ。
(くぎこ)頑張ろう!
(一同)おー!
(2人)ん?
あっ…。
ああ… 終わっちゃった。
いきますか。
はい!
はい。
よいしょ…。
あっ… 良い子は
上からのぞいちゃ駄目ですよ。
離れてください。
はい。
はい いい子だ。
おっ!
(2人)うわ!
(拍手)
きれい! すごーい!
すごーい!
きれい!
パチパチ パチパチ…。
すごい!
(春)赤。
(マサ)はい。
セミ色。
はい。
ないわ そんなの。
えっ? 春ちゃん!
(ねじこ)この大きさ?
(くぎこ)…でいいの?
はい。
ありがとうございます。
(ねじこ)オッケー!
(小川)ほら できたぞ。
(くぎこ)やっちゃう どんどんね。
小川さん!
ん?
いいですね!
ありがとう。
(ねじこ)おお!
おお おお おお…!
急に 「ありがとう」って
言われたからって
ギャップでキュンとするな。
なんだ それ…。
アホか! 蹴っていいですか?
いいわけないだろ。
なーんだ。
ん?
ん?
何?
(2人)おっ? おお!
ハハハハ…。
はい。
ありがとう。
セミオ。
ん?
一緒に眠るの… その…。
はい。
今夜が最後だと思います。
うん… そっか。
はい。
うん…。
おかゆさん。
ん?
ギュッてしながら
眠ってもいいですか?
あっ… 嫌?
バカ…。
バカ?
嫌なわけないでしょって意味。
おお! よかった。
おいで。
お邪魔致します。
気持ちいいなあ こうしてると。
うん…。
なんか
一つになってるみたいですね。
うん…。
でも…。
でも?
こうやって ギュッてしてると
顔が見えないです。
いいの。
どうして?
泣いてる顔だから…。
(すすり泣き)
おかゆさんの泣いてる顔
好きですよ。
ええ?
好きです。
泣いてる顔も 笑ってる顔も
怒ってる顔も
何も考えてない時の顔も。
えっ? ちょっと待って。
ん?
何も考えてない時の顔?
どんな?
こんなです。
ええ ひどい! そんな顔…。
してます。
そして 好きです 僕。
ええ?
おかゆさんのどんな顔も
全部 好きです。
本当?
はい。
じゃあ これは?
好きです。
ええ? これも?
フフッ… 好き。
えっ… じゃあ これはどうだ?
フフッ… 好き。
ええ? 嘘だあ!
本当です。
じゃあ…
これは さすがにないと思われ。
あっ…。
えっ? えっ えっ!?
フフッ…。
ええ!
そんな事も
できるようになっちゃって!
はい。
フフフ…。
もう顔見せない。
ええ!?
ヘヘヘ…。
最後の一日か…。
(小川)おーい! そろそろ
セミオが落ちてくるぞ。
ほら 片した 片した!
(ねじこ)セミオ…!
あっ… 同時?
うん。
おはよう 世界!
おはよう 世界!
おはよう おかゆさん。
おはよう セミオくん。
(2人)
なんて素晴らしい朝なんだ!
うん。
わーい!
ワオ! 最高! フフッ。
ありがとね 今日まで。
おっ? おっ? おっ?
うわっ!
イテッ! イテテテ…。
(一同)おはよう!
おはようございます。
(くぎこ)
はいはい ご飯の支度するわよ。
おかゆちゃんも早く!
はい!
(くぎこ)「はい」っていいわね。
「はい」じゃなくて。
はい!
ニョロがあるのね ニョロが。
ニョロ?
そう。
「は」と「い」の間に ニョロ。
はい!
ほう…。
(マサ)セミオくん!
はい!
(マサ)おお いいね!
本当 いい奴だな お前。
(ねじこ)ねえ。
(マサ)春ちゃん!
あ?
(マサ)ほら!
おかゆさん 早く!
はい!
ハハハ…。
(小川)美奈子ちゃん!
