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2018年12月19日、東野圭吾さんの小説『手紙』が、亀梨和也さん主演でドラマ化されます!

犯罪加害者家族の苦悩に満ちた人生を描きます!原作の時代背景より15年後というSNSなども普及している世の中を舞台にした作品です!

こちらの記事では『東野圭吾 手紙』のネタバレや感想とあらすじを紹介していきます!

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『東野圭吾 手紙』の原作について

 

2001年7月1日から2002年10月27日まで「毎日新聞」日曜版に連載され、2003年3月1日に毎日新聞社から単行本が刊行されました。第129回直木賞候補作となった名作です。2006年には文春文庫版が刊行され、ミリオンセラーとなりました。

 

原作『手紙』のあらすじ

弟と2人暮らしの武島剛志は、弟の大学進学のための金欲しさに空き巣に入り思いがけず強盗殺人まで犯してしまう。高校生の武島直貴は、突然独りぼっちになり途方に暮れる。とにかく謝罪しようと直貴は被害者の家を訪れるが、遺族の姿を見かけただけで逃げ出してしまう。高校の卒業式の2日前の直貴の元に、獄中の兄から初めての手紙が届く。それから月に一度、手紙が届くようになる。

 

原作『手紙』の感想

 

 

 

 

 

 

原作『手紙』のネタバレ

武島直貴は兄・剛志と2人暮らし。剛志は直貴を育てるために一生懸命働き、直貴を大学に行かせることだけを目標に生きた。しかし、剛志は腰を痛めてしまい、働くことができなくなってしまう。直貴の学費はおろか、日々生活するだけの金も底をつき始めた頃、剛志は緒方という裕福な老婦人が住んでいる家に忍び込む。

家に侵入し、老婦人と鉢合わせ、剛志は咄嗟に持っていたドライバーを喉元に突き立てた。

その日のうちに剛志は逮捕され、メディアは凶悪な強盗殺人事件を、連日報道した。

直貴には「強盗殺人犯の弟」というレッテルが貼られ、人生は一変した。友人は去り、部屋からは追い出され、バイト先でも嫌な思いをする日々。数カ月後、直貴は高校を卒業するが、卒業式には出なかった。

直貴は寮のある自動車メーカーの廃棄処理場で金属の仕分けをするリサイクル会社で働き始めた。そんなある日、獄中の剛志から桜の形をした青い検閲印が押された手紙が届く。刑期は15年ほどになるそうだ。

一流企業の自動車メーカーに勤める白石由美子は、いつも一人の直貴によく声をかけた。ある日、直貴は由美子に兄が強盗殺人で服役中だと告げるが、怯むことなく声をかけ続けてきた。

しばらくして、直貴は貯めたお金で、リサイクル会社で働きながら、大学の通信教育部に入ることにした

直貴は大学で寺尾祐輔と出会う。寺尾はバンドマンで、直貴の歌声を聞いた寺尾は一緒にバンドをやらないかと誘った。直貴は認められたことが嬉しかったし、歌うことも大好きだったが、自分の境遇を話し、断った。寺尾やバンドメンバーたちは気にしないと言ってくれた。その日から、直貴はバンド「スペシウム」の一員になった。

ある日、「スペシウム」はついにメジャーデビュー目前だった。しかし後日、レーベルの人間から「スペシウム」の選択肢は2つだと言われる。ひとつは直貴と共に活動を続け、メジャーデビューは諦めること。もうひとつはメジャーデビューのために仲間を切り捨てること。寺尾以外のメンバーは後者を選んだ。直貴は感情をなくした表情のまま了承した。

直貴は通学課程に転籍し、昼に大学に通うようになったため、リサイクル会社は退社し、一人暮らしを始めた。この頃、剛志のことをバレたくないという思いから読んだ手紙はすぐ捨てた。

人数合わせで参加した合コンで、直貴は中条朝美と出会った。2人は意気投合し、恋人となった。朝美の家は田園調布にあり、父親は大きな会社の役員。どう考えても釣り合うはずがない。どうしようかと考えた挙げ句、直貴は隠し通すことにした。自分には兄などいないと・・・。

