下町ロケット2(2018)最終回(第11話)10話ネタバレ感想やあらすじの紹介【阿部費主演ドラマ】

2018年10月から阿部寛さん主演ドラマ『下町ロケット2(2018)』が『日曜劇場』枠で放送終了しました。

本作は、2015年に放送され好評を博したエンターテインメント巨編『下町ロケット』の新シリーズ。佃航平社長率いる佃製作所には、前作に負けないほどの大きな試練が次々に襲ってきますが、不屈の闘志とプライドで立ち向かっていきます。その姿が見る者の胸を熱くさせてくれるでしょう!

こちらの記事ではドラマ『下町ロケット2(2018)』の新春ドラマ特別編のネタバレや感想とあらすじを紹介していきます!

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2018.10.14

ドラマ「下町ロケット2(2018)」第10話あらすじや感想とネタバレ

 

ドラマ「下町ロケット2(2018)」第10話あらすじ

 

財前から再び無人農業ロボットのエンジンとトランスミッションの供給を頼まれた佃製作所。悩む佃だが、社員の中には、失敗の許されないこの挑戦に後ろ向きの者たちもいた。今までのノウハウを生かし、エンジンには絶対の自信があるが、問題はやはり経験不足の感が否めないトランスミッション……。

そこで佃は、大学講師のアルバイトとして働く島津のもとを訪れ、改めて一緒に仕事をしないかと誘う。 悩む島津だったが、立て続けに伊丹が訪れてきて……。

 

第10話の感想やネタバレ

 

第10話の感想

 

島津さんへのラブコール、佃と伊丹が同時に。まさしく三角関係です。軍配はどっちに!

 

 

島津さん、やはりこちらを選びましたね。皆が喜ぶ中、ひとりだけ浮かない顔の人物が・・・気になる。

 

 

本当に衝撃の事実!あの軽部さんにこんな真実が隠されていたなんて)^o^(

 

軽部驚きの事実その2。島津のこと、島ちゃんって呼びましたよ!こんなに親しみやすい人でしたっけ?

 

 

前回ボーリングに誘った時は断った財前部長が、今回は素晴らしい一投を見せてくれました。投げることを承諾したのには理由がありそうで、このシーン、めっちゃ面白かったです。

 

この赤い空を見て、大雨を予想した殿パパ。どうなるのか!

 

 

 

 

うん、佃や財前のプロジェクト応援したくなる!なぜなら、本気で頑張ってる人を応援したくなるものだから。

 

 

またも、感動させられた第10話。機械の力などまったく受け付けなかった殿パパが、佃の熱い説得で理解する場面は、まるで自分も関係者になったかのように引き込まれました。

もうひとつ、種類の違う感動(?)をしたのは、軽部の真実が明かされたところですね。軽部が今まであまりにも偏屈路線を突っ走っていたので驚きの展開でしたが、案外普通の人だとわかり、ちょっと拍子抜けもしました。

ともかく、面白く見させていただいた『下町ロケット』も次回はとうとう最終回です。佃製作所vsダイダロス&ギアゴースト、藤間vs的場、どうなるのでしょうか。楽しみですね!

 

第10話のネタバレ

佃製作所社長・佃は、財前からアルファ1のエンジンとトランスミッションの提供を再度依頼された。失敗の許されず社運をかけたチャレンジになることから、社内でも提供すべきか否か意見がわかれ、佃も決めかねていた。

そんな中、佃は島津が講師のアルバイトをしている大学へ向かった。

佃は島津に帝国重工からエンジンとトランスミッション提供の依頼を受けたことを明かし、佃製作所のトランスミッションチームを率いてもらいたいと依頼。そして、今の佃製作所のトランスミッションのレベルが収録された映像を手渡し、引き受けるに値するか検討して欲しいという。かつて、人の役にたつトランスミッションを作りたいと語っていた島津。『その夢を一緒に叶えないか?』と佃は島津に訴えかけた。

佃が帰った後、手渡された佃製作所の実験用無人トラクターの映像を食い入るように見る島津の前に今度は伊丹が現れた。『島ちゃん、戻ってこないか?』という伊丹の言葉に、島津は驚きを隠せない。

実は島津はカルフォルニア大学の講師に応募していて、その合格通知を受け取ったばかりだった。佃と伊丹が帰った後、佃から受け取った映像の実験用トラクターを見ながら、島津は『なんかタイミング悪いな・・・』とつぶやいた。