(美奈子)えっ?
えっと… はい…。
(一同)おお!
(美奈子)蹴っていいですか?
(小川)だから いいわけないだろ。
(美奈子)蹴りたい…。
(マサ)ハハハ…。
みんな 着替えて 着替えて。
ねっ。
(ねじこ)はい。
(美奈子)おかゆさん 早く!
早く早く!
(小川)大盛りだ。
うわ! ありがとうございます。
(小川)いっぱい食べろよ。
はい!
(美奈子)おお! 具がいっぱい!
(マサ)うわ 美味しそう!
春さん!
おっ! 来い セミオくん!
はい!
(マサ)おっ… おお! あら…。
え!
(拍手)
ありがとう クヌギさん。
…じゃなくて 春さんの背中さん。
イエイ!
ん? フフフ…。
(マサ)おい おい…。
ん?
(マサ)もういいだろ もう。
長いよ 長い!
セミオ。
(マサ)長い! じゃあ…。
(マサ)イテッ!
(小川)ドンマイ。
(くぎこ)ご飯 ご飯 ご飯!
(美奈子)ありがとうございます。
(ねじこ)これ…
大人味の明太子じゃない?
(美奈子)美味しいですよね。
美味しいですね おかゆさん。
ねっ。
うん!
あっ… そうだそうだ あれあれ!
ねっ くぎこさん。
(くぎこ)あっ そうね あれあれ!
(ねじこ)うん。
(美奈子)また あれあれですか?
ん?
このにおいは…。
庭でね とれたクルミ
保存してあったのを思い出して
メイプルシロップ漬けしてみたの。
ええ!
(ねじこ)召し上がれ。
いただきます! よいしょ…。
うん! 美味しい!
よかったね ねじこさん。
(くぎこ・ねじこ)ねっ!
もっと早く出してあげれば
よかった。
秋になったらね このクルミね…。
あっ…。
何? どうしたの? マサ。
なんか言いたい事あるのか?
えっ!?
うん… ええ… はい。
あの… ええ… あっ!
ずっと気になってた事が
あるんですけど
聞いてもいいですか?
(春)いいんじゃないのか。
そう? よかった。
何?
あっ そうそう…
そもそも なんで
くぎこさんと
ねじこさんなんですか?
(小川)いい質問だ。
(マサ)ありがとうございます。
(美奈子)私も知りたい。
(拍手)
変わった名前だと思うけどね
父がね 建築関係の人で
こう いろんなものをね
繋ぎ合わせる役目っていうか…
ねじも くぎも。
ねっ?
いや… 僕が気になってるのは
そこじゃないんですよ。
今となっては 背が高いというか
細長いほうが くぎこさんで
短いほうが ねじこさんですけど
成長の仕方が逆だったら
これ ややこしいですよ。
確かにねえ。
(くぎこ・ねじこ)で?
えっ 「で?」って…。
終わり?
盛り上がらなかったな…。
おかゆさんは
どうして 由香さんなんですか?
えっ? 私?
はい。
知りたいです。
(マサ)ああ 知りたい 知りたい…。
あっ… えーっとね…。
(大川サチコ)はあ? 名前?
はい。
授業でですね 自分の名前は
どうして付けられたのか
聞いてくる事になっておりまして。
それを作文に書くわけです はい。
私も知りたいな… なんて
思いまして。
(サチコ)誰が付けたんだっけ?
私じゃねえな。
えっ?
(大川ヒロシ)いや 俺でもねえぞ。
(サチコ)じゃあ 誰だよ!
お前 自分で付けたのか?
いやいや いやいや
そんなバカな…。
役所 行ったの お前だろ。
…あっ!
参ったな… 名前かよ!
もの考えるの苦手なんだよなあ
もう!
おっ?
姉ちゃん マブいねえ!
いいねえ!
おっ なんて読むの?
(平成由香)ユカだっちゃ!