中条家は直貴の身辺調査を始めた。それを知った直貴は、既成事実しかないと思い、子供を作ろうと考えた。ある日、朝美を家に呼んだ時に、孝文がやって来て、その手には剛志からの手紙が握られていた。それでも朝美は露骨に態度を変えたりしなかった。しかし、穴の空いた避妊具を見つけた朝美は姑息なやり方に怒り、そのまま部屋を後にした。

数時間後、直貴を訪ねて来た中条氏は土下座し、手切れ金を差し出す。直貴はため息をつくと、中条氏の要望を呑むと告げた。お金は受け取らなかった。

朝美と別れるため、嘘をついた。由美子の「大丈夫?」という問いに、直貴は「いいんだよ。お決まりのストーリーだ」と答えた。

大学を卒業した直貴は、電器製品の量販店として有名な企業に入社した。面接では「兄はアメリカに留学している」と嘘をつき、引っ越した先の住所を剛志には教えなかった。

ある日、店に泥棒が侵入し、内部犯を疑い、色々調べるうちに、会社は剛志の存在に気づく。直貴は売り場から物流部へと左遷された。由美子は激怒するが、直貴は諦めていた。

倉庫に平野社長がやってきて、「今回の人事異動は不当だと思うかね」と問う。直貴の胸の内を見透かしたかのような問に言葉を飲んでいると、「差別はね、当然なんだよ」と告げる。犯罪者やそれに近い人間を排除するというのは、しごくまっとうな行為なんだと続けた。さらに「君が今受けている苦難もひっくるめて、君のお兄さんが犯した罪の刑なんだ」と言う。そして「会社にとって重要なのは、その人物の人間性ではなく社会性なんだ。」と言った。

平野の言葉で、直貴はやっと自分の置かれた立場を本当の意味で理解することができた。

平野は直貴のことを訴えた一通の手紙を取り出した。直貴はすぐに差出人に見当がついた。帰りにすぐに由美子に会いに行ったが、まだ帰っていなかった。そして由美子のポストから自分宛ての剛志からの手紙を見つける。帰宅した由美子に問いただすが、兄弟なのに連絡が取れないのは寂しいと言った。直貴は差別と真正面から向き合って、人よりも何倍も努力することが、自分の新しい道だと思った。

直貴は『どうして由美子はこんなにもよくしてくれるのか?』とずっと疑問に思っていた。彼女もまた「差別される側の人間」だったのだ。

直貴と由美子が夫婦になり、娘の実紀が誕生してから3年後。由美子が続けてくれていた剛志との手紙のやりとりは、今でも毎月必ず行われている。

ある日、剛志の噂が広がり、結果、実紀が友達から仲間はずれにされた。どうしていいか分からず、平野に相談するが厳しい意見が返ってきた。

由美子はひったくりに狙われ、自転車ごとひっくり返った。由美子は軽症だが、実紀は額に傷が残こるらしい。直貴は犯人を許せなかった。

犯人・前山繁一が逮捕された。数日後、前山繁一の両親が直貴たちのもとに訪れた。その姿を見て、直貴は平野の言葉の意味が分かった。そして手紙を書いた。剛志に宛てた最後の手紙だった。金輪際関わらないという内容だった。

直貴は離れたところに引っ越して、小さな電器屋に転職した。そんなある日、寺尾祐輔が直貴のもとを訪ねてくる。寺尾はバンド活動のかたわら、刑務所の受刑者を相手に慰問コンサートをボランティアでやっているのだという。次の舞台は、剛志が入っている千葉の刑務所で、一緒にどうかと誘う。直貴は断った。