数日後、佃は開発部の社員全員を集め、帝国重工からの無人トラクター用のエンジンとトランスミッション提供のオファーを受けようと考えていることを告げる。

しかし、社員らからトランスミッション提供への心配の声が上がった。エンジンだけ引き受けて、トランスミッションは遠慮するという意見もでる。

『だったら、ギアゴーストに負けない技術者に来てもらうっていうのはどうだ?』という佃に、そんな技術者がいるとは思えないという立花。『島津裕を超えるのは、島津裕しかいないっていうのか?だったら、本人に来てもらうしかないな・・・』佃がそう言った時、ドアを叩く音がした。部屋に入ってきたのは島津裕その人だった。

『島津さん!』立花が喜びの声を上げ、社員らから拍手が起こる。『佃製作所へようこそ!』佃が差し出した手を、島津は強く握る。以前、佃が用意した映像を見て、0の状態からあそこまでのレベルのトランスミッションを開発したことに感心したと島津は笑顔で語った。

こうして、佃は正式に帝国重工のオファーを受けた。

それを知った次期社長候補・的場は、機械事業部製造部長・奥沢に停止されているトランスミッション開発の再開指示を出す。あんな中小企業が帝国重工のトランスミッションを越えられるわけがないと考える的場は、そのうち佃製作所が失敗し、自社開発したトランスミッションが使われると確信していた。『藤間は自分で自分の首を絞めた』的場は呟くのだった。

佃製作所では島津が新たに正社員になったことで、軽部はリーダーのポジションから降りることに。これを受け、軽部はますますやる気を無くしたような様子をみせる。帝国重工に提供するトランスミッション開発は急を要するにもかかわらず、軽部は今までと変わらず定時で帰り続いていた。

ギアゴーストの伊丹は、社員から取引先の会社で佃と一緒の島津を見たという話を聞いた。伊丹はこの間、島津に戻ってこないかと誘った時のことを思い出す。

島津の大学を訪ねた時、島津は開発主任として氷室がいるじゃないかと返してきた。それに対して、『氷室のことが気に入らないなら、追い出してもいい』と答えた伊丹。すると、島津は『あんたそんなやつだったっけ?』と言い、自分が呼んできた社員のことを簡単に切ろうとした伊丹を軽蔑の目で見た。『自分を本当に必要としてくれるところで働きたい、それはあんたのどころじゃない』伊丹の誘いはきっぱり断られてしまったのだった。

佃製作所に、ダーウィンが農家のモニター募集を始めたという情報が入った。遅れをとってはならないと、佃は早速殿村に、帝国重工と佃製作所の無人トラクター向けに実験用農場を提供してほしいと依頼する。しかし、殿村の父・正弘は猛反対。長年の経験と勘で米を作ってきた正弘は、ロボットに米が作れるかの一点張りで話を聞いてくれなかった。

いつも定時で帰る軽部のせいで、なかなか開発が進まないことから、立花は苛立ちを募らせていた。そんな立花や加納を誘い、飲みに出た技術開発部部長・山崎。『軽部のやつが言わないでくれって言うから、黙ってたけど・・・』山﨑はそう切り出し、軽部の娘は心臓が悪く通院をよぎなくされており、共働きのため娘を病院へ迎えに行くには定時で帰る必要があったことを明かす。

その後、会社へ戻った立花と加納は、残業をしている軽部を見つけた。娘を迎えに行った後、会社へ戻ってきたらしい。この日だけではなく、軽部は密かに1人残業してトランスミッション開発のため努力していたのだった。

翌日、島津が依頼した調整を見事完璧に仕上げてきた軽部。島津は軽部の仕事に驚きとともに感謝し、『これからもよろしく、軽ちゃん!』と声をかける。軽部も『よろしく、島ちゃん』といつもの軽部らしくない返答をした。社員らはそんな軽部に驚きながらも笑い声を上げたのだった。