(ヒロシ)そうだっちゃか!
頂きだっちゃ!
(サチコ)
へえ。
そういう事だったのか。
ああ。
ハーッハッハッハッ…!
(サチコ)おりゃーっ!
おりゃ! おりゃ! コラ…!
(ヒロシ)おりゃーっ!
(サチコ)痛えな この野郎…!
(ヒロシ)てめえよりよ
マブい女なんだよ!
そんなの作文に書けない…。
(サチコ)おりゃーっ! とうーっ!
(美奈子)結構 強烈だね それは。
なかなかファンキーな家族だね。
はい。
ハハハ…。
あっ…。
(春)どうした?
今 なんか 笑いながら
しゃべってましたよね?
なんか
そういう 自分のきっつい話
笑えるようになったのかなって…。
へえ。
なんかいいじゃん。
うん。
あっ… だから ごめん セミオ。
由香に あんまり意味はないんだ。
それ聞いてから
あんまり好きじゃなかったかな。
そうなんですね。
でも…
由香さんって名前だったから
おかゆさんになったんですよね。
えっ…?
よかったですね 由香さんで。
そうか…。
ありがとう。
そうだね。
うん。
ハハッ…。
ヘヘッ…。
あの…
皆さん ありがとうございます。
僕とおかゆさんを心配して
明るくして
くださってるんですよね。
ありがとうございます。
そんな事… ねえ?
そうよね。
やだ もう。
僕が この世界にいられるのは
今日までです。
だから 今日一日 おかゆさんと
今までと同じ一日を
過ごそうと思ってます。
朝 一緒に起きて
皆さんと幸せな朝ご飯を
一緒に食べて
そして おかゆさんと一緒に
仕事に行って 働いて。
仕事の仲間の皆さんと
カフェでお茶を飲んだりして
そして おかゆさんと手を繋いで
うつせみ荘に帰ってきます。
でも…
僕の命が どの時間まであるかは
わかりません。
もし 帰って来れなかったら
ごめんなさい。
僕の命が どの時間まであるかは
わかりません。
もし 帰って来れなかったら
ごめんなさい。
何よ もう!
そんなに大人になっちゃって!
なんか生意気。
えっ?
ちょっとムカつく。
…すいません。
「雨のバカ」とか言っとったくせに。
あーっ! まだ それ言いますか。
確かに 多少 成長により
あの初期のピュアな
生まれたての子供のような
かわいらしさが
失われてしまった感じは
否めませんな。
うん。
えっ?
でも その分
大人の男性の魅力と申しますか
キュンというより
おおっ? というような瞬間が
増えて参りまして
それはそれで得がたいものが
あるわけでございまして。
つまりですね 守ってあげたい!
という母性本能と
守ってほしい!
という娘本能がですね…。
娘本能?
そんな言葉あるの?
今 とっさに
私が創作させて頂きました。
マジで?
はい。
あっ 話を戻しますと
その守ってあげたい! と
守ってほしい! という
二大乙女心。
この配分が
実に難しいわけでして。
どちらかに偏ってしまうと
いけません。
守ってばかりだと
何 甘えてんだ
いい加減にしろ!
みたいな気持ちに
なってしまいますし
守ってほしいと言いましても
何もかもを
依存したいわけではないわけで
俺についてこい! なんて
言われましても
いや 間違った方向に
ついていくのは御免被りたい
と思ってしまうわけで。
この配分が
実に難しいといいますか
永遠のテーマなのでしょう
恐らく。
ところが セミオくんは それが
短時間で一気にうわーっ! と
しかも
交互にやってくるわけですから
はい これは もうたまらんです。
セミオくんが 若干… いや
かなり引いているようなので
この辺でやめておきます。
失礼致しました。
アハハ…。
結局 おかゆさんは僕の事…?
大好きです。
よかった。
うん よかった。
素晴らしい!
素晴らしい!