直貴にはひとつだけ、やり残していることがある。緒方家のインターホンを押すと、見せたいものがあると、中へ通された。そして大量の手紙を持ってきた。そこには、青く小さな検閲印が押されてある。剛志は毎月必ず、緒方家に謝罪の手紙を送り続けていたのだという。そして、緒方は剛志からの最後の手紙だと言って、直貴に渡した。そして「直貴君、といったね。もう、これでいいと思う。これで終わりにしよう、何もかも」と目をうるませた。

そこには、自分が弟や遺族の方に手紙を書くことは間違いだったと後悔が綴られていた。

直貴は涙を堪えきれなかった。

直貴と寺尾の二人は慰問コンサートに訪れていた。歌い始める直前、直貴はその中に剛志の姿を見つけた。直貴はマイクの前で、ただただ立ち尽くしていた。前奏はとっくに終わっていたが、どうしても声が出ない……。

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【東野圭吾 手紙】原作映画ネタバレ感想やあらすじ【2018年亀梨和也主演ドラマ化】

2018.12.07

 

映画『手紙』について

 

2006年に、山田孝之さん主演で映画化されました。

 

映画『手紙』のあらすじ

高校生の武島直貴は、両親を亡くし兄の剛志と二人で生活をしています。直貴の学費の工面に困った兄は、盗みを働こうとしますが、侵入した家の住人に見つかり殺人を犯してしまいます。強盗殺人という重い罪を犯した剛志は無期懲役となり、直貴は進学をあきらめ工場で働くことに。やがて新しい環境でがんばる直貴のもとに刑務所で服役中の剛志から手紙が届くようになります。

 

映画『手紙』の感想

 

 

 

 

 

 

映画『手紙』のネタバレ

 

武島剛志と直貴は両親を亡くし2人暮らし。剛志は直貴を大学にやる学費欲しさに空き巣を働いた。しかし、帰宅した初老の女性・緒方敏美と鉢合わせ殺してしまう。剛志は強盗殺人の罪で無期懲役の求刑を受け、千葉刑務所に服役する。剛志と直貴は手紙のやり取りをしながら励ましあった。

直貴は川崎の工場で働きながら、幼馴染の親友・寺尾祐輔とお笑いコンビ・テラタケを組んでプロを目指した。

差別を受ける直貴は、いつしか周囲の人間と距離を置く生活を送るようになっていた。そんな中、直貴に惹かれアタックする食堂の配膳係・由実子。しかし由美子に兄の話をし、関わらないよう告げて、工場を辞めた。

バーテンダーをしながら本気でお笑い芸人を目指していた直貴は、ついにテレビ出演が決まる。

程なく、テラタケはブレイクした。そんな時、飲み会で知り合った大企業の令嬢・中条朝美と付き合うことになる。直貴は朝美の父に一人っ子だと嘘をつく。しかし、テレビへの露出が増えると、ネットなどで剛志のことが流れ始め、CMなどが全てボツになった。直貴は寺尾に迷惑をかけまいと、解散を申し出た。

ある日、朝美の父が勝手に決めた縁談相手・嘉島が、剛志のことを調べ、嘘はついにばれてしまう。直貴は朝美の父から手切れ金を渡された。

直貴は家電量販店で働き始める。引っ越しもして、剛志との手紙のやり取りはなくなった。しかし由美子は直貴のフリをしてずっと剛志と手紙を続けていたのだった。

直貴と由美子は結婚し、娘・実紀が生まれる。実紀が4歳になる頃、周りの人が避け始めた。直貴は実紀にまで差別が及ぶことが我慢ならなかった。そして4年ぶりに剛志に手紙を書く。そして、縁を切りたいと綴った。

直貴はケジメとして、敏美の遺族に謝罪に行く。敏美の息子・忠夫は大量の手紙を持ってきた。実に6年間、無視し続けたにもかかわらず、途絶えることのなかったこの手紙は彼(剛志)の般若心経なんだと悟ったと言う。忠夫は「お互い長かったな」と声をかけた。