なかなか実験用圃場を提供してくれる農家が見つからず、焦る佃たち。財前も探していたが、ダーウィンの人気が大きいためか帝国重工に味方してくれる農家は少ない。

殿村家では刈り入れを間近に控え、稲の中の草取りをしながら、稲を眺める殿村と正弘。『大変だな、俺たちと一緒にやればあいた時間もできるのに。いつまでちっぽけなブランド米続けられるかな』そこへ通りかかった農林協職員の稲本と吉井が声をかけてきた。殿村はいつものことと受け流していると正弘が真っ赤に染まる夕焼けを見て、『こりゃ、一雨くるな』と話しかけてきた。それは、正弘の長年の農家としての勘だった。

正弘の勘はあたり、北陸地方に大雨が降るとの予報が出た。もう少し稲が実っていてくれれば、刈り入れを済ませることができたのにと、悔しがる殿村に、『刈り入れどころじゃないかもしれないぞ』と返す正弘。殿村家の田んぼのすぐそばには信濃川が流れている。殿村が小学生だった頃、川が氾濫したことがあった。正弘はその時レベルの災害が起こることを想定し、水に浸かってしまわないよう納屋の大事な農機具を船に乗せた。

そうしているうちに、殿村の住んでいる地域に避難指示が出た。刈り入れ間近の田んぼを見つめ、立ち尽くしている殿村に、正弘が声をかける。『いくぞ!こうなっちまったら、どうしようもないんだよ!』殿村の脳裏に、春、田んぼを耕したこと、田植えをしたこと、精魂込めて稲を育ててきたことが浮かぶ。『ちくしょう!』稲の穂を一掴み取ると、殿村は後ろ髪引かれる思いでその場を後にした。その直後、信濃川の堤防が決壊し、冠水が始まった。

大雨災害を知った佃は救援物資を積み込み新潟を訪れた。『稲は全滅でした』と言う殿村に『仕方ないじゃないか・・・』としか佃は言えない。佃は殿村にお見舞金を手渡し、再開の目処が立つまで、うちで働けばいいと提案した。しかし、殿村は一度農家を継ぐと決めた自分が出戻ることはできないと答えた。

殿村の米を楽しみにしてくれている消費者から、義援金や励ましの声が届いていると殿村は語り、その気持ちに応えるためにも、もっと美味しい米を作ってみせると気丈に振る舞うが、殿村がいまにもポッキリと折れてしまうような印象を受けた佃は、やりきれない思いを抱いて東京へ帰ったのだった。

数日後、殿村は500万円の融資を農林協に申し出た。『殿村さんも、虫がいいなぁ』吉井はいやらしく笑い、オリジナルブランド化している殿村の米をやめること、農業法人に入ることを融資の条件として匂わせてきた。

肩を落として殿村が農林協から出てくると、稲本彰がやってきた。『うちは全滅だったよ。お前のとこはどうだ?』と殿村が尋ねると、大丈夫だったと稲本は答えた。

『お前には礼を言わないといけないかもな・・・』稲本はそう言い、もし殿村が農業法人を引き受けていれば、殿村の田んぼがダメになったことで自分たちも被害を被るところだったと笑う。『お前が断ってくれてよかったよ!』高笑いしながら去っていく稲本を見て、殿村の中に猛烈な悔しさがこみ上げてくる。車に戻った殿村は、『くそ!!』とハンドルを力任せに殴りつけた。

後日、佃と山崎、財前が殿村の自宅にやってきた。実験用の圃場を貸してくれれば、謝礼も出て、その後無人トラクターの貸し出しもあることから、災害の被害にあった殿村家の多少の助けになればという思いが佃にはあったのだ。しかし、正弘は断った。

無人農業ロボット開発にかける思いを、佃は語り始める。『農業を救うためにこの実験は必要なんです!』と佃が、財前も『どうかお願いします!殿村さんの生きた米のデータが日本の農業を救うはずです!』と必死に訴えかけた。

また、佃は殿村を会社に再び誘ったが、農家の仕事を貫こうとしていることを語り、殿村のそんな思いを叶えるためにも、この開発を成功させたいと続ける。『この国の米作りを全力で守りたい!どうか考え直してくれませんか?この通り・・・!』佃も、財前も頭を下げた。

『私はもう諦めておりました・・・』そう切り出した正弘は、一農家として、寂れていく日本の農業の行く末を案じていたこと、しかし自分1人の力ではどうしようもないと諦めていたことを涙交じりに語り始めた。自分と同じ思いを抱いている同志を見つけ、嬉しいと正弘は続ける。『どうかうちの田んぼを使って、日本の農業を救ってやってください!米作りを救ってやってください!』今度は正弘が頭を下げた。