大したものね。
すごいわね。
何がすごいんだか
よくわかんないけど。
(くぎこ)ねえ。
(小川)おかゆさんは…。
はい。
滑舌がいいね。
恐れ入ります。
(拍手)
あっ… こりゃどうも。
いってきます。
いってきます。
(一同)いってらっしゃい!
美奈子さん。
ん?
美奈子さんは おかゆさんを
傷つけたり悲しませたら
許さないって言ってましたよね。
えっ…?
うん 言った。
僕は…。
許す。
それ以上に幸せにしたから
あんたは。
よかった。
許すけど…
なんで 今 聞くん?
帰ってこないつもりじゃ
ないよね?
帰ってこいよ セミオ。
まだ言っとらんかった
セミについての文句だって
あるっちゃけん。
待っとる。
はい わかりました。
うん。
いってきます。
いってきます。
(一同)いってらっしゃい。
(美奈子のすすり泣き)
(すすり泣き)
(マサ)大丈夫? 春ちゃん。
うん。
美奈子ちゃん。
はい。
やろうか?
…はい。
(小川)うん。
よし。
はい。
(小川)はい。
(くぎこ)そう そう そう。
私たち これね。
(ねじこ)うん。
ここまでかな?
オッケー。
(小川)よいしょ…。
なんで… なんで…。
蹴ってもいいぞ。
えっ…?
ありがとう。
イタッ!
(ねじこ)あっ!
はあ? イタッ…。
えっ 普通 蹴るか?
ありがとう でも 大丈夫です
っていう流れだろう。
蹴るか?
私は蹴る。
はあ?
はあ… 元気になった。
時々 頼む。
(小川)バカじゃねえ!?
(マサ)春ちゃんには言わないほうが
いいですよ。
(小川)なんで?
(マサ)春ちゃん
キックボクシングやってたんで。
(小川)マジか!?
蹴りたい!
(小川)いやいや…。
(従業員)おはようございます。
(2人)おはようございます。
(従業員)おはようございます。
(2人)おはようございます。
(桜木翔子)おはようございます!
(2人)おはようございます。
よう セミオ!
エヘヘ。
あっ あの…
今日 セミオなんですけど…。
大丈夫。
主任のSNS 止めたから。
っていうか
手が勝手に動くっていうから
携帯 取り上げた。
ほら。
あっ…。
ありがとうございます。
ううん。
フフフッ。
一緒にいて大丈夫だって。
やった!
ありがとうございます。
いい子だねえ。
よし 行こう。
はい。
あっ 翔子さん?
ドンマイですか?
ドンマイですか? って…
何? それ。
エヘヘッ…。
ほら もう 行くよ 行くよ。
ほら ほら 早く!
ありがとうございます。
このハンバーグ
僕が入れたんです。
(木村)あ… あっ そうなの?
はい。
心を込めて入れました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
こちらこそ どうも…。
よかったね。
はい。
嬉しいですね。
素晴らしいです。
楽しいです 働くって。
なんて素晴らしい工場なんだ!
ハンバーグ弁当 おすすめですよ。
おっ?
(男性)ハンバーグ弁当
1つお願いします。
ありがとうございます。
はい ありがとうございます。
お願いします。
何にする? セミオ。
もうお願いしました。
ねっ!
(相田直美)ねっ!
(相田新平)こちらになりまーす!
(翔子)私も?
(直美)こちらのお客様からです。
えっ?
セミオ?
はい。
これ 主任から頂きました。
ハンバーグを入れた
お礼だそうです。
えーっ やるじゃん 主任!
ねえ?
はい。
だから 僕が…
えっと おかゆさんと翔子さんに
えっと…。
ごちそう。
ああ そうでした。
ごちそうするんです。
へえ。
あっ じゃあ ごちそうになります。
はい。
いただきます。
うまっ!
うまっ!
美味しい!
(新平)おお!