ピン芸人として活動する寺尾に、刑務所慰労訪問の話が来る。それを受けた寺尾は、直貴とテラタケを再結成し、慰問に向かう。アドリブで兄の話題をネタにしつつ「どんな馬鹿な兄貴でも、血が繋がっているからずっと兄貴ですよ」というセリフを入れた。会場が笑いに包まれる中、剛志は唯一人涙を流していた。

 

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【東野圭吾 手紙】原作映画ネタバレ感想やあらすじ【2018年亀梨和也主演ドラマ化】

2018.12.07

 

ドラマ『東野圭吾 手紙』あらすじと感想やネタバレ

 

ドラマ『東野圭吾 手紙』のあらすじ

 

ドラマ『東野圭吾 手紙』への反応や期待の声

 

SNSにはたくさんの期待の声があがっていました。その一部を紹介します!

 

 

 

 

 

 

不朽の名作と名高い小説ですし、主演が亀梨和也さんということで、かなり注目されていますね!他のキャスト陣もかなり豪華です!舞台は原作より15年後ということで、加害者家族に取って、SNSの普及はどのような影響があるのか、ドラマでしかない描写も楽しみです!

 

ドラマ『東野圭吾 手紙』の感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラマ『東野圭吾 手紙』のネタバレ

 

平成18年夏、武島直貴は兄・剛志が強盗殺人で捕まる。緒方としえさん宅で現金を探し、立ち去ろうとした矢先、オルゴールの音色に聞き入っていると、帰宅したとしえと遭遇し、殺害してしまった。

平成22年春、直貴は働きながら定時制高校に通っていた。この頃、直貴と剛志は手紙のやり取りで、近況を報告しあっていた。ある日、バイト先の飲食店に高校の同級生が来店し、兄が殺人犯であると暴露する。店長は直貴の真面目さを買い、クビにはしないと言ったが、同級生の暴露により、他の常連客も気を使うようになった。直貴は自らバイトを辞めた。

平成23年春、直貴は産廃のリサイクル会社・宝海興業で働き始めた。直貴は歓迎会に行き、同僚の寺尾に勧められ、「見上げてごらん夜の星を」を歌う。直貴は剛志が逮捕された時のことを思い出していた。剛志はオルゴールから流れてきた「見上げてごらん夜の星を」を聞いていたことも、剛志に頼まれ、緒方さん宅に行くが、会えずに帰って来たことも。

歓迎会の翌日、同僚の白石由実子が寺尾を連れて家にやって来る。寺尾は一緒にバンドをやらないかと誘うが、直貴は断る。由実子は直貴の歌声は凄いと言って、歓迎会で歌っている姿を店のママが動画サイトにアップし、すごい再生回数だと喜ぶ。直貴はすぐに消してくれと取り乱した。寺尾は荒っぽい性格で、なぜ一緒にバンドをできないのかと詰め寄る。直貴は何も答えなかったが、持っていた手紙に桜のハンコがあると気づいた寺尾。寺尾はそれが刑務所からのものだと知っていた。友達からかと聞かれ、直貴は兄貴だと答え、関わらないでくれと家に入った。

直貴が通う高校で、教師の中条朝美が、直貴の秀才さに気づき、大学に行きたいという直貴をサポートする。剛志は直貴が帝都大学を志望したことを大いに喜んだ。そして、また緒方さんの家へ行ったかと聞く剛志。その手紙を見て、家の前まで行くが、引き返してしまう。

直貴と朝美は付き合うことになった。そして朝美の両親と会うことに。朝美は直貴が働きながら定時制高校に通う背景を、高校の時に両親を失ったためだと説明した。朝美の父は剛志の話を出すまでもなく直貴を見下し、世捨て人と言った。そこへ、朝美の従兄弟の嘉島孝文がニューヨーク帰りにやって来る。海外を飛び回る孝文の話を中心に時間は進み、直貴は蚊帳の外だった。帰り、直貴をタクシーで送った孝文は、朝美とこれ以上の関係になるなと釘をさした。

朝美の弁当を食べずに見つめていると、由実子が明るくやって来る。彼女と喧嘩したのかと聞くが、直貴は孝文に言われたことを話す。すると、由実子は突然、私は応援していると言った。