こうして、殿村の圃場に帝国重工のアルファ1が運び込まれ、様々なデータの収集が始まった。『これが未来のトラクターか!』と感心する正弘。野木も正確なデータが取れそうだと嬉しそうな声を上げた。

そんな中、財前から佃たちに、無人農業ロボット開発が首相肝いりのプロジェクトのひとつとして認定され、近々首相の前での実演を依頼されたという話がもたらされた。ただし、その実演にはダーウィンも一緒だという。

挽回のチャンスだとばかりに、意気込みを新たにする佃製作所のメンバーたち。佃も『総力戦だな!やってやろうじゃないか!俺たちの物づくりの全てをぶつけてやる!正義は我にありだ!』と声を上げた。

その頃、いつもの料亭でダイダロス社長・重田から、首相の前でダーウィンの実演を依頼された話が、伊丹やキーシンの戸川らにもたらされた。重田は『一国の首相の前で、帝国重工を完膚なきまでに叩きのめしてやろうじゃないか!』と黒い野望を燃やしていた。

第10話おわり

 

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2018.10.14

ドラマ「下町ロケット2(2018)」最終回(第11話)あらすじや感想とネタバレ

 

最終回(第11話)あらすじ

佃と財前から、日本の農業の未来を救いたいという熱い想いを聞いた正弘は、300年続いた自身の田んぼを、「アルファ1」の実験農場として貸し出すことを決意する。その甲斐もあって、より精度の高い走行テストができるようになり、佃たちは製品化を急ぐ。
そして首相視察のデモンストレーションイベント当日。佃製作所のメンバーはじめ、前回のリベンジに燃える的場は首相の到着を待つが、なかなか現れず、到着が大幅に遅れてしまう。それにより、首相は敵方のダーウィンのデモを見たら帰ると言い、反論する的場や財前だったが・・・。
果たして再対決の勝負の行方は・・・!?

 

最終回(第11話)の期待の声

 

最終回への期待の声はいつも以上に熱くなっています。その一部を紹介します。

 

 

 

 

残すところあと1話で、この濃い内容&展開の『下町ロケット』はどんな収束を見せるのでしょうか?正義が勝つのは間違いないと思いますが、ワクワクが止まりません!

 

最終回(第11話)の展開予想

殿村の田圃を実験農場として使えたことと、社員らの努力でアルファ1は高性能に生まれ変わっているはずですね。ダーウィンも進化を遂げているようですが、氷室が問題視しなかった問題、運転中に止まってしまう事が首相の前で起きてしまうと予想します。予告あらすじに首相はダーウィンだけ見て帰ると言うとありますが、ダーウィンの失敗を見て、アルファ1を見ることを決めるのではないでしょうか。藤間社長も首相にアルファ1を見ることを勧めるでしょうし。

この事で、佃製作所のエンジンとトランスミッションがアルファ1に使われることは確定となり、的場の自社製品を使うことになるという目論見は外れることになります。

帝国重工と的場への復讐に燃えるダイダロス重田と伊丹ですが、ダーウィンの失敗で歯ぎしりすることに。氷室のしくじりが元なのでギアゴーストも大打撃を受け、伊丹は島津に共に働くのを断られたことも相まって、自分のこれまでのやり方を考え直すことになるのではないでしょうか。一からやり直すきっかけになり、これから立ち直るところで終わると思います。

最後は頑張ってきた佃と財前、野木、島津や殿村、その他仲間たちがこれからも日本の農業を守るため、力を尽くしてエンジンとトランスミッションを作っていく決意をしておわる!これで、「下町ロケット」らしく"正義は勝つ"を貫いくエンドシーンを見せてくれると思います。

 

最終回(第11話)の感想やネタバレ

 

最終回(第11話)の感想

 

佃製作所の仕事にかける熱意はどこにも負けない!その熱意でアルファ1を成功に導けるか!?

 

的場さん、首相にバッサリやられてしまいました。 でも、このまま諦める人ではないですよね。

 

 

佃たちはアルファ1に日の目が当たっていなくても、前向きなお顔。ダーウィンが首相にまで認められているのに、的場アベンジャーズはこんなお顔。

 

 

アルファ1の走行時間がダーウィンよりずいぶん早いことがわかりました。やはりアルファ1が生き残るのか?それとも・・・?