ありがとう セミオ。
ごちそうさまです。
はい。
なあに? これ。
(新平)メイプルシロップを
ちょっとラテン風に
アレンジして作ってみました。
(新平)オリジナルなので
名前も付けました。
ずっと店で出させて頂きます。
えっ 本当ですか?
ずっと?
うん。
えー 名前ですが
セミオくんの名前を頂いて…。
えっ?
(翔子)どうした? ん?
(新平)ほい ほい ほい!
アミーゴの発音でお願いします。
(2人)ウ…
セミーオ!
なんとか できた。
おっ!
素晴らしい!
(ねじこ・くぎこ)うわ!
素敵ね。
ねえ。
ねえ。
(拍手)
こっちも もうすぐ。
ね?
うん。
うわ。
めちゃくちゃ速くなりましたね。
(小川)ああ もうわかった。
ああ もう勘が戻ってきた。
(美奈子)じゃあ もうリボン係で。
セミオ?
セミオ?
僕らセミは
見る事はできないけど…。
えっ?
秋になると あの木の色が
美しく変わるんですよね?
あの木も あの木も。
ね?
うん。
そうだね。
素敵だよ。
見る事はなかったけど
地面の中で
ずっと感じてはいました。
秋も冬も春も。
そうか。
はい。
セミオがいたんだね。
私が生きてたところの下に。
はい。
みんなの声を聞いて。
うん。
おかゆさんの小さい声を聞いて
ん? ん? ん?
聞こえないよって。
すみません。
うん。
フフッ。
(由香の声)でも そんなふうに
小さい声で生きてた事でも
意味があったんだね。
セミオと出会うための。
(セミオの声)この世界に
意味のないものなんて
ないんですよ きっと。
(セミオの声)
全ての事は何かに繋がってる。
僕は この世界が好きです。
大好きです。
この世界に 大川由香さん
おかゆさんがいて よかった。
あっ ねえ セミオ。
ん?
昨日さ 空に虹が出た時
何 お願いしたの?
うーん…。
うーん?
内緒です。
えーっ!
おかゆさんは?
内緒です。
あれ?
エヘヘヘッ。
(すすり泣き)
おかゆさん。
お別れみたいです。
はあ…。
もう一度 顔見せて。
(すすり泣き)
ほら。
はあ… だって…
だって… みんな 待ってるよ。
美奈子ちゃんに怒られるよ
帰らないと。
(すすり泣き)
ねっ。
ありがとう。
この世界にいてくれて。
僕と出会ってくれて。
こちらこそです…。
うん。
…うん。
ねっ。
ねっ。
愛してるよ。
セミオ…?
セミオ?
セミオ…!
セミオ!
ただいま…。
おかえり。
(ねじこ)おかえりなさい。
セミオ… こんなに小さくて…。
翔子さん
ハンバーグ弁当 お願いします。
(翔子)はーい わかりました。
何か?
いえいえ。
ひなさん
おみそ汁 お願いしますね。
(木下ひな)ええ!
んっ?
はい わかりました。
フフフフ…!
主任。
(柴田基子)あっ ごめんなさい。
呼んでみただけです。
あっ…。
〈セミオ
あれから6年が経ちました〉
〈私は しっかり生きてますよ〉
〈劇的に何か変わったとか
新しい幸せを勝ち取ったとか
例えば 誰かと結婚して…
みたいな事はないけど
ちゃんと生きてるし
ちゃんと幸せです〉
はい! 恋ヶ窪弁当 1つ。
600円になります。
〈今でもセミオの事が好きです。
大好きです〉
〈新しい恋なんて
考えられません〉
〈ずっとかどうかは わからない〉
〈でも 全然 寂しくもないし
不幸でも全然ないです〉
〈幸せです〉
〈あっ そういえば なんと
あれから数年後
なんと 付き合ってくださいと
言われた事があるのですが…〉
申し訳ございません。
恋ヶ窪弁当ですね。
あっ…。
〈お断りさせて頂きました〉
〈キャーッ!〉
(直美)いらっしゃいませ。
(新平)お待たせしました。
(翔子)暑くなってきたねえ。
また 夏が来るね。
(新平)はい。
(翔子)「はい」って…。
なんか続かないのか そこから。
「夏といえば なんとかですね!」
とかさ。
ああっ…!