この頃、直貴は剛志に手紙を書かなくなっていた。剛志は勉強に仕事に忙しいのだろうと思いたいが、少し心配だと言う。

ある日、直貴が朝美に「大事な話がある」と言った途端、孝文が家にやって来る。そして、兄のことを暴露した。孝文は以前ネットに上げられた動画を見つけ、殺人犯の弟だと知る。朝美は動揺するが、別れようとは言わない。孝文は朝美の両親に報告へ行くと出ていった。朝美も後を追いかけた。しばらくして、朝美の父がやって来た。朝美の父は直貴が隠していたことは責めず、むしろ毅然と生きてきたことに敬意を払った。しかし、金を差し出し、朝美とは別れて欲しいと言う。朝美に直貴が味わった苦労を背負わしたくないと、土下座した。直貴は金はいらないが、別れることは了承した。さらに朝美の父は付き合っていた事実を言わないよう頼んで、出ていった。

その夜、直貴は帝大の赤本を燃やしていた。帰ると、剛志からの手紙が来ていた。手紙には大学生になっているであろう直貴を想像し、嬉しそうな剛志の言葉。しかし、丸めて捨てた。

平成25年春、直貴は真芝電機で働き始めた。それを祝って由実子と食事に行った。寺尾は2枚目のCDを出したと言う。この頃、直貴は剛志との手紙をやめたと由実子に言った。会社には兄は外国にいると言ったそうだ。

ある日、マシバ電気に泥棒が入り、従業員の人間関係についても捜査が入った。その結果、剛志の存在がバレた。そして、店頭の販売から、倉庫へと異動となる。店に来た由実子は直貴の異動を知った。

倉庫に、社長の平野がやって来る。この人事を不当だと思うかと問う。今までも苦労したであろうと言った後、この人事は当たり前だと言う。差別は人間の本能だとも言った。人間は犯罪から近しい人間からは遠ざかりたいのだと。平野は続けた。兄は自分が犯罪を犯す前に、自分の周りにも差別が及ぶことも考えるべきだったと。自分が刑務所に入れば罪が償われて終わるわけではないと話した。そして、直貴がどうすればいいのかと聞くと、平野は一通の手紙を取り出した。そこには、手紙のことは直貴に伏せたままにしてほしいこと、直貴がいかに素晴らしい人間であるかということが綴られていた。直貴は手紙の差出人が由実子だと分かった。平野はこの手紙が直貴が掴んだ一本の糸だと言う。いつかこの糸を増やし、繋げれば、誰も無視できなくなると言い、その第一歩を踏み出すのが、この場所だと言った。

直貴は由実子を訪ねた。まだ留守だったが、由実子の家に届いた剛志からの手紙を見つける。帰ってきた由実子に問い詰めると、由実子はずっと剛志との手紙を直貴のフリをして続けていたと言う。「家族なんだから」と言うが、直貴は「差別される方の身にもなれ」と言う。しかし由実子は逃げても何も変わらないと言った。そして、由実子は過去を話した。小さい頃、父の借金で夜逃げし、家族はバラバラになった。父を恨もうとしたが、できなかったと言う。直貴も同じで、兄を嫌いにはなれないだろうと言った。そして、剛志の手紙を読んであげてと差し出す。手紙を読んだ直貴は、もう逃げないと誓い、由実子にありがとうと言った。

平成30年初夏、直貴は由実子と結婚し、5歳の娘・みきがいた。剛志との手紙は続いていた。

久しぶりに寺尾と会った直貴。寺尾はCDの売れない時代に苦しんでいたが、その傍ら、刑務所の慰問コンサートをしていると言う。また、寺尾は一緒にやらないかと誘うが、笑ってごまかした。