 

藤間社長の一言で、帝国重工と佃製作所の一騎討ちが決定。ますます熱い!

 

 

 

あの軽部も覚醒!一致団結した佃たちは、帝国重工とのエンジンとトランスミッションの性能機能試験に勝てるのか?

 

バイク便が運んだ物を佃の社員一同は首を長くして待っていました。それは性能機能試験の結果。

 

 

 

 

下町ロケット最終回は、まさかの最終回ではないというカラクリが仕込まれていました。なんとなくまとめてはありましたが、どうにもスッキリはできません。

佃製作所のエンジンとトランスミッションが帝国重工のそれより機能が優れていた、ヤタガラスの打ち上げに成功した、それしかはっきりしていないからです。すべての決着は正月の特別編に集約されている事が判明しました。

なので、正月1月2日に放送が決まった2時間15分のスペシャルを観るしかないんです!最終回を楽しみにしていたので拍子抜けですが、特別編に期待しましょう。

 

最終回(第11話)のネタバレ

帝国重工会長に呼び出された的場は、帝国重工の無人トラクター・アルファ1のエンジンとトランスミッションを内製化することが使命だと発破をかけられた。「役員席に座っていられる間にな」会長は畳み掛ける。

殿村家の田圃ではアルファ1の試験走行が行われていた。以前より格段に正確な走りを見せるアルファ1に、感心しきりの正弘。佃たちは、首相の前で行われるデモンストレーションの成功への意欲を燃やす。そんな中、島津は走行中のトラクターからわずかな異音を感じ、気のせいかと首をかしげた。

一方、ギアゴーストのダーウィンにもエンジンが止まるという不具合が報告される。しかしプログラムをリセットすると再び動き出したという。会議で技術開発部長・氷室は、それならば問題ないと言い放っていた。ギアゴースト社長・伊丹は「ダーウィンはこんなところでつまづいてはいけないんだ。的場俊一を地獄の底へ落とすまでは。」と、わずかな懸念をおぼていた。

イベント当日。デモンストレーションの準備中。

遅れてあらわれた的場に財前は佃製作所で無人トラクター用に開発した無段階変速トランスミッションの素晴らしさを説明するが、奥沢は帝国重工製のトランスミッションを押す。島津は「あれ、基本設計が古くて使いにくいと思いますけど」と言い返すが、奥沢は帝国重工で窓際だった島津にイヤミを言う。

「うちの下請けぐらいが君にはお似合いなんだろう」

「下請けでもいいものは作れます。今最新型のトランスミッションを作れるのは幸せなことだと思っています。

財前は帝国重工の技術力不足を佃に協力してもらっているとかばう。しかし、的場はダウンサイジングに失敗すれば藤間のシナリオが誤りであることがはっきりすると言い返す。

いよいよデモンストレーションの時間がやってきた。ダーウィンの登場に盛り上がる会場の声に、アルファ1への変わらぬ熱意を見せる佃製作所の社員たち。佃は、熱意だけはどこの大企業にも負けない、それが自慢だと社員への気持ちを野木に語った。

首相の会場入りが大幅に遅れ、首相はダーウィンの走行だけを見て帰ることになった。会場に入った首相(森次晃嗣)に的場はアルファ1の走行も見てくれるように頼み込む。

首相は的場に「あんまり中小企業をいじめちゃダメ!」と会場の観客に向かってアピール。中小企業の味方であることをパフォーマンスした。

的場の前に、ダイダロス社長・重田と伊丹が現れる。ふたりを覚えていないふりをした的場に、伊丹は憤る。しかし重田は、下請け企業の倒産の1つや2ついちいち覚えちゃいないでしょうと語り、

「私は覚えてますよ。あなたの言葉、視線、乾いた靴音。1日たりとも忘れたことはない。だからこうして這い上がって来たんですよ」と的場への復讐を匂わせた。的場は、倒産も退職も自業自得。人のせいにするのは迷惑千万と全く気にするそぶりを見せない。