(直美)すみません。
成長してなくて。
あっ…。
今年初めてだ。
(女の子)あっ!
(母親)あっ!
(女の子)せみ王子 せみ王子
私のお家に来る?
さあ いい子にしてないとね。
(女の子)えっ してるもん!
〈春ちゃんの描いた絵本は
とても人気が出たんだよ〉
〈『せみ王子とおかゆちゃん』〉
〈ただ いい子にしていると
現れる事になっていて
なんだか まるで
真夏のサンタクロース
みたいな感じです〉
来ますように!
お願い!
〈お母さんもかよ! フフッ…〉
〈この絵本を
春ちゃんにもらった時は
泣いたなあ…〉
これ 絵本 作ったんだ。
えっ…!
(拍手)
〈だって ハッピーエンドなんだよ
絵本では〉
〈セミオはね 虹の階段を上って
人間になって
そして 2人は結ばれるのです〉
〈ううっ…!〉
〈あっ そうだ!
話が前後して ごめん〉
えっ!?
あっ…!
あっ!
ああ…。
〈セミオが姿を借りた人
どうやら 彼も 元気で
やっているようであります〉
〈一度
工場に来た事がありまして…〉
どうも!
あれ? みんな かわいいね!
(男性)いやあ…!
(従業員)ちょっと違わない?
〈彼に罪は全くないのですが
なんか みんな
セミオじゃないから
がっかりしちゃったみたいで〉
(男性)一緒に
恋の唐揚げ弁当 食べようよ!
(従業員)やだ 全然違うよ。
見て 見て! 注目! いくよ!
〈本当 すみません…〉
〈あっ それから それから
私 初めて
田舎に帰省などしまして…〉
(大川健太)おい。
はい。
(健太)俺らな… なっ? なっ?
(サチコ・ヒロシ)フフフ…!
なんでしょう?
(サチコ)一応な… フフフッ!
離れていても おめえの事を
忘れたわけじゃねえよ
っていうか… なっ?
ああ…。
心は繋がってるんだぜ
っていうのを忘れねえためによ。
…ん?
驚くなよ。
驚けよ! 驚くぜ!
驚いても知らねえぞ!
どうしたらいいんですか?
(3人)ドルルルルル…!
ジャーン!
わっ! あっ!
(健太)ヘヘッ! 驚いただろ?
(ヒロシ)嬉しいか?
(サチコ)て… 照れるなあ!
(3人)ハハハハハ…!
大変ありがたいのですが…
字が違います。
(3人)ええーっ!?
(サチコ)マジか!
おめえ 言ったじゃねえか!
(ヒロシ・健太)消せよ 消せよ!
(健太)なんだよ!
誰だよ 間違ったの!
消えんのか!
(健太)誰が間違ったんだよ!
(ヒロシ)台無しだよ バカ野郎…。
〈…なんて事もあったよ セミオ〉
〈うつせみ荘のみんなは
笑っちゃうけど みんないます〉
ただいま!
(一同)おかえり!
あっ ああ! 夏くん ただいま。
うーん かわいい寝顔!
なんか ちょっと 俺に似てるだろ。
いや 私だろ どう考えても。
(マサ)俺にだって ちょっとはさ…。
似てないよ。
えーっ!
どっちにも似てるよね。
〈春ちゃんは 絵本が売れたけど
そのあと また
描けなくなってしまいましたが
なんと
夏雄くんが生まれたのです!〉
〈幸せそうです〉
〈くぎこさんと ねじこさんは
306歳になりました〉
おかゆちゃん 今 私たちの事
大ざっぱに扱ったでしょ。
えっ?