ある日、社員寮の隣に、町谷が引っ越してきた。直貴と町谷は販売員の頃の知り合いだった。

休みの日、みきがゾウさん公園に行きたがったため、直貴が行こうとするが、由実子は直貴に家にいるように言い、出ていった。直貴が、後で公園に行くと、みきの友達の母親がみきと遊ばないように言っているのを目撃する。由実子は2~3週間前からだと言う。町谷が来た頃だ。噂は大きくなり、もうすぐ兄が出所し、同居するとも言われているそうだ。

会社で、直貴は再び平野と話す。直貴は以前平野が差別はなくならないが、繋がりを増やせばいいと言ったことを話した。しかし、娘に差別が及んだことを話す。すると平野は「それがどうした」と言った。平野は、君はまだ甘えていると言う。逃げずに正々堂々としていれば、受け入れられると思っているのは甘えだと言う。全てをさらけ出し、人付き合いをする中で、どちらが負担になるか・・・明白だった。また、どうすればいいのかと聞く、直貴。しかし、平野は答えなんかないと言い、自分で見つけないと意味はないと去っていった。

その時、由実子から電話がある。由実子とみきが引ったくりに遭い、自転車で転けたのだ。由実子は軽症だったが、みきは顔に傷が残るかも知れないと言う。犯人は捕まり、20代の男性だった。その夜、犯人の両親が誤りに家にやってくる。両親は土下座をして、誠心誠意謝った。直貴は頭を上げてくれと言う。直貴はその姿を見て、2つのことを思う。ひとつは、あの人達はとても立派だということ。もうひとつは、やっぱりあの人達を許せないということ。頭では両親は悪くないと分かっていても、どうしてもと。そして、正々堂々としてればいいというのは、間違いだったと気づく。

直貴は、剛志に手紙を書く。

そして、今まで書かなかった本当のことを書く。剛志が刑務所に入ってからの辛く、差別を受け、思うように生きられなかった人生を綴った。その差別は妻や娘までにも及んでいることも。このことを早く知らせるべきだったと言う。この現実を知ることも、あなたの罰の一部だと言った。そして、この手紙が投じられた瞬間から、もう兄と弟ではないと言った。家族を守るため、縁を切る決断をしたと書き、更生を願って、手紙を締めくくった。

直貴は緒方宅へ向かった。

出てきたのは亡くなった緒方さんの息子・忠夫。直貴は手土産を持参するが、断られる。さらに線香も断られる。しかし、これは直貴を憎んでのことではないと言う。直貴は事件とは無関係だろうと言い、焼香してもらう理由がないからだという。そして、剛志がずっと送ってきた手紙を持ってきた。13年、徹底的に無視したが、送り続けてきたそうだ。反省の意思は分かるが、母親は帰ってこない、そして綴られる弟の近況を忌々しくも思ったと言う。忠夫は事件の終わりを受け入れる決心が付かなかったが、剛志からの先日の手紙でやっと、決心が付いた。その手紙を直貴に渡す。

そこには、自分が犯した罪で、弟やその妻、娘がどんな思いをしているのかを知り、自分を憎んだことが書かれていた。「私は手紙など書くべきではなかったのです」とあり、緒方への手紙もまた「犯人の自己満足で不快なものだったに違いありません」と。

忠夫は、これで終わりにしようと言った。

春、寺尾は北千葉刑務所に慰問コンサートに来ていた。そして、そのステージに直貴が立った。「見上げてごらん夜の星を」が流れ、歌う姿を両手を合わせて泣きながら聴く剛志。途中から、直貴は涙で歌えなくなっていた・・・。

 

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ドラマ『東野圭吾 手紙』原作ドラマネタバレ感想やあらすじまとめ

 

名作のドラマ化で注目を集めた『手紙』。もしかしたら自分もそうなる可能性のある犯罪加害者家族。そうなった時、何を感じ、どう生きるのか、難しい境遇に立たされた自分をつい想像してしまう人も少なくないのではないでしょうか。

ドラマは原作、映画と違い、SNSのシーンも登場し、リアルに感じることありましたね。

そんな、『手紙』のあらすじやネタバレを掲載していますので、ぜひご覧くださいね。

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