重田は「俺達はあんたを徹底的に叩き潰す。地獄を見た負け犬は恐ろしく執念深いですよ。一度噛みついたら最後二度と離さない」と告げたのだった。

ダーウィンの試験走行が始まった。アグリジャパンの時より格段に動きがよくなっている。しかし島津はダーウィンの動きの不備を見逃さなかった。

ダーウィンの走行が終わり、首相が帰るアナウンスがはいると、ほとんどの観客が会場を後にした。それでも、気合いを入れてアルファ1スタートの合図をする佃。がら空きの観客席の前でアルファ1の走行が始まる。

アルファ1は次々と課題をクリアし、カカシの前でしっかり停止。安全性も問題なく前回の屈辱を晴らした。タイムを測定していたギアゴーストの社員・柏田は「やるな」と一言洩らしたが、重田たちに睨まれ口をつぐんだ。

デモンストレーションが終わり、アルファ1はほとんど誰にも注目されなかったが、佃はこう話しはじめた。

佃製作所がまだ山崎らと数人の技術者しかいなかった頃、何日も開発室に泊まり込んで、思いつくアイデアを次々形にしていった。何度も失敗を重ねてやっと開発できたものを「無用の長物「ただの道楽」とけなされた。だけど佃たちだけは信じた。「こいつらは最高だ」と。その中の1つがロケット開発に使われたバルブに繋がった。

「俺達のトランスミッションも、たとえ今は誰も評価してくれなくても、いつかはきっと世の中やユーザーが勝手に評価してくれる。今日のアルファ1の走りは最高だった。俺達だけは信じていよう」

アルファ1がダーウィンより3分も早く走ったと知り、喜びの声をあげた佃たち。皆でアルファ1をねぎらうように磨きはじめる。

控え室で島津と伊丹はすれ違った。「どうだった?ダーウィン」得意げな伊丹に島津は「本当に売るの?あのトランスミッション私が設計したやつだよね?」と聞くが、伊丹はトランスミッションの権利はうちにあると答え、島津の意図を察することはなかった。

「伊丹くん、結局何もわかってなかったんだね」「何も分かってないのはシマちゃんの方だよ。あんたは負け馬に乗ったんだ」島津は、そこへあらわれた佃たちの方へ走り寄ると「過去の恨みや憎しみにとらわれたくないです。これからは佃さんたちと未来を創ると決めました」決意を込めて告げた。佃たちはそのまま和やかに島津の歓迎会へと向かった。

島津の言葉に憤然としながらも、走行時間の差を知り焦りも感じていた伊丹は、氷室にトランスミッションに問題ないか、不具合があった時に確認したかと問いただした。氷室は問題ないと言い張る。

翌日、佃は母・和枝とダーウィンとアルファ1のデモンストレーションのテレビ放送を見ていた。しかし、アルファ1の部分は全部カットされており、ショックを受ける。

アルファ1の発売が来年7月に決まった。しかし島津が感じ取った異音の原因はまだ掴めてなかった。発売日を気にして、異音の事を探るのに躊躇していたが、「島さんの仕事はいいものを作ること。それだけだ」と佃は後押しした。

的場は販売日を早めるために再びトラクターを大型化し、予定の販売日までに開発が間に合わないとする佃製のエンジン・トランスミッションを止め、帝国重工で内製化することを会議で進言。

社長・藤間は納得したが、1つ条件をつけた。佃と帝国重工のエンジンとトランスミッションを第三者機関で製品テストを受けることだ。

的場は内製化することで藤間・佃・ダーウィンを叩き潰す一石三鳥のチャンスだと息巻いた。

「ショータイムの始まりだ」

もし性能テストで負ければ、いずれロケット開発でも外されることになるだろう。佃製作所の未来がかかった大勝負。

「性能評価という正真正銘の勝負だ」

そんな折、試験場でアルファ1が走行中にエンストしたと連絡が入る。島津らの調査で耐衝撃寿命が5万回では不足で、10万回に上げなければならないと分かった。性能テストまであと1週間。可能性があることは片っ端から試して見るしかない。

「どんな問題にもかならず答えがあるそれを信じてやるんだ」佃の言葉に、立花も「よっしゃー軽部さん、もう定時には帰らせませんよぉ!!」と気合をいれる。それに答えるように「よーし、残業だ!」と軽部も吠える。ロケットチームも加わり、一致団結して取り組むことになった。

一方、ギアゴーストではダーウィンが再び止まったと連絡が入った。氷室はトランスミッションの不具合で止まったかと疑われたが、無人コントロールのプログラムのバグだと分かった。だが、トランスミッションの設計ミスの疑いは晴れたわけではなかった。