年 違うからね 1つ。
なんで
心の中がわかったんですか?
フフフフ…!
女はね 年取ると妖怪になるの。
でも それ 乗り越えると
妖精になるんだって。
(くぎこ・ねじこ)ねっ。
もうすぐ妖精。
(ねじこ)まだ妖怪。
はあ…。
(ねじこ・くぎこ)フフフ…!
(美奈子)あーっ!
〈美奈子ちゃんは
今や 注目のデザイナーさん〉
〈世界制覇に向けて
まっしぐらです〉
〈でも このアパートに
いまだに住んでいて
作っています〉
〈そして この方…
生きてます。
元気です!〉
(ため息)
(美奈子)何?
(小川)いや 別に。
すいませんね。
「余命 短い」とか言って
全然元気で。
最近ふっくらしてきて
本当 すいませんね。
おっかしいよなあ…。
よかった! 小川さんが元気で
死んでなくて。
…とか思うな。
(美奈子)思うわ バカ!
(小川)フッ…。
ありがとう。
フフッ。
〈すごいでしょ? 素敵でしょ?
この服〉
〈これをもらった時も
泣いたなあ〉
〈泣いた 泣いた〉
登場でーす!
えっ? えっ?
(くぎこ)ぴったりじゃない!
(ねじこ)すごい!
(美奈子)あのね おかゆさん
この服はね 私だけじゃなくて
みんなで作ったものなの。
そう!
(美奈子)ほら よく見るとさ
いろんな生地が
縫い合わさってるでしょ?
あっ 本当だ!
それは おかゆさんが
大好きな人たちの服の生地。
ここね ここに… セミがね。
(ねじこ)弟の浴衣なの。
うつせみ荘の仲間だけじゃないよ。
会社の人たち…
翔子さん ひなさん 主任さん
それから
カフェの店長さん 奥さん。
えっ!?
(美奈子)それから なぜだか
大川家のお父さん お母さん
お兄さんも。
みんな
おかゆさんの事 大好きだよって
そういう気持ちの
たっくさん込められた服。
おかゆさんだけのための
世界で一着しかない服なんだよ。
私だけのための…?
ありがとう。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
(小川)ちょっと
こう 回ってみなさい。
(一同)おおーっ!
きれい!
フフッ…。
〈セミオ
私 時々 思い出すんだ
あの時の事〉
〈セミオは
何をお願いしたのかなって〉
〈私は いつか また
セミオに会いたいですって
お願いした〉
〈セミオは なんて
お祈りしたんだろうなって〉
生まれ変わって また
おかゆさんに会えますように。
おかゆさん。
ええーっ!! セミオ!?
(ねじこ)セミオ…?
はい セミオです。
ヘヘ…。
ヘヘ…!
ヘヘ…。
もうっ…!
ハハハッ…!
なんて素晴らしい世界なんだ!
あーっ!
ああーっ!
(春・ねじこ)ああーっ!
(マサ)セミオ! セミオ!
(小川)セミオ! おおっ…!
僕 戻ってきました。
(小川)ハッピーエンドかよ!
イエーイ!
(一同)素晴らしい!
『セミオトコ』の最新話含むネタバレ感想一覧はこちらの記事にまとめています。
「セミオトコ」の見逃し配信を無料視聴する方法
『セミオトコ』最終回(第8話)のネタバレや感想以外に動画を見逃し配信を無料視聴する方法は以下のリンク先で紹介しています。
「セミオトコ」最終回(第8話)ネタバレ感想のまとめ
以上、『セミオトコ』を最終回(第8話)ネタバレ感想を紹介しました。
最終回(第8話)ネタバレ感想まとめとしては、
この記事では、『セミオトコ』を最終回(第8話)ネタバレ感想まとめを紹介しましたが次回の金曜ナイトドラマ『時効警察はじめました』も詳細にネタバレとあらすじや感想を更新していきますので、ぜひご覧ください!