佃製作所では耐衝撃寿命10万回の壁を破るため努力を尽くしていた。「いい顔してる。いい目をしている。だからこいつらなら必ず達成する」佃は社員たちを信じ待ち続けていた。

殿村家で、直弘は佃製作所に対して何ができるか考えていた。妻の殿村咲子は「あなたは世界一おいしい米を作る。それがあなたの佃プライドじゃない」

ある日、佃製作所に利菜が現れ、偶然島津と会った。佃にバルブ性能で敗れた利菜は悩んでいた。島津は「技術者はひたすらモノを相手にしているように見えて、人の心を相手にする仕事なの。私は帝国重工でいっぱい勉強させてもらったけど、あそこを飛びだしたことで前よりいい技術者になったと思う。数え切れない失敗と挫折を繰り返して、痛みや苦しみを知って、何より泥臭くやることが必要だった佃製作所のみんなが教えてくれた。このかけがえのない出会いが私を成長させてくれたんだと思う。利菜さんにもきっと、そういう出会いがあるんじゃないかな」と語り、利菜を励ますのだった。

佃製作所。皆で毎日残業し研究を続けていたが耐衝撃性能は上がらない。「ギアじゃないんじゃないかな…..」行き詰まり頭を抱えながら立花がつぶやいた。その一言がヒントになり、島津がひらめいた。「シャフトだ!」軽部もその意見に賛成し、さっそくシャフトを滑り軸受けに変えて試し、耐衝撃寿命10万回をクリアした。

「最高だ!」報告を受け佃は叫ぶ。

帝国重工内で佃と山崎に会った的場は「あきらめた方がいい」と言う。佃は「あきらめろだって、冗談じゃない。あいつら今この瞬間も改良の余地がないか格闘してるんだ。あいつらはトランスミッションの先にある農家の人たちの笑顔のためにけして諦めたりしないんだ。的場さんどうか同じ夢をみてくれませんか。農業の未来を救うという夢を。憎しみや恨みを持つことじゃない、夢を持つことでしか前に進めないんだ」とあつく語る。

しかし、的場は表情を変えず「以上か。せいぜい夢を語ればいい、私には雑音でしかないがな」と歩き去る。

待ちに待った性能評価の結果が出た。結果を見た佃は全社員の前で、「残念ながら・・・圧勝だ!!」社員は喜びにわく。佃製作所の仲間、殿村、野木全員の思いが導いた勝利だった。

帝国重工のスコアはC。佃はAだった。

しかも、技研のコメントは帝国重工の設計思想は古く競合ひしめく業界に参入するのは難しい。もし開発をすすめるなら佃製作所に依頼して設計を指導してもらうことを勧めるとあった。

的場は藤間を喜ばす結果に地団駄を踏んだ。

「このままで終わるわけにはいかないんだ」

帝国重工のリユーザブルロケットの打ち上げは成功し、アルファ1はランドクロウと名前を変え、一般発売の前に殿村家にやってきた。一方、ダーウィンの予約は200台と好調な滑り出しを見せていたが、モニターからまたエンストの情報が入ってきた。

佃はシャフトの技術開発を特許申請しないかと提案する。

「これからが本当の戦いだ。発売後もいろんな問題が起きるだろう。それさえも楽しみじゃないか、かっこ悪くたっていい。時間もかかるだろう。それでも止まらなければいつかきっと最高に面白いものができるはずだ。それを信じて俺達は夢を見続けよう」

佃は仲間たちに語りかけ、今後も努力を続けることを誓った。

最終回終わり

 

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ドラマ「下町ロケット2(2018)」第10話と最終回(第11話)のネタバレ感想やあらすじの紹介まとめ

 

2018年10月14日から始まった日曜劇場『下町ロケット(2018)』。

2015年放送の大ヒット第1シリーズから3年、あの佃製作所が再び立ち上がります!夢は宇宙から大地へ・・・。

阿部寛さんをはじめ、前作の名優が再集結し、新たな挑戦を始めます。挫折にも負けず、信念を貫いて進み続ける姿が見る者の胸を熱くしてくれるでしょう!

この記事では、ドラマ『下町ロケット2(2018)』を各話ごとに詳細にネタバレとあらすじや感想を更新していきますので、ぜひご覧ください!